札幌が5ゴール圧勝で6試合ぶり白星!! 異なる5人が得点し同勝ち点の湘南を粉砕【明治安田J1第24節】
2022.08.07 21:04 Sun
明治安田生命J1リーグ第24節、湘南ベルマーレvs北海道コンサドーレ札幌が7日にレモンガススタジアム平塚で行われ、5-1でアウェイの札幌が大勝を収めた。
同勝ち点「25」で並ぶ両チーム。守備は安定も得点力不足のために3試合勝利から遠ざかっている湘南は、夏に名古屋グランパスから期限付き移籍で加わった阿部が2トップの一角で加入後初先発を飾り、スタメンに名を連ねた杉岡と瀬川がJ1通算100試合出場を達成。今節もウクライナ支援となる黄色ベースの「ひまわりユニフォーム」を着用して臨んだ。
一方の札幌も5試合勝利がない中で、光明は悩ましかった攻撃面で前節に複数得点を挙げたことか。出場停止の菅に代わって左ウイングバックには青木が入り、ケガから戻ってきた小柏が湘南との前回対戦以来、14試合ぶりの出場となった。
取るか落とすかで浮沈に大きく影響するであろう一戦は、9分に札幌が先手を取る。右の高い位置で高橋のパスをルーカス・フェルナンデスがブロックし、こぼれたボールを拾った小柏が縦に持ち運んでからクロス。中央で興梠が守備陣を引き付けて生まれたスペースに駒井が走り込んで右足を振り抜くと、強烈な一撃が左隅に突き刺さった。
バイタルエリアと裏へパスを使い分けて躍動感を見せる札幌の攻撃陣は14分にも追加点を奪取。左サイドから青木が入れた斜めのパスを大野がクリアミスし、高橋のヘディングも小さくなると、競り合いを制した小柏が流れたボールを拾ってボックス右からクロス。GK谷、大野と触れて跳ね返ったボールが興梠のももに当たってラインを割り、屈指のストライカーはJ1通算160得点目を記録した。
その大橋は40分に右クロスからダイレクトボレーを見せたものの、1分後にネットを揺らしたのはまたしても札幌。左サイドからの斜めのパスをペナルティアーク内で興梠が収めて落とし、走り込んできた宮澤が右足のボレー。杉岡にディフレクションしても勢いは衰えず、GK谷の手も弾いてゴールへ吸い込まれた。
折り返した後半も立ち上がりかエンジン全開の札幌は復帰戦の小柏がボックス右からフィニッシュ。ハーフタイムに2枚替えを行った湘南も中野がアクセントとなり、チャンスを作るも、やはりアウェイチームがスコアを動かす。
69分、投入直後の福森の左CKから舘のマークを振り切った田中が頭で合わせて追加点を奪取すると、その3分後には、Jデビュー戦となったスパチョークが青木のパスに反応して右サイドのスペースを突いて折り返し、青木が蹴り込んで5点差とした。
今季最多となる5失点を喫した湘南も79分に一矢を報いる。中野がDF2枚の間をグラウンダーで通し、阿部がボックス内でワントラップから右足を振り抜いて加入後初ゴールをマーク。以降も大橋や畑が決定機を迎えたものの、次のゴールを生まれず試合終了。異なる5人で5点を奪った札幌が、大勝で6試合ぶりの白星をつかんでいる。
湘南ベルマーレ 1-5 北海道コンサドーレ札幌
【湘南】
阿部浩之(後34)
【札幌】
駒井善成(前9)
興梠慎三(前14)
宮澤裕樹(前41)
田中駿汰(後24)
青木亮太(後27)
同勝ち点「25」で並ぶ両チーム。守備は安定も得点力不足のために3試合勝利から遠ざかっている湘南は、夏に名古屋グランパスから期限付き移籍で加わった阿部が2トップの一角で加入後初先発を飾り、スタメンに名を連ねた杉岡と瀬川がJ1通算100試合出場を達成。今節もウクライナ支援となる黄色ベースの「ひまわりユニフォーム」を着用して臨んだ。
一方の札幌も5試合勝利がない中で、光明は悩ましかった攻撃面で前節に複数得点を挙げたことか。出場停止の菅に代わって左ウイングバックには青木が入り、ケガから戻ってきた小柏が湘南との前回対戦以来、14試合ぶりの出場となった。
