千葉LのなでしこFW千葉玲海菜が右ヒザ前十字靱帯損傷の重傷…来年のW杯は絶望的か

2022.09.28 21:05 Wed
©超ワールドサッカー
ジェフユナイテッド市原・千葉レディースは28日、FW千葉玲海菜の負傷および手術について発表した。

クラブによると、千葉は24日のトレーニングゲームで負傷。右ヒザ前十字靱帯損傷と診断され、全治は8カ月と見込まれているとのことだ。

千葉は昨季のYogibo WEリーグで10試合に出場し、6得点をマーク。6月にはなでしこジャパンにも初選出され、スピードと力強さを併せ持つ新星FWとして大きな期待が寄せられていた。今季スタートしたWEリーグカップにも、全4試合に先発出場している。
なお、手術は10月4日に行われる予定。千葉はクラブを通じてコメント。悔しさをにじませつつも、復帰への想いを残している。

「このタイミングで大怪我をしてしまったことはとても悔しいですが、それ以上に得られるものも多くあると思います。支えてくれている仲間や指導者そしてジェフという最高のクラブに恩返しできるよう、1日でも早くピッチに戻ってきたいと思います」
「うまく行くことばかりではないと思いますが、いつでも前向きに向き合っていきます。引き続きジェフ千葉レディースの応援よろしくお願いします」

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SOMPO WEリーグのキックオフカンファレンス開催! 12クラブの選手が集結、「みんなが主人公になるためにプレーする」

26日、2024-25シーズンのSOMPO WEリーグのキックオフカンファレンスがJFAサッカー文化創造拠点「blue-ing!」で行われた。 新シーズンの開幕を前に、12クラブの代表選手が集った中、1部と2部に分かれて行われた。 第1部では髙田春奈チェアが新シーズンに向けた挨拶。また、新たにタイトルパートナーとなった「SOMPOホールディングス」のグループCEO取締役代表執行役社長の奥村幹夫氏が登壇。今回のパートナーシップ契約についての説明を行った。 髙田チェアは4シーズン目を迎えるWEリーグを前に昨シーズンを振り返り、「リーグ戦は三菱重工浦和レッズレディースが連覇と強さを見せつけたわけですが、WEリーグカップではサンフレッチェ広島レジーナが創設3年目で初タイトル、1月の皇后杯では三菱重工浦和レッズレディースをやぶって、INAC神戸レオネッサが優勝するということで、本当に色々なクラブが出てきたシーズンになったと思う」とコメントした。 「みんなが主人公になるためにプレーする」という言葉をテーマにしている新シーズンのWEリーグ。「クラブにおいてもどのクラブが主人公になってもおかしくない、色々な主人公が生まれてくると私自身もワクワクしています」と語った。 また、昨シーズンからは多くの選手が海外へと移籍していった。特になでしこジャパンの選手たちが多く移籍している。「WEリーグ寂しくなったんじゃないの?と言われることも多いですが、実際に寂しさもあります。ただ、中を見れば、あの選手がいる、この選手がいるとワクワクする選手たちが日本にはたくさんいて、その選手たちが主人公になっていくということを考えると、培った日本の女子サッカーの育成を感じますし、これから益々新しい主役を生み出していくリーグになることが求められていると思います」と、新シーズンへの想いを語った。 奥村氏は今回のタイトルパートナー契約の経緯について言及。「WEリーグの理念である、『女子サッカー、スポーツを通じて、夢や生き方の多様性にあふれ、1人1人が輝く社会の実現・発展に貢献する』というものと、SOMPOのパーパスである『安心・安全・健康で溢れる未来へ』という理念が共鳴し合ったのが最初のキッカケです」と語った。 その後、トークセッションが行われ、損害保険ジャパン株式会社の常務執行役員[CHRO・CCuO]の酒井香世子さん、SOMPOひまわり生命保険株式会社の執行役員 CHROである野田美智子さん、SOMPOケア株式会社の執行役員 CHROである恒松敬子さんと髙田チェア、そしてWEリーグのコミュニオーガナイザーを務める元なでしこジャパンGKの海堀あゆみさんがWEリーグとSOMPOホールディングとの協力による今後の展開について語り合った。 第2部では12クラブの代表選手が登壇。開幕節の対戦カードごとに登場し、お互いの印象やここまでのチームの完成度、自身の目標などを語った。プレゼンターは昨シーズン限りで現役を引退した元なでしこジャパンの鮫島彩さんが務め、選手たちは「2桁ゴール」、「得点王」、「タイトルを獲る」、「5ゴール5アシスト」など、具体的な目標を掲げていた。 SOMPO WEリーグの開幕は9月14日に開幕。8月31日からは WEリーグ クラシエカップが開催され、12クラブがカップ女王を目指して戦う。 ◆参加選手 マイナビ仙台レディース:廣澤真穂 三菱重工浦和レッズレディース:島田芽依 大宮アルディージャVENTUS:林みのり ちふれASエルフェン埼玉:吉田莉胡 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース:大熊環 日テレ・東京ヴェルディベレーザ:木下桃香 ノジマステラ神奈川相模原:榊原琴乃 AC長野パルセイロ・レディース:伊藤めぐみ アルビレックス新潟レディース:滝川結女 セレッソ大阪ヤンマーレディース:脇阪麗奈 INAC神戸レオネッサ:水野蕗奈 サンフレッチェ広島レジーナ:瀧澤千聖選手 2024.08.26 22:20 Mon
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千葉LのGK米澤萌香は随所で好セーブも、浦和戦の黒星糧に「もっと総合的に高めなくては」

