【セリエA第27節プレビュー】ラツィオvsミラン、ナポリvsユーベのCL出場権争い

2024.03.01 18:00 Fri
Getty Images
前節はミランとアタランタの上位対決が行われ、ミランが優勢としながらもPKによる被弾で引き分け決着となった。そしてインテルが水曜に行われた延期分のアタランタ戦を4-0と快勝して2位ユベントスとの勝ち点差を12に広げている。迎える第27節、8位ラツィオ(勝ち点40)vs3位ミラン(勝ち点53)、9位ナポリ(勝ち点40)vs2位ユベントス(勝ち点57)によるチャンピオンズリーグ(CL)出場権争い直接対決が行われる。
PR
まずは金曜開催のラツィオvsミラン。ラツィオは前節、フィオレンティーナに1-2で逆転負け。守勢の展開ながらハーフタイム間際に先制に成功したが、後半に2失点し力尽きた。そのラツィオは翌火曜にバイエルンとのCLを控えるため、ミラン戦だけに集中しきれない状況だが、来季のCL出場権獲得のためにも負けられない一戦となる。
対するミランは前節アタランタに優勢のドロー。勝ち切りたい試合内容だったが、引き分けに終わってしまった。そのミランは翌木曜にヨーロッパリーグでスラビア・プラハとの初戦を控えるが、こちらはラツィオ戦に戦力を傾けてくる可能性が高い。3位の座を堅守し、ラツィオを蹴落としたい。

続いて日曜開催のナポリvsユベントス。ナポリは前節カリアリ相手にラストプレー被弾を浴びて低調ドロー。しかし水曜に行われた延期分のサッスオーロ戦ではFWオシムヘンがトリプレッタ、FWクワラツヘリアがドッピエッタと両主軸が大暴れした。昨季のナポリを思わせるような躍動感溢れるプレーでカルツォーナ体制初勝利を飾った中、ユベントス相手にも攻撃が通用するか、真価が問われる。

対するユベントスは前節、フロジノーネ相手にDFルガーニのラストプレー弾で劇的勝利。苦しい状況が続いていたが、5戦ぶりの勝利を手にして悪い流れを断ち切った。中盤の主軸であるMFラビオとMFマッケニーが負傷欠場するのは痛いが、新戦力のMFアルカラスは能力の高さを早くも示しておりスタメン起用でどれだけできるのか注目される。また、ここ7戦で9発と絶好調を維持するヴラホビッチにも引き続き期待が懸かる。
4戦連続4ゴールと無双状態の首位インテル(勝ち点69)は、月曜に12位ジェノア(勝ち点33)と対戦。インテルは前節レッチェ戦をターンオーバーしつう快勝し、水曜に行われたアタランタ戦を主力を投入して4-0と圧勝した。もはや止められる相手が居ない状況の中、5戦連続4ゴールを達成できるかに注目だ。

前節トリノ戦ではDFスモーリングが復帰し、デ・ロッシ体制では初となる3バックでスタートした6位ローマ(勝ち点44)は、11位モンツァ(勝ち点36)と対戦。トリノ戦ではFWディバラのトリプレッタで勝利したローマ。デ・ロッシ体制となって良い流れが続く中、曲者モンツァも退けて5位にまで与えられることが濃厚なCL圏内浮上となるか。

◆セリエA第27節
▽3/1(金)
《28:45》
ラツィオvsミラン

▽3/2(土)
《23:00》
ウディネーゼvsサレルニターナ
《26:00》
モンツァvsローマ
《28:45》
トリノvsフィオレンティーナ

▽3/3(日)
《20:30》
ヴェローナvsサッスオーロ
《23:00》
フロジノーネvsレッチェ
エンポリvsカリアリ
《26:00》
アタランタvsボローニャ
《28:45》
ナポリvsユベントス

