千葉Lに東洋大学FW小林莉々子が加入内定、特別指定選手にも登録 昨季関カレ・インカレ合わせ10得点「全身全霊で闘い抜きます!」

2024.04.17 22:15 Wed
千葉L加入が決まった東洋大学の小林莉々子(左)、右は山梨学院(現・大宮V)の甲斐碧海
©超ワールドサッカー
千葉L加入が決まった東洋大学の小林莉々子(左)、右は山梨学院(現・大宮V)の甲斐碧海
ジェフユナイテッド市原・千葉レディースは17日、東洋大学FW小林莉々子(21)の加入内定を発表した。同時に「2024年JFA・WEリーグ/なでしこリーグ特別指定選手」への認定も発表。背番号は「50」を着用する。

小林は静岡県出身で、JFAエリートプログラム女子U-14トレーニングキャンプへの参加経験を持つ。常葉大学附属橘高等学校を経て東洋大学へ進学。ターンからシュートや、気迫溢れるプレーを持ち味とし、非常に活気あふれるムードメーカーでもある。
昨季は関東女子サッカーリーグ1部で6得点、関東大学女子サッカーリーグで6得点、全日本大学女子サッカー選手権大会(インカレ)で4得点をマーク。今年3月のDENSO CUP SOCCER 第2回⼤学⼥⼦⽇韓(韓⽇)定期戦でも全⽇本⼤学⼥⼦選抜の一員として1得点を挙げ、4-1の勝利に貢献した。

プロ入りが決まった小林は千葉Lの公式サイトを通じてコメント。意気込みを語っている。
「東洋大学の小林莉々子です。ジェフユナイテッド市原・千葉レディースでプロサッカー選手としてのスタートを切らせていただけることを誇りに思っております」

「これまでサッカーを通じて出会えた方々への感謝を忘れることなく、日々精進して参ります。そして、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースのファン、サポーターのみなさまと歓喜の瞬間を何度も味わうことができるように、チームの一員としてどんな時もチームのために全身全霊で闘い抜きます!これからよろしくお願いいたします!」

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清家、猶本の代表組ゴールで浦和Lがマイ仙台を下し首位堅持!新潟Lは創立20周年記念試合を勝利で飾れず《WEリーグ》

2022-23 Yogibo WEリーグ第14節の3試合が22日に各地で行われた。 味の素フィールド西が丘では、6連勝中の首位・三菱重工浦和レッズレディースと5位・マイナビ仙台レディースが顔を合わせ、浦和が2-1で逃げ切り勝ちを収めた。 仙台にとっては年に1度の東京開催ホームゲームだったが、先制したのは22分の浦和。左サイドの高い位置でパスカットした塩越柚歩が自ら持ち込んでフィニッシュまで至ると、GKがはじいたボールを菅澤優衣香が右へ流し、清家貴子が滑り込みながら蹴り込んだ。39分には清家のボール奪取からショートカウンターへ転じ、猶本光がペナルティアーク内右から強烈な一撃を沈めてリードを広げる。 仙台反撃ののろしは前半終了間際、中島依美の左CKに矢形海優が頭で合わせて1点を返す。後半頭には猶本にあわやの場面を作られたものの、GK松本真未子が好セーブでしのぐと、60分には18歳・松窪真心に決定機が到来。ダイアゴナルランでニアに入り、グラウンダーのクロスに合わせるも、わずかにポストの左へ外れた。 終盤は足の止まり始めた浦和に対し、仙台が攻め立てるシーンが続き、90分には宮澤ひなたのスルーパスから松窪に再びビッグチャンス。だが、GKをかわしたのちに、この日センターバックで出場した安藤梢の対応に遭ってフィニッシュを枠に飛ばせず。浦和が選手交代も駆使してリードを守り切り、7連勝で首位を堅持した。 最下位のアルビレックス新潟レディースは、9位・ジェフユナイテッド市原千葉レディースをホームに迎え、創立20周年記念試合として開催。2点のビハインドからドローに持ち込んだ。 ここまで全試合フル出場だったセンターバック三浦紗津紀を脳震とうの影響で欠いた新潟は、早々に献上したPKを鴨川実歩に決められて千葉に先制を許す。24分には中盤でのマイナスのパスをカットされ、今井裕里奈の強烈ミドルを浴びた。 リードを許した新潟は、ハーフタイムでの2枚替えで反撃を試みると、59分には園田瑞貴の左足ミドルがGK清水栞のセーブを強いて、反撃ののろしに。その4分後に右のハイサイドでFKを獲得すると、上尾野辺めぐみのキックに道上彩花がニアで合わせ、力強いヘディングで1点を返す。78分には早稲田大学から新加入したブラフ・シャーンがWEリーグデビューを果たし、1分後には再び上尾野辺と道上のホットラインがさく裂。右CKからまたもヘディング弾を叩き込み、試合を振り出しに戻した。 以降も新潟の攻勢が続いたものの、逆転までには至らず、引き分けでタイムアップ。新潟は連敗を3でストップし、後半失速した千葉は3試合連続のドローとなった。 ニッパツ三ツ沢球技場で開催された4位・ノジマステラ神奈川相模原vs8位・ちふれASエルフェン埼玉は、EL埼玉が21分に瀬戸口梢がボックス右角付近から鮮烈な右足の一発を叩き込んで試合を動かす。N相模原も後半猛攻を仕掛け、藤原加奈のミドルや浜田芽来の決定機と、チャンスは多数作ったものの、最後までゴールが遠く、EL埼玉が逃げ切って2試合ぶりの白星。N相模原は今季初の連勝を逃している。 ◆WEリーグ第14節 ▽4月22日 マイナビ仙台レディース 1-<span style="color:#cc0000;font-weight:700;">2 三菱重工浦和レッズレディース</span> アルビレックス新潟レディース 2-2 ジェフユナイテッド市原千葉レディース ノジマステラ神奈川相模原 0-<span style="color:#cc0000;font-weight:700;">1 ちふれASエルフェン埼玉</span> ▽4月23日 大宮アルディージャVENTUS vs INAC神戸レオネッサ サンフレッチェ広島レジーナ vs 日テレ・東京ヴェルディベレーザ WE ACTION DAY(今節試合なし) AC長野パルセイロ・レディース 2023.04.22 16:45 Sat
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昨季で千葉レディース退団のMF今井裕里奈がマインツに加入、U-20女子W杯で優勝を経験

ジェフユナイテッド市原・千葉レディースは1日、2022-23シーズン限りで退団していたMF今井裕里奈(25)がドイツのマインツへと加入することを発表した。 今井は東京都出身で、浦和レッズレディースの下部組織育ち。ジュニアユース、ユースで育つと、日体大FIELDS横浜でプレー。 2020年1月に千葉レディースへと加入し、WEリーグでは2シーズンを戦い、32試合1得点を記録。WEリーグカップでは4試合に出場していた。 世代別の日本代表も経験しており、U-16日本女子代表として2013年のAFC U-16女子選手権で優勝。U-20日本女子代表としては、池田太監督の下、2018年のU-20女子ワールドカップで長野風花や南萌華らと優勝を経験している。 また、2019年にはユニバーシアード競技大会で準優勝を収め、キャプテンを務めていた。 マインツは、かつて元日本代表FW岡崎慎司(シント=トロイデン)やFW武藤嘉紀(ヴィッセル神戸)が男子チームに所属。2022年4月にTSVショット・マインツと協力関係を結び、2022-23シーズンはバックアップすることに。2023-24シーズンからはマインツの女子チームとしてプレーすることになる。 2023.11.01 20:20 Wed

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