皇后杯の一戦を終えたジェフユナイテッド市原・千葉レディースのGK米澤萌香が試合後の取材に応じ、手応えと課題を口にした。 千葉Lは14日、栃木県のカンセキスタジアムとちぎで行われた第45回皇后杯準々決勝で、三菱重工浦和レッズレディースと対戦。0-2で敗れた。 総じて浦和にゲームを支配される展開となったが、米澤は随所で好セーブを披露。7分の猶本光のミドル、27分の水谷有希の一振りを好反応で防ぎ、81分にも裏へ抜け出した島田芽依のシュートをストップし、クロスへの対応でも好判断を見せた。 「自分は身長が低い分(162cm)、そこはハンデかなとは思いますが、セーブできたところは自分の自信にもつながると思います」 昨季は公式戦1試合の出場にとどまったが、今季は初出場となったWEリーグカップグループステージ第5節のサンフレッチェ広島レジーナ戦で印象的な活躍を披露。リーグ戦でも第3節から第5節にかけてスタメンを勝ち取り、正守護神の清水栞とポジションを争うにまで至った。しばし先発を外れたものの、この日は公式戦4試合ぶりに先発の座を掴んだ。 「気合いは入っていましたが、冷静さも大事だなとは思っていたので、気負いせず、自分の今出せる最大限の力を出せたらという感じで挑みました」 「いろいろな気持ちがあった中で、自分の良さを出せた部分もありましたが、出し切れないところもありました。前半は長い時間耐えていた中で失点してしまい、相手に流れをつかませてしまった。後半も早い段階で失点してしまったので、そこは反省しないといけない」 守備力は際立った一方、浦和戦のビルドアップはチーム全体を含めて手詰まりすることも。「後ろからつなぐべきか、ロング(ボール)で相手コートに運ぶべきか、判断が少し遅かったところがある」と、個人としてチームとしても、迷いの生じた部分があったと課題を口にする。 「レベルが高い相手と試合をして、自分の弱みなどが大きく出たのかなと思う試合でした。(リーグ戦再開まで)間は空きますが、その中でシュートストップももっとこなさなければいけないと思いますし、ビルドアップへの参加とフィードの質も、もっと総合的に高めなくてはと思います」 WEリーグは現在ウインターブレイク中のため、千葉Lの次戦は3月頭となる予定。さらなる成長を誓う米澤にも注目が集まる。 2024.01.15 10:40 Mon
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日テレ・東京ヴェルディベレーザが4年目で悲願の初優勝! 三つ巴の最終節でも勝利し自力で決める【SOMPO WEリーグ】

