リバプールが土壇場逆転で暫定首位に! 同点弾サラーがクラブ通算200&PL通算150ゴールのメモリアル弾【プレミアリーグ】
2023.12.09 23:40 Sat
プレミアリーグ第16節、クリスタル・パレスvsリバプールが9日にセルハースト・パークで行われ、アウェイのリバプールが1-2で逆転勝利した。なお、リバプールのMF遠藤航は前半のみの出場となった。
立ち上がりからボールを握って攻め手を窺うリバプール。開始3分にはツィミカスの思い切ったミドルシュートでファーストシュートを記録する。以降は中央で動かしつつサイドチェンジを使って相手を広げながら丁寧に揺さぶりをかける。
その後は中央をしっかりと締めるパレスの堅守に手を焼くリバプールは、なかなか攻め切れない焦れる状況に。
このプレーをきっかけに流れが変わると、29分には高い位置でヒューズが遠藤を潰してショートカウンターに持ち込み、ボックス内でエドゥアールがDFファン・ダイクに倒されてPKを獲得。だが、オンフィールド・レビューの結果、遠藤に対するヒューズのオフェンスファウルが取られてPKは取り消しとなった。
その後は引き続きリバプールがボールの主導権を握ったものの、試合の主導権はパレスが掌握。リバプールは前半アディショナルタイムに波状攻撃からボックス内でサラー、ソボスライと連続でシュートを放ったが、いずれも相手DFのブロックに阻まれ、決定機を作れぬままハーフタイムを迎えた。
ハーフタイムに両ベンチが動く。パレスが前半終盤に足を気にしていたエドゥアールを諦めてマテタを最前線に投入。一方のリバプールは中盤のフィルター役は完遂も、幾度かのボールロストや効果的な配球ができなかった遠藤を下げてジョー・ゴメスを投入。この交代でアレクサンダー=アーノルドがアンカーにポジションを移した。
後半立ち上がりは一進一退の攻防が続いたなか、先にスコアを動かしたのはホームチーム。53分、ヒューズが左サイド深くで入れた高速クロスにゴール前で反応したマテタがDFクアンサーにアフターで蹴られる形となる。その後、数分間プレーが流されたが、オンフィールド・レビューの結果、PKが与えられる。これをキッカーのマテタが冷静にGKアリソンの逆を突いて決め切り、57分の先制点とした。
攻撃が停滞する状況で先制点まで奪われたリバプールはPK直前に2枚替えを敢行。クアンサーとグラフェンベルフに代えてコナテ、ガクポを投入した。
この交代もすぐに攻撃を活性化させる一手とはならなかったが、75分にはすでに1枚カードをもらっていたアイェウが相手のカウンターをファウルで止めた場面で2枚目のカードを受けて退場に。すると、一気に試合の流れが変わる。
76分、右サイドでの連携からポケットを取ったガクポの折り返しに反応したファーサイドのカーティス・ジョーンズが相手のアフターチャージで倒される。笛が吹かれればPKの可能性が非常に高かったが、ゴール前でこぼれに反応したサラーのシュートが相手DFにディフレクトして大きくコースが変わってゴール左下隅に決まった。
サラーのクラブ通算200、プレミアリーグ通算150ゴールとなるダブルメモリアルゴールによって同点に追いついたリバプールは、数的優位を活かして一気に攻勢を強めていく。これに対してパレスは守護神ジョンストンの負傷でプレミアデビューとなるGKマシューズのスクランブル投入を余儀なくされたなか、専守防衛の形を取る。
そして、10分が加えられた後半アディショナルタイムにこの痺れる攻防を制したのはアウェイチーム。91分、右サイドでボールキープのサラーから内側でボールを引き取ったエリオットがカットインから左足を一閃。これがゴール右隅に突き刺さった。
エリオットの鮮烈な今季リーグ戦初ゴールで土壇場での逆転に成功したリバプールは、ここからボールを動かして逃げ切り態勢に入る。ディアスの3点目かに思われた場面がオフサイドで認められず、試合を殺せずにいると、試合終了間際にはオリーズの正確なFKからアンデルソンに決定的なヘディングシュートを許す。だが、オフサイド気味だったこのシュートはGKアリソンが前半に続くビッグセーブで阻止した。
この結果、試合内容自体は低調も相手の自滅を見逃さずに見事な勝負強さを発揮したリバプールが、3連勝で暫定首位に浮上した。
PR
