「勇気を持って勇敢に」新しい景色まであと1つの日本代表、森保一監督が力強く意気込む「自然体で力を発揮する」

2022.12.04 23:43 Sun
Getty Images
日本代表の森保一監督が、クロアチア代表戦に向けた記者会見に出席。新しい景色を見るためへの意気込みを語った。

カタール・ワールドカップ(W杯)では、“死の組“とも言われた厳しいグループステージを首位で通過した日本。4度目のラウンド16に臨むことになるが、その相手は2018年のロシアW杯で準優勝に終わったクロアチアだ。

グループFを2位で通過したクロアチア。前回の準優勝を知る選手が多くいる実力国であり、日本にとっては新しい景色を見るためには越えなければいけない壁。4度目の挑戦で悲願のベスト8進出を目指す。
5日に試合を控え、前日記者会見に出席した森保監督は、冒頭クロアチア戦に向けた意気込みを語った。

「厳しいグループリーグを突破して、明日の決勝トーナメントのクロアチア戦に臨めること、非常に楽しみにしております。グループリーグの第3戦から、ここまでの準備期間も選手たちが非常に落ち着いて良い準備をしてくれています」
「明日の試合に向けても非常にタフで、激しく厳しく難しいものになると思いますが、選手たちにはこれまで積み上げてきたものを、明日の試合でも良い準備をして思い切って自分たちのプレーを発揮して守られたらと思います」

ベスト16の壁は前回大会でも日本の前で立ちはだかることに。ベルギー代表を相手に2点のリードを奪いながらも、最後の最後に逆転を許して敗退となった。

コーチとしてその試合を経験した森保監督は、ロシアでの悔しい思いを胸にチーム作りをしてきたとコメント。また、これまでの日本サッカーが積み上げてきたもの、経験してきたものを結集して臨みたいと語った。

「前回のロシアW杯でもベスト16の壁を破るというチャレンジをした中で、十分ベスト8に行けるだけのチームでの戦いはできていたと思います。しかしながら、結果的に我々はラウンド16で大会をさらなければいけなくなったというところで、気持ちの部分で悔しさはコーチングスタッフの1人として持っていますし、戦い方の部分でいちコーチとしてできたこと、監督への助言だったり、戦い方の中であの経験があったからこそ、今のチームに成果と課題を活かしていこうということで、今回のカタールW杯へのチーム作りをしてきました」

「ただロシアW杯のベルギー戦だけの悔しさでこのカタールW杯に臨んでいるわけではありません。日本サッカーの全ての歴史の積み上げ。W杯6大会出てきた中での経験の素晴らしい積み上げを、さらにこのチームに生かしていく。戦いに生かしていくということをこれまでもやってきました」

「明日の試合には、これまでの日本のサッカーの積み上げと、選手たちがこのチームで積み上げてきてくれたこと。(長友)佑都は悔しさを持って明日の試合、自分の成長に繋げながら戦ってくれると思いますが、この経験を知らない選手もいると思いますし、いずれにしても明日の試合は勝つために我々が戦うということ。これまでの積み上げからこれからの成長につながる戦いができればと思います」

初めてW杯に出場してから24年。その前に森保監督は「ドーハの悲劇」と呼ばれるW杯最終予選での悔しい思いも選手として経験しており、多くの積み上げをぶつけて新しい景色を見ようとしている。

グループステージとは違い、引き分けが存在しないノックアウトステージ。森保監督は、試合の考え方を語った。

「まずは総力戦ということで、チームの総合力で戦っていきたいです。120分の試合を考えると交代枠は5+1で6人使えます。明日の試合もチーム全体で試合を繋いで、我々が最後試合をものにするとしてやっていきたいです」

「できれば理想は前半から相手を圧倒して、圧力をかけて戦いに臨みたいと思います。このグループステージ3試合も入りのところはそういう入り方で、できれば試合をコントロールしてアグレッシブに戦いたいと選手たちに伝えて、チームの戦いにつなげています」

「実際我々が理想に描いた相手を圧倒していこうと思っても、相手が強いので、そうなった時には自分たちも我慢強く、粘り強くというところを選手たちが試合の流れを見ながら、非常に賢く粘り強く戦ってくれたことがグループリーグだと思います」