▽3/4(月)
《28:45》
インテルvsジェノア

PR
関連ニュース

鎌田大地がラツィオ残留濃厚…新契約巡って口頭合意、締結目前

日本代表MF鎌田大地(27)の去就はラツィオ残留で決着しそうだ。 今季からラツィオでセリエA挑戦の鎌田。マウリツィオ・サッリ監督のもとではなかなか輝き切れずだったが、イゴール・トゥドール監督が指揮するようになってから出番を増やし、リーグ戦では最終的に29試合2得点2アシストの数字を残した。 最近ではクリスタル・パレスからの誘いも取り沙汰され、1年契約に付く延長オプションの行使有無がより注目される鎌田だが、移籍市場に精通する記者のファブリツィオ・ロマーノ氏いわく、ラツィオと新契約を巡って口頭合意に達したという。 また、締結目前とのことで、「カマダはクリスタル・パレスからのオファーがあるが、トゥドール監督のもと、ラツィオで続けるのを満足している」とし、ラツィオが鎌田のサイン待ちと記した。 鎌田からすると、クリスタル・パレスもフランクフルト時代の恩師であるオリバー・グラスナー監督が率いるとあって、良い話ではありそうだが、来季もラツィオでとなるようだ。 2024.05.29 17:45 Wed

鎌田大地の残留臨むラツィオ指揮官、来季の起用プラン明かす「最終ラインの前の方が…」

ラツィオのイゴール・トゥドール監督が日本代表MF鎌田大地(27)の今後について語った。イタリア『La Lazio Siamo Noi』が伝えた。 ラツィオとの契約満了が迫り、今後の去就に注目が集まる鎌田。3月にやってきて以降、この27歳を積極的に起用しているトゥドール監督は、26日に行われたセリエA最終節のサッスオーロ戦前の会見で「彼は残留を望んでいる」「契約更新に努めることになる」と語っていた。 鎌田がフル出場したそのサッスオーロ戦は1-1の引き分けに終わり、ラツィオは7位が確定。来シーズンのヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得した。 試合後の記者会見でトゥドール監督はこの結果についてコメント。「ヨーロッパリーグ出場を決められたのは良い結果だし、我々はそれに値する。(就任してから)2カ月半の間、今日の勝ち点で終わるような良い道を歩んできた」と満足感を示している。 一方、「ダイチに関するニュースはまだない。数日中に何か起きるかどうか見てみよう」と改めて鎌田について言及。残留が決まった場合の来シーズンの起用ブランも明かし、[3-4-2-1]のシャドーかボランチかで言えば、ボランチ起用が優先と考えているようだ。 「カマダは攻撃的な位置よりも最終ラインの前の方が良いと私は思う。しかし、(ゴールも決めた)インテル戦のように前線で起用しても良い試合もある。彼は最終ラインの前でプレーする重要な資質を持っている」 フランクフルト時代の恩師であるオリバー・グラスナー監督が指揮するプレミアリーグのクリスタル・パレスも狙っているという鎌田。決断に注目が集まっている。 2024.05.27 10:38 Mon

鎌田フル出場のラツィオ、7位フィニッシュでEL出場権獲得【セリエA】

ラツィオは26日、セリエA最終節でサッスオーロをホームに迎え、1-1で引き分けた。ラツィオのMF鎌田大地はフル出場している。 直前の試合でアタランタが勝利して4位に浮上したため、ヨーロッパリーグ(EL)出場圏内が現状では7位まで(フィオレンティーナがカンファレンスリーグ優勝で8位もEL出場)となった。ラツィオは引き分け以上で7位フィニッシュとなる中、鎌田が[3-4-2-1]の2シャドーの一角で先発となった。 降格が決まっている19位サッスオーロに対し、開始3分、ザッカーニのスルーパスに抜け出したヒサイがGKと一対一となったが、シュートはクラーニョにセーブされた。 いきなり決定機を生み出したラツィオが押し込む流れが続く中、31分には鎌田に絶好機。ボックス左に侵入したペッレグリーニのクロスに合わせた鎌田のシュートが枠に向かったが、GKのセーブに阻まれた。 ハーフタイムにかけても同様の構図で試合は推移するもゴールレスで前半を終えた。 迎えた後半も押し込むラツィオは60分に均衡を破る。ザッカーニが直接FKを決めきった。 しかし6分後に追いつかれる。鎌田が与えたFKからヴィティに押し込まれた。 終盤にかけては静かな展開で推移。1-1で試合を終えたラツィオが7位を確定させ、EL出場権を獲得している。 2024.05.27 05:41 Mon

