120分間の激闘を制した新生アスレティックが通算3度目の優勝! マドリー&バルサ連破で文句なしの王者に《スーペル・コパ》
2021.01.18 07:41 Mon
スーペル・コパ・デ・エスパーニャ決勝、バルセロナvsアスレティック・ビルバオが17日にエスタディオ・オリンピコ・セビージャで行われ、延長戦までもつれ込んだ激闘を2-3で制したアスレティックが2015年以来、3度目の優勝を果たした。
バルセロナはメッシ不在の中で臨んだレアル・ソシエダとの準決勝でPK戦までもつれ込む接戦を演じたが、守護神テア・シュテーゲンの圧巻の活躍によって勝ち切り、2018年以来の同タイトル獲得に王手をかけた。クーマン監督は初タイトルが懸かるこの一戦に向けて負傷明けのメッシと共にデストを復帰させ、現状のベストメンバーで臨んだ。
一方、アスレティックは準決勝で前大会王者レアル・マドリーと対戦。ラウール・ガルシアのドブレーテの活躍によって2-1で競り勝ち、2015年以来3度目のタイトル獲得に迫る。マドリー戦からはウナイ・ヌニェスに代えてイニゴ・マルティネスを起用した以外、同じメンバーを起用した。
立ち上がりからやや動きに重さが見受けられるバルセロナに対して、アスレティックがコンパクトな守備と効果的にサイドを使ったシンプルな攻めで押し込む入りを見せた。11分には積極的に背後を狙うイニャキ・ウィリアムズに入れ替わられかかったDFラングレが早々にカードをもらうなど、バルセロナは劣勢の序盤戦となった。
その後もアスレティックのペースが続く中、前半半ばの26分には左サイドバックのバレンシアガのクロスに反応した右サイドバックのカパがボックス右でボールを収めて右足のシュートを枠に飛ばすが、ここはGKテア・シュテーゲンのワンハンドセーブに阻まれる。
40分、右サイドでの細かい繋ぎから中央でデンベレのマイナスのパスを受けたメッシが相棒ジョルディ・アルバに絶妙な斜めのスルーパスを通す。ここでボックス内に侵入したアルバの折り返しをメッシがシュート。これは相手DFにブロックされるもこぼれ球に反応したグリーズマンが左足のシュートを流し込んだ。
これで一気にバルセロナペースで試合が進むかに思われたが、アスレティックがすぐさまスコアをイーブンに戻す。42分、左サイドでの繋ぎからボックス手前左のウィリアムズが浮き球のパスをゴール前に供給すると、アルバの死角から飛び出してきたデ・マルコスが見事な右足のダイレクトボレーで流し込んだ。
先制しながらも追いつかれて試合を折り返したバルセロナはデストに代えてミンゲサを後半頭からピッチに送り込む。前半に比べて押し込む入りとなった中、53分にはボックス手前右の好位置で得たFKをメッシが直接狙うが、これは枠の右に外れる。
一方、やや劣勢のアスレティックはセットプレーから逆転に迫る。57分、相手陣内左サイドで得たFKの場面でキッカーのムニアインが正確なボールをゴール前に入れると、これをラウール・ガルシアが頭で合わせてゴールネットを揺らす。だが、VARのレビューの結果、わずかにオフサイドラインを越えており、ゴールは取り消しとなった。
その後は一進一退の攻防が続く中、バルセロナの背番号7が再び魅せる。77分、デンベレとのワンツーで左サイド深くに抜け出したアルバからのマイナスのクロスに反応したグリーズマンが左足ダイレクトで蹴り込んだ。
グリーズマンのドブレーテで勝ち越しに成功したバルセロナは82分にも前がかりな相手を引っくり返してデンベレ、グリーズマン、メッシと繋いだロングカウンターから最後はボックス右のデ・ヨングがGKと一対一の決定機を迎えるが、ここはウナイ・シモンにうまく寄せられてフィニッシュまで持ち込めない。
一方、ここまで交代カードを1枚も切っていなかったアスレティックは80分を過ぎてベスガ、ベレンゲル、ビジャリブレ、レクエと一気に4枚の交代カードを切って勝負に出る。だが、バルセロナに冷静に時計を進められてなかなか決定機まで持ち込めない。
その後、バルセロナは88分にペドリ、デンベレを下げてピャニッチ、ブラースヴァイトを同時投入し、試合を締めにかかる。だが、試合終了間際の90分にボックス手前左の危険な位置でFKを与えてしまうと、キッカーのムニアインからの正確なクロスをゴール前に飛び込んだビジャリブレに見事なスライディングボレーで流し込まれ、土壇場で逃げ切りに失敗。今季初タイトルの行方は延長戦にゆだねられることに。
