ゴールが少ないのは淋しい…/原ゆみこのマドリッド

2020.07.07 21:00 Tue
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「まるでお隣さんみたいになっちゃったわね」そんな風に私が首を振っていたのは月曜日、また先週末も勝って、リーガ優勝に一歩近づいたものの、再開後の7節全勝のレアル・マドリーではここ3試合、ずっと1-0が続いていることに気がついた時のことでした。いやあ、今季は特にゴール日照りに苦しんだアトレティコでしたら、最少得点で勝ち点3を挙げるという効率の良さを褒められこそすれ、決して失望されることはないんですけどね。ただ、それが伝統的にgoleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)体質のマドリーで起きるとなると話は別。

それもベンゼマ珠玉のtaconazo(タコナソ/ヒールキック)から、カセミロが決勝点を挙げたエスパニョール戦はともかく、直近2試合はセルヒオ・ラモスのPKゴールによる勝利ですからね。おかげで4得点と、再開後リーガで当人がピチチ(得点王)レースのトップに君臨、PKもここ20回、連続で成功させているのも、キッカー入れ替わり立ち替わりでその半分はゴールにならず。「El Atlético es de los equipos que más penaltis ha fallado en la historia/エル・アトレティコ・エス・デ・ロス・エキポス・ケ・マス・ペナルティス・ア・ファジャードー・エン・ラ・イストリア(アトレティコは史上、最もPKを失敗しているチームの1つ)」と認めていただけに、シメオネ監督も羨んでいるんじゃないかと思いますが、何せ最近のペナルティにはVAR(ビデオ審判)が絡みますからね。

え、でも「Si les cobran más penales es porque atacan más como el Madrid/シー・レス・コブラン・マス・ペナレス・エス・ポルケ・アタカン・マス・コモ・エル・マドリッド(PKを多く獲得するのはそれだけ多く攻めるからだ。マドリーのようにね)」(シメオネ監督)という理由付けもできるんだろうって?まあ、そうなんですが、昨今、議論になっているのはマドリーにPK与えられることではなく、逆に敵チームにはPKが認められないことで、実際、ヘタフェ戦でもオリベイラがカルバハルを倒したプレーはペナルティで、その逆はスルーされていましたからね。
これまた、似たような展開となったのが日曜のアスレティック戦で、足首の痛みでアザールが前節に続いて欠場となったため、ジダン監督はベンゼマにアセンシオとロドリゴを添えて前線を形成。別にそのせいではないんでしょうが、前半はロドリゴやベンゼマのヘッドが外れたぐらいで両者、無得点に終わります。そしていよいよ後半28分、マルセロがエリア内でダニ・ガルシアに倒されて得たPKにより、マドリーが待望のリードを奪ったんですが、その2分後には自陣エリア内でラウール・ガルシアをマークしていたラモスがうっかり相手の足を踏んでしまったから、さあ大変!

その時にはVAR介入がなかったため、そのまま0-1で敗戦となったアスレティクサイドからは、「Raúl nos ha dicho que le han pisado/ラウール・ノス・ア・ディッチョー・ケ・レ・アン・ピサードー(ラウールはボクらに踏まれたと言ってたよ)。違いはマドリーの時は見直しがあって、ウチにはなかったってことさ」とピッチインタビューで怒っていたムニアインを始め、ウィリアムスなどもツィッターで抗議することに。どうやらジャッジの決め手はラモスが後ろにいたラウール・ガルシアに気づかず、踏んだように見えたことのようですが、ラッキーと言えばラッキーですよねえ。
まあ、この日はカルバハルと共にラモスも5枚目となるイエローカードを受けたため、次戦金曜午後10時(日本時間翌午前5時)からのアラベス戦には累積警告で出場停止となるんですが、となるとちょっと気になるのは、「PK時には最大の緊張感があって、自分が一番居心地良く感じる瞬間なんだ。Creo que soy el idóneo para asumir esa responsabilidad/クレオ・ケ・ソイ・エル・イドネオ・パラ・アスミル・エサ・レスポンサビリダッド(この責任を引き受けるのにボクは最適だと思うよ)」と試合後、悦に入って話していたラモスの代わりにPKキッカーをやるのは誰なのか。順当に行けばベンゼマでしょうが、ベイルやその日は個人的事情でベンチ入りを免除してもらったハメス・ロドリゲスなどにはもうチャンスはないんでしょうかね。