鎌田大地はどうなる?最終節前にトゥドール監督が言及「彼は残留を望んでいる」

ラツィオのイゴール・トゥドール監督が、去就が注目される日本代表MF鎌田大地(27)について言及した。イタリア『トゥットスポルト』が伝えた。 セリエAのシーズンも今日で終了。最終節の6試合が行われ、ラツィオはサッスオーロと対戦する。 マウリツィオ・サッリ監督の下で苦戦した中、トゥドール監督が就任してからはチームは持ち直し、7位でのフィニッシュが確定している。 その中でも大きな変化があったのは鎌田。サッリ前監督の下では不遇の時間を過ごしていたが、トゥドール監督はその才能を評価し、リーグ戦では全試合先発出場。インテル戦では圧巻のミドルシュートまで決めていた。 このところ、ラツィオの話題は鎌田の去就について。1年契約の満了が迫っている状況だが、残留か退団かが大きな注目を集めている。 苦しい時期には不要という声もあった中、トゥドール監督の下で再び輝いた鎌田には残留を願う声も。本人も自身の立ち位置が変わったこともあり、残留に前向きな一方で、契約条件の変更を交渉しているという話もある。 一方で、クリスタル・パレスが鎌田に関心を寄せており、フランクフルト時代の恩師でもあるオリバー・グラスナー監督が熱心に誘っているようだ。 揺れる鎌田の去就だが、トゥドール監督は最終節を前に改めて鎌田について言及。チームに残るだろうとした。 「彼は残留を望んでいる。近日中にクラブと会い、契約更新に努めることになるだろう」 「我々はこの件ができる限り早く解決されることを望んでいる」 2024.05.26 22:55 Sun

「何の疑いもなかった…」ラツィオの監督辞任のサッリ氏が冷遇した鎌田大地を語る…フランスの英雄とも比較し「最初に苦労するのは問題ではない」

今シーズン途中までラツィオを指揮していたマウリツィオ・サッリ氏。チームの不振を受けて辞任すると、後を引き継いだイゴール・トゥドール監督がチームを復活させた。 そのサッリ監督の下で不遇の時間を過ごしたのが日本代表MF鎌田大地。シーズン当初はスタメンで起用され、ゴールも記録していたが、徐々に出番を失うと、サッリ監督に干される状況となった。 しかし、トゥドール監督の下で復活。セリエAで8試合連続で先発起用されると、第37節のインテル戦では圧巻のミドルシュートでゴールを記録していた。 そんな中、サッリ氏がイタリア『Sportitalia』で辞任後初となるロングインタビューに応じ、鎌田について言及した。 「ご存じのとおり、ミシェル・プラティニはイタリアに到着した時、5カ月間苦しんだ。たとえすでにヨーロッパにいたとしてもだ。日本人の選手が最初に苦労するのは問題ではない」 「トレーニング中の鎌田は、彼が良いレベルの選手であることを示していた。私は彼の優れた技術面でのクオリティに何の疑いもなかったが、私がそこにいた数カ月間は、彼は苦戦していた」 まさかの鎌田の資質を認めていたという発言。さらに、初めてイタリアに来た鎌田が苦戦することも織り込み済みだったと言いながらも、徐々に出番を減らし、チャンスを与えなかった。 鎌田の調子が上がってくれれば良かったとも言いたげなコメントだが、実際にトゥドール監督が起用し出してからは輝きを取り戻し、24日に発表された日本代表メンバーにも復帰。サッリ氏は、判断を間違えてしまったというところだろうか。 <span class="paragraph-title">【動画】鬱憤晴らした鎌田大地、圧巻の左足ミドルで34試合ぶりゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="nySBCIBANyc";var video_start = 65;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.25 08:15 Sat
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly