レーティング:マンチェスター・ユナイテッド 2-1 チェルシー【プレミアリーグ】
2023.12.07 07:27 Thu
プレミアリーグ第15節、マンチェスター・ユナイテッドvsチェルシーが6日にオールド・トラッフォードで行われ、ホームのユナイテッドが2-1で勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
▽マンチェスター・ユナイテッド採点

GK
24 オナナ 6.0
失点はノーチャンス。ジャクソンとの一対一を冷静に止めるなど、セーブ機会こそ多くなかったが、安定したパフォーマンスだった
DF
20 ダロト 6.0
左サイドが攻撃の起点となっていたことで、バランス重視のプレー。ムドリクのスピードにやや手を焼いたが、要所を締める守備
5 マグワイア 6.5
ハイプレスの戦いを機能させるためリスクを背負ったライン設定。相手をスピードに乗せる前にスピードダウンさせ、対人戦でも強さを見せた。決勝点の起点になるなどマイボール時も危なげなくプレー
2 リンデロフ 5.5
際どい場面のスリップや失点場面の対応など個人としては悔しい一戦に。前半のみの出場となった
先発起用も想定された中、悔しいベンチスタート。その鬱憤を晴らすかのように効果的な攻撃参加でガルナチョと共にサイドを制圧。守備でもしっかりと身体を張った
23 ショー 7.0
前半はホイルンドへの見事なスルーパスを始め、効果的な攻撃への絡みで存在感。後半はチーム事情もあってかセンターバックにスライドし、リスク管理の部分でチームを支えた
MF
21 アントニー 6.5
決定力こそ欠いたが、それ以外の部分では攻守両面でハイパフォーマンスを披露。恩師の窮地において躍動した
39 マクトミネイ 7.5
殊勲の2ゴールで勝利の立役者に。それ以外でも攻守両面で持ち味のインテンシティの高いプレーで相手の脅威となった
8 ブルーノ・フェルナンデス 6.5
PK失敗は痛恨だったが、メンタルでぶれることなくその後は多くの決定機を創出。強度の高い守備も素晴らしかった
4 アムラバト 6.5
前半のバックパスのミスは頂けなかったが、ターンオーバーの応酬となった試合で持ち味の機動力、ボール奪取能力を遺憾なく発揮
17 ガルナチョ 7.0
決勝点をアシスト。アントニー同様に決定力の部分で課題を出したが、再三の鋭い仕掛けと献身的な守備をみせ、マクトミネイに比肩する勝利への貢献度だった
(→エバンス -)
FW
11 ホイルンド 5.5
幾度かチャンスはあったものの、プレミア初ゴールはまたしてもお預け。前線での起点作りや守備の貢献はまずまず
(→ラッシュフォード -)
監督
テン・ハグ 6.5
試合直前のネガティブな報道を結果と内容で黙らす会心の勝利を掴んだ
▽チェルシー採点

GK
1 ロベルト・サンチェス 6.5
ビルドアップのミスでピンチを招く場面もあったが、圧巻のPKストップを含めて再三のビッグセーブで試合への興味を最後まで繋いだ
DF
3 ククレジャ 5.0
想定外の右サイドバック起用で攻守両面で持ち味を発揮できず。前半のみのプレーに
(→リース・ジェームズ 5.5)
攻撃面ではククレジャに比べて良さを見せたが、守備では個人の問題ではないが終始劣勢に。それでも、カウンターのピンチで良い戻りもあった
2 ディザジ 5.0
守備ではサンチェスの助けで大崩れはしなかったが、ビルドアップの場面での判断や立ち位置の問題を露呈
6 チアゴ・シウバ 5.5
サンチェスと共に再三の好守で崩壊しかけたけた守備を何とか持たせた
26 コルウィル 5.0
2失点目ではマクトミネイに出し抜かれる。なかなか攻撃にも出られず、試合を通して窮屈なプレーを強いられた
MF
7 スターリング 5.0
前半に2度の良い形での抜け出しがあったが、以降は完全に沈黙。相性が悪い相手に輝きを放てず
25 カイセド 5.0