そして日曜は、金曜に一足早く、マジョルカ戦で3-0と快勝したアトレティコを除いて、その他マドリッド勢の連チャンで、午後5時からの枠では弟分のレガネスがエスパニョールと最下位決戦。お日様がカンカン照って暑い時間ですし、場所もバルセロナのRCDEスタジアムだったため、選手たちの体調が心配だったんですが、まあ、そうでなくても不調のチーム同士、なかなか点が入らないのは当たり前のことだったかと。エスパニョールサイドはエースのラウール・デ・トマスが途中、ほてってダウンしていたのも影響したんでしょうが、そんな中、後半8分、エリア内でボールを受けた左SBのジョナタン・シウバがレガネスの先制点を決めてくれたから、ビックリしたの何のって。

その1点のおかげでリーガ再開後、ようやく彼らは初勝利を挙げられたんですが、だからって奇跡の降格回避を望めるかといったら、それはまた別の話。いえ、その時点でバルサに勝ち点差7つけていた兄貴分が、「No voy a hablar de media Liga/ノー・ボイ・ア・アブラル・デ・メディ・リーガ(半分はリーガ優勝したようなものなんて言うつもりはない)」(ジダン監督)と用心深くしていたのは実際、夜の試合で2位チームがビジャレアルに1-4と圧勝し、また4差に戻ってしまったため、当然と言えば当然だったんですけどね。

逆にレガネスと、残留ゾーンに並ぶアラベス、セルタ、エイバルとの7差は動かなかったものの、このエスパニョール戦後にはアギーレ監督から、不可解な告発があったんですよ。ええ、3試合前のグラナダ戦で負傷したカリージョと代わり、前半20分ぐらいプレーしただけで、筋肉痛がケガに繋がるのを避けて、後半はベンチに戻ったオスカルのことなんですが、監督によると、もう今季はプレーしないのだとか。それも3度検査を受けたところ、最初は何もなかったにも関わらず、いつの間にか肉離れが3つも見つかったとか、近親の誰かから何か言われたのかもしれないとか、事情も怪しげなんですが、とにかくもうアテにはできないって、いや、今のチーム、オスカル以外、ゴールを挙げられる選手って、いるんですかあ?

更にカリージョ、オメルオは今季絶望、ルーベン・ペレスもエスパニョール戦で捻挫となると、この木曜、月曜にセビージャに負け、距離が開かなかったエイバルとのブタルケ決戦も大事ですが、その後の相手がバレンシア、アスレティック、そしてマドリーですからね。もちろん今週はまず火曜午後10時から、アトレティコがバライドスでセルタ戦。ジョアン・フェリックスが足首の負傷でお休み、ジエゴ・コスタも出場停止という、ちょっと攻撃力が落ちる状況ではありますが、再開後、7試合5勝2分けという、3位にふさわしい貫禄を示し、4位セビージャとの勝ち点差2の死守共々、弟分のヘルプに尽力するのは確実。マドリーだって、アシエル・ガリターノ監督を解任し、ムニス監督が招聘されたアラベスを全力で叩きにいくはずですが、とにかくレガネス自身が頑張ってくれないことにはどうしようもありませんって。

そしてマドリー勢、日曜最後の試合となったのはヘタフェで、いやあ、エル・サダルではゴールを1本も見ることができず。スコアレスドローというのは、すでに残留確定したオサスナにとっては良かったんですが、CL出場圏の4位届きたい弟分にはかなり痛い結果だったかと。そのせいか、とうとうボルダラス監督など、「No sé por qué habláis de Champions, no es el objetivo/ノー・セ・ポル・ケ・アブライス・デ・チャンピオンズ、ノー・エス・エル・オブヘティボ(どうしてCLの話をするのかわからない。ウチの目標ではないのに)」と開き直ってしまったんですが、でもねえ。

確かにリーガ再開後のヘタフェは調子を落とし、5試合目でやっと初勝利を挙げたぐらいだったんですが、その相手はレアル・ソシエダ。この水曜にも1つ上の5位でEL出場権を争っているビジャレアルと直接対決できますしね。「El Getafe está peleando por Europa, después de estar jugando Europa League, es algo increíble/エル・ヘタフェ・エスタ・ペレアンドー・ポル・エウロッパ、デスプエス・デ・エスタル・フガンドー・エウロッパ・リーグ、エス・アルゴ・インクレイブレ(ヘタフェはヨーロッパの大会への出場を争っている。しかも今季のELに出た後となれば、信じがたいことだ)」と監督も言う通り、勝ち点差が7と開いた4位の座は諦めても、まずはEL参加リピートを確定させることが肝心。それと並行して、8月に16強対決インテル戦から再開される今季ELで優勝すれば、CLに出場できることを頭に置いておいくのも悪くはないんじゃないでしょうか。

