ユーベ通算「100」試合目のディバラが背番号「10」にふさわしい大活躍【ハットトリック・ヒーローズ】

2020.09.13 09:00 Sun
Getty Images
サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。

今回は、ユベントスに所属するアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラが決めたハットトリックだ。
◆ユーベ通算100試合目のディバラが背番号「10」にふさわしい大活躍

2015年にパレルモから加入し、公式戦通算223試合95得点37アシストを誇るディバラは2017-18シーズンから背番号「10」を継承。第2節のジェノア戦でハットトリックを決めるなど、開幕からゴールを量産していた。

2017年9月17日に行われたセリエA第4節のサッスオーロ戦でもその勢いは止まらず、再びのハットトリックを達成している。
16分、左サイドのFWマリオ・マンジュキッチがペナルティアーク付近にグラウンダーの横パスを入れると、走り込んだディバラが見事な左足ダイレクトシュートをゴール右隅の絶妙なコースに突き刺した。

迎えた後半も集中した入りを見せたユベントスは49分、再びディバラが魅せる。右サイド深くでボールを持ったMFファン・クアドラードからマイナス気味の斜めのパスを受けると、ボックス中央右でDF2枚を前にしながらも意表を突いた左足のトゥーキックでニアサイドを破り、ドッピエッタを達成した。

その後、1点を奪われたユベントスだが、躍動するディバラが止まらない。62分にはボックス手前中央の好位置で自らFKを獲得すると、壁の上を越える絶妙な直接FKをゴール右隅に突き刺し、シーズン2度目のトリプレッタを達成してみせた。

なお、この試合がユベントスでの通算100試合目となったディバラは、この試合の1ゴール目で通算50得点も達成。自身のメモリアルゴールに大活躍で華を添えていた。

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大敗を喫したユベントスに対しては、その将来性に疑問の声も挙がっている。 今シーズン、期待の若手指揮官であるチアゴ・モッタ監督を招へいしてシーズンに臨んだユベントス。しかし、ここまでは満足いく成績を残せておらず、セリエAでは4位、チャンピオンズリーグ(CL)はPSVに敗れてプレーオフ敗退となった。 先週末に行われたセリエA第28節では、アタランタと上位争いの直接対決となったが、ホームで成す術なく0-4の完敗。この敗北で3位以上との差が大きく広がっただけでなく、5位ラツィオや6位ボローニャに肉薄される状況となっている。 この試合後、イタリア『スカイ・スポーツ』でジャンカルロ・マロッキ氏もクラブの問題点を指摘。来シーズンに向けても不安を抱えている状態だと憂慮している。 「問題は、3月になってもまだこのユベントスをどう評価していいかわからないことだ。一貫して好成績を収めている選手は一人もおらず、来シーズンに向けての確実な基盤がない」 「彼らは常に変化し、序列をリセットしている。だが、これはフットボールにおいて間違ったやり方だろう。すべての選手がフラットな立場だというのは間違いだ」 「結果に確実性がないのは仕方ないが、問題は再出発する場所がないことだ。信頼できる選手が6人か7人はいるべきだが、リーグ戦の順位以外には何もないような状態となっている」 2025.03.11 10:55 Tue
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ファン殺到…元イタリア代表GKブッフォン氏の17歳長男がU-18チェコ代表入り 練習試合でデビューも異例の注目度に困惑して集中できず?

“ブッフォン”がチェコ代表のユニフォームに袖を通す時代となった。 “ブッフォン”といえば、問答無用でジャンルイジ・ブッフォン氏(47)。イタリア代表の守護神として2006年ドイツW杯を制した、21世紀初頭を代表する世界的ゴールキーパーだ。 また、親族のロレンツォ・ブッフォン氏(95)も20世紀にイタリア代表として活躍したGKで、こちらは1962年チリW杯に出場。まさに“イタリアサッカーにブッフォンあり”だった。 ただ、ジャンルイジ・ブッフォン氏とチェコ人モデルの元妻との間に生まれた長男、ルイ・トーマス・ブッフォン(17)がこのたび、U-18チェコ代表の一員としてデビューを飾った。 長男ルイは2007年生まれの17歳で、セリエB・ピサのU-19チームに所属。両ワイドを主戦場とするFWで、24-25シーズンはU-19のリーグ戦で19試合6得点をマークする。2月17日にはトップチームで初のベンチ入りも経験した。 初の代表キャリアで、母親の国を選んだルイ。 1日、U-18チェコ代表としてチェコ国内でのトレーニングマッチに先発出場すると、チェコ3部クラブのリザーブチームとの単なる練習試合にも関わらず、大変多くの観客とメディアが詰めかけたという。興味を引いたのは間違いなく「チェコ代表のブッフォン」である。 そんななかでルイは前半、2つの決定機を外したといい、ハーフタイムで交代。 チーム関係者によると、どうやらルイは奇妙なほどの注目度に数日前から困惑。試合後は詰めかけたファンからサインや写真撮影を大量に求められ、最初は応じるもしばらくして拒否するように。チェコメディアによるインタビューを制止した関係者は「過剰な注目に遭い、ルイは集中できていない」と語ったそうだ。 なお、父ジャンルイジ氏は長男ルイについて先日、「将来もしA代表に入る実力がつけば、その時はイタリアで」という旨を発言。それ故に注目度が高まったという背景もあり、イタリアとチェコの間で火花が。傍から眺めるスペイン紙『Relevo』は「イタリアとチェコが外交問題を抱えたようだ」とも揶揄う。 こういった事情があるため、何はともあれ若いサッカー選手を守るという観点から、チェコサッカー連盟は代表活動中のルイに対する取材を一切受け付けていないとのこと。 なお、ルイのU-18チェコ代表入りには、父の盟友である元チェコ代表MFパベル・ネドベド氏も関与。ユベントスのレジェンドは、幼少期から知るルイのチェコ滞在時に身辺をサポートしている模様だという。 <span class="paragraph-title">【写真】ルイ・ブッフォン17歳</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="it" dir="ltr">Domani andrà in panchina nel <a href="https://twitter.com/hashtag/Pisa?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Pisa</a> per la prima volta in <a href="https://twitter.com/hashtag/SerieB?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#SerieB</a> l’attaccante Louis Thomas <a href="https://twitter.com/hashtag/Buffon?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Buffon</a>, primogenito della leggenda Gigi Buffon. Da papà però non ha preso affatto la vocazione per la porta. Anzi, gli piace fare gol. Talento classe 2007 ne sentiremo parlare… <a href="https://t.co/PPCGvyTf4V">pic.twitter.com/PPCGvyTf4V</a></p>&mdash; Nicolò Schira (@NicoSchira) <a href="https://twitter.com/NicoSchira/status/1890895922315284959?ref_src=twsrc%5Etfw">February 15, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.03.02 19:46 Sun
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【セリエA第28節プレビュー】4位ユベントスと3位アタランタによるシックスポインター

前節はスクデットを懸けたナポリvsインテルの首位攻防戦が行われ、1-1のドロー決着となりインテルが首位をキープした。そしてミランがラツィオに敗れて9位に転落し、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いから大きく後退している。迎える第28節、4位ユベントス(勝ち点52)と3位アタランタ(勝ち点55)による上位対決が行われる。 ユベントスは前節エラス・ヴェローナ戦、コッパ・イタリア敗退を受けて臨んだ中、MFケフラン・テュラムの公式戦連発弾などで2-0の勝利とし、リーグ戦5連勝とした。不甲斐ない戦いを見せたエンポリ戦から気概を見せるバウンスバックとした中、勝利すれば3位浮上となるシックスポインターを制すことはできるか。 一方、格下ヴェネツィアに前節ゴールレスドローに終わり、インテルとナポリにプレッシャーをかけられなかったアタランタ。3位死守が懸かる重要な一戦でこれまでの決定力をユベントス相手に見せ付けられるか。 ナポリに引き分けたものの、首位をキープしたインテル(勝ち点58)は最下位モンツァ(勝ち点14)と対戦する。天王山では終始守勢を強いられた中、終盤の被弾で勝ちきれなかったインテル。とはいえ、敵地での試合であることを考えれば十分な結果だったとも言える。そして水曜に行われたCLラウンド16では2トップ揃い踏みでフェイエノールトに敵地で先勝とした。左サイドに負傷者を抱える厳しい状況が続くが、フェイエノールトとの2ndレグに向けて温存しつつ勝利し、首位をキープしたい。 一方、攻勢実って終盤のMFビリングの移籍後初弾で引き分けとした2位ナポリ(勝ち点57)は7位フィオレンティーナ(勝ち点45)と対戦。5試合勝ちなし(4分け1敗)と足踏みが続くものの、インテル戦の内容は今後に弾みが付くものだった。連敗を前節3で止め、パッラディーノ監督の首が飛ばずに済んだフィオレンティーナ相手に6戦ぶりの勝利となるか。 10人のミランに競り勝って4位ユベントスを2ポイント差で追走する5位ラツィオ(勝ち点50)は月曜に10位ウディネーゼ(勝ち点39)と対戦。木曜に行われたヨーロッパリーグ(EL)のビクトリア・プルゼニ戦では9人になりながらもラストプレーの劇的弾で大きな先勝とした。勢いの付く連勝とした中、力のあるウディネーゼを退けられるか。 そのラツィオ相手に10人になりながらも一度は追いつく気概を見せた9位ミラン(勝ち点41)は16位レッチェ(勝ち点25)と対戦。3連敗と厳しい状況だが、セルジオ・コンセイソン監督は踏み止まれるか。 前節コモに逆転勝利として4連勝とした8位ローマ(勝ち点43)は18位エンポリ(勝ち点22)と対戦。ELではアスレティック・ビルバオ相手にラツィオ同様、ラストプレー弾で競り勝ち劇的先勝とした。勝ち切る試合が多くなってきた中、エンポリを退けてアスレティックとの2ndレグに向かえるか。 ウディネーゼに力負けとなった17位パルマ(勝ち点23)は11位トリノ(勝ち点34)と対戦。チームは敗れたものの、ウディネーゼ戦でも好守があり状態上向きなGK鈴木彩艶の活躍に期待だ。 ◆セリエA第28節 ▽3/7(金) 《28:45》 カリアリvsジェノア ▽3/8(土) 《23:00》 コモvsヴェネツィア パルマvsトリノ 《26:00》 レッチェvsミラン 《28:45》 インテルvsモンツァ ▽3/9(日) 《20:30》 ヴェローナvsボローニャ 《23:00》 ナポリvsフィオレンティーナ 《26:00》 エンポリvsローマ 《28:45》 ユベントスvsアタランタ ▽3/10(月) 《28:45》 ラツィオvsウディネーゼ 2025.03.07 18:00 Fri
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「信じれば可能」 ユベントスを粉砕してインテル戦に向かうガスペリーニ監督がスクデットへ野心 「夢を見るのを止めてはいけない」

アタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督が9日にアウェイで行われ、4-0で完勝したセリエA第28節ユベントス戦を振り返った。 3ポイント差で5連勝中の4位ユベントスとの上位対決に臨んだ3位アタランタ。持ち前のマンツーマン守備で流れを引き寄せると、27分にPKを獲得。これをFWマテオ・レテギが決めて先制した。 1点をリードして迎えた後半、開始50秒にMFマルテン・デ・ローンが追加点を挙げたアタランタは、ユベントスに付け入る隙を見せずに時間を進め、66分にDFダビデ・ザッパコスタがダメ押しの3点目を奪取。そして77分にはトドメの4点目をFWアデモラ・ルックマンが決め、敵地でユベントスを粉砕した。 ガスペリーニ監督は会心の勝利を喜んだ。 「これがサッカーだ。ユベントスが5連勝していたことを思い出して欲しい。多くの人にとって想像もできない結果だったが、我々は完璧なパフォーマンスを見せた。この5カ月間、週3試合をこなしていた。ようやくトレーニングと回復の時間が取れた。『普通』の2週間を過ごせ、体力、メンタル、集中力の面で全員が好調だった。前半にもっと得点できるチャンスがあったが、追加点が取れたことでユベントスの戦意を失わせ、我々は最大限に利用することができた」 この快勝で次節インテルとの決戦を3ポイント差で迎えることになった。 「人は夢を見る必要がある。夢を見るのを止めてはいけない。不可能だと周りは言うかもしれないが、十分に信じれば物事は可能になる。インテルとナポリが素晴らしいチームであることはわかっている。インテル相手に過去7連敗しているが、今回の勝利は何かの合図なのかもしれない」 また、CLクラブ・ブルージュ戦でのPK失敗に関する言動でルックマンとひと悶着あったガスペリーニ監督だが、今日の試合では交代時に抱擁を交わし、ほとぼりが冷めたようだ。 「ルックマンは以前はもっと個人主義だったが、彼がアタランタを偉大なチームにし、アタランタが彼を偉大にした。シーズンが終わる前にキャプテンになれると確信している」 2025.03.10 09:30 Mon

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