撃ち合いは全北現代に軍配!最終節は横浜FMと首位を懸けて直接対決《ACL2022》

2022.04.29 09:43 Fri
©︎2022 AFC
28日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2022・グループH第5節のシドニーFC(オーストラリア)vs全北現代モータース(韓国)の一戦が行われ、2-3で全北現代が勝利した。

グループ最下位のシドニーと2位の全北現代の一戦。全北現代は勝たなければ、横浜FMがグループ首位で通過することが決定する。

前回対戦はゴールレスドローに終わったこのカード。試合はシドニーが積極的な入りを見せていく。
勢いを持って攻めるシドニーに対し、全北現代はパスを回してポゼッションを高めていく展開に。攻め急ぐことなく、ゆったりとした前半となる。

全北現代のペースで試合は進んでいたが、先にスコアを動かしたのはシドニー。40分、相手のクリアボールを拾ったライアン・グラントがアーリークロス。これをアダム・ル・フォンドレがピンポイントでヘッド。シドニーが先制する。
シドニーリードという意外な展開で迎えた後半だが、全北現代が反撃。まずは50分、自陣からのロングボールを上手く抜け出して受けたハン・ギョウォンがファーストタッチで相手の前に入り、最後はGKとの一対一を制して同点ゴールを奪う。

このゴールで落ち着きを取り戻すと、67分にはボックス左からのクロスを味方が繋ぎ、最後はスタニスラフ・イルチェンコが押し込んで、全北現代が逆転に成功する。

勢いに乗る全北現代は、72分にはボックス右からのクロスを、ファーサイドに飛び込んだキム・ジンスが豪快ヘッドで合わせるが、クロスバーに嫌われる。それでも79分には左サイドを仕掛けたキム・ジンスがワンツーのリターンを受けてクロス。これをグスタボがしっかりと決めて、リードを2点に広げる。

攻勢を止めない全北現代はシドニーゴールに何度となく迫るが追加点は奪えず。シドニーはアディショナルタイムにカウンターからパトリック・ヤズベクがゴールを決めるが、2-3でタイムアップ。全北現代が2位をキープし、最終節では横浜FMと首位を争い対決する。

シドニーFC 2-3 全北現代モータース
【シドニー】
アダム・ル・フォンドレ(前40)
パトリック・ヤズベク(後45+1)
【全北現代】
ハン・ギョウォン(後5)
スタニスラフ・イルチェンコ(後22)
グスタボ(後34)

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