バイタルエリアと裏へパスを使い分けて躍動感を見せる札幌の攻撃陣は14分にも追加点を奪取。左サイドから青木が入れた斜めのパスを大野がクリアミスし、高橋のヘディングも小さくなると、競り合いを制した小柏が流れたボールを拾ってボックス右からクロス。GK谷、大野と触れて跳ね返ったボールが興梠のももに当たってラインを割り、屈指のストライカーはJ1通算160得点目を記録した。
劣勢の湘南にはさらなるアクシデント。町野が高嶺とコンタクトしながらボールをコントロールしようとした際、着地時に右足首を痛めて倒れ込むと、飲水タイムを明けても立ち上がれず、担架に乗せられてピッチを後に。大橋との交代を余儀なくされた。
その大橋は40分に右クロスからダイレクトボレーを見せたものの、1分後にネットを揺らしたのはまたしても札幌。左サイドからの斜めのパスをペナルティアーク内で興梠が収めて落とし、走り込んできた宮澤が右足のボレー。杉岡にディフレクションしても勢いは衰えず、GK谷の手も弾いてゴールへ吸い込まれた。
折り返した後半も立ち上がりかエンジン全開の札幌は復帰戦の小柏がボックス右からフィニッシュ。ハーフタイムに2枚替えを行った湘南も中野がアクセントとなり、チャンスを作るも、やはりアウェイチームがスコアを動かす。
69分、投入直後の福森の左CKから舘のマークを振り切った田中が頭で合わせて追加点を奪取すると、その3分後には、Jデビュー戦となったスパチョークが青木のパスに反応して右サイドのスペースを突いて折り返し、青木が蹴り込んで5点差とした。
今季最多となる5失点を喫した湘南も79分に一矢を報いる。中野がDF2枚の間をグラウンダーで通し、阿部がボックス内でワントラップから右足を振り抜いて加入後初ゴールをマーク。以降も大橋や畑が決定機を迎えたものの、次のゴールを生まれず試合終了。異なる5人で5点を奪った札幌が、大勝で6試合ぶりの白星をつかんでいる。
湘南ベルマーレ 1-5 北海道コンサドーレ札幌
【湘南】
阿部浩之(後34)
【札幌】
駒井善成(前9)
興梠慎三(前14)
宮澤裕樹(前41)
田中駿汰(後24)
青木亮太(後27)
湘南ベルマーレの関連記事
J1の関連記事
|
湘南ベルマーレの人気記事ランキング
1
湘南のDF石井大生、GK真田幸太がJFLのヴィアティン三重に期限付き移籍
湘南ベルマーレは16日、JFLのヴィアティン三重にDF石井大生(18)、GK真田幸太(23)が期限付き移籍することを発表した。 共に移籍期間は2024年1月31日までとなる。 石井は湘南の下部組織出身で、U-15、U-18と昇格し、今シーズンからトップチームに昇格した。 今シーズンは天皇杯で1試合に出場している。 真田も湘南の下部組織出身で、2018年にトップチーム昇格。奈良クラブやおこしやす京都AC、東京武蔵野ユナイテッドFCへの期限付き移籍を経験した。 今シーズンはJFLで30試合に出場していた。 武者修行に出る両選手はクラブを通じてコメントしている。 ◆DF石井大生 「この度、ヴィアティン三重に期限付き移籍をすることに決めました。一年間シーズンを終え、ずっと育ててもらった湘南の勝利のために活躍できる選手になりたいと強く思いました」 「この気持ちを忘れずに、この一年学んだことを活かして成長して帰って来られるように頑張ります。これからも応援よろしくお願いします」 ◆GK真田幸太 「お久しぶりです、真田丸です!来年はヴィアティン三重でプレーすることになりました」 「今年は東京という地で湘南地域からの近さもあり、現地まで応援に来ていただいたり応援メッセージもたくさんいただきました。本当にありがとうございました!」 「今年はチームが夜練習ということもあり、プロではなかなか経験できない、昼間に仕事をする、ということを経験しながらシーズンを通して過ごしてきました。仕事をしながらシーズンを戦うということは想像以上に過酷なものでした。プロでいられること、サッカーだけに打ち込める環境があること、サッカーだけでお金をもらえていることがどれだけ恵まれていることか、プロだから当たり前だと思っていたようなことがどれだけ恵まれている環境であるかを身に染みて感じました」 「湘南でやれていた時間があるからこそ本当に身に染みて感じることができました。サッカーで生活できていることに感謝すると共に、もっともっと貪欲に、そして謙虚にサッカーに打ち込む一年にしたいと思います。来年も新しい挑戦、応援よろしくお願いします!」 2022.12.16 18:12 Fri2