17日、2024-25SOMPO WEリーグ最終節が一斉開催で行われた。 今シーズンのWEリーグは最終節まで優勝チームが決まらない三つ巴の戦いに。首位の日テレ・東京ヴェルディベレーザ、2位のINAC神戸レオネッサは勝ち点で並び、3連覇目指す3位の三菱重工浦和レッズレディースも絡んでの戦いとなった。 首位で最終節を迎えた日テレ・東京ヴェルディベレーザは悲願の初優勝を目指す戦いに。ホームに9位のジェフユナイテッド市原・千葉レディースを迎えた中、前半から強さを見せた。 立ち上がりから攻め込む中で32分、右サイドから山本柚月がクロスを入れると、そのままボールはゴールへ。GK望月ありさは反応するもそのままネットを揺らし、東京NBが先制に成功する。さらに40分、東京NBは敵陣でパスを繋ぐと、松田紫野が土方麻椰とのワンツーのリターンを受けるとドリブルで2人をかわしてシュート。これが決まり、リードを2点に広げる。 2-0で迎えた後半も、66分に山本がこの試合2点目を決めて3点目。得失点差でも大きく有利になると、そのまま3-0で勝利を収め、悲願のWEリーグ初優勝を決めた。 2位のINAC神戸レオネッサは、アウェイで10位のノジマステラ神奈川相模原と対戦。逆転優勝にはまずは勝利を収め、さらに大量得点さでの勝利が欲しいところだったが、前半は0-0のゴールレスに。後半に入ると66分に浜田芽来にゴールを許し、先制を許す苦しい展開となる。 それでも75分に途中出場のカルラ・モレラがどう点ゴールを奪うと、77分にもカルラ・モレラが決めてすぐに逆転。85分にも追加点を奪いリードを広げる。そのまま勝利を収めたが、東京NBが勝利したため2位でシーズンを終えることとなった。 3位の三菱重工浦和レッズレディースは自力での優勝はない状況。まずは勝利し、大量得点さをつけての勝利が必要な中、アウェイで6位のちふれASエルフェン埼玉と対戦した。 試合は前半をゴールレスで終えたが、63分に髙橋佑奈のゴールで先制。66分には高橋はなが追加点を奪う。EL埼玉は82分に佐久間未稀のゴールが決まり1点を返す中、90分に浦和は藤﨑智子が追加点。それでもアディショナルタイム1分にEL埼玉は吉田莉胡がゴールを決め1点差に。さらにアディショナルタイム3分には桂亜依もゴールを決め、EL埼玉が土壇場で追いつくことに。浦和は最終戦で勝利することができず、3位でシーズンを終えた。 <h3>◆2024-25 SOMPO WEリーグ最終節</h3> マイナビ仙台レディース 2-2 AC長野パルセイロ・レディース ちふれASエルフェン埼玉 3-3 三菱重工浦和レッズレディース 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 3-0 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース ノジマステラ神奈川相模原 1-3 INAC神戸レオネッサ アルビレックス新潟レディース 2-2 サンフレッチェ広島レジーナ セレッソ大阪ヤンマーレディース 1-2 大宮アルディージャVENTUS <h3>◆SOMPO WEリーグ 順位表</h3> 1位:日テレ・東京ベレーザ|勝ち点51/+34 2位:INAC神戸レオネッサ|勝ち点51/+29 3位:三菱重工浦和レッズレディース|勝ち点46/+19 4位:アルビレックス新潟レディース|勝ち点40/+10 5位:サンフレッチェ広島レジーナ|勝ち点37/+12 6位:ちふれASエルフェン埼玉|勝ち点30/0 7位:セレッソ大阪ヤンマーレディース|勝ち点23/-4 8位:AC長野パルセイロ・レディース|勝ち点22/-15 9位:ジェフユナイテッド市原・千葉レディース|勝ち点20/-15 10位:ノジマステラ神奈川相模原|勝ち点18/-12 11位:大宮アルディージャVENTUS|勝ち点18/-21 12位:マイナビ仙台レディース|勝ち点10/-37 2025.05.17 16:12 Sat
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田中達也の娘・聖愛が駒場で先制点演出も、浦和レディースが逆転で新潟レディースを下し今季初勝利《WEリーグ杯》

