リールがメキシコの逸材MF獲得を発表! 昨年のU-17W杯でブロンズボール獲得

2020.08.01 22:04 Sat
Getty Images
リールは1日、パチューカからメキシコ人MFエウジェニオ・ピッツート(18)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間などに関する詳細は明かされていない。

メキシコ代表の将来を担う逸材MFは、リール加入に際して新天地での目標を語っている。

「リールでの目標は、まずスタメンの座を勝ち取ることだね。そして、トロフィーを獲得し、チャンピオンズリーグでもプレーしたいと思っているよ」
メキシコ生まれもニュージーランドのウェリントン・フェニックスの下部組織でプレーしていたピッツートだが、国際サッカー連盟(FIFA)が定める未成年の海外移籍のルールに引っかかり、トップチーム登録が不可能となった影響から2018年に母国のパチューカのユースチームに加入。

高精度の左足のキックを生かした長短交えたパス、縦への推進力に長けたセントラルMFは、昨年にブラジルで行われたFIFA U-17ワールドカップでU-17メキシコ代表をキャプテンとして準優勝に導く活躍を披露。さらに、個人としても大会優秀選手に与えられるブロンズボールを獲得し、一躍ヨーロッパ各国のスカウトの注目を集めた。
そして、今年1月にはパチューカでのトップチームデビューも飾っていたが、試合中に受けた危険なタックルによって腓骨骨折の重傷を負う悲劇に見舞われていた。それでも、その才能を高く評価するリールは今夏のタイミングでの獲得を決断した。

なお、イタリアのパスポートを持つピッツートは、非EU圏外選手の登録枠を使用することなく登録が可能だ。

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