「最初から守って戦うことはしたくないですし、勇気を持って勇敢に戦ってもらえるように準備をしていきたいと思います。クロアチアも色々な戦い方ができるチームなので、我々も理想と現実を見て、選手たちには最終的に試合をものにできる戦いをしてもらいたいと思います」

理想を追い求めながらも、現実的な戦いを選択すると語った森保監督。4年前からの進化については、選手個々のレベルアップを上げた。

「日本が進化した点は、選手個々のレベルアップだと思います。もともと日本の良さである組織力、和の力を持って戦うということはチーム作りの中で考えてきましたが、選手個々の能力がなければ、いくら組織力で戦うと言っても相手に打ち勝つことはできません」

「この4年間一番感じさせてもらっているのは色々な戦術の積み上げがある中でも、選手個々の成長が大きいかなと思っています」

ヨーロッパで、さらにトップリーグで経験を多く積んでいる選手が集まる現在の日本代表。その中で、ベスト8に向けて表現してほしいことを語った。

「まずは明日の試合に勝つ、ベスト16の壁を破るという志していた強い気持ちを持ってプレーしてもらうことが大切だと思いますし、試合中のプレーの中では、勝つために必要な勇気を持って勇敢に戦うチャレンジする姿勢を持ってもらいたいと思います」

「私自身が一番思っているのは、選手たちが自然体で試合に臨んでもらえるようにということを持っています。自然体というと全然力が入っていないように聞こえるかもしれないですが、勝ちたいという気持ちを強く持って、勇気を持って勇敢に戦うということを絶対的に持ちながらも、普段やっていることを個人として100%発揮する。チームとしてお互いが支え合って、一丸となって、力を発揮するということをやってもらいたいなと思います」

「スペインとの試合、ドイツとの試合でも選手たちが見せてくれた中で、チーム一丸となってタフに粘り強く最後まで戦い抜くということを選手たちが見せてくれたと思います。自然体で力を発揮することによって、結果が後からついてくることを選手たちが示してくれたと思いますので、相手のことも大切ですが、自分たちが持っている力を明日の試合でも出し切るということを自然に考えて出し切ることを考えてほしいと思います」

その上では警戒しなければいけないクロアチアのチーム。かつてサンフレッチェ広島時代に指導したミハエル・ミキッチの名前を出し、素晴らしいチームだと印象を語った。

「クロアチアは世界的にもトップクラスの選手がいる、チームとしてもロシアW杯ではファイナリストになり、素晴らしいチームだと思っています。もちろん我々は明日勝利を目指して戦うことには変わりないですが、リスペクトしているチームでもあります」

「印象としては、非常に賢く戦える試合巧者だと思います。色々な試合の流れに対応できる部分。ロシアW杯では、延長3試合で決勝に行っているというところ。今回のW杯も0-0の引き分け2つと勝利というところで、我慢強さも持ち合わせて、試合をものにできるという非常にタフなチームだと思っています」

「明日の試合は間違いなく難しいものになると思いますが、選手たちも逆に強い相手だからこそ燃えると思うので、戦いを楽しみにしています」

「色々な選手や指導者を知っていますが、特に私がJリーグでサンフレッチェ広島で監督をやっていた時に、ミキッチ選手と一緒に仕事をしていました。彼と素晴らしい思い出ができたということです。彼から色々な情報が漏れないようにということがあればと思います。ジョークです笑」

日本が新しい景色を見るために立ちはだかるクロアチア。決戦は5日の24時キックオフだ。

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「まさに死闘ってカンジ」歴史に残るバーレーンとの4-3の激闘!2004年大会プレイバックに反響「このゴールで中澤佑二に惚れた」

