まさに独壇場! 三笘薫がPL初弾含む全ゴール演出に退場誘発でウルブス撃破に貢献《プレミアリーグ》
2022.11.06 02:17 Sun
プレミアリーグ第15節、ウォルバーハンプトンvsブライトンが5日にモリニュー・スタジアムで行われ、アウェイのブライトンが2-3で勝利した。なお、ブライトンのMF三笘薫は先発し90分までプレーした。
そのホームチームに対して後方からボールを動かしながら主導権を握るブライトンは、9分にララナの背後への抜け出しを起点にゴール前のマーチに決定機も、ここは相手DFキルマンの見事なブロックに遭う。
それでも、直後の10分には三笘が2戦連続で魅せる。ボックス手前左でボールを持った日本代表MFはDF2枚を相手に仕掛けを匂わせながら、意表を突く右足アウトを使った横パスを選択。これをボックス中央のトロサールがワンタッチで短く落とすと、ララナが無駄を削ぎ落したスムーズなフィニッシュワークから右足のシュートを右隅へ突き刺した。
1-1のイーブンに戻った試合はここから拮抗した展開に。序盤に比べて自陣の深い位置まで持ち込まれる場面が増えるブライトンだが、逆に三笘やマーチ、トロサールを生かしたカウンターが効きはじめる。23分にはカイセドの効果的なサポートから左サイドで縦に仕掛けた三笘からニアゾーンを取ったトロサールにラストパスが通るが、左足のシュートは枠を捉え切れない。
前半半ば以降は完全に主導権を握っていたブライトンだが、30分にはポデンセのボックス内でのクロスに対してDFダンクが頭上付近に上げていた肘にボールが当たると、オンフィールド・レビューの結果ハンドでのPKと判定される。これをキッカーのネヴェスに決められて35分の逆転ゴールとされた。
これで嫌な流れが漂い始めるが、絶好調の日本代表がチームを救う。44分、ボックス右手前で強引に仕掛けたララナがDFを抜き切らずに正確なクロスを上げると、ファーで待ち構えていた三笘がDFに競り勝って渾身のヘディングシュートを左隅へ流し込み、プレミアリーグ初ゴールを記録した。
さらに、勢いづく三笘は前半終了間際にも味方からのロングフィードに反応すると、絶妙なファーストタッチでDFセメドの前に入りボックス左付近でラグビータックルのような形で倒される。このファウルに対して主審は迷わずレッドカードを掲示し、見事に退場を誘発した。
躍動三笘の活躍によって2-2に追いつき且つ数的優位で後半に臨んだブライトンは、ポデンセを下げてジョニーの投入で4バックを維持するウルブスに対して、序盤からハーフコートゲームを展開していく。
立ち上がりはセットプレーを含め多くのフィニッシュを作り出したアウェイチームだが、時間の経過と共にうまく守られて攻撃が停滞。これを受け、65分にはララナを下げて負傷明けのウェルベックを最前線に投入した。この交代直後にはウェルベックが得た好位置のFKをマク・アリスターが直接狙うが、枠を捉えたシュートはGKジョゼ・サの好守に遭う。
後半半ばから終盤にかけて試合は一進一退の攻防に。攻めあぐねるデ・ゼルビのチームは、途中出場のアダマ・トラオレに決定機を許す場面も。
その後、80分過ぎにエストゥピニャン、トロサールを下げてギルモア、ウンダブを同時投入したブライトンは三度三笘がチームの突破口となった。83分、ボックス左でカイセドからパスを受けた三笘はそのままゴールライン際に鋭い仕掛けで持ち込んで正確なプルバック。これを中央のウンダブが右へ流すと、グロスが腰の捻りを利かせた右足のシュートを突き刺した。
これでリードを手にしたブライトンは試合をクローズにかかる中で殊勲の三笘は90分にフェルトマンとの交代でお役御免に。その後、10人のウルブス相手に逃げ切ったデ・ゼルビのチームが2連勝を飾った。
PR
ブライトンは前節、今季途中まで指揮を執っていたグレアム・ポッター率いる因縁の相手チェルシーに4-1の快勝を収め、デ・ゼルビ新体制6戦目にして待望の初勝利を挙げた。その勢いに乗って連勝を狙う8位のチームは、降格圏の19位に沈むウルブスとのアウェイゲームに臨んだ。チェルシー戦で先制点をアシストするなど印象的な活躍を披露した三笘は[4-2-3-1]の左ウイングで2試合連続のスタメンを飾った。試合前にフレン・ロペテギ新監督の招へいが発表されたウルブスだが、この試合ではスティーブ・デイビス暫定体制が継続。入りは球際を強調しつつも、リスク回避の姿勢を示す。それでも、直後の10分には三笘が2戦連続で魅せる。ボックス手前左でボールを持った日本代表MFはDF2枚を相手に仕掛けを匂わせながら、意表を突く右足アウトを使った横パスを選択。これをボックス中央のトロサールがワンタッチで短く落とすと、ララナが無駄を削ぎ落したスムーズなフィニッシュワークから右足のシュートを右隅へ突き刺した。
三笘を起点とした鮮やかな崩しから幸先よく先制したアウェイチームだが、一瞬の隙からわずか2分後に追いつかれる。12分、エストゥピニャンが不用意につり出された左サイドの背後に抜け出したゲデスにブバカル・カマラからスルーパスを通されると、必死のカバーを見せた三笘が身体をぶつけたものの、そのままゴール付近まで持ち込まれて右足のシュートをニア下に流し込まれた。
1-1のイーブンに戻った試合はここから拮抗した展開に。序盤に比べて自陣の深い位置まで持ち込まれる場面が増えるブライトンだが、逆に三笘やマーチ、トロサールを生かしたカウンターが効きはじめる。23分にはカイセドの効果的なサポートから左サイドで縦に仕掛けた三笘からニアゾーンを取ったトロサールにラストパスが通るが、左足のシュートは枠を捉え切れない。
前半半ば以降は完全に主導権を握っていたブライトンだが、30分にはポデンセのボックス内でのクロスに対してDFダンクが頭上付近に上げていた肘にボールが当たると、オンフィールド・レビューの結果ハンドでのPKと判定される。これをキッカーのネヴェスに決められて35分の逆転ゴールとされた。
これで嫌な流れが漂い始めるが、絶好調の日本代表がチームを救う。44分、ボックス右手前で強引に仕掛けたララナがDFを抜き切らずに正確なクロスを上げると、ファーで待ち構えていた三笘がDFに競り勝って渾身のヘディングシュートを左隅へ流し込み、プレミアリーグ初ゴールを記録した。
さらに、勢いづく三笘は前半終了間際にも味方からのロングフィードに反応すると、絶妙なファーストタッチでDFセメドの前に入りボックス左付近でラグビータックルのような形で倒される。このファウルに対して主審は迷わずレッドカードを掲示し、見事に退場を誘発した。
躍動三笘の活躍によって2-2に追いつき且つ数的優位で後半に臨んだブライトンは、ポデンセを下げてジョニーの投入で4バックを維持するウルブスに対して、序盤からハーフコートゲームを展開していく。
立ち上がりはセットプレーを含め多くのフィニッシュを作り出したアウェイチームだが、時間の経過と共にうまく守られて攻撃が停滞。これを受け、65分にはララナを下げて負傷明けのウェルベックを最前線に投入した。この交代直後にはウェルベックが得た好位置のFKをマク・アリスターが直接狙うが、枠を捉えたシュートはGKジョゼ・サの好守に遭う。
後半半ばから終盤にかけて試合は一進一退の攻防に。攻めあぐねるデ・ゼルビのチームは、途中出場のアダマ・トラオレに決定機を許す場面も。
その後、80分過ぎにエストゥピニャン、トロサールを下げてギルモア、ウンダブを同時投入したブライトンは三度三笘がチームの突破口となった。83分、ボックス左でカイセドからパスを受けた三笘はそのままゴールライン際に鋭い仕掛けで持ち込んで正確なプルバック。これを中央のウンダブが右へ流すと、グロスが腰の捻りを利かせた右足のシュートを突き刺した。
これでリードを手にしたブライトンは試合をクローズにかかる中で殊勲の三笘は90分にフェルトマンとの交代でお役御免に。その後、10人のウルブス相手に逃げ切ったデ・ゼルビのチームが2連勝を飾った。
PR
ブライトン&ホーヴ・アルビオンの関連記事
プレミアリーグの関連記事
|
ブライトン&ホーヴ・アルビオンの人気記事ランキング
1
アフリカ年間最優秀選手賞の候補5名が発表! 受賞者発表は12月16日
