【プレミア注目プレビュー】解任レースリードのアルテタが盤石の欧州王者相手に挑む

2021.08.22 12:00 Sun
Getty Images
プレミアリーグ第2節、アーセナルチェルシーによる“ビッグロンドン・ダービー”が、日本時間22日24:30にエミレーツ・スタジアムでキックオフされる。開幕戦で昇格組相手に苦杯を舐めたガナーズと、5年ぶりの覇権奪還に向け好スタートを切った盤石のブルーズによる、今季初のダービーだ。アルテタ監督就任2年目となった昨シーズンのリーグ戦を8位で終え、25年ぶりにヨーロッパのコンペティション出場を逃したアーセナル。その成績不振によって解任も噂された中、最終的に3年目のチャンスを与えられたスペイン人指揮官。さらに、今夏の移籍市場ではDFホワイト、GKラムズデール、MFサンビ・ロコンガ、DFヌーノ・タヴァレス、MFウーデゴールと、目立った主力の売却なしに積極補強のアシストを受けた。

しかし、先週行われた開幕戦では初昇格のブレントフォードに0-2で完敗し、歴史的なプレミアリーグ初白星を献上。新型コロナウイルスの感染の影響で主力数選手を起用できなかったエクスキューズはあるものの、プレシーズンを通じて、積み上げを感じられない低調な戦いに終始。仮に、今節のダービー、次節のマンチェスター・シティという2つのビッグマッチで連敗を喫することになれば、一躍解任レースの首位に躍り出る崖っぷちの状況だ。
一方、昨季途中に就任したトゥヘル監督の下で劇的な進化を遂げたチェルシーは、リーグ4位フィニッシュに加え、クラブ史上2度目のチャンピオンズリーグ(CL)制覇を達成。迎えた今シーズンもビジャレアルを下してUEFAスーパーカップを制すると、クリスタル・パレスとのリーグ開幕戦では3-0のスコア以上の内容の差を見せつけて白星スタートを飾った。
昨シーズンに大型補強を敢行したこともあり、ここまでの補強は新エースストライカー候補のFWルカクの獲得に留まっているが、自慢のアカデミー育ちのDFチャロバーがブレイクの雰囲気を漂わせており、残り約10日の移籍市場の動きに注視する必要はあるが、現時点でスカッドとしての完成度はヨーロッパ屈指。アーセナル同様に次節にはリーグタイトルを争うリバプールとのビッグマッチを控えており、不調のローカルライバルを叩き良い形でアンフィールドに乗り込みたい。

今夏のプレシーズンマッチを2-1で制していることもあり、下馬評ではチェルシーが圧倒的優位と見られるが、直近の公式戦ではアーセナルが3連勝を含め4戦無敗。今回の一戦ではアーセナルが相性の良さを見せるのか、あるいはチェルシーが地力の差を見せつけるのか…。
◆アーセナル◆
【3-4-3】
▽アーセナル予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:レノ
DF:ホワイト、ホールディング、パブロ・マリ
MF:ベジェリン、サンビ・ロコンガ、ジャカ、ティアニー
FW:サカ、マルティネッリ、スミス・ロウ

負傷者:GKルナルソン、DFガブリエウ、MFトーマス、ウィリアン、FWラカゼット、オーバメヤン、エンケティア
出場停止者:なし

出場停止者はいないが、労働ビザの問題でウーデゴールが起用できない。また、負傷者に関してはガブリエウとトーマス、エンケティアに加え、新型コロナウイルスに感染したルナルソン、ウィリアン、オーバメヤン、ラカゼットの出場が危ぶまれる。

ブレントフォードと開幕戦では[4-2-3-1]の布陣を採用しており、同じ布陣で臨む可能性もあるが、現状のメンバー構成を考慮して、より守備的な[3-4-3]への変更を予想。最終ラインにホールディングが入り、ティアニーは3バックの左か左ウイングバックに入ると見る。ウイングバックの人選に関してはチャンバース(セドリック)、ヌーノ・タヴァレスに出番が与えられるかもしれない。

