【プレミア注目プレビュー】アーセナルとリバプールが激突! 勢いに乗る首位チームは過去の戦績払しょくなるか…

2022.10.09 12:00 Sun
Getty Images
プレミアリーグ第10節、アーセナルvsリバプールが、日本時間9日24:30にエミレーツ・スタジアムでキックオフされる。2連勝で首位をキープするガナーズと、2戦連続ドローで9位に甘んじるレッズが激突する激戦必至のビッグマッチだ。アーセナルはインターナショナルマッチウィーク明け初戦でトッテナムとのノースロンドン・ダービーを戦った。前半を1-1のスコアで終えたものの、後半立ち上がりにエースFWガブリエウ・ジェズスのゴールで勝ち越すと、退場者を出した相手に対してMFジャカのゴールでトドメを刺し、ホームで会心の3-1の勝利を飾った。さらに、直近のヨーロッパリーグ(EL)では積極的にターンオーバーを行った中、MFファビオ・ヴィエイラやDF冨安健洋といった控え選手が主力を脅かす好パフォーマンスを披露し、チームの底上げを印象付ける3-0の完勝を収めた。
前述のダービー勝利で真のタイトルコンテンダーとして力強いメッセージを発したアルテタのチームは、近年苦手とするクロップ率いるリバプールを相手に勝ち点3奪取を狙う。

対するリバプールはデ・ゼルビ新体制となった前節のブライトン戦を3-3のドローで終え、エバートンとのダービー(0-0)に続き2試合連続ドロー。チャンピオンズリーグ(CL)ではアヤックス、レンジャーズ相手に2連勝を飾ったものの、リーグ戦では浮き沈みが激しい序盤戦を過ごす。
今回の対戦相手に加え、マンチェスター・シティ、トッテナムが順調に勝ち点を積み重ね、チェルシーやマンチェスター・ユナイテッドも復調の気配を漂わせる中、逆転での覇権奪還、トップ4フィニッシュに向けこれ以上の取りこぼしは許されない。したがって、敵地でのビッグマッチでは勝ち点1ではなく勝ち点3を持ち帰ることが求められるところだ。

なお、下馬評ではアーセナル優位も、昨季2度の対戦ではリバプールが4-0、2-0のスコアでいずれも完勝。また、2015-16シーズンのクロップ就任後はリバプールが9勝3分け1敗と圧倒的な戦績を残しており、アーセナルにとってタフな戦いとなることは間違いないはずだ。
◆アーセナル◆
【4-2-3-1】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:ラムズデール
DF:ホワイト、サリバ、ガブリエウ、ジンチェンコ
MF:トーマス、ジャカ
MF:サカ、ウーデゴール、マルティネッリ
FW:ガブリエウ・ジェズス

負傷者:MFスミス・ロウ、エルネニー
コロナ陽性者:なし
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してはスミス・ロウ、エルネニーが引き続き欠場となる。また、アルテタ監督は公式会見の場で前日練習で状態を見極めたいと、一部選手にコンディションの問題があることを示唆しており、その他に欠場者が出るかもしれない。

スタメンはトッテナム戦のメンバー継続の可能性が高いが、サイドバックに関しては冨安やティアニーに出番が訪れる可能性も十分にあるはずだ。

◆リバプール◆
【4-3-3】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:アリソン
DF:アレクサンダー=アーノルド、マティプ、ファン・ダイク、ツィミカス
MF:ヘンダーソン、ファビーニョ、チアゴ
FW:サラー、フィルミノ、ルイス・ディアス

負傷者:DFロバートソン、MFナビ・ケイタ、アルトゥール、カーティス・ジョーンズ、オックスレイド=チェンバレン
コロナ陽性者:なし
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してはナビ・ケイタ、オックスレイド=チェンバレンの長期離脱組に加え、ロバートソンが引き続き欠場となる。

システムに関しては直近のレンジャーズ戦で機能した[4-2-3-1]の継続も十分に想定されるが、本来の[4-3-3]に戻すとみる。スタメンに関してはレンジャーズ戦からジョタ、ヌニェスに代えてファビーニョ、フィルミノを復帰させる見込み。

仮に[4-2-3-1]継続の場合はヘンダーソンに代えてファビーニョ、フィルミノをトップ下に末、ジョタかヌニェスを最前線に配置する形もありそうだ。

★注目選手
◆アーセナル:MFグラニト・ジャカ
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真のリーダーとして首位チームをけん引。近年のパフォーマンスの波やサポーターとの関係悪化もあり、今夏にはローマ行きが決定的と見られた中、最終的にノースロンドン残留を選択したスイス代表MF。開幕前の段階では決して絶対的な存在ではなかったものの蓋を開けてみれば、ここまでのリーグ戦全試合でほぼフル出場し、2ゴール3アシストを記録。

直近のノースロンドン・ダービーではダメ押しの3点目に加え、若手に対して積極的な声掛けで鼓舞し続けるリーダーとしての素晴らしい振る舞いを見せた。ここ最近の活躍を受け、サポーターとの関係にもポジティブな変化が起こり、以前は批判的だったクラブOBからも称賛の声が増えている。

これまでスペイン人指揮官の下では攻守両面で複雑なタスクを与えられ、心身ともにパンク気味だったが、今季に関しては頼れる新加入選手たちの存在もあり、大幅にタスクが整理された印象。これにより、ヤヤ・トゥーレやパトリック・ヴィエラといったボックス・トゥ・ボックス型のMFとして新境地を開き、とりわけ攻撃面での貢献度が顕著だ。近年結果を残せていない難敵相手の一戦ではトーマスらと共に中盤のフィルター役としてリスクを管理しつつ、守備面で不安を抱えるアレクサンダー=アーノルドのサイドをマルティネッリやジンチェンコと共に攻略したい。

◆リバプール:FWロベルト・フィルミノ
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復調のアーセナルキラーの躍動なるか。今シーズンはFWマネの退団、開幕からの度重なる負傷者によって近年稀に見る厳しい序盤戦を過ごす中、数少ないポジティブな要素がブラジル代表FWの復調だ。昨季リーグ戦で20試合5ゴールに終わったフィルミノだが、今季は開幕6試合でチーム最多の5ゴールを記録し、早くも昨季の数字に並んでいる。

今季最初のビッグマッチとなったユナイテッド戦ではコンディションの問題もあり振るわなかったが、ボーンマス戦や直近のブライトン戦では決定力、チャンスメークともに本来のパフォーマンスを披露。3トップの中央かトップ下か起用法は不明だが、今回のビッグマッチでは攻撃の起点を担うと共に献身的かつクレバーな守備での貢献が期待されるところだ。

対アーセナルのリーグ戦という部分ではエースのサラー、マネの活躍が印象的だが、そのトリデンテで最もゴールを奪っているのはほかならぬ元ホッフェンハイムFW。両者の7ゴールに対して9ゴールを挙げており、ロビー・ファウラーと並んでプレミアリーグの同カードにおける最多記録だ。今回の一戦では再びアーセナルキラーぶりを発揮し、チームに3試合ぶりの白星をもたらせるか。

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