サラーPK失敗響いたリバプールが前回対戦9-0の最下位ボーンマスに痛恨の敗戦…《プレミアリーグ》

2023.03.11 23:29 Sat
Getty Images
プレミアリーグ第27節、ボーンマスvsリバプールが11日にヴァイタリティ・スタジアムで行われ、ホームのボーンマスが1-0で勝利した。

5位のリバプールは前節、絶好調のマンチェスター・ユナイテッドにクラブ史に残る7-0の歴史的な大勝。直近4勝1分けと完全復調でトップ4圏内に肉薄する。来週に2-5からの逆転突破を目指すチャンピオンズリーグ(CL)のレアル・マドリー戦を控える中、前回対戦で9-0の圧勝を収めた最下位のボーンマス相手に3連勝を狙った。

クロップ監督はこの一戦に向けてヘンダーソンをバイチェティッチに入れ替えた以外同じスタメンを採用。また、長期離脱明けのアルトゥールが久々のベンチ入りとなった。
立ち上がりからは拮抗した展開となったが、地力で勝るアウェイチームが早速決定機を作り出す。6分、右CKの場面でキッカーのアレクサンダー=アーノルドが右足アウトスウィングの正確なボールを入れると、ファーに流れて競り勝ったファン・ダイクが渾身のヘディングシュート。これが枠の右へ向かうが、レルマの見事なゴールカバーに阻まれた。

一方、守勢を凌いだボーンマスにも早い時間帯にビッグチャンス。ハーフウェイライン付近でルーズボールを収めたソランケのキープから右サイドのスペースを狙うワタラに完璧なラストパスが通る。そのままボックス内に持ち込んだが、GKアリソンを右にかわして放ったシュートはサイドネットを叩き痛恨の決定機逸となった。
相手の判断ミスに救われて失点を回避したリバプールは、ここから一気に攻勢を強めていく。安定したボール保持に加え、スペースを狙った効果的なミドルレンジのパスでボーンマス守備を揺さぶる。その流れの中でロバートソンやヌニェスがボックス内で積極的に足を振ってGKネトを再三脅かす。

20分を過ぎた辺りから試合はややイーブンな展開に。すると、28分にはホームチームが狙っていたカウンターの一刺しがものの見事に決まった。右サイドのスミスからのフィードにオフサイドラインぎりぎりで抜け出したワタラがボックス右で一気にスピードアップ。DFファン・ダイクを振り切ってゴールライン際でマイナスに折り返すと、ゴール前に走り込んだビリングが右足で丁寧に流し込んだ。

一瞬の隙を突かれてリーグ6戦ぶりの失点を喫したリバプールは反撃を開始。だが、先制点を奪ったことで全体の強度を上げたボーンマスの守備に苦戦。流れの中ではなかなか決定機まで持ち込めない。前半終盤にかけては制空権を握るファン・ダイクを使ったセットプレーで幾度か見せ場を作ったが、結局1点ビハインドでハーフタイムを迎えた。

迎えた後半、クロップ監督はエリオットを下げてジョタを投入。この交代でジョタが左ウイング、ガクポが右インサイド、ヌニェスがセンターフォワードに配置を変更した。

逆転を目指す後半に勢いを持って入ったアウェイチームは、立ち上がりの49分に中央で仕掛けたジョタがゴール右隅へ鋭いシュートを飛ばすが、これはGKネトの好守に遭う。

後半序盤は完全に押し込んだものの、徐々に攻めあぐねたアウェイチームは66分、アレクサンダー=アーノルド、ファビーニョ、ヌニェスを下げてミルナー、ヘンダーソン、フィルミノと百戦錬磨のベテランを投入。すると、この交代直後に絶好の同点機が訪れる。

67分、ボックス内でジョタが放ったヘディングシュートがDFスミスの左手に直撃。オンフィールド・レビューの結果、リバプールにPKが与えられる。だが、キッカーのサラーが左を狙って蹴ったシュートは大きく枠を外れて痛恨の決定機逸となった。

エースのPK失敗によって同点のチャンスを逃したリバプールは、気持ちを切り替えて攻勢に打って出るが、全体的に動きが重く最下位脱出に向けてモチベーション高いホームチームの守備に苦戦。以降は決定機はおろかフィニッシュまで持ち込むことができない。

その後、88分にはバイチェティッチを下げてカルヴァーリョを最後のカードとして切ったレッズ。逆転への望みがどんどん薄まっていく中、なんとか勝ち点1でも持ち帰ろうと決死の猛攻を仕掛けたが、最後までゴールが遠かった。

そして、前回対戦で9-0の圧勝を収めた相手に0-1の敗戦となったリバプールは、リーグ戦6試合ぶりの敗戦。逆転でのトップ4へ手痛い黒星を喫したチームは、マドリー戦へ弾みを付けることができなかった。

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