前線は前述のメンバーの中で唯一出場の可能性を残すオーバメヤンの状態次第でスタメン起用の可能性があるが、現時点ではマルティネッリ、ペペ、スミス・ロウが最前線の代役候補だ。GKに関しては20日に新守護候補のラムズデールを獲得したが、さすがに合流間もないため引き続きレノがゴールを守ることになるはずだ。

◆チェルシー◆
【3-4-2-1】
▽チェルシー予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:メンディ
DF:チャロバー、クリステンセン、リュディガー
MF:アスピリクエタ、ジョルジーニョ、コバチッチ、マルコス・アロンソMF:マウント、ハヴァーツ
FW:ルカク

負傷者:MFプリシッチ、カンテ、ツィエク
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関しては新型コロナウイルスに感染しているプリシッチが欠場する。一方で、ケガが癒えたツィエクとカンテの2選手はトレーニング復帰を果たしており、マッチフィットネスに問題がなければメンバー入りが可能となっている。

スタメンに関しては快勝したパレス戦のメンバーをベースに、プリシッチとヴェルナーに代わって注目のルカクとハヴァーツの起用を予想。また、守備陣ではチアゴ・シウバやリース・ジェームズ、チルウェルの起用も想定される。

★注目選手
◆アーセナル:DFベン・ホワイト
Getty Images

アーセナルの注目プレーヤーはガナーズ史上最も高価なセンターバックだ。リーズで鬼才ビエルサ、ブライトンでグラハム・ポッターとタイプは異なるものの、戦術家として知られる2人の名指揮官の薫陶を受けたホワイトは、今夏の移籍市場で5000万ポンドの高額な移籍金でアーセナルに加入した。

プレシーズンマッチでは持ち味のビルドアップセンス、アスリート能力を発揮して早くも大器の片りんを見せたが、公式戦デビューとなったブレントフォード戦ではFWトニーら相手のセンターフォワード相手に空中戦、球際の弱さを露呈。ブライトンではダンク、ウェブスターというパワフルな相棒のサポートによって目立っていなかったが、2センターバックの一角でプレーする上では早急に改善すべき課題だ。

そして、今回のダービーでマッチアップが予想されるのは、世界屈指のフィジカル能力を誇るルカク。スピードの部分では十分に戦えるが、デュエルの部分で劣勢は必至。チームが3バックを採用する場合は周囲のサポートを得られるが、仮にブレントフォード戦の戦い方を継続する場合は守備者としての真価を試されることになる。また、プレスの強度、連動性の高い相手の守備に対して、持ち味である正確な配球、局面を変える持ち上がりなど、攻撃面での貢献も求められるところだ。

◆チェルシー:FWロメル・ルカク
Getty Images

チェルシーの注目プレーヤーはクラブ史上最高額の9700万ポンドで7年ぶりの古巣帰還を果たしたルカク。2011年にアンデルレヒトから加入し、2014年にエバートンに移籍するまで3年間在籍したものの、当時は若さもありトップチームでは公式戦15試合の出場でノーゴールに終わった。

その後、エバートン、マンチェスター・ユナイテッドとイングランドのライバルチームを渡り歩き、2019年に加入したインテルでは在籍2年間で公式戦95試合に出場し、64ゴールという圧巻の数字を記録。昨シーズンはリーグ年間MVPに輝き、11年ぶりのスクデット獲得に大きく貢献した。

そして、ベルギー代表、インテルで揉まれて世界屈指のストライカーの1人に成長した28歳は、今夏満を持してプレミアリーグに再挑戦。同リーグでは通算252試合出場で113ゴールを挙げてきたが、対ビッグ6などビッグマッチで活躍できないことから、一部では“雑魚専”という屈辱的なレッテルも貼られている。

前回在籍時とは異なり、新エースストライカーとして勝負強い働きが求められる中、デビュー戦となる今回のダービーでは落ち目とはいえどもビッグ6の一角を担うアーセナル相手にチェルシーのトップチームでの初ゴールを挙げたい。ちなみに、対アーセナルのリーグ通算成績は15試合2ゴール3アシストだ。

アーセナルの関連記事

先週末に行われた第36節ではリバプールvsアーセナルの頂上決戦がドローに終わったほか、ニューカッスルvsチェルシーの上位対決は前者に軍配。また、マンチェスター・シティが最下位サウサンプトン相手に痛恨のドローとなった。 最終節前となる今節は17日にFAカップ決勝のクリスタル・パレスvsマンチェスター・シティ、21日 2025.05.16 19:00 Fri
アーセナルは15日、2025-26シーズンのホームキットを発表した。 2年連続でプレミアリーグ2位のアーセナルは、今シーズンも残り2試合で2位に位置。無冠に終わったシーズンだったが、チャンピオンズリーグ(CL)では決勝進出まであと一歩のところまで勝ち上がっていた。 新シーズンもアディダスのキットを着用するア 2025.05.15 22:25 Thu
アーセナルは14日、6000人のサポーターを集めて、エミレーツ・スタジアムで公開トレーニングを実施。シーズン残り2試合に向けて、イベントを実施した。 週末のニューカッスル・ユナイテッド戦が今シーズンのホーム最終ゲームとなるアーセナル。チームはタイトルを逃した中、現在はプレミアリーグ2位確保、チャンピオンズリーグ( 2025.05.15 16:15 Thu
アーセナルとの契約が満了を迎えるガーナ代表MFトーマス・パルティ(31)だが、高額オファーを蹴ってクラブに留まる意向があるようだ。イギリス『The Standard』が伝えた。 2020年10月にアトレティコ・マドリーから加入したトーマス。ケガに苦しんだ時期もあったが、アーセナルの中盤を支える存在であり、近年は右 2025.05.14 23:10 Wed
来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権の確保のため、熾烈な最終盤を戦うアーセナル。今シーズンも無冠に終わった一方で、チームはケガに泣かされながらも一定の結果を残した。 その中でもキーマンの1人となったのがベルギー代表FWレアンドロ・トロサール(30)だが、クラブは異例の長期契約をオファーしているようだ。 2025.05.13 14:45 Tue

プレミアリーグの関連記事

リヴァプールの日本代表MF遠藤航が、チームメートたちとの仲の良さを見せた。クラブのコミュニティイベントにサプライズ訪問した時に一幕にファンたちが反応している。 "Wa-ta-ru... Endo!"@wasabi_cloud @LFCFoundation | #Ad pic.twitter.c 2025.09.30 17:18 Tue
クリスタル・パレスの日本代表MF鎌田大地が、クラブのプレイヤー・オブ・ザ・マッチに選出された。クラブ公式『X』では、リヴァプール戦のプレーまとめ動画を公開。現地のサポーターたちが称賛している。 Just over three minutes of pure Daichi Kamada content pic.tw 2025.09.30 09:58 Tue
トッテナムの日本代表DF高井幸大が、ついに新天地デビューを飾るかもしれない。期待の若手の置かれている現状について指揮官がコメントしている。 今夏の移籍市場で川崎フロンターレからトッテナムに加入した高井だったが、足底腱膜をケガした影響でアジアツアーを回避。現在はリハビリを続けており、ここまで公式戦の出場はない状況と 2025.09.20 10:31 Sat
【プレミアリーグ】ボーンマス 2-1 ブライトン(日本時間9月14日/ディーン・コート) 待望の今季リーグ戦初ゴール 右の大外 #ミンテー が上げたクロス 飛び込んできたのは左の大外 #三笘薫 代表ウィーク明け初戦で同点ゴールの大仕事プレミアリーグ第4節#ボーンマス v #ブライトンhttps://t.co/Xm 2025.09.14 06:00 Sun