守備では最後のところで身体を張ったが、相手の強烈なプレスに手を焼いて効果的にボールを前進させられず
20 パーマー 6.0
元シティの選手として意地の1ゴール。ただ、それ以外の局面では危ういロストを含め難しいプレーを強いられた
8 エンソ・フェルナンデス 5.0
サンチェスに救われたもののPK献上。カイセドと共にプレス回避や起点づくりの部分で貢献できなかった
10 ムドリク 5.5
前向きな仕掛けで相手の脅威にはなったが、最後の局面でのプレー判断や精度は依然として課題
(→ブロヤ 5.5)
土壇場にチャンスが訪れたが、渾身のヘディングシュートは無情にもポストに阻まれる
FW
15 ジャクソン 5.0
1失点目に繋がるロストに前半の決定機逸とチームの足を引っ張る結果に。要所でポテンシャルは示したが、やはり主力ストライカーとして物足りない
監督
ポチェッティーノ 4.5
ギャラガー不在の影響は大きかったが、ククレジャの右サイドバック起用の不発や修正策が全く嵌らずに完敗
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
マクトミネイ(マンチェスター・ユナイテッド)
ガルナチョらの活躍も見事だったが、戦前の期待値が高くない中でチームを勝利に導く働きを見せたスコットランド代表MFをMOMに選出。比較的自身の特長が出やすい戦いとなったことで、ダイナミックなプレーを90分間継続できた。
マンチェスター・ユナイテッド 2-1 チェルシー
【マンチェスター・ユナイテッド】
マクトミネイ(前19)
マクトミネイ(後24)
【チェルシー】
パーマー(前45)
▽マンチェスター・ユナイテッド採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
24 オナナ 6.0
失点はノーチャンス。ジャクソンとの一対一を冷静に止めるなど、セーブ機会こそ多くなかったが、安定したパフォーマンスだった
DF
20 ダロト 6.0
左サイドが攻撃の起点となっていたことで、バランス重視のプレー。ムドリクのスピードにやや手を焼いたが、要所を締める守備
ハイプレスの戦いを機能させるためリスクを背負ったライン設定。相手をスピードに乗せる前にスピードダウンさせ、対人戦でも強さを見せた。決勝点の起点になるなどマイボール時も危なげなくプレー
2 リンデロフ 5.5
際どい場面のスリップや失点場面の対応など個人としては悔しい一戦に。前半のみの出場となった
(→レギロン 6.5)
先発起用も想定された中、悔しいベンチスタート。その鬱憤を晴らすかのように効果的な攻撃参加でガルナチョと共にサイドを制圧。守備でもしっかりと身体を張った
23 ショー 7.0
前半はホイルンドへの見事なスルーパスを始め、効果的な攻撃への絡みで存在感。後半はチーム事情もあってかセンターバックにスライドし、リスク管理の部分でチームを支えた
MF
21 アントニー 6.5
決定力こそ欠いたが、それ以外の部分では攻守両面でハイパフォーマンスを披露。恩師の窮地において躍動した
39 マクトミネイ 7.5
殊勲の2ゴールで勝利の立役者に。それ以外でも攻守両面で持ち味のインテンシティの高いプレーで相手の脅威となった
8 ブルーノ・フェルナンデス 6.5
PK失敗は痛恨だったが、メンタルでぶれることなくその後は多くの決定機を創出。強度の高い守備も素晴らしかった
4 アムラバト 6.5
前半のバックパスのミスは頂けなかったが、ターンオーバーの応酬となった試合で持ち味の機動力、ボール奪取能力を遺憾なく発揮
17 ガルナチョ 7.0
決勝点をアシスト。アントニー同様に決定力の部分で課題を出したが、再三の鋭い仕掛けと献身的な守備をみせ、マクトミネイに比肩する勝利への貢献度だった
(→エバンス -)
FW
11 ホイルンド 5.5
幾度かチャンスはあったものの、プレミア初ゴールはまたしてもお預け。前線での起点作りや守備の貢献はまずまず
(→ラッシュフォード -)
監督
テン・ハグ 6.5
試合直前のネガティブな報道を結果と内容で黙らす会心の勝利を掴んだ
▽チェルシー採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
1 ロベルト・サンチェス 6.5
ビルドアップのミスでピンチを招く場面もあったが、圧巻のPKストップを含めて再三のビッグセーブで試合への興味を最後まで繋いだ
DF
3 ククレジャ 5.0
想定外の右サイドバック起用で攻守両面で持ち味を発揮できず。前半のみのプレーに
(→リース・ジェームズ 5.5)
攻撃面ではククレジャに比べて良さを見せたが、守備では個人の問題ではないが終始劣勢に。それでも、カウンターのピンチで良い戻りもあった
2 ディザジ 5.0
守備ではサンチェスの助けで大崩れはしなかったが、ビルドアップの場面での判断や立ち位置の問題を露呈
6 チアゴ・シウバ 5.5
サンチェスと共に再三の好守で崩壊しかけたけた守備を何とか持たせた
26 コルウィル 5.0
2失点目ではマクトミネイに出し抜かれる。なかなか攻撃にも出られず、試合を通して窮屈なプレーを強いられた
MF
7 スターリング 5.0
前半に2度の良い形での抜け出しがあったが、以降は完全に沈黙。相性が悪い相手に輝きを放てず
25 カイセド 5.0
守備では最後のところで身体を張ったが、相手の強烈なプレスに手を焼いて効果的にボールを前進させられず
20 パーマー 6.0
元シティの選手として意地の1ゴール。ただ、それ以外の局面では危ういロストを含め難しいプレーを強いられた
8 エンソ・フェルナンデス 5.0
サンチェスに救われたもののPK献上。カイセドと共にプレス回避や起点づくりの部分で貢献できなかった
10 ムドリク 5.5
前向きな仕掛けで相手の脅威にはなったが、最後の局面でのプレー判断や精度は依然として課題
(→ブロヤ 5.5)
土壇場にチャンスが訪れたが、渾身のヘディングシュートは無情にもポストに阻まれる
FW
15 ジャクソン 5.0
1失点目に繋がるロストに前半の決定機逸とチームの足を引っ張る結果に。要所でポテンシャルは示したが、やはり主力ストライカーとして物足りない
監督
ポチェッティーノ 4.5
ギャラガー不在の影響は大きかったが、ククレジャの右サイドバック起用の不発や修正策が全く嵌らずに完敗
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
マクトミネイ(マンチェスター・ユナイテッド)
ガルナチョらの活躍も見事だったが、戦前の期待値が高くない中でチームを勝利に導く働きを見せたスコットランド代表MFをMOMに選出。比較的自身の特長が出やすい戦いとなったことで、ダイナミックなプレーを90分間継続できた。
マンチェスター・ユナイテッド 2-1 チェルシー
【マンチェスター・ユナイテッド】
マクトミネイ(前19)
マクトミネイ(後24)
【チェルシー】
パーマー(前45)
マンチェスター・ユナイテッドの関連記事
プレミアリーグの関連記事
|
マンチェスター・ユナイテッドの人気記事ランキング
1
主力温存のユナイテッドがブレントフォードに大量4失点で逆転負け…デ・リフト再負傷も痛恨に【プレミアリーグ】
