W杯最終予選の理想的組合わせ/六川亨の日本サッカー見聞録
2024.06.21 18:30 Fri
FIFAは昨日20日、北中米W杯アジア最終予選の組合せのポット分けを発表した。予選はFIFAランクの上位3チームずつを同じポットに分けて3チームによる6グループを作成。3つのグループの2位までが自動的にW杯の出場権を獲得する。
ポット2:オーストラリア(23)、カタール(35)、イラク(55)
ポット3:サウジアラビア(56)、ウズベキスタン(62)、ヨルダン(68)
ポット5:中国(88)、パレスチナ(95)、キルギス(101)
ポット6:北朝鮮(110)、インドネシア(134)、クウェート(137)
日本がW杯最終予選で韓国と対戦したのは、東西アジアの予選を勝ち抜いた国がセントラル方式で戦った94年アメリカW杯予選と、2グループに分かれて戦った98年フランスW杯予選が最後だった。その後はFIFAランクによるグループ分けで別グループとなり、イランと最終予選で戦ったのも06年ドイツW杯が最後である。
ここで気になるのは、27日の抽選会でどの国と戦うことになるかということ。各ポットから過去の対戦相手を調べてみると、ポット2ではオーストラリアと3大会連続して最終予選で戦っている。この“相性の良さ”は偶然なのだろうか。さらに今年1月のアジアカップで苦杯を喫したイラクとはロシアW杯とブラジルW杯の最終予選で同居している。カタールとは南アW杯予選での対戦だけなので、やはりオーストラリアかイラクと同じグループになるのだろうか。
第3ポットでは、サウジアラビアとはカタールとロシアの直近2大会のW杯予選で同じグループで戦い、前回大会は初戦で敗れたことも記憶に新しいだろう。ヨルダンとはブラジルW杯の最終予選で対戦し、アウェーで0-1と敗れた。2次予選ではサウジアラビアを得失点差で上回って1位通過。今年のアジアカップでもFWアルマタリを擁して決勝に進出しただけに、侮れない存在である。ウズベキスタンとはフランスW杯と南アW杯以来となる対戦だが、近年はアンダー世代の強化に力を入れているだけに、不気味な存在と言っていい。
こうしてみると、ポット1から3までは実力的にほとんど差がないと言っても過言ではないだろう。いずれも気の抜けない相手ばかりだ。
ポット4ではオマーンとカタールW杯とブラジルW杯の予選で2回対戦しているし、UAEとはロシアWとフランスW杯の予選で対戦した。バーレーンとは南アW杯予選の1回だけだ。3か国とも中東だけに、アウェーの試合の開催時期、暑熱対策が重要なポイントになる。
ポット5で対戦があるのは前回カタール大会の中国だけ。同じくポット6も最終予選ではドイツWで戦った北朝鮮だけである。
こうした過去の対戦から、日本にとって望ましい組合せはポット2が手の内が分かっているオーストラリア、ポット3がサウジアラビアといったところ。ポット4は身体能力の高いバーレーンよりはUAEの方が相性もいいかもしれない。
ポット5と6は、地理的な兼ね合いから中国と北朝鮮になる可能性もあるだろう。そこには政治的な配慮が働くこともありえる。その予想の結果、
日本、オーストラリア、サウジアラビア、UAE、中国、北朝鮮という組合せになる。これなら、そう悪い組合せでもないのではないか。北朝鮮とのアウェーゲームが開催可能かどうか不透明だが、少なくとも自国でのホームゲーム開催に不安のつきまとう中東のイラク、ヨルダン、バーレーン、パレスチナ、クウェートは避けたいものである。果たして27日の抽選の結果はどうなるか。取材、応援のスケジュールに頭を痛めるのもW杯予選の楽しみではないだろうか。
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日本はFIFAランクでアジア最上位の17位。これに続くのが20位のイランと22位の韓国で以下のポット分けは次の通りだ(内はFIFAランク)。ポット1:日本(17)、イラン(20)、韓国(22) ポット3:サウジアラビア(56)、ウズベキスタン(62)、ヨルダン(68)
ポット4:UAE(69)、オマーン(76)、バーレーン(81)
ポット5:中国(88)、パレスチナ(95)、キルギス(101)
ポット6:北朝鮮(110)、インドネシア(134)、クウェート(137)
日本がW杯最終予選で韓国と対戦したのは、東西アジアの予選を勝ち抜いた国がセントラル方式で戦った94年アメリカW杯予選と、2グループに分かれて戦った98年フランスW杯予選が最後だった。その後はFIFAランクによるグループ分けで別グループとなり、イランと最終予選で戦ったのも06年ドイツW杯が最後である。
ここで気になるのは、27日の抽選会でどの国と戦うことになるかということ。各ポットから過去の対戦相手を調べてみると、ポット2ではオーストラリアと3大会連続して最終予選で戦っている。この“相性の良さ”は偶然なのだろうか。さらに今年1月のアジアカップで苦杯を喫したイラクとはロシアW杯とブラジルW杯の最終予選で同居している。カタールとは南アW杯予選での対戦だけなので、やはりオーストラリアかイラクと同じグループになるのだろうか。
第3ポットでは、サウジアラビアとはカタールとロシアの直近2大会のW杯予選で同じグループで戦い、前回大会は初戦で敗れたことも記憶に新しいだろう。ヨルダンとはブラジルW杯の最終予選で対戦し、アウェーで0-1と敗れた。2次予選ではサウジアラビアを得失点差で上回って1位通過。今年のアジアカップでもFWアルマタリを擁して決勝に進出しただけに、侮れない存在である。ウズベキスタンとはフランスW杯と南アW杯以来となる対戦だが、近年はアンダー世代の強化に力を入れているだけに、不気味な存在と言っていい。
こうしてみると、ポット1から3までは実力的にほとんど差がないと言っても過言ではないだろう。いずれも気の抜けない相手ばかりだ。
ポット4ではオマーンとカタールW杯とブラジルW杯の予選で2回対戦しているし、UAEとはロシアWとフランスW杯の予選で対戦した。バーレーンとは南アW杯予選の1回だけだ。3か国とも中東だけに、アウェーの試合の開催時期、暑熱対策が重要なポイントになる。
ポット5で対戦があるのは前回カタール大会の中国だけ。同じくポット6も最終予選ではドイツWで戦った北朝鮮だけである。
こうした過去の対戦から、日本にとって望ましい組合せはポット2が手の内が分かっているオーストラリア、ポット3がサウジアラビアといったところ。ポット4は身体能力の高いバーレーンよりはUAEの方が相性もいいかもしれない。
ポット5と6は、地理的な兼ね合いから中国と北朝鮮になる可能性もあるだろう。そこには政治的な配慮が働くこともありえる。その予想の結果、
日本、オーストラリア、サウジアラビア、UAE、中国、北朝鮮という組合せになる。これなら、そう悪い組合せでもないのではないか。北朝鮮とのアウェーゲームが開催可能かどうか不透明だが、少なくとも自国でのホームゲーム開催に不安のつきまとう中東のイラク、ヨルダン、バーレーン、パレスチナ、クウェートは避けたいものである。果たして27日の抽選の結果はどうなるか。取材、応援のスケジュールに頭を痛めるのもW杯予選の楽しみではないだろうか。
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W杯最終予選で思い出した奥寺さんの言葉/六川亨の日本サッカーの歩み
ご存知のように、北中米W杯のアジア最終予選で日本は中国にホームで7-0、バーレーンにアウェーで5-0と圧勝した。このアウェーのバーレーン戦、そして来月10日、アウェーのサウジアラビア戦を取材もしくは取材予定のフリーの記者・カメラマンは少なからずいた。 前回カタールW杯のアジア最終予選のように、森保ジャパンに「何か起こる」とすれば、中東勢との連戦が序盤のヤマ場になると予想したからだ。 結果は大勝での連勝に加え、グループCのライバルと目されるオーストラリアとサウジアラビアも、その試合内容からはかつて日本と接戦を演じた当時の“したたかさ”がない。このぶんでは「ジェッタ行き」を取りやめる記者・カメラマンもいるかもしれない。 そんな日本の強さは、これまでに多くのメディアが詳報してきた。簡単に言うと、“海外組”の増加による実力と経験値の向上に加え、切磋琢磨するメンタリティー。東京五輪とカタールW杯、さらには今年1~2月のアジアカップなどによるチームの一体感と勝利への高いモチベーション。そしてチャーター機によるJFAのバックアップなどだ。 これらに加え、バーレーン戦ではアジアカップの反省を生かし、中東勢が得意とする単独ドリブルでのカウンターや、サイドチェンジからのカウンターを未然に防ぐ、攻守の切り替えの速さと集団で囲い込む守備も効果的だった。 攻撃が持ち味だからといって、ボールをロストしたら追いかけて取り返さないとヨーロッパでは使ってもらえない。そんなスタンダードを久保建英、堂安律、三笘薫らは当り前のように代表戦で実践した。これはもっとクローズアップされてもいいプレーだろう。 そして、これは古い話で恐縮だが、中国戦やバーレーン戦を取材していて80年代前半の奥寺康彦さんの言葉を思い出した。 奥寺さんは日本人プロ第1号として1977年に1FCケルンに加入。その後はヘルタ・ベルリンやヴェルダー・ブレーメンなどでプレーした。そして1982年のキリンカップでブレーメンの一員として来日し、見事優勝を果たすのだが、その奥寺さんに宿泊先となっている東京プリンスホテルの喫茶室でインタビューする機会を得た。 気さくに質問に答えてくれるので、「日本代表とブンデスリーガのプロチームとの差はどこにあるのですか」と聞いたところ、次のような答が返ってきた。 「日本とブンデスリーガで、一人一人の差はそんなに大きくないだろうね。日本人だってやれると思う。しかしそれがフィールドプレーヤー10人の積み重ねになると、チームとしてとても大きな差になる。それが日本(アマチュア)とブンデスリーガ(プロ)の差なんじゃないかな」 なるほどと思ったものだ。当時の木村和司さんや金田喜稔さんは、フィジカルはともかくテクニックではヨーロッパ勢に引けを取らなかっただろう。しかし1人、2人の突出したタレントの力だけでは五輪予選やW杯予選は突破できないのが当時の日本の実力だった。 翻って森保ジャパンは、1人1人の“個のクオリティ”が高いだけでなく、互いに補完しあうことで“チームとしての総合力”を高めているような気がしてならない。それが中国やバーレーンとの試合では後半のゴールラッシュにつながったのではないだろうか。 個人的に「欠けているピース」を探すとすれば、後半ビハインドの際にパワープレー要員として投入できるストロングヘッダーだ。しかしこれは日本サッカーの長きにわたる課題でもあるだけに、そう簡単には見つからないだろう。 文・六川亨 2024.09.16 20:00 Mon5