ユナイテッド優勝に貢献も選択を間違った若き才能…マケダがキャリアのミスを明かす「サー・アレックスは正しかった」

2021.04.06 22:00 Tue
Getty Images
瞬間的にスターダムにのし上がったものの、その後の選択を誤り、伸び悩んだ結果、期待に応えられなくなった選手は数多くいる。若くしてその才能に注目されるも、若さ故に道を誤り、才能を発揮できずにキャリアを台無しにする選手は多いなか、また1人が過去を悔やむ発言をした。

その選手はイタリア人FWフェデリコ・マケダ。現在はパナシナイコスに所属する29歳のストライカーだ。
世代別のイタリア代表歴もあるマケダは、ラツィオのユースからマンチェスター・ユナイテッドの下部組織に加入。2009年1月にファーストチームに昇格した。

サー・アレックス・ファーガソン監督に見初められた才能を持つマケダは、インパクトがすごかった。
プレミアリーグデビュー戦ではアストン・ビラ相手に2-2で迎えた後半アディショナルタイムに決勝ゴールを記録。デビュー戦でチームを勝利に導いたことで大きな注目を集めた。

続くサンダーランド戦でも1-1のなかで登場すると、出場から1分でゴールを記録。チームも1-2で勝利し、2試合連続で決勝ゴールを記録し、一躍ヒーローとなった。そのシーズンはリバプールを優勝争いをしていたこともあり、一気に株を上げチームも優勝を果たす。

しかし、名門クラブでポジションを掴むのはそんなに簡単ではなかった。翌シーズンはシーズン終盤までメンバー外が続くと翌シーズン途中にはサンプドリアへとレンタル移籍。そこからはレンタル移籍の連続となる。

サンプドリアの他、QPR、シュツットガルト、ドンカスター・ローバーズ、バーミンガム・シティへとレンタルを繰り返すと、2014年7月についに退団。カーディフへと移籍すると、ノッティンガム・フォレスト、ノヴァーラを経て、2018年9月からパナシナイコスでプレーしている。

そのマケダは、イタリア『Cronache di Spogliatoio』のインタビューに応え、自身のキャリアを振り返り、サンプドリアへのレンタル移籍を押し通した自分の決断が間違っていたとコメント。ファーガソン監督の引き留めに応じなかったことを悔やんだ。

「僕はユナイテッドで6カ月間過ごした。そしてファーガソンはイタリアに行かないように言った」

「彼は僕にイギリスでレンタル移籍をするようにアドバイスした。そうすれば彼は僕をチェックすることができた。僕はそれを軽く受け止めてしまったんだ。『僕は今ローンに出る。僕の価値を証明して、ここに戻る』ってね」

「僕は家に帰ることを選び、自分の国に戻り、サンプドリアとサインした。僕は他の行き先を拒否したんだ」

「その後、(ジャンパオロ・)パッツィーニが売却され、すべての期待が僕に降りかかった。ユナイテッドから来た子供だ。でも、僕は責任について何かを理解していたかな?」

「僕は19歳の選手がクラブを救うのを見たことがない。選択は間違っていた。サー・アレックスは正しかったんだ」

名将のいうことを聞かず、母国へのレンタル移籍を貫き通したマケダ。その後、マケダの名を聞くことはほとんどなくなり、ユナイテッドでのキャリアを取り戻すことはなかった。

なお、パナシナイコスでは公式戦90試合に出場し35ゴール9アシストを記録。今シーズンはギリシャ・スーパーリーグで21試合に出場し5ゴール1アシストを記録していた。

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