プレミアリーグ第35節、ブレントフォードvsマンチェスター・ユナイテッドが4日にGtechコミュニティ・スタジアムで行われ、ホームのブレントフォードが4-3で逆転勝利した。 14位のユナイテッドは、アウェイ開催となったヨーロッパリーグ(EL)準決勝1stレグのアスレティック・ビルバオ戦に3-0で完勝。最高の形でオールド・トラッフォードでの2ndレグを迎える形となった。その2ndレグに弾みを付けるべく臨んだ11位ブレントフォードとのアウェイゲームではドルグ、ウガルテ、ガルナチョを除く先発8人を変更。GKにバユンドゥルを起用したほか、チド・オビ、アマス、フレデリクソンら若手を起用した。 開始早々の3分にショーの不用意なヘディングでのバックパスがあわやオウンゴールとなりそうなバタバタした入りとなったユナイテッド。 以降も押し込まれる状況が続いたが、ワンチャンスを活かして先制点を奪う。14分、相手GKとDFの続けてのクリアミスを相手陣内左サイドでガルナチョが回収し味方とのパス交換で深い位置に抜け出して正確なグラウンダークロスを供給。これをゴール前に走り込んだマウントが右足で合わせ、待望の今季初ゴールとした。 幸先よく先制に成功したが、試合の主導権を掌握するまでには至らず。ブレントフォードの強度の高いプレーに押され始めると、27分にはカヨデのロングスローを撥ね返せずにボックス内でのルーズボールに続けて敗れる。最後はダムスゴーアの折り返しがDFショーにディフレクトしたボールがゴール右隅に決まった。 これで1-1のイーブンに戻されると、33分には自陣ボックス付近での競り合いでDFデ・リフトが足を痛めてプレーを止めてしまう。これに対してプレーを継続し右サイドからノアゴーアが浮き球で上げたクロスをシャーデが打点の高いヘディングで合わせたブレントフォードが逆転ゴールを奪った。 連続失点に加えてデ・リフトがプレー続行不可能となり、マグワイアのスクランブル投入を余儀なくされたユナイテッド。以降もシャーデやノアゴーアに決定機を許すなど守勢を撥ね返せぬまま1点ビハインドで試合を折り返した。 迎えた後半、ショーとドルグに代えてヨロ、アマドを同時投入したユナイテッド。さらに、57分にはマウントを下げて古巣対戦のエリクセンをピッチに送り出した。59分にはそのエリクセンを起点にガルナチョとオビの連携から決定機が生まれるが、オビのシュートは相手DFのブロックに遭う。 自分たちの時間帯でゴールをこじ開けられなかったユナイテッドはブレントフォードのしたたかな波状攻撃に遭い。一気に守備が瓦解する。まずは70分、左サイドから右サイドに振られてゴール前に折り返されたボールをシャーデに頭で合わせられて3失点目。さらに、74分には右サイドのスペースに抜け出したカヨデからの折り返しをゴール前のウィサにワンタッチで押し込まれ、瞬く間にリードを3点に広げられた。 これで厳しくなった赤い悪魔だったが、ゲームクローズに入ったホームチームを相手に試合終盤にかけては気概を見せた攻撃を仕掛けていく。そして、82分にはエリクセンとのパス交換からボックス手前のガルナチョが鋭いミドルシュートを右隅に突き刺して反撃の狼煙を上げる。 以降は相手の堅守に撥ね返され続けたが、試合終了間際の95分にはディアロがGKの股間を抜くシュートを突き刺して1点差まで詰め寄った。しかし、同点に追いつく時間は残されておらず。試合はこのままタイムアップ。 主力温存という当初の目的は達したが、デ・リフトの再負傷に大量4失点での敗戦と週明けのアスレティック戦へ不安を残す形となった。なお、勝利したブレントフォードは今季初の3連勝となった。 ブレントフォード 4-3 マンチェスター・ユナイテッド 【ブレントフォード】 オウンゴール(前27) ケヴィン・シャーデ(前33、後25) ヨアン・ウィサ(後29) 【マンチェスター・U】 メイソン・マウント(前14) アレハンドロ・ガルナチョ(後37) アマド・ディアロ(後50) 2025.05.05 00:14 Mon2
移籍の噂浮上のガルナチョ、ナポリやチェルシーが関心も「ここで幸せだ」とユナイテッド残留を匂わせ