湘南のGK真田幸太、MF横川旦陽がJFLの東京武蔵野ユナイテッドFCへ期限付き移籍
湘南ベルマーレは19日、GK真田幸太(22)、MF横川旦陽(19/写真)がJFLの東京武蔵野ユナイテッドFCへ期限付き移籍することを発表した。 真田は湘南の下部組織出身で、2018年にトップチーム昇格。2020年はJFLの奈良クラブ、2021年は関西サッカーリーグ1部へと期限付き移籍していた。 2021シーズンは関西1部で13試合に出場していた。 横川も湘南の下部組織出身で、2021年にトップチームに昇格すると、そのままガイナーレ鳥取へ期限付き移籍。明治安田生命J3リーグで2試合に出場、天皇杯で1試合に出場していた。 両選手はクラブを通じてコメントしている。 ◆GK真田幸太 「今季からJFLの東京武蔵野ユナイテッドFCでプレーすることになりました。昨年はおこしやす京都ACでプレーし、JFL昇格という目標を達成することができませんでしたが、湘南の地から気にしてもらえたり東京で行われた試合を見に来てもらえたりととても嬉しかったです」 「今年も「真田丸どうなのかな」と少しでも気にしてもらえたら嬉しいです!今年も自分らしくコツコツと頑張ります!!」 ◆MF横川旦陽 「今シーズンは東京武蔵野ユナイテッドFCに期限付き移籍することになりました。皆さんの前でプレーできないのは残念ですが、まずは、試合に出て経験を積んで、成長して帰ってこれるように頑張ってきます。応援よろしくお願いします」 2022.01.19 14:25 Wed3
「すごいです!」「似てるなぁ〜」父は元日本代表GK、兄はJ1でプレーする鈴木愛理さんが磐田に入社…兄が「完全にサッカー一家です」と紹介
父親は元日本代表GK、兄はJ1でプレーする中央大学の鈴木愛理さんが、4月からジュビロ磐田に入社する。 その兄とは、今シーズンから湘南ベルマーレでプレーするMF鈴木雄斗。「サッカー一家」で育った妹の去就に触れて話題を呼んでいる。 神奈川県出身の鈴木は、サッカー指導者で元日本代表GKの鈴木康仁氏を父に持ち、その影響もあり大分トリニータ、柏レイソル、横浜F・マリノスの下部組織でプレー。2012年に横浜FMユースから水戸ホーリーホックに加入した。 Jリーガーとしての道を歩み、モンテディオ山形、川崎フロンターレ、ガンバ大阪、松本山雅FC、ジュビロ磐田と多くのクラブを渡り歩くと、今シーズンから湘南に完全移籍で加入。ここまで、明治安田J1リーグで4試合に出場している。 その鈴木は自身のX(旧ツイッター/@JhoRvw)を26日に更新。中央大学広報室のツイートを引用し、妹の去就について言及。自身が昨シーズンまでプレーした磐田に入社することを伝えた。 「妹が4月からジュビロ磐田に入社します。父の影響で兄と僕はサッカーを始め、遊び場は兄の試合会場だった妹。完全にサッカー一家です」 「妹はジュビロの魅力をサッカーの魅力を多くの人に伝えてくれると思います。ジュビロ磐田に関わる全ての皆様よろしくお願いします」 同じ舞台で戦うライバルチームに加わる妹を想っての投稿は大きな反響を呼び、「すごいです!」、「これは楽しみです」、「素晴らしいこと」、「磐田を選んでくれてありがとう」とコメント。中には「似てるなぁ〜」、「応援させてもらいます」、「美人さんですね」とコメントも集まっている。 <span class="paragraph-title">【写真】中央大学サッカー部マネージャーで4月から磐田に入社する鈴木雄斗の妹・愛理さん</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">妹が4月からジュビロ磐田に入社します。<br>父の影響で兄と僕はサッカーを始め、遊び場は兄の試合会場だった妹。<br>完全にサッカー一家です。<br><br>妹はジュビロの魅力をサッカーの魅力を多くの人に伝えてくれると思います。<br><br>ジュビロ磐田に関わる全ての皆様よろしくお願いします。 <a href="https://t.co/k04WEFt3Vx">https://t.co/k04WEFt3Vx</a></p>— 鈴木 雄斗 (@JhoRvw) <a href="https://twitter.com/JhoRvw/status/1772524933064929354?ref_src=twsrc%5Etfw">March 26, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.27 21:40 Wed4
BE:FIRSTがアンバサダー就任の「FILA」、かつては中田英寿氏も同ブランドのスパイクを着用
7日にBE:FIRSTがブランドアンバサダーに就任したことを発表した『FILA(フィラ)』。ファッションブランドとしての認識が強い同ブランドだが、かつてはサッカースパイクも手掛けていた。 フィラは1911年、フィラ兄弟によってイタリアのビエラでニット素材工場として誕生した。1940年に社名を『FILA』に変更。1970年代からスポーツウェア業界でも地位を築き始め、次第に大きな注目を集めていった。 現在はテニスやゴルフを中心としたブランド展開に加え、バーチャルシンガー・初音ミクとのコラボレーションシューズなどカジュアルウェアに注力しているフィラだが、1998年にイタリアへと渡った元日本代表MF中田英寿氏が身に着けていたのがフィラのファッシノだ。 当時世界の最高峰と言われていたセリエA。中田氏はユベントスを相手にデビュー戦で2ゴールというセンセーショナルな活躍を披露した。足元には黒を基調に黄色のFマーク。シュータンには『FILA』の文字がはっきりと見て取れる。 現在のサッカー界からは姿を探すことが難しくなったフィラだが、今季はセリエCのヴィチェンツァのサプライヤーとなった。『Footy Headlines』によれば、イタリアのピッチに同ブランドが戻ってくるのは、フィオレンティーナとの1999-2000シーズンの終了以来、22年ぶりとのことだ。 かつてはウェストハムやフランクフルトのサプライヤーも務めていたフィラ。現在はヴィチェンツァのほか、イスラエルのマッカビ・テルアビブや韓国の済州ユナイテッドなどのクラブのサプライヤーを務めている。 <span class="paragraph-title">【写真】ペルージャ時代の中田英寿とその足元</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila01.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila02.jpg" style="max-width:100%;"></div> <span class="paragraph-title">【写真】FILAがサプライヤーを務めたフィオレンティーナやフランクフルトのユニフォーム</span> <span data-other-div="movie2"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila03.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila04.jpg" style="max-width:100%;"></div> 2022.09.07 20:30 Wed5