アーセナルの人気記事ランキング

1

ウィリアム・サリバ、チームメイトの自慰行為が映った過去の動画が流出…FFFが調査開始

アーセナルからニースにレンタル移籍中のフランス人DFウィリアム・サリバが、ある容疑で調査対象に挙がっているようだ。フランス『RMC Sport』が伝えている。 同選手にかけれらている容疑とは、同選手の3年前に録ったある動画が最近流出してしまった件。動画には、アンダー世代のフランス代表のジャージを着て笑うサリバの姿とともに、おそらくホテルで同部屋となったチームメイトの自慰行為が一部映ってしまっていたようだ。 この動画がどのようにネット上に流出してしまったかは不明だが、場合によっては、サリバにはわいせつ物頒布や公然わいせつなどの罪が課せられる可能性がある。 『RMC Sport』によると、これを受けてフランスサッカー連盟(FFF)が調査を開始することを決定。同連盟は「連盟とサッカー全体に有害なイメージを与えるもの」として、懲戒委員会を開くようだ。 2019年夏にサンテチェンヌからの加入が内定していたサリバは、昨季はレンタルという形でサンテチェンヌで戦い、今季からアーセナルに本格合流。しかし、ミケル・アルテタ監督の下で全く出番を得られず、ベンチ入りもEFLカップ(カラバオカップ)の1試合のみ。セカンドチームでのプレーがメインという状況が続くと、今冬にニースへのレンタルを決断した。 2021.02.10 15:09 Wed
2

シティ女子最多出場、イングランド女子代表DFステフ・ホートンが今季限りで現役引退「私の人生はフットボールを中心に回っている」

マンチェスター・シティは27日、元イングランド女子代表DFステファニー・ホートン(35)が今シーズン限りで現役を引退することを発表した。 サンダーランドでトップチームキャリアをスタートさせたホートンは、リーズ・ユナイテッド(リーズ・カーネギー時代含む)を経て、2010年にアーセナルへ加入。FA女子スーパーリーグ(FAWSL)2度の優勝を含む7つのタイトルを獲得し、シティへは2014年1月に加入した。 シティの選手として初めてクラブ通算100試合出場を達成しただけでなく、リーグ史上初の150試合出場と100勝も達成。在籍中にはFA女子スーパーリーグ(FAWSL)の年間最優秀イレブンに2度選出されるなど、シティでも8つの主要トロフィーを獲得。10年間でクラブ史上最多となる241試合に出場している。 イングランド女子代表としてもキャプテンを務めるなど121キャップを刻み、イギリス女子代表としても東京オリンピック2020を含む8試合に出場している。 シチズンズとライオネスのレジェンドは、決断に際し、クラブのインタビューで次のような言葉を残している。 「4、5歳のころからボールを蹴っていたので、この決断は簡単ではありませんでした」 「私という人間をご存知かと思いますが、私の人生はすべてフットボールを中心に回っています。特に、ここマンチェスターに来てからは、夫にも出会い、自分にできるすべてを捧げてきました」 「メンタル的には新たな挑戦を楽しみに思う部分と、今はちょっと疲れたなと思う部分があります。この数年は慌ただしかったですからね」 「家族や友人、代理人ともたくさんの話をして、(決断を下すのは)ちょうどいい時期なのかなと感じました」 「それを公に伝える必要がありましたし、今が適切な時期だと感じています。どのようなことでも、何か新しいことを学ぶ準備ができていますし、これまでの旅に感謝もしています」 「それから、私の体は大丈夫ですが、他にもやってみたいことや、家族ともっと時間を過ごしたいという思いもありますね」 2024.03.29 16:10 Fri
3