その延長戦では追いついて完全に息を吹き返したアスレティックが攻勢を仕掛けると、94分にはボックス手前左でムニアインのパスを足元に受けたウィリアムズがカットインから右足を一閃。美しい軌道を描いたコントロールシュートがゴール右上隅を射抜き、アスレティックがこの試合で初めてリードを手にした。
拙い試合運びで窮地に追い込まれたバルセロナは疲労困憊のブスケッツを下げてより攻撃的なリキ・プッチをピッチに送り込む。そのカンテラーノが積極的にボールを引き出して攻勢を仕掛けるが、引いたアスレティックの守備を崩し切れない。逆に、延長前半終了間際には自陣で与えたFKの場面でムニアインの正確なクロスからゴール前に飛び込んだウナイ・ヌニェスに触ればゴールという決定機を許すが、わずかにボールに届かず事なきを得た。
運命の延長後半ではアスレティックが殊勲のウィリアムズを下げてより守備的なモルシージョを投入して逃げ切りを図る一方、バルセロナはラングレを下げてトリンコンを投入。後ろの枚数を減らしてゴールをこじ開けにかかる。
ここからバルセロナが押し込んでいく中、110分にはメッシのFKがDFベスガのオウンゴールを誘発しそうになるが、ボールはわずかに枠の右に外れる。その後、決死の猛攻を見せたバルセロナだったが、延長後半終了間際にはビジャリブレと交錯した際に激高したメッシが思わず相手の頭を強く叩いてしまう。すると、VARのレビューの結果、この暴力行為にレッドカードが掲示されて退場処分に。
そして、エース不在で10人のバルセロナの反撃をきっちり撥ね返し続けたアスレティックが120分間の激闘を劇的に制した。マドリー、バルセロナと世界屈指の名門を連破したマルセリーノ率いる新生アスレティックが2015年以来、3度目のスーペル・コパ制覇を成し遂げた。
バルセロナはメッシ不在の中で臨んだレアル・ソシエダとの準決勝でPK戦までもつれ込む接戦を演じたが、守護神テア・シュテーゲンの圧巻の活躍によって勝ち切り、2018年以来の同タイトル獲得に王手をかけた。クーマン監督は初タイトルが懸かるこの一戦に向けて負傷明けのメッシと共にデストを復帰させ、現状のベストメンバーで臨んだ。
一方、アスレティックは準決勝で前大会王者レアル・マドリーと対戦。ラウール・ガルシアのドブレーテの活躍によって2-1で競り勝ち、2015年以来3度目のタイトル獲得に迫る。マドリー戦からはウナイ・ヌニェスに代えてイニゴ・マルティネスを起用した以外、同じメンバーを起用した。
その後もアスレティックのペースが続く中、前半半ばの26分には左サイドバックのバレンシアガのクロスに反応した右サイドバックのカパがボックス右でボールを収めて右足のシュートを枠に飛ばすが、ここはGKテア・シュテーゲンのワンハンドセーブに阻まれる。
一方、30分を過ぎてようやく相手陣内でのプレーを増やし始めたバルセロナは37分にメッシがボックス手前から強烈なミドルシュートを放って相手守備を脅かすと、その直後に先制に成功する。
40分、右サイドでの細かい繋ぎから中央でデンベレのマイナスのパスを受けたメッシが相棒ジョルディ・アルバに絶妙な斜めのスルーパスを通す。ここでボックス内に侵入したアルバの折り返しをメッシがシュート。これは相手DFにブロックされるもこぼれ球に反応したグリーズマンが左足のシュートを流し込んだ。
これで一気にバルセロナペースで試合が進むかに思われたが、アスレティックがすぐさまスコアをイーブンに戻す。42分、左サイドでの繋ぎからボックス手前左のウィリアムズが浮き球のパスをゴール前に供給すると、アルバの死角から飛び出してきたデ・マルコスが見事な右足のダイレクトボレーで流し込んだ。
先制しながらも追いつかれて試合を折り返したバルセロナはデストに代えてミンゲサを後半頭からピッチに送り込む。前半に比べて押し込む入りとなった中、53分にはボックス手前右の好位置で得たFKをメッシが直接狙うが、これは枠の右に外れる。