20日、2022-23 WEリーグカップ第2節の3試合が各地で行われた。 浦和駒場スタジアムでは三菱重工浦和レッズレディースとアルビレックス新潟レディースが対戦。互いの男子チームでプレーをした元日本代表FW田中達也氏の娘、2トップの一角で先発起用された16歳・新潟の田中聖愛に注目が集まった。 見せ場はいきなりやってきた。7分、上尾野辺めぐみからのパスを自陣中央右で受けた田中は相手を1枚剥がすと、そのままスピードに乗って独走。ボックス手前右まで運んでのラストパスは若干遠藤優に引っ掛かったが、中央でフリーの山谷瑠香が蹴り込み、新潟に先制点をもたらした。 対する浦和はボールポゼッションで勝り、中央を崩しての清家貴子の右足から安藤梢がお手本のようなファー詰めを決めて11分に振り出しに戻すと、20分には清家のファーへのクロスに今度は菅澤優衣香が頭で合わせて逆転に成功した。 自力に勝る浦和は後半も主導権を握ると、67分に菅澤がボックス内で塩越柚歩のパスのこぼれ球を収め、DFをかわして右足で流し込む。新潟は二種登録の選手、18歳の白沢百合恵や17歳の長崎咲弥をピッチに送り込むも、82分に浦和は猶本光にもゴールが生まれて勝負あり。昨年の皇后杯女王が地力を見せ付け、4-1と逆転勝ちを収めている。 長野Uスタジアムで行われたAC長野パルセイロ・レディースと大宮アルディージャVENTUSの前半は、大宮VENTUSがゴールに近づいた。CKのこぼれ球から仲田歩夢がミドルを放ち、GKが弾いたボールを大熊良奈が蹴り込むが、オフサイド。井上綾香のシュートは枠の左角に嫌われるなど、決定機を創出した。 対照的に後半は長野のゲームとなった。キックオフ直後から各選手が積極的に足を振っていき、稲村雪乃のシュートはクロスバー。怒涛の攻撃が実ったのは81分、伊藤めぐみのパスから瀧澤莉央がボックス左で左足を振ると、相手に当たってゴール前へこぼれると、伊藤が押し込んでネットを揺らした。これが決勝点となり、長野が田代久美子新監督に初勝利をプレゼントしている。 アメリカ遠征からの帰国後、国内での今季初戦を迎える日テレ・東京ヴェルディベレーザは、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースの敵地へ乗り込んだ。 フィード1本で千葉玲海菜に背後を取られた場面では岩清水梓が懸命のカバーを見せ、飲水タイム明け後には左サイドの崩しから植木理子にチャンスが到来したが、GK清水栞に阻まれた。 前半は互いにゴール前でのシーンを作ったが、後半は疲労からかベレーザが押し込まれる時間が続き、前線でもボールを収め切れない。ベンチ入りメンバーも5人という台所事情や、宮川麻都が戻りのスプリント時に足を痛めるなどのアクシデントもあった中で、ゼロに抑えてゴールレスドロー。苦しみながらも勝ち点「1」を拾っている。 ◆WEリーグカップ グループステージ 第2節 ▽8月27日 グループA <span style="color:#cc0000;font-weight:700;">三菱重工浦和レッズレディース 4</span>-1 アルビレックス新潟レディース <span style="color:#cc0000;font-weight:700;">AC長野パルセイロ・レディース 1</span>-0 大宮アルディージャVENTUS グループB ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 0-0 日テレ・東京ヴェルディベレーザ ▽8月28日 グループB ノジマステラ神奈川相模原 vs INAC神戸レオネッサ 2022.08.27 20:07 Sat
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西川明花が起用に応える2ゴール!システム変更のEL埼玉が新潟Lを下し5試合ぶり白星《WEリーグ》

25日、2022-23 Yogibo WEリーグ第12節の2試合が各地で行われた。 新発田市五十公野公園陸上競技場で開催されたアルビレックス新潟レディース vs ちふれASエルフェン埼玉は、3-0でアウェイのEL埼玉が快勝した。 積雪で延期となっていた21日のサンフレッチェ広島レジーナ戦は逆転で敗れたものの、ウインターブレイク後に固定した[4-4-2]がフィットし、主導権を握る試合の増えた新潟L。中3日で迎える今節は、前節途中交代となった道上彩花がメンバー外となり、上尾野辺めぐみと園田瑞貴が2トップを組んだ。 4連敗中のEL埼玉は、これまでの[3-5-2]から[4-1-4-1]へシステム変更。古巣対戦となる田邊友恵監督はサイドハーフの右に祐村ひかる、左に吉田莉胡を起用し、今季リーグ戦初先発となる西川明花を最前線に。3試合無得点脱却と連敗ストップを狙った。 序盤は新潟Lが相手陣内でゲームを進め、上尾野辺をはじめ、今節は左サイドハーフに入った滝川結女や、第3節以来のスタメンで右に入った森中陽菜がミドル攻勢。主導権を握った。 効果的な攻撃の形を作れなかったEL埼玉だったが、ワンプレーを契機に試合を動かす。ボックス内への浮き球のバウンドが偶発的ながらも新潟・三浦紗津紀の手に当たり、PKを獲得すると、西川がGK平尾知佳の逆を突いて左隅に流し込み、22分に先制点を奪取。2分後には右サイド裏のスペースを祐村が突いて折り返すと、ファーの吉田が頭で落として再び西川がボレーでネットを揺らした。 63分には前線3人が絡んで最後は瀬戸口梢。祐村が相手を背にしてのチップキックという、技ありプレーでマーカーをはがすと、クロスを西川が落として吉田がつなぎ、エルフェンのかじ取り役がボックス手前右から左足でWEリーグ初ゴールを挙げた。 新潟は180cmの長身DF浦川璃子をトップで起用し、パワープレーを仕掛けるも、ゴールを奪うことはできず。3-0でEL埼玉が5試合ぶりの勝利を手にした。 前節は互いにリーグ戦久しぶりの白星をつかんだ両チーム、9位のAC長野パルセイロ・レディースと10位のジェフユナイテッド市原・千葉レディースの一戦はドローに終わった。 AC長野は5試合ぶり、千葉Lは7試合ぶりとなる今季2勝目をつかんだ前節。AC長野は同じ11人を、千葉Lもスタメン変更を1人にとどめて連勝を狙ったが、互いに最後までゴールが遠く、0-0のままタイムアップを迎えている。 ◆第12節 ▽3月25日 アルビレックス新潟レディース 0-<span style="color:#cc0000;font-weight:700;">3 ちふれASエルフェン埼玉</span> AC長野パルセイロ・レディース 0-0 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース ▽3月26日 マイナビ仙台レディース vs 日テレ・東京ヴェルディベレーザ INAC神戸レオネッサ vs サンフレッチェ広島レジーナ 大宮アルディージャVENTUS vs ノジマステラ神奈川相模原 ※WE ACTION DAY(今節試合なし) 三菱重工浦和レッズレディース <span class="paragraph-title">【動画】祐村ひかるの絶妙コントロールからエルフェンが3点目!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="8dnsDhfTB30";var video_start = 5141;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.03.25 16:30 Sat

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