中村俊輔に憧れたティアニー、古巣セルティックの日本人について冨安健洋から情報収集「トミと話をして、一緒に試合を観るけど…」

アーセナルのスコットランド代表DFキーラン・ティアニーが、自身の古巣であるセルティックの日本人選手について言及した。スコットランド『サン』が伝えた。 スコットランド生まれのティアニーはセルティックのアカデミー出身。2016年1月に18歳でファーストチームに昇格すると、左サイドバックのレギュラーとしてプレー。公式戦170試合で8ゴール37アシストを記録した。 2019年8月にアーセナルに加入すると、ケガなどに悩まされながらも公式戦110試合で5ゴール13アシストを記録。今シーズンは途中出場なども多いが公式戦23試合で1ゴール1アシストを記録している。 ティアニーは今でもセルティックのファンとして知られるが、そのセルティックは昨シーズンから一気に日本人選手が増加。FW古橋亨梧をはじめ、FW前田大然、MF旗手怜央、MF井手口陽介、DF小林友希、DF岩田智輝と6名が所属。また、アンジェ・ポステコグルー監督もJリーグからやってきたこともあり、日本に縁が強くなっている一方で、チームもリーグ制覇を成し遂げるなど大きく結果を残している。 アーセナルでは日本代表DF冨安健洋とチームメイトであるティアニーは、古巣の日本人選手についてコメント。冨安にそれぞれの選手について教えてもらっていると明かした。 「トミとはよく話をする。僕は日本から来た選手のことはよく知らなかったし、先月サインした2人も同じだ。僕はJリーグを観ていないから、トミに情報と選手としての考えを聞いたんだ」 「前田大然はカタールで開催されたワールドカップの日本代表でトミと一緒にいたね。トミは契約した全ての選手についてポジティブなことを言っていたし、それを聞いてとても嬉しいよ」 また、冨安についてもコメント。両サイドバックでプレーする冨安はライバルにもなるが、良い関係を築いているようだ。 「彼も本当に素晴らしい選手だし、素晴らしいチームメイトだ。とても良い仲間だ」 「僕はいつもトミと話をして、トレーニング場ではセルティックの試合があれば一緒によく観ている。僕は、彼をセルティックのファンにしようとしているんだ(笑)」 ティアニーと言えば、幼少期に当時セルティックでスター選手だった元日本代表MF中村俊輔からスパイクをもらったエピソードが有名。同じ左利きのキックの名手に憧れていたことは有名だが、中村が多くの日本人の憧れでもあると語った。 「おかしな話だけど、僕がセルティックで子供の頃に中村俊輔からスパイクをもらった古い映像をトミが見たらしい。彼はずっと前から気がついていたんだ」 「中村は子供の頃のトミのヒーローの1人だったけど、それは世界中の多くの日本人選手と同じだと思うよ」 <span class="paragraph-title">【動画】中村俊輔からスパイクを手渡され驚いて固まる幼い頃のティアニー</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">A young Kieran Tierney beams after being handed boots by Celtic legend Shunsuke Nakamura <br><br>The look on his face ☺☺☺ <a href="https://t.co/HcB8hqFVE9">pic.twitter.com/HcB8hqFVE9</a></p>&mdash; Metro Sport (@Metro_Sport) <a href="https://twitter.com/Metro_Sport/status/1160512006736220160?ref_src=twsrc%5Etfw">August 11, 2019</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.01.26 19:35 Thu
4

アーセナルDFノートン=カフィーがジェノアに完全移籍

ジェノアは14日、アーセナルのU-21イングランド代表DFブルック・ノートン=カフィー(20)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2029年6月までの5年間で、移籍金は200万ユーロ(約3億2000万円)、アドオン200万ユーロとのことだ。 12歳でチェルシーからアーセナルの下部組織に移った右サイドバックを主戦場とするノートン=カフィーは、これまでリンカーン・シティ、ロザラム・ユナイテッド、コヴェントリー・シティ、そして昨季ミルウォールと下部リーグにレンタルに出されていた。 アーセナルではファーストチームデビューが叶わなかった中、昨季はチャンピオンシップ(イングランド2部)のミルウォールでリーグ戦40試合出場2ゴール4アシストと主力としてプレーしていた。 2024.08.15 07:00 Thu
5

【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.9 “フェイマス・バックフォー”クラブ史上2度目のダブル/アーセナル[1997-98]