アストン・ビラとアーセナルの直接対決の結果によって首位浮上となるリバプールは、直近1分け3敗の4戦未勝利と不振に陥る14位のクリスタル・パレスとのアウェイゲームで3連勝を狙った。前節のシェフィールド・ユナイテッド戦で2-0の勝利を収めたチームは、その試合から先発5人を変更。前節マク・アリスターが負傷でベンチ外となった一方、守護神アリソンが復帰。また、コナテやガクポに代わってクアンサーやヌニェスが起用され、中盤は遠藤、ソボスライ、グラフェンベルフの3人が並んだ。その後は中央をしっかりと締めるパレスの堅守に手を焼くリバプールは、なかなか攻め切れない焦れる状況に。
一方、カウンターから虎視眈々とチャンスを窺うイーグルスは27分、中盤でのボール奪取からカウンターを発動すると、右サイドのアイェウの正確な高速クロスをファーにフリーで走り込んだれる間が右足シュート。だが、ゴール至近距離からの決定的なシュートはGKアリソンに見事な反応で弾かれると、浮いたボールは左ポストを叩いた。
このプレーをきっかけに流れが変わると、29分には高い位置でヒューズが遠藤を潰してショートカウンターに持ち込み、ボックス内でエドゥアールがDFファン・ダイクに倒されてPKを獲得。だが、オンフィールド・レビューの結果、遠藤に対するヒューズのオフェンスファウルが取られてPKは取り消しとなった。
その後は引き続きリバプールがボールの主導権を握ったものの、試合の主導権はパレスが掌握。リバプールは前半アディショナルタイムに波状攻撃からボックス内でサラー、ソボスライと連続でシュートを放ったが、いずれも相手DFのブロックに阻まれ、決定機を作れぬままハーフタイムを迎えた。
ハーフタイムに両ベンチが動く。パレスが前半終盤に足を気にしていたエドゥアールを諦めてマテタを最前線に投入。一方のリバプールは中盤のフィルター役は完遂も、幾度かのボールロストや効果的な配球ができなかった遠藤を下げてジョー・ゴメスを投入。この交代でアレクサンダー=アーノルドがアンカーにポジションを移した。
後半立ち上がりは一進一退の攻防が続いたなか、先にスコアを動かしたのはホームチーム。53分、ヒューズが左サイド深くで入れた高速クロスにゴール前で反応したマテタがDFクアンサーにアフターで蹴られる形となる。その後、数分間プレーが流されたが、オンフィールド・レビューの結果、PKが与えられる。これをキッカーのマテタが冷静にGKアリソンの逆を突いて決め切り、57分の先制点とした。
攻撃が停滞する状況で先制点まで奪われたリバプールはPK直前に2枚替えを敢行。クアンサーとグラフェンベルフに代えてコナテ、ガクポを投入した。
この交代もすぐに攻撃を活性化させる一手とはならなかったが、75分にはすでに1枚カードをもらっていたアイェウが相手のカウンターをファウルで止めた場面で2枚目のカードを受けて退場に。すると、一気に試合の流れが変わる。
76分、右サイドでの連携からポケットを取ったガクポの折り返しに反応したファーサイドのカーティス・ジョーンズが相手のアフターチャージで倒される。笛が吹かれればPKの可能性が非常に高かったが、ゴール前でこぼれに反応したサラーのシュートが相手DFにディフレクトして大きくコースが変わってゴール左下隅に決まった。
サラーのクラブ通算200、プレミアリーグ通算150ゴールとなるダブルメモリアルゴールによって同点に追いついたリバプールは、数的優位を活かして一気に攻勢を強めていく。これに対してパレスは守護神ジョンストンの負傷でプレミアデビューとなるGKマシューズのスクランブル投入を余儀なくされたなか、専守防衛の形を取る。
そして、10分が加えられた後半アディショナルタイムにこの痺れる攻防を制したのはアウェイチーム。91分、右サイドでボールキープのサラーから内側でボールを引き取ったエリオットがカットインから左足を一閃。これがゴール右隅に突き刺さった。
エリオットの鮮烈な今季リーグ戦初ゴールで土壇場での逆転に成功したリバプールは、ここからボールを動かして逃げ切り態勢に入る。ディアスの3点目かに思われた場面がオフサイドで認められず、試合を殺せずにいると、試合終了間際にはオリーズの正確なFKからアンデルソンに決定的なヘディングシュートを許す。だが、オフサイド気味だったこのシュートはGKアリソンが前半に続くビッグセーブで阻止した。