マンチェスター・ユナイテッドのアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョ(20)が移籍の噂を否定した。 ユナイテッドの下部組織出身のガルナチョは、2022年7月にファースチームに昇格。これまで公式戦140試合に出場し26ゴール22アシストを記録している。 今シーズンも公式戦54試合に出場し11ゴール10アシストと不振が続くチームを牽引する存在に。一方で、ナポリやチェルシーが今夏の獲得を目指していると噂されており、ルベン・アモリム監督との関係からも退団する可能性が伝えられてきた。 そのユナイテッドは、8日にヨーロッパリーグ(EL)準決勝2ndレグでアスレティック・ビルバオと対戦。ELを制し、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したいところだ。 ガルナチョは試合に向けた記者会見に出席。自身の去就について問われると、やんわりと否定した。 「サッカー選手として、将来についての噂は当然聞くものだよ」 「でも、僕は2028年まで契約があるから、ここで幸せだ」 実質的な残留宣言とも取れるコメント。ユナイテッドが資金欲しさに手放すことがなければ、来シーズンもチームに留まることになりそうだ。 また、かつてプレーしたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが21歳になるまでに決めたゴール記録に1つに迫っているというガルナチョ。その記録についても言及した。 「数字にはこだわっていない。クリスティアーノがここでプレーしていた頃は、彼は別のサッカー選手であり、試合のスタイルも違っていたと思う」 「僕はただチームを助け、試合に勝つように努めるだけだ」 「もちろん、チャンスを逃したことに関しては、僕もラスムス(・ホイルンド)もチームのストライカー全員も本当に一生懸命練習している。僕らは成長していると思うし、もっと上手くなれるように努力するつもりだ」 2025.05.07 23:50 Wed3
ブルーノ2発のユナイテッドが敵地で3-0の先勝! アスレティックは厳しい判定でのPK献上&退場で窮地に…【EL】
ヨーロッパリーグ(EL)準決勝1stレグ、アスレティック・ビルバオvsマンチェスター・ユナイテッドが1日にサン・マメスで行われ、アウェイのユナイテッドが0-3で先勝した。 アスレティックは前ラウンドでスコットランドの強豪レンジャーズ相手に2戦合計2-0で勝利。サン・マメス開催のファイナル進出へまた一歩近づく4強入りとなった。直近のラス・パルマス戦を1-0で制し、ラ・リーガでも4位キープのチームはその試合から先発2人を変更。GKをウナイ・シモンからアギレサバラに入れ替えたほか、負傷でメンバー外のサンセトに代わってエースのニコ・ウィリアムズが復帰した。 一方のユナイテッドは延長戦までもつれ込んだリヨンとの死闘を延長後半からの3連続ゴールによって劇的な逆転勝利で飾った。ただ、14位に低迷するプレミアリーグでは直近のボーンマス戦で10人相手に1-1のドローに持ち込んで連敗こそストップしたが、難しいチーム状態で敵地へ乗り込んだ。アモリム監督はその試合から先発2人を変更。ショーとメイヌーに代えてリンデロフ、ウガルテを起用した。 紅白に染まったサン・マメスで幕を開けた強豪対決は立ち上がりからオープンな攻防が繰り広げられていく。開始4分にはユナイテッドがショートカウンターからガルナチョがゴールネットを揺らしたが、ここは際どいオフサイド判定でゴールは認められず。 対するアスレティックは7分、ベレンゲルの鋭いミドルシュートでGKオナナの好守を強いると、このプレーで得た左CKからユーリのヘディングシュート。11分には左に流れたベレンゲルからのピンポイントクロスをイニャキ・ウィリアムズが頭で合わせたが、これは惜しくもクロスバーの上を越えた。 以降は基本的にユナイテッドがボールを保持する形に落ち着いたが、アスレティックが出足鋭い守備からのカウンターでゴールへ迫っていく。19分には右で背後を取ったイニャキがボックス右に持ち込んでのグラウンダークロスを起点に、こぼれに詰めたベレンゲルが決定的なシュートを枠の左へ飛ばすが、これはDFリンデロフのゴールカバーに阻まれる。 