アフリカサッカー連盟(CAF)は18日、CAFアワード2024で表彰されるアフリカ年間最優秀選手賞のノミネート選手5名を発表した。 10月末に発表された10名の候補から5名に絞られた候補者には、昨年の同賞で惜しくも2位に終わったパリ・サンジェルマン(PSG)DFアクラフ・ハキミやヨーロッパリーグ(EL)決勝でハットトリックを達成しアタランタのEL制覇に貢献したFWアデモラ・ルックマン、2023-24シーズンのブンデスリーガで28試合28ゴールを記録し、昨季まで在籍したシュツットガルトを躍進させたFWセール・ギラシーなどがノミネート。 また、今年1月に行われたアフリカネーションズカップ2023で優勝したコートジボワール代表からは、同大会で最優秀若手選手に輝いたブライトン&ホーヴ・アルビオンのFWシモン・アディングラが残っている。 なお、受賞者の発表は12月16日に予定されている。 ◆アフリカ年間最優秀選手賞 候補トップ5 FWシモン・アディングラ(コートジボワール/ブライトン) FWセール・ギラシー(ギニア/シュツットガルト&ドルトムント) DFアクラフ・ハキミ(モロッコ/パリ・サンジェルマン) FWアデモラ・ルックマン(ナイジェリア/アタランタ) GKロンウェン・ウィリアムズ(南アフリカ/マメロディ・サンダウンズ) 2024.11.19 07:30 Tue2
「良いプロセスには時間がかかる」上位伺う三笘薫所属のブライトン、31歳ヒュルツェラー監督は自身の哲学明かす「私は数字が好きだが…」
ブライトン&ホーヴ・アルビオンのファビアン・ヒュルツェラー監督が、ここまでの取り組みについて語った。 31歳の青年指揮官であるヒュルツェラー監督は、今シーズンから日本代表MF三笘薫の所属するブライトンの指揮官に就任。プレミアリーグで初めて指揮を執ることになったが、ここまで11試合5勝4分け2敗の6位と好成績を残している。 上々の成績を残しているヒュルツェラー監督は、ドイツ『スカイ・スポーツ』のインタビューにて、ブライトンの戦略と自身の哲学が合致していたとコメント。また、自身のトレーニングにおけるアプローチ方法や、直近のマンチェスター・シティ戦の勝利にも触れている。 「ブライトンのデータに基づくアプローチは、私の分析的思考によく合っている。もともと私は数字が好きだからね。もちろん、ここの責任者やスカウティングチームは、決断を下すためより集中的に数字を使っている」 「私のキャリアの中でも真新しかったのは、対戦相手の準備や選手との契約だけでなく、選手個々のプロセスがどのように進んでいるか見るためにも数字が使われている点だった」 「もちろん、結局のところは数字がすべてをカバーするわけではない。ドレッシングルームの雰囲気やメンタリティを回復させる力、監督とチームの相性などは数字ではカバーできないものだ。それでも、数字はある意味で確証を与えてくれる」 「もちろんプロセスの一部だが、我々は常に乗り越えようとするハードルを抱えている。最終的には、選手たちが些細なことやゲームのアイデアの詳細を理解することが大切なんだ。それには時間と信頼、うまくいくという信念が必要になる」 「最初はそれが大きな課題だった。私にとって重要なのは、選手たちが向上心を持って毎日トレーニングに参加し、学んでくれること。だから私は物事を複雑にしようとせず、できるだけシンプルにするよう心がけている。そして、物事を何度も何度も繰り返すようにしているんだ。繰り返すことで、より多くを覚えられると信じている」 「もちろん、どの選手にどれだけインプットさせて良いのかを知ることは重要だ。できるだけシンプルにすべき選手は誰か、などをね。だから単純に、選手を知ることは非常に重要なんだ。そして、それを知るには時間がかかる。良いプロセスには時間がかかるものだ」 「(マンチェスター・シティ戦の勝利は)特別だった。ペップ・グアルディオラは世界最高の監督の一人であり、彼のアイデアはフットボールに革命を起こしたんだ。だから、彼と対戦するのは単純に大きな挑戦となる」 「選手たちがこの勝利を通じて、個人の力、そしてチームの力に対する信念と自信を生み出してくれることが、私にとって非常に重要だ。ハードワークしなければシティに勝てないし、選手たちはここ数週間、それを見事にやってのけた。ペップ・グアルディオラからは多くを学べるし、これからもそうしていくつもりだ」 2024.11.21 11:50 Thu3
「パフォーマンスに見合った結果」シティ相手に