一方、やや劣勢のアスレティックはセットプレーから逆転に迫る。57分、相手陣内左サイドで得たFKの場面でキッカーのムニアインが正確なボールをゴール前に入れると、これをラウール・ガルシアが頭で合わせてゴールネットを揺らす。だが、VARのレビューの結果、わずかにオフサイドラインを越えており、ゴールは取り消しとなった。
その後は一進一退の攻防が続く中、バルセロナの背番号7が再び魅せる。77分、デンベレとのワンツーで左サイド深くに抜け出したアルバからのマイナスのクロスに反応したグリーズマンが左足ダイレクトで蹴り込んだ。
グリーズマンのドブレーテで勝ち越しに成功したバルセロナは82分にも前がかりな相手を引っくり返してデンベレ、グリーズマン、メッシと繋いだロングカウンターから最後はボックス右のデ・ヨングがGKと一対一の決定機を迎えるが、ここはウナイ・シモンにうまく寄せられてフィニッシュまで持ち込めない。
一方、ここまで交代カードを1枚も切っていなかったアスレティックは80分を過ぎてベスガ、ベレンゲル、ビジャリブレ、レクエと一気に4枚の交代カードを切って勝負に出る。だが、バルセロナに冷静に時計を進められてなかなか決定機まで持ち込めない。
その後、バルセロナは88分にペドリ、デンベレを下げてピャニッチ、ブラースヴァイトを同時投入し、試合を締めにかかる。だが、試合終了間際の90分にボックス手前左の危険な位置でFKを与えてしまうと、キッカーのムニアインからの正確なクロスをゴール前に飛び込んだビジャリブレに見事なスライディングボレーで流し込まれ、土壇場で逃げ切りに失敗。今季初タイトルの行方は延長戦にゆだねられることに。
その延長戦では追いついて完全に息を吹き返したアスレティックが攻勢を仕掛けると、94分にはボックス手前左でムニアインのパスを足元に受けたウィリアムズがカットインから右足を一閃。美しい軌道を描いたコントロールシュートがゴール右上隅を射抜き、アスレティックがこの試合で初めてリードを手にした。
拙い試合運びで窮地に追い込まれたバルセロナは疲労困憊のブスケッツを下げてより攻撃的なリキ・プッチをピッチに送り込む。そのカンテラーノが積極的にボールを引き出して攻勢を仕掛けるが、引いたアスレティックの守備を崩し切れない。逆に、延長前半終了間際には自陣で与えたFKの場面でムニアインの正確なクロスからゴール前に飛び込んだウナイ・ヌニェスに触ればゴールという決定機を許すが、わずかにボールに届かず事なきを得た。
運命の延長後半ではアスレティックが殊勲のウィリアムズを下げてより守備的なモルシージョを投入して逃げ切りを図る一方、バルセロナはラングレを下げてトリンコンを投入。後ろの枚数を減らしてゴールをこじ開けにかかる。
ここからバルセロナが押し込んでいく中、110分にはメッシのFKがDFベスガのオウンゴールを誘発しそうになるが、ボールはわずかに枠の右に外れる。その後、決死の猛攻を見せたバルセロナだったが、延長後半終了間際にはビジャリブレと交錯した際に激高したメッシが思わず相手の頭を強く叩いてしまう。すると、VARのレビューの結果、この暴力行為にレッドカードが掲示されて退場処分に。
そして、エース不在で10人のバルセロナの反撃をきっちり撥ね返し続けたアスレティックが120分間の激闘を劇的に制した。マドリー、バルセロナと世界屈指の名門を連破したマルセリーノ率いる新生アスレティックが2015年以来、3度目のスーペル・コパ制覇を成し遂げた。
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コパ・デル・レイ3回戦の組み合わせ抽選会が9日に行われ、ラウンド32の16カードが決定した。 今回のラウンドからスーペル・コパ・デ・エスパーニャに参戦するバルセロナ、レアル・マドリー、アスレティック・ビルバオ、マジョルカが参戦となる。 王座奪還を目指すレアル・マドリーは、2回戦でPK戦の末にアラベスを下した4部のミネラ、大会最多優勝を誇るバルセロナは同じく2回戦でエスパニョールを下した4部に属するバルバストロとの対戦が決定。 また、前回王者のアスレティックは、2回戦でPK戦の末にジローナを下した4部のログローニョと、2回戦で4部のカセレーニョを下したアトレティコ・マドリーは、3部に属するマルベーリャと対戦する。 その他、日本人所属クラブは久保建英の所属するレアル・ソシエダは、3部のポンフェラディーナ、浅野拓磨の所属するマジョルカは2回戦でビジャレアルを下した4部のポンテベドラと共にアウェイで対戦する。 なお、3回戦は来年1月初旬に開催予定だ。 ◆コパ・デル・レイ3回戦 対戦カード バルバストロ(4) vs バルセロナ ポンテベドラ(4) vs マジョルカ ミネラ(4) vs レアル・マドリー ログローニョ(4) vs アスレティック・ビルバオ マルベーリャ(3) vs アトレティコ・マドリー オウレンセ(3) vs バジャドリー ポンフェラディーナ(3) vs レアル・ソシエダ グラナダ(2) vs ヘタフェ ウエスカ(2) vs レアル・ベティス ラシン・サンタンデール(2) vs セルタ ラシン・フェロル(2) vs ラージョ・バジェカーノ アルメリア(2) vs セビージャ エルデンセ(2) vs バレンシア エルチェ(2) vs ラス・パルマス カルタヘナ(2) vs レガネス テネリフェ(2) vs オサスナ ※()内は所属カテゴリー 2024.12.10 01:31 Tue4
「特別な夜、長く待ち望んでいた夜」ケガに苦しむ中で2ゴールで勝利貢献のマウント、本拠地での初ゴールに「諦めずにやり続けてきた」
マンチェスター・ユナイテッドのMFメイソン・マウントがアスレティック・ビルバオ戦を振り返り、ゴールを喜んだ。 8日、ヨーロッパリーグ(EL)準決勝2ndレグでユナイテッドはホームにアスレティックを迎えた。 アウェイでの1stレグで0-3と圧勝していたユナイテッド。2ndレグは逆転を目指すアスレティックに先制を許すも、その後はやらせない展開に。すると72分にマウントのゴールで同点に追いつくと、カゼミロ、ラスムス・ホイルンドとゴールを重ね勝利を確実なものに。後半アディショナルタイムにはマウントが2点目を決め、4-1で勝利。2戦合計7-1で決勝進出を決めた。 途中出場から2ゴールを記録したマウントはイギリス『TNT Sports』のインタビューに応じ、チームとして不振を極めた中での決勝進出を喜んだ。 「大変だった。ここに来てから、ケガや挫折もあったけど、常にポジティブな姿勢を保ってきた。何か良いことが起こると信じて、諦めずにやり続けてきた」 マウントは2023年7月に加入してから、ケガに苦しみ、満足いくプレーができていなかった中で殊勲の2ゴール。逆転を目指すアスレティックの猛攻を乗り切っての勝利を喜び、途中出場する際の心境も明かした。 「僕たちはなんとか嵐を乗り切り、もちろん最初のゴールを決めて1-1に追いついたことで、少し落ち着くことができた」 「ただ試合に出場して影響を与えようと思っただけだ。他の控え選手たちと一緒に出場した時は、試合は接戦だったし、出場して試合を落ち着かせて、影響を与えようとした」 また、後半アディショナルタイムの自身のゴールについては「僕はMFの前にいたので、頭の中では『もしボールが僕に回ってきたら、まず触ってシュートする』とだけ考えていた」と語り、「左足で蹴る必要はなかったけど、ディフェンダーがゴールからかなり離れているのが見えたので、上手くボールに触ろうとしただけなんだ」と語り、自身のオールド・トラッフォードでの初ゴールを振り返った。 「観客の熱狂は信じられないほどだ。彼らはずっと僕たちを応援してくれた」 「僕個人としては、もちろんここで、オールド・トラッフォードで初ゴールを決めたので、特別な夜になった。長い間待ち望んでいた夜だ。今夜は僕たちにとって特別な瞬間であり、力強く終わらせたい」 決勝は同じプレミアリーグを戦うよく知るトッテナムとの対戦に。勝利をおさめ、苦しんだシーズンでチャンピオンズリーグ(CL)の出場権を手にすることができるか注目だ。 <span class="paragraph-title">【動画】マウントが鮮やか2ゴール!ユナイテッドが無敗でEL決勝へ</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="TqTAAMsrbXU";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.05.09 12:05 Fri5
