新型コロナが死因とされたパオロ・ロッシ氏、兄弟が報道を否定「彼は前日まで笑っていました」

2020.12.11 18:25 Fri
Getty Images
10日に64歳で他界したパオロ・ロッシ氏だが、死因は新型コロナウイルス(COVID-19)ではなかったようだ。現役時代はイタリア代表やユベントスなどで活躍し、セリエAで214試合に出場し82ゴールを記録したロッシ氏。ユベントス時代には、セリエAを2度、コッパ・イタリアを1度、ヨーロピアンカップ(現在のチャンピオンズリーグ)を1度制していた。

また、イタリア代表として1982年のスペイン・ワールドカップで優勝。2次リーグのブラジル代表戦ではトリプレッタ(イタリア語でハットトリック)の活躍を見せると、準決勝のポーランド代表戦で2ゴールを記録。決勝の西ドイツ代表戦でも1ゴールを記録し、大会得点王に輝くとともに、同年のバロンドールを受賞していた。

ロッシ氏の死因が当初明らかにされていなかったなか、一部では新型コロナウイルスで亡くなったと報道が出ていた中、兄弟であるロサーノ氏がそのことを否定。闘病していたものの、それを表に出さないようにしていたと苦労を明かした。

「彼は医者を信頼し、最大限の信頼を寄せていました。病気を克服するために、医者に対しても全力を尽くしていました。彼は家族の愛情をもって、私たちを助けてくれました」
「彼は今日にように、多くの人々がCOVID-19の時代で行なっているように、自宅のPCから『La Domenica Sportiva』に参加していました。短いインタビューを続ける上で、彼を保つには注射が必要でした。医者は、少し前にそのことを試しました」

「昨日、病院で最後に彼に会いました。彼は昏睡状態に陥っており、私を認識はしていませんでした。話す力を失ったにも関わらず、彼は前日まで笑っていました。彼は春から肺の病気でした」

「家族に守られて、自分の病気と向き合うため喧騒をものともせずに、周囲に知られないようにしていました。元の病気から発症した他の病気は骨にも至り、衰弱によって誘発され、日々彼をより弱らせて行きました」

「彼は数カ月で手術を受け、副作用のある治療を続けました。勇気を持ってそれを行い、土曜日まで治療を受けていました」

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