この結果、試合内容自体は低調も相手の自滅を見逃さずに見事な勝負強さを発揮したリバプールが、3連勝で暫定首位に浮上した。
PR
1
2
リバプールの関連記事
プレミアリーグの関連記事
|
リバプールの人気記事ランキング
1
リバプールに朗報! 攻守の要担うベテラン2人との契約延長合意が間近に
リバプールの攻守の要がいずれも契約延長に近づいているようだ。イギリス『タイムズ』や『テレグラフ』など複数国内メディアが報じている。 アルネ・スロット監督の下、2024-25シーズンのプレミアリーグ制覇に迫るリバプール。当初のシーズン4冠の期待に比べると、やや尻すぼみのシーズン終盤戦となったが、上々の新体制1年目を過ごす。 一方で、チームの編成においてはイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルド(26)のレアル・マドリー行きが既定路線となり、ディフェンスリーダーでキャプテンのオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイク(33)、絶対的なエースであるエジプト代表FWモハメド・サラー(32)が今シーズン限りで契約満了を迎えるなか、延長交渉の停滞が懸念材料となっていた。 しかし、先日にファン・ダイクが「確かに進んでいる」と前向きな交渉ができていることを認め、頼れるスキッパーに関しては2027年までの2年契約で合意間近な状況にあるという。 これに対して、今季公式戦で32ゴール22アシストと54ゴールに関与するサラーに関してはより交渉が難航。シーズンの序盤、中盤には選手サイドから今季限りでの退団の可能性を示唆するコメントも幾度となく発せられていた。 だがしかし、ここにきて交渉に大きな進展が見られたようで、両者はファン・ダイクと同様に2027年までの2年契約での合意に近づいているようだ。 リバプールのオーナーである『フェンウェイ・スポーツ・グループ』はレアル・マドリーなどと同様に、近年は30歳以上のベテラン選手に関して基本的に複数年契約を結ばない戦略を取っていたが、攻守の要に対してはそのルールを曲げる形で合意にこぎ着けたようだ。 2025.04.10 06:30 Thu2
サラーがリバプールとの新契約にサイン! 今季は45試合で32ゴール22アシスト「できれば10年間続けたい」
リバプールは11日、エジプト代表FWモハメド・サラー(32)との契約延長を発表した。契約期間は明らかにされていない。 サラーはバーゼル、チェルシー、フィオレンティーナ、ローマでプレーしたのち、2017年7月にリバプールに完全移籍で加入。エースとしてゴールを量産し、ここまで公式戦394試合で243ゴール111アシストを記録している。 2018-19シーズンにはチャンピオンズリーグで、2019-20シーズンにはプレミアリーグで優勝を経験。FAカップやEFLカップ、クラブ・ワールドカップなど数多くのタイトルをチームにもたらせた。 プレミアリーグでは2017-18シーズン、2018-19シーズン、2021-22シーズンと3度得点王に輝いており、今シーズンもここまで27ゴールを記録して得点ランキングトップ。アシストも17を記録してトップに立っており、リーグ優勝を目指すチームに大きく貢献している。なお、今季の公式戦では45試合32ゴール22アシストを記録している。 サラーはクラブのインタビューに応じ、リバプールで過ごす日々が最高であると語った。 「もちろん、とても興奮している。今は素晴らしいチームだ。以前も素晴らしいチームだった。でも、他のトロフィーを獲得し、自分のサッカーを楽しむチャンスがあると思ったから契約した」 「最高だよ。ここで最高の年を過ごせた。8年間プレーしたけど、できれば10年間続けたいと思う。ここでの生活も、フットボールも楽しんでいる。キャリアの中で最高の年だった」 「ファンのみんなに伝えたいのは、ここに来られて本当に本当に幸せだということだ。一緒にたくさんの大きなトロフィーを勝ち取れると信じて、ここにサインした。これからも応援をよろしくお願いします」 「僕たちはベストを尽くす。そして、将来的にはもっと多くのトロフィーを勝ち取れることを願っている」 <span class="paragraph-title">【動画】サラーがリバプールとの契約を延長</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/LFC/status/1910589120415518854?ref_src=twsrc%5Etfw">April 11, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.04.11 16:16 Fri3
「任務完了」「勝つために投入された」終盤出場の遠藤航、現地メディアはクローザーぶりを評価「辛勝に成功した」
リバプールの日本代表MF遠藤航のクローザーぶりが評価されている。 13日、プレミアリーグ第32節でリバプールはウェストハムをホームに迎えた。 2位のアーセナルが前日引き分けたこともあり、勝てば優勝に大きく近づく一戦。試合は18分にルイス・ディアスのゴールで先制するも、その後はなかなかゴールを奪えない。 遠藤は1-0で迎えた85分にモハメド・サラーに代わって出場。86分にオウンゴールで失点し追い付かれるが、89分にヴィルヒル・ファン・ダイクがネットを揺らして2-1で勝利を収めた。 短い時間ながらこの試合でもクローザーの役割を果たした遠藤は、採点こそつかないものの、各メディアが仕事ぶりを評価した。 <h3>◆イギリス『This is Anfield』/ 採点なし</h3> 「彼が出場すれば、我々はいつでも勝てる。そうだろ?任務完了」 <h3>◆イギリス『リバプール・エコー』/ 採点なし</h3> 「まず守備を助け、そして試合に勝つために投入された」 <h3>◆イギリス『エクスプレス』/ 採点なし</h3> 「遠藤の活躍もあり辛勝に成功した」 <span class="paragraph-title">【動画】クローザー遠藤航も登板、リバプールが土壇場で勝利</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="8xFb0bLe-2A";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.04.14 19:50 Mon4
クロップ氏が退任以来のリバプール帰還へ…来月にLFC財団のイベントに出席
リバプールの元指揮官ユルゲン・クロップ氏が、退任後初めてマージーサイドに帰還する。 2015-16シーズン途中から昨シーズン終了まで9年に渡ってリバプールを指揮し、プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、FIFAクラブ・ワールドカップなど7つの主要タイトルをもたらしたレッズの伝説的な指揮官。 リバプール退任後はしばらくの休養期間を経て、『レッドブル』のグローバルサッカー部門の責任者に就任。今年2月には『レッドブル』傘下のRB大宮アルディージャを現地視察するなど、世界中を飛び回りながら新たな仕事に励んでいる。 指揮官退任後はマージーサイドの地を一度も訪問していなかったが、来月23日にリバプール大聖堂で行われるLFC財団主催のガラ・ボールにゲストスピーカーとして出席することが決定した。 クロップ氏はリバプール公式サイトを通じて今回のリバプール帰還について以下のようにコメントしている。 「私がLFC財団の活動をどれほど愛しているかは皆さんご存知でしょう。彼らと共にその活動を祝い、彼らが行っている素晴らしい活動を継続するための重要な資金集めに協力できることが待ちきれない」 同イベントで集まった資金は、昨シーズン12万7000人以上を支援し、社会的不平等の是正を目指すLFC財団の活動を支援する。集まった資金の一部は、クラブの公式OB選手協会であるフォーエバー・レッズにも寄付されるという。 なお、リバプールはプレミアリーグ残り7試合で11ポイントを獲得できれば、クロップ体制の2019-20シーズン以来の優勝が決定する。 クロップ監督が帰還する前に優勝決定の可能性が高いが、5月25日にアンフィールドで行われるリーグ最終節クリスタル・パレス戦で、元指揮官が優勝を祝うホーム最終戦セレモニーに参加することになりそうだ。 2025.04.10 08:00 Thu5