31日、日本代表はアジアカップ2023のラウンド16でバーレーン代表と対戦する。 過去の対戦成績は日本の8勝2敗となっているが、アジアカップの舞台で最後に対戦したのは2004年の中国大会での準決勝。記憶に残る激闘だった。 MF小野伸二、FW高原直泰ら当時の主力選手が欠場していた当時の日本は、開催国の中国サポーターにブーイングを浴びせられながらも決勝トーナメントに進出すると、準々決勝ではPK戦途中でのサイド変更とGK川口能活の神がかり的なセーブが印象深いヨルダン代表戦に勝利し、準決勝でバーレーンと対戦した。 しかし、バーレーン戦では開始6分に先制ゴールを許すと、40分にはMF遠藤保仁が不可解な判定で一発退場。日本はビハインドの状況で数的不利を負ってしまった。 数的不利の状況でもMF中田浩二とFW玉田圭司のゴールで逆転した日本だったが、その後2失点。2-3と1点ビハインドで試合終盤を迎えた。 それでも日本は最後まで諦めず。DFも攻めあがって同点ゴールを狙うと、90分にDF中澤佑二が値千金の同点ゴール。不屈の精神で同点に追いつくと、延長前半には玉田の独走ゴールが決まり、4-3で激闘を制していた。 なんとか決勝に進出した日本は、決勝で中国代表を撃破。見事に大会連覇を成し遂げていた。 久しぶりの対戦を前に『DAZN』は当時の試合映像をプレイバック。SNS上のファンも「このゴールで中澤佑二に惚れた」、「バーレーン戦といえばこの試合よな」、「痺れたね、玉田」、「まさに「死闘」ってカンジだった!」、「2004の大会は激熱だった」と当時を思い返している。 ベスト8を懸けた一戦は、31日の20時30分にキックオフ。『DAZN』で視聴が可能だ。 <span class="paragraph-title">【動画】当時の記憶が蘇る!2004年大会でのバーレーンとの激闘ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>「バーレーンvs日本」<br>過去対戦をプレイバック<br>\<br><br>アジアカップ2004年大会で起きた<br>奇跡の大逆転劇<br><br><a href="https://twitter.com/hashtag/AFC%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%97?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#AFCアジアカップ</a> ラウンド16<br>バーレーン×日本<br>1/31(水)20:30(19:45配信開始)<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> 独占配信<br>出演:水沼貴史/小野伸二/佐藤寿人/下田恒幸/桑原学 <a href="https://t.co/x7Sals8iKu">pic.twitter.com/x7Sals8iKu</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1752609401201189348?ref_src=twsrc%5Etfw">January 31, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.01.31 18:45 Wed
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日本代表、南野拓実がケガで離脱…代替選手は決定次第発表

日本サッカー協会(JFA)は4日、MF南野拓実が日本代表から離脱することを発表した。 現在、カタール・ワールドカップ(W杯)に向けたアジア最終予選に臨んでいる日本代表。2日に行われた初戦のオマーン代表戦は、相手のインテンシティの高さに為す術なく敗戦を喫した。 7日にカタールのドーハで行われる中国代表戦に向けて調整中の日本だが、南野はケガのため離脱することが報告された。オマーン戦も左太ももの問題でベンチ入りも出場していなかった。 なお、JFAは追加招集選手に関しては決定次第知らせると伝えている。 今回の活動では、すでにMF板倉滉(シャルケ)とDF酒井宏樹(浦和)が離脱しており、南野で3人目となった。 2021.09.04 15:11 Sat
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「公式がこれは泣けるよ」W杯を終えた日本代表、JFA公開の映像がイナズマイレブンの楽曲含め大反響「4年後も期待」