立ち上がり以降はなかなかフィニッシュまで持ち込めない状況が続いたアウェイチームだったが、得意のセットプレー流れからゴールをこじ開ける。30分、FKの二次攻撃から右サイド深くで仕掛けたマグワイアが正確なクロスを供給。ニアのウガルテがヘディングでファーに流したところをフリーのカゼミロが冷静にヘディングで合わせた。 守勢のなかでワンチャンスを活かした赤い悪魔はさらに畳みかける。32分、右サイド深くでマズラウィがグラウンダーで折り返したボールに対してゴール前に抜け出したホイルンドとDFビビアンが交錯。オンフィールド・レビューの末、ビビアンが後方から手をかけた決定機阻止という微妙な判定でPKに加えてレッドカードが掲示される。 このPKをキッカーのブルーノ・フェルナンデスが冷静に右隅へ蹴り込み、ユナイテッドは数的優位とともに2点のリードを手にした。一方、これで厳しくなったホームチームは42分、デ・マルコスとベレンゲルを下げてゴロサベル、プラドスを同時投入。守備のテコ入れを図る。 前半終了間際の45分にはカゼミロの縦パスを起点にペナルティアーク付近での混戦からウガルテのヒールパスでゴール前に抜け出したブルーノが冷静にGKとの一対一をチップキックで制し、3点目まで奪取。その後、マズラウィの強烈なミドルシュートはクロスバーに阻まれたが、大きなリードを得て試合を折り返した。 迎えた後半もユナイテッドが優勢に試合を進めると、60分過ぎにはウガルテ、カゼミロの連続シュートでゴールへ迫っていく。 65分にはマグワイア、ウガルテを下げて負傷明けのデ・リフトをマウントとともに同時投入。さらに、74分にはマズラウィに代えてショーをピッチに送り込み、各自のプレータイムをコントロールする。 4点目こそ奪えないものの、相手の攻撃を冷静に封じ込めるユナイテッドは試合終盤にデ・リフトに続き負傷明けのアマドをピッチに送り込む余裕の采配でこのままゲームをクローズ。 この結果、敵地で3-0の完勝となったユナイテッドが大きなアドバンテージを得てホーム開催の2ndレグを戦うことになった。敗れたアスレティックは再びヨーロッパの戦いでサン・マメスに戻ってくるため、奇跡の逆転劇を目指す。 アスレティック・ビルバオ 0-3 マンチェスター・ユナイテッド 【マンチェスター・U】 カゼミロ(前30) ブルーノ・フェルナンデス(前37[PK]、前45) 2025.05.02 06:01 Fri4
スパーズのEL決勝進出高まる状況でプレミア第37節のアストン・ビラvsトッテナムの試合日程が変更に
プレミアリーグ第37節のアストン・ビラvsトッテナムの試合日程の変更が発表された。 現在、熾烈なトップ5争いを繰り広げる7位のアストン・ビラと、16位のトッテナムの一戦は、当初5月18日(日)に開催予定だった。 しかし、ヨーロッパリーグ(EL)決勝進出の可能性があるトッテナムが、5月21日(水)に行われるサン・マメス(ビルバオ)に十分な準備期間を得るため、アストン・ビラとプレミアリーグに5月16日(金)への日程変更を訴えていた。 EL準決勝1stレグではトッテナムがホームでボデ/グリムトに3-1で勝利。これに対して同じプレミアリーグ勢のマンチェスター・ユナイテッドが、アウェイでアスレティック・ビルバオに3-0で先勝。イングランド勢同士のファイナルの可能性が高まっている。 そのユナイテッドは元々プレミアリーグ第37節で16日にチェルシーとのアウェイゲームを戦う予定で、トッテナムが18日に試合を行う場合、公平性という部分で問題が生じるため、最終的にノースロンドンのチームの要請が認められる形となった。 なお、新たな日程ではアストン・ビラvsトッテナムが現地時間5月16日(金)の19:30(日本時間27:30)、チェルシーvsマンチェスター・ユナイテッドが20:15(日本時間28:15)にリスケジュールとなった。 2025.05.07 14:35 Wed5