1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.9</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">1997-98シーズン/アーセナル 〜フェイマス・バックフォー〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/1997-98arsenal.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:アーセン・ヴェンゲル(48) 獲得タイトル:プレミアリーグ、FAカップ 攻撃力8:★★★★★★★★☆☆ 守備力9:★★★★★★★★★☆ タレント8:★★★★★★★★☆☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層7:★★★★★★★☆☆☆</p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">クラブ史上2度目のダブル</div> 1997-98シーズンは、アーセン・ヴェンゲル監督が初めてシーズンを通してチームを指揮したシーズンだった。1996-97シーズンの途中にアーセナルの指揮官に就任したヴェンゲル監督は、新たなトレーニングメソッドや選手たちのプライベートに関する制限、外国人選手の積極的な招へいなど、クラブに多くの変化をもたらした。 プレミアリーグでは、開幕から第12節まで負けなしで首位に立った。しかし、11月に行われた4試合のうち3試合で敗れるなど、中盤に失速する。それでも、年明け以降に再び調子を取り戻すと、第33節から5連勝を達成するなどし、首位を奪還。最終的には、マンチェスター・ユナイテッドを1ポイント差で退け、7シーズンぶりにリーグタイトルを戴冠した。 さらに、このシーズンのアーセナルはFAカップでも躍進。準々決勝と準決勝で、それぞれウェストハムとウォルバーハンプトンを下して決勝に進出する。決勝では、ニューカッスルを相手にオーフェルマルスとアネルカのゴールで勝利。1970-71シーズン以来、クラブ史上2度目となるダブルを達成した。そして、英国4協会以外の出身者で初めてプレミアリーグを制した指揮官となったヴェンゲル監督は、年間最優秀監督賞を受賞した。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">フェイマス・バックフォー</div> 今でこそ攻撃的なフットボールで知られるアーセナルだが、1990年代以前は非常に守備的なスタイルで、「1-0の退屈なチーム」などと嘲笑されることも多かった。それでも、ヴェンゲル監督の就任以降は、徐々にスペクタクルなチームへと変貌。1997-98シーズンのチームの強みは未だ守備にあったが、攻撃でも見どころ十分だった。 GKには、イングランド代表の守護神でもあるシーマンが君臨。“フェイマス・バックフォー”と呼ばれた名高い最終ラインでは、ディフェンスリーダーのアダムスを中心に、ウィンターバーン、ディクソンという守備的ながらも安定感抜群の両サイドバックが不動のレギュラーを務める。アダムスの相棒には、現在のアーセナルコーチであるボールド、そしてキーオンと、フィジカルコンタクトに優れる両名が名を連ねた。 セントラルMFは、強靭なフィジカルとフットボールセンスを併せ持つヴィエラと、左利きのプレーメーカーであるプティのコンビが磐石。攻撃的にシフトする際には、テクニシャンのプラットも控えていた。そして、右サイドにはバランスの優れる万能型MFパーラー。左サイドのオーフェルマルスは当時、世界有数のウインガーとして名を馳せ、右足で持ち出す縦突破は、分かっていても止められないレベルにあった。 最前線にも魅力的な選手たちが在籍していた。ベルカンプはゴールだけでなくアシストでも貢献した。当時のアーセナルのスターだったイアン・ライトは現代で言うバロテッリのような“愛すべき悪童”的存在。1991年からアーセナルのために多くのゴールを挙げ続けたイングランド人FWも当時34歳とキャリア終盤だったが、驚異的なダッシュ力と豪快なシュートは健在で、多くのゴールを陥れた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">FWデニス・ベルカンプ(28)</span> 内に秘める闘争心と氷のような冷静さを併せ持つオランダの天才ストライカーは、卓越したボールテクニックと決定力を遺憾なく発揮。公式戦40試合に出場して22ゴールを記録しただけでなく、ゲームメークやアシストでも多大な貢献を果たした。その結果、選手が選ぶPFA年間最優秀選手賞と、記者が投票で選出するFWA年間最優秀選手賞をダブルで受賞する快挙を達成している。 2019.04.07 22:00 Sun

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly