ケディラがユベントスに忠誠!「ここで多くのトロフィーを獲得したい」

2020.05.30 03:45 Sat
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ドイツ代表MFサミ・ケディラ(33)がユベントスへの忠誠を誓った。イタリア『tuttosport』が伝えている。

2015年6月ユベントスへ加入して以来、公式戦144試合に出場し21ゴール13アシストの成績を収め、守備的MFとしての地位を築き上げてきたケディラ。しかし、今シーズンは左ヒザの負傷もあり、ここまで公式戦17試合の出場にとどまっていた。

ユベントスとの契約が2021年までとなっているケディラは、インスタグラムで募集した質問に回答。その際に自身の去就について問われると、ユベントス残留を希望した。
「僕は2021年まで契約を結んでいる。イタリアもユベントスも居心地が良いんだ。僕はとても強いチームでプレーしているし、そこで勝つことを望んでいる」

「いま僕は体の調子が良く、ここで多くのトロフィーを獲得したいと思っている。だから、チームを変えたり、新たなことに挑戦しようとは思っていないよ」
ユベントス在籍5シーズン目を迎えているケディラは、これまで4度のリーグ制覇、3度のコッパ・イタリア優勝に貢献。そして、6月20日に再開が予定されている2019-20シーズンでも、2位ラツィオに1ポイント差をつけユベントスが暫定首位に立っている。

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【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.23“リッピ第2次政権”復権の王者/ユベントス[2002-2003]

1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.23</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2002-2003シーズン/ユベントス 〜リッピ第2次政権〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2002-03juventus.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:マルチェロ・リッピ(55) 獲得タイトル:セリエA 攻撃力8:★★★★★★★★☆☆ 守備力9:★★★★★★★★★☆ タレント8:★★★★★★★★☆☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層9:★★★★★★★★★☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">リッピ再招聘で復権</div> ユベントスは、1998-99シーズンの途中からリッピ監督に代わってアンチェロッティ監督が就任したものの、約2年半の間にわたってタイトルを取り切れずにいた。しかし、ラツィオとローマというローマ勢の隆盛に後塵を拝していた彼らは、リッピ第2次政権となった2001-02シーズンから復権を遂げる。 シーズン前に当時世界No.1プレーヤーのジダンをレアル・マドリーに手放したが、ラツィオからネドヴェド、パルマからブッフォンとテュラムを獲得。リッピ監督はチームマネジメントをうまく施し、最終的に逆転優勝を果たして4シーズンぶりとなるスクデットを獲得した。 迎えた2002-03シーズンは、さらにチームの組織力を高めて盤石の強さを披露。後半戦の第21節から一度も首位の座を明け渡すことなく、残り2節を残してスクデット2連覇を達成した。一方、CLでは準々決勝でバルセロナ、準決勝でレアル・マドリーを撃破。決勝では、史上初となるイタリア勢対決でミランと相まみえた。オールド・トラフォードで行われた決勝は、カルチョのチーム同士らしい徹底してリスクを冒さない鍔迫り合いの末、ゴールレスのままPK戦に突入。結局、敗れたユベントスは2連覇を逃す形となった。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">バランス重視の布陣</div> 1990年代後半に黄金期をもたらしたリッピ監督を再招聘したユベントスは、ジダンの放出を機にチームの組織力を向上させる。左サイドのネドヴェドに自由を与える4-4-2のシステムをベースに、攻守においてバランスの取れたチームを築き上げた。 ビッグクラブでのプレーに徐々に慣れていった守護神ブッフォンと右サイドバックのテュラム、フェラーラやモンテーロといったベテランセンターバックは、ゴールに鍵をかけた。さらに、ザンブロッタを左サイドバックにコンバートし、サイド攻撃に厚みを加える。攻撃力の高いザンブロッタは、左サイドのネドヴェドが中央に入ってできたスペースを無駄なく活用していった。 中盤ではタッキナルディが攻守のバランスを取り、ダービッツがハードワークを徹底。右サイドのカモラネージは、惜しみないアップダウンで攻守にわたってチームに貢献した。また、闘将のコンテもベテランらしい機の利いたプレーを見せ、重要な場面でチームを助けた。 2トップのトレゼゲとデル・ピエロは、補完性抜群のコンビネーションを発揮。特にデル・ピエロはチーム最多のゴール数を記録するだけでなく、精度の高い右足からチャンスを演出した。また、仕事人のディ・バイオも持ち前のゴールセンスで結果を残した。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">MFパベル・ネドヴェド(30)</span> チェコが生んだ攻撃センス抜群のダイナモは、ユベントスにタイトルをもたらし、名実ともにクラブのレジェンドへの仲間入りを果たした。トップ下の位置で水を得た魚ように躍動し、攻撃を牽引。ゴールとアシストという目に見える結果だけでなく、豊富な運動量を生かした献身的なプレーで高い貢献度を誇った。リーグのみならずCLでも多大な貢献を見せたが、準決勝でイエローカードを受けたことで決勝のミラン戦に出場することが叶わず、チームも敗れた。それでも、のちにネドヴェドは2003年のバロンドールを受賞。大きな名声を得た。 2019.04.14 22:00 Sun

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