日本サッカー協会(JFA)の公開したショートムービーに注目が集まっている。 7大会連続7回目となるワールドカップ(W杯)に臨んだサッカー日本代表。カタールではグループステージでドイツ代表、スペイン代表を逆転で下す快挙を達成し、決勝トーナメント進出を決めた。 史上初のベスト8進出を目指した5日のラウンド16では難敵・クロアチア代表と対戦。1-1で120分を終了し、PK戦までもつれ込んだが、残念ながら涙をのむこととなった。 激闘を終えた日本代表。7日にはJFAの公式TikTokアカウントが改めてラウンド16のシーンを振り返る映像を公開すると、これに大きな反響が寄せられた。 「この大会で得た自信も、この大会で流した涙も、夢の力に変える。 たくさんの応援、本当にありがとうございました」 BGMにはイナズマイレブンで使用された楽曲、T-Pistonz+KMCの『GOODキター!』が採用されており、締めくくりの折り鶴と相まって琴線に触れるとの声が相次いだ。 「公式がイナズマイレブンは泣けるのよ」、「4年後もイナズマイレブンの曲使ってくださるの期待してます」、「世代すぎて泣ける」など、選曲への賛辞が送られるとともに、「こんなに熱くなれたのは日本代表のおかげ!感動をありがとう」、「まじ公式ありがとう。日本代表もありがとう!」日本代表への労いのメッセージが多数届いている。 目標としていたベスト8進出とはならなかったが、国内のみならず世界中に大きな感動を与えた日本。4年後こそは新しい景色を期待せずにはいられない。 <span class="paragraph-title">【動画】楽曲含め大きな反響を呼んでいるJFA公開のショートムービー</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="tiktok-embed" cite="https://www.tiktok.com/@jfa_samuraiblue/video/7174331420096138498" data-video-id="7174331420096138498" style="max-width: 605px;min-width: 325px;" > <section> <a target="_blank" title="@jfa_samuraiblue" href="https://www.tiktok.com/@jfa_samuraiblue?refer=embed">@jfa_samuraiblue</a> この大会で得た自信も、この大会で流した涙も、夢の力に変える。 たくさんの応援、本当にありがとうございました。 <a title="サッカー日本代表" target="_blank" href="https://www.tiktok.com/tag/%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BB%A3%E8%A1%A8?refer=embed">#サッカー日本代表</a> <a title="worldcup2022" target="_blank" href="https://www.tiktok.com/tag/worldcup2022?refer=embed">#worldcup2022</a> <a title="fifaworldcup" target="_blank" href="https://www.tiktok.com/tag/fifaworldcup?refer=embed">#fifaworldcup</a> <a target="_blank" title="♬ オリジナル楽曲 - サッカー日本代表&#47;JFA" href="https://www.tiktok.com/music/オリジナル楽曲-サッカー日本代表JFA-7174331431253379842?refer=embed">♬ オリジナル楽曲 - サッカー日本代表&#47;JFA</a> </section> </blockquote> <script async src="https://www.tiktok.com/embed.js"></script> 2022.12.08 20:05 Thu
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「泣ける」「1番グッときた」ザルツブルクが南野拓実&ファン・ヒチャンの敗退にメッセージ「私達の誇り」

レッドブル・ザルツブルクの投稿がファンの間で話題となっている。 5日、カタール・ワールドカップ(W杯)のラウンド16の2試合が行われた。 アジア勢の日本代表と韓国代表がそれぞれクロアチア代表、ブラジル代表と対戦した。 オーストラリア代表とともに、史上初となる3カ国がアジアからベスト16に残っていたが、日本はクロアチアにPK戦の末に敗戦。韓国は前半に4失点を喫し、ブラジルに完敗して敗退となった。 ラウンド16でアジア勢が全滅してしまったが、ザルツブルクの日本語公式ツイッターが1枚の写真をアップして話題だ。 その写真は3人の選手が抱き合っているもの。背中を見せているのは、18番のユニフォームを着た南野拓実と9番のユニフォームを着たファン・ヒチャンだ。 共に5日の試合に出場し、悔しい敗退を味わった中、「私達の誇り」として写真を投稿。2人と抱き合うのはハンガリー代表MFドミニク・ショボスライだ。 3人は2019-20シーズンはザルツブルクでチームメイトに。その後、南野はリバプール、フアン・ヒチャンはRBライプツィヒ、ショボスライも後にライプツィヒに移籍し、現在は誰も在籍はしていない。 この投稿には「泣ける」、「1番グッときた」、「ザルツブルクありがとう」とコメントが寄せられている。 アジア勢として、世界に一歩近づいた反面、まだまだ差があることも痛感させられた大会。4年後はどのような結果を残してくれるだろうか。 <span class="paragraph-title">【写真】ザルツブルクが日韓のクラブOBを称える「泣ける」1枚</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr"> <a href="https://t.co/hizxc98OC4">pic.twitter.com/hizxc98OC4</a></p>&mdash; FC Red Bull Salzburg JP (@FCRBS_jp) <a href="https://twitter.com/FCRBS_jp/status/1599893883218976768?ref_src=twsrc%5Etfw">December 5, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.12.06 22:15 Tue

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