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style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 躍進ラ・レアルのベストプレーヤー。マジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェとレアル・マドリーからの武者修行先ではチームスタイルや指揮官との相性に加え、フィジカル面の未熟さもあって完全な主力にはなり切れず。それでも、昨夏完全移籍したソシエダでは個人としてのパフォーマンス向上はさることながら、ようやく自身の特長を生かせる指揮官、チームメイトと巡り合えた。2トップの一角や右ウイングを主戦場に35試合出場でキャリアハイの9ゴールを記録し、巧い選手から怖い選手に変貌。アシスト数は「4」にとどまったものの、味方が着実に決定機を決めていれば、その数字は少なくとも倍にはなっていたはずだ。卓越したテクニックに加え、スピードとパワーの向上で個での局面打開の場面が増え、シルバを中心に周囲とのコンビプレーも強力で対峙する守備者にとっては抑え込むのが難しい一線級のアタッカーに成長。また、右ウイングが主戦場となったシーズン終盤戦では守備面の貢献度の高さも際立っていた。 MF マルティン・スビメンディ(24歳/レアル・ソシエダ) 出場試合数:36(先発:35)/得点数:1 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230613_101_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 躍進ラ・レアルの要。一昨季の主力定着以降、安定したパフォーマンスを継続し、国内屈指のピボーテに成長した。バルセロナがブスケッツの後継者、クラブOBでもあるアルテタ率いるアーセナルも関心を示す逸材は、シーズンを通して躍動。守備では強度の高い対人守備、カバー範囲の広さを生かしてフィルター役を完遂。攻撃では巧みなポジショニングと視野の広さを武器にボールの循環の基準点として機能した。メリーノやブライス・メンデスが一時パフォーマンスを落としていた中、久保と共に安定したパフォーマンスで4位チームを支え続けた。来季も愛するクラブに残り、イジャラメンディの背番号4を継承する見込みだ。 MF アントワーヌ・グリーズマン(32歳/アトレティコ・マドリー) 出場試合数:38(先発:31)/得点数:15 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230613_101_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季の最優秀フィールドプレーヤー。得点ランキング4位タイの15ゴールに、最多アシストとなる16アシストを記録し、今季のラ・リーガで最も多くのゴールに関与した。シーズン序盤戦では保有元のバルセロナの契約条項の影響で30分以内限定の起用を強いられたが、クラブ間の交渉がまとまってフル稼働が可能となって以降は不振のチームを攻守に牽引。とりわけ、後半戦ではフランス代表での役割に近いトップ下でフリーロールを与えられると、卓越した戦術眼とテクニック、献身性を遺憾なく発揮し、驚異的なパフォーマンスを披露し続けた。 MF フレンキー・デ・ヨング(26歳/バルセロナ) 出場試合数:33(先発:29)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230613_101_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 開幕前の不当な扱いを乗り越えて優勝の立役者に。自身に何ら非はなかったものの、深刻な財政問題を抱えるクラブ事情でマンチェスター・ユナイテッドへの移籍を迫られる難しい状況でシーズンをスタート。しかし、開幕からガビやペドリと共にチャビ監督が求めるアグレッシブなスタイルをピッチ上で体現する担い手となり、攻守に八面六臂の活躍を披露。出場試合での存在感ではペドリをより評価する声もあるが、前述のクラブでの扱いや守備時のブスケッツのサポートなど多くのタスクをこなした点を評価した。 FW ヴィニシウス・ジュニオール(22歳/レアル・マドリー) 出場試合数:33(先発:32)/得点数:10 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230613_101_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 更なる進化を遂げたエル・ブランコの若きエース。今季記録した10ゴール9アシストは、昨季の17ゴール13アシストをいずれも下回るものになったが、ドリブル成功率や被ファウル、チャンスクリエイトといったスタッツはやはり驚異的だった。今季はベンゼマの不調に加え、常にダブルチームに近い形での徹底マークに遭っており、その中で残した前述の数字は価値があるものだ。背番号7への変更が発表された来季は頼れる相棒ベンゼマの退団によって、正真正銘のマドリーのエースとしての更なる活躍が求められる。 FW ロベルト・レヴァンドフスキ(34歳/バルセロナ) 出場試合数:34(先発:33)/得点数:23 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230613_101_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 初挑戦のラ・リーガでいきなりのピチーチ獲得。昨夏、新生バルセロナの目玉補強としてバイエルンから鳴り物入りでの加入となったポーランド代表FW。これまで多くの超一流ストライカーが適応に苦しんだバルセロナだけに一抹の不安もあったが、第2節のソシエダ戦でドブレーテを達成すると、そこからは6試合連続を含めゴールを量産。さすがの存在感でブラウグラナの攻撃をけん引した。中断前後はW杯の疲労や3試合のサスペンションの影響でパフォーマンスを落としたが、終盤戦で再びギアを上げ直した。守備の貢献度や運動量に関してはチームメイトから冗談交じりで注文も付けられたが、さすがの決定力に加えて7アシストと確度の高いポストワークでも存在感を示した。 2023.06.14 18:01 Wed

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