【セリエA注目プレビュー】逆転でのトップ4へ勝ち点3必須の両雄が対峙する今季2度目のデルビー・デッラ・カピターレ!

2022.03.20 12:30 Sun
Getty Images
セリエA第30節、ローマvsラツィオが日本時間20日26:00にスタディオ・オリンピコでキックオフされる。トップ4フィニッシュに望みを繋ぐ勝ち点3がほしいローマ勢による、今季2度目のデルビー・デッラ・カピターレだ。モウリーニョ新監督の下、シーズン出だしは好調も、以降は好不調の波が激しくチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位ユベントス(勝ち点56)と8ポイント差の6位に甘んじるローマ(勝ち点48)。現在は今季最長のリーグ8戦無敗としぶとく勝ち点を拾っているが、その半分は格下相手のドローと、逆転でのトップ4フィニッシュに向けては結果が出ていない上位陣との対決を含め、勝ち切る力が求められる。

中5日のアウェイチームに対して、土壇場の同点ゴールでベスト8進出を決めたヨーロッパ・カンファレンス(ECL)のフィテッセ戦からは中2日と、コンディション面で大きな不利を背負うが、直近のウディネーゼ戦、フィテッセ戦で見せた後半アディショナルタイムでの同点ゴールという粘りをみせ、終盤戦に繋がる勝ち点3を手にできるか。
一方、サッリ新監督の下でここまで5位に位置するラツィオ(勝ち点49)。ローマ同様に上位陣相手に結果を残せず、最高が2連勝と爆発力に欠けるが、今季初の3連勝が懸かる今回のデルビーで勝利できれば、ここからの浮上は十分に可能だ。

今季は6勝3分け6敗とアウェイゲームでの戦いを課題にしているが、今回の一戦はアウェイ扱いとはいえ、根城にするオリンピコでのゲームということもあり、日程面のアドバンテージを含めてきっちり勝ち切りたいところだ。
なお、昨年9月に行われた今季最初の対戦では古巣初対戦のFWペドロの恩返し弾を含め、常にリードを保ったラツィオが3-2で勝利している。

◆ローマ◆
【3-5-2】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:ルイ・パトリシオ
DF:マンチーニ、スモーリング、クンブラ
MF:カルスドルプ、ムヒタリアン、クリスタンテ、ペッレグリーニ、ザレフスキ
FW:ザニオーロ、エイブラハム

負傷者:DFスピナッツォーラ
コロナ陽性者&体調不良者:MFペッレグリーニ
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者は長期離脱中のスピナッツォーラのみだが、直近のフィテッセ戦から喉の腫れや発熱の症状が出ているペッレグリーニのコンディションが懸念される。

スタメンに関してはペッレグリーニ起用を前提に前述のスタメンを予想。スタートからの起用が困難な場合はセルジオ・オリベイラが代役を担う。また、クンブラとザレフスキのポジションに関してはイバニェス、ビーニャ(エル・シャーラウィ)の起用も考えられる。

◆ラツィオ◆
【4-3-3】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:ストラコシャ
DF:ラッツァーリ、ルイス・フェリペ、アチェルビ、マルシッチ
MF:ミリンコビッチ=サビッチ、ルーカス・レイバ、ルイス・アルベルト
FW:フェリペ・アンデルソン、インモービレ、ペドロ

負傷者:DFラドゥ
コロナ陽性者&体調不良者:なし
出場停止者:MFザッカーニ(1/1)

ザッカーニが累積警告によって欠場となる。負傷者に関してはラドゥを除き全選手が起用可能な状態だ。

スタメンは前述の11人の起用が濃厚だが、コンディションの問題などがあれば、パトリックやヒサイ、カタルディらに出番が訪れるかもしれない。

★注目選手
◆ローマ:FWタミー・エイブラハム
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デルビー初ゴールでモンテッラ、バティストゥータ超えを狙う。モウリーニョ監督の熱烈なラブコールによって今季からローマに加入したイングランド代表FWは、ここまで公式戦39試合に出場し21ゴールを記録。この数字はジャッロロッシのレジェンドストライカーであるヴィンチェンツォ・モンテッラ、ガブリエル・バティストゥータが記録した加入初年度の最多ゴール記録だ。

そして、今回のデルビーではチームに勝利をもたらし、2人のレジェンド超えとなる22点目を挙げるエースの仕事が求められる。ここ数試合ではザニオーロと共に勤続疲労や、周囲のサポートの少なさによって試合を通してのパフォーマンスはやや低下しているが、ビッグマッチに滅法強く自身が目標に掲げるポルトガル人指揮官の教え子でもあるディディエ・ドログバのような勝負強い働きを期待したい。

◆ラツィオ:FWチーロ・インモービレ
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セリエA通算ゴール記録に続き、デルビー最多ゴール記録更新狙う。2016年の加入以降、ラツィオの絶対的エースに君臨するインモービレは、前節のヴェネツィア戦での決勝点によってシルビオ・ピオラの持つクラブのセリエA通算ゴール記録を144点に更新した。

今季ここまでのリーグ戦で24試合21ゴールを挙げ、ユベントスFWヴラホビッチ(20点)を抜き得点ランキングトップに立った百戦錬磨のストライカーは、今回のデルビーで前述のピオラが持つデルビーでの通算得点記録(7点)の更新を目指す。

ここまでデルビー通算6ゴールのイタリア代表FWは、ここ2試合ゴールから遠ざかっているが、前回対戦では2アシストを記録しており相性は悪くない。今回の一戦ではそのアシストをゴールに変えれば、チームの勝利と共に再び偉大なるレジェンド超えの新記録達成となる。

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