【セリエA注目プレビュー】新指揮官の下で復権目指すローマ勢による今季最初の首都デルビー!

2021.09.26 13:00 Sun
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セリエA第6節、ラツィオローマによるデルビー・デッラ・カピターレが、日本時間26日25:00にスタディオ・オリンピコでキックオフされる。共に新指揮官の下、ミラノ勢に続く復権を目指すローマ勢による今季最初のデルビーだ。昨シーズンのセリエAを6位でフィニッシュしたラツィオは、シモーネ・インザーギ監督のインテル行きを受け、5年間続いた前体制に終止符を打ち、前ナポリ、ユベントス指揮官の智将サッリを新指揮官に招へい。ダイナミズムを重視する前指揮官の[3-5-2]から、“サッリボール”と評される、[4-3-3(4-3-1-2)]の攻撃的なポゼッションスタイルへ大きく舵を切った。

エンポリ、スペツィアとの開幕2試合では9得点2失点という圧倒的な内容で力強いスタートを切ったが、第3節のミラン戦で完敗を喫すると、そこから公式戦4戦未勝利と急失速。直近のカリアリ、トリノ戦では2試合のベンチ入り禁止処分を科された指揮官不在の影響もあったか、振るわないパフォーマンスでドローに持ち込むことが精いっぱいだった。ホーム開催のデルビーに向けプラス材料は少ないが、上位戦線に踏み留める上で勝ち点3が求められるところだ。
対するローマは2017-18シーズンの3位を最後に、3シーズン連続でトップ4フィニッシュを逃しており、オーナーのフリードキンファミリーは今夏、世界屈指の名将モウリーニョを新指揮官に招へい。

近年は失敗続きも勝者のメンタリティを持つポルトガル人指揮官は、就任以降公式戦6連勝と現チームに欠けていた勝負強さを早くも植え付けている。前々節は監督交代のエラス・ヴェローナ相手に新体制初黒星を喫したが、直近のウディネーゼ戦ではパフォーマンス自体は低調だったが、今季初のウノゼロ勝利でバウンスバックに成功している。
メンバー固定の弊害か、直近2試合では中盤やサイドバックを中心に消耗が色濃く、ガス欠傾向が顕著となっているが、ウディネーゼ戦の勝利と、有観客でのデルビーという最高の環境が、90分間戦い抜くエネルギーを与えてくれるはずだ。

2015-16シーズンのローマのシーズンダブル以降、非常に拮抗した両者の対戦は、昨季も1勝1敗のイーブンだ。また、共にデルビー初采配のサッリ監督とモウリーニョ監督は、2018-19シーズンのプレミアリーグで前者がチェルシー、後者がマンチェスター・ユナイテッドを率いて1度だけ対戦しているが、2-2のドローに終わっている。

◆ラツィオ◆
【4-3-3】
▽ラツィオ予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:レイナ
DF:ラッツァーリ、ルイス・フェリペ、アチェルビ、ヒサイ
MF:ミリンコビッチ=サビッチ、ルーカス・レイバ、ルイス・アルベルト
FW:フェリペ・アンデルソン、インモービレ、ペドロ

負傷者:MFザッカーニ
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関しては太ももを痛めているザッカーニが唯一の欠場となる。

スタメンに関しては前述の11人の起用が濃厚だが、唯一定まらない右サイドバックに関してはラッツァーリではなくマルシッチ起用の可能性も十分にある。

◆ローマ◆
【4-2-3-1】
▽ローマ予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:ルイ・パトリシオ
DF:カルスドルプ、マンチーニ、イバニェス、カラフィオーリ
MF:クリスタンテ、ヴェレトゥ
MF:ザニオーロ、ムヒタリアン、エル・シャーラウィ
FW:エイブラハム

負傷者:DFスピナッツォーラ、ビーニャ
出場停止者:MFペッレグリーニ(1/1)

前節のウディネーゼ戦で退場したカピターノのペッレグリーニが欠場となる。負傷者に関しては長期離脱中のスピナッツォーラに加え、ヒザに問題を抱えるビーニャに欠場の可能性がある。

スタメンに関しては左サイドバックとペッレグリーニの代役が注目ポイント。スピナッツォーラ、ビーニャの不在によって本職のカラフィオーリの起用が濃厚だが、経験と守備能力を考慮して本職センターバックのイバニェスを左に置き、スモーリングをマンチーニの相棒に据える可能性もありそうだ。

ペッレグリーニの代役に関してはムヒタリアン、ザニオーロのいずれかをトップ下に移し、エル・シャーラウィ、カルレス・ペレスを配置する形が想定される。ショムロドフをセカンドトップに置くオプションもあるが、3番手のマジョラルが信頼を得られていないため、エイブラハムのバックアップを担うウズベキスタン代表FWはベンチスタートが濃厚だ。

★注目選手
◆ラツィオ:FWペドロ・ロドリゲス
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ラツィオの注目プレーヤーは今夏に“禁断の移籍”を果たしたペドロ。バルセロナ、チェルシー、スペイン代表での経験を買われて、昨夏2年契約でローマに加入したペドロは、公式戦40試合6ゴール7アシストと上々の数字を残した。しかし、世代交代を図る新指揮官モウリーニョにプレシーズン前に構想外を言い渡された結果、わずか1年で退団の運びに。

新天地に関しては母国帰還の可能性も含め、幾つかの選択肢があったものの、チェルシー時代の恩師サッリの誘いを受け、宿敵ラツィオへの移籍を決断。ローマも高額年俸の負担を考慮し、フリーでの放出を容認し、36年ぶりとなる“禁断の移籍”が実現することになった。

その新天地では同じくサッリ監督の教え子でナポリから加入したDFヒサイと共に、指揮官とチームの橋渡し役として早くも存在感を放つ。ここまでの公式戦全試合に出場している中、初ゴールはお預けとなっているが、前線と中盤を繋ぐ潤滑油としてベテランらしい機転を利かせたプレーが光っている。

前回のデルビーでは途中出場からラツィオに引導を渡すゴールを奪っていたが、今回の試合ではローマ相手に恩返し弾を決めて、恐らく史上初となる異なるチームでのデルビー2試合連続ゴールを達成したい。

◆ローマ:FWタミー・エイブラハム
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ローマの注目プレーヤーはジャッロロッシの新エースストライカー候補。クラブ歴代3位の得点数を挙げたFWジェコのインテル移籍に伴い、新エース候補としてチェルシーから4000万ユーロの移籍金で加入したエイブラハム。トゥヘル監督の下では複雑な戦術に適応できなかったものの、2018-19シーズンのプレミアリーグで15ゴールを挙げた得点力は本物。そして、過去に多くのストライカーを育て上げたモウリーニョ監督は“新たなドログバ”として大きな期待をかけている。

ここまでは公式戦7試合に出場し、2ゴール2アシストと数字の面では圧倒的なモノを残せていないが、高い身体能力と足元のテクニックを生かしたポストワークや背後への質の高い動き出しで攻撃の起点としての存在感は抜群だ。また、初の国外移籍による環境面への適応の問題も、同胞スモーリングやモウリーニョ監督、ムヒタリアンらプレミアリーグ経験者の存在もあり、スムーズにいっている印象だ。

先日のウディネーゼ戦ではキックオフ前に“ローマ、ローマ、ローマ”を口ずさむなど、早くもジャッロロッシへの忠誠心の強さを垣間見せたが、自身初のデルビーでゴールを奪い、ロマニスタのハートを鷲掴みにしたい。

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カンナバーロ息子がセリエDクラブに加入…ラツィオのプリマヴェーラ出身の18歳CB

元イタリア代表DFのファビオ・カンナバーロ氏(50)の息子がセリエD(イタリア4部)のレアル・カザルヌオーヴォに加入した。 現役時代にナポリやパルマ、ユベントス、レアル・マドリーで活躍し、イタリア代表のワールドカップ制覇に貢献した2006年にはDFとしては異例のバロンドールも受賞したカンナバーロ氏。 現役引退後は広州恒大(現:広州足球倶楽部)や中国代表、アル・ナスル、母国のベネヴェントなどで指揮官を歴任した。 その偉大な父を持ち、広州足球倶楽部やラツィオの下部組織でプレーしていたのが、DFアンドレア・カンナバーロ(18)。父と同じセンターバックを主戦場とする185cmのDFは、生まれ故郷のナポリにあるセリエDクラブでシニアレベルでのキャリアをスタートすることになった。 <span class="paragraph-title">【写真】見た目は完全に父ファビオの風格</span> <span data-other-div="movie"></span> <div id="cws_ad"><blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/CxaCONIsIgj/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/CxaCONIsIgj/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; 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ラニエリ監督がペッレグリーニ先発起用の裏側を明かす「ダービーで主将を務めたいと…」

ローマのクラウディオ・ラニエリ監督が5日に行われたセリエA第19節、2-0で勝利したラツィオとのダービー後にコメントした。 新年初戦のダービーに向けてラニエリ監督は、今季ここまで不振だったMFロレンツォ・ペッレグリーニを先発に抜擢。するとそのペッレグリーニが先制ゴールを挙げる活躍を見せ、ローマは2-0で勝利した。 もがき苦しんでいた主将の今季リーグ初ゴールでダービーを制した中、ラニエリ監督はペッレグリーニの先発起用について裏側を明かした。 「昨日、彼が私に話をしに来た。そしてダービーでローマの主将を務めたいという強い願望を持っていることに気付いた。私は彼がそんな気持ちを表現してくれるのを待っていた。我々コーチングスタッフは選手たちのモチベーションを引き出し、彼らにより多くのことを要求したいからだ。ミラン戦では後半から起用したが、良いパフォーマンスではなかったと伝えた。だが、今日は彼が良いプレーをすると確信していたから先発で使ったんだ」 「ゴールは彼の血に流れている。ゴールを決めることにかけて、イタリアにおいて最高のMFの一人だ。彼は私にプレータイムを要求したわけではなく、彼の熱い気持ちが私にとって必要だったんだ」 ラニエリ監督の就任によってチーム状態が上向いている様子のローマ。ラニエリ監督も手応えを掴んでいるようだ。 「我々がチームになったということに同意する。全員が何をすべきか、どう助け合うべきかをわかっている。自分たちのスタイルが作られつつある。これはとても大事なことだ。そして今は継続することが大事だ。次のボローニャ戦でも素晴らしいパフォーマンスを見せなければならない。重要なのは結果ではなく、今夜と同じようにハードワークして戦うことだ」 2025.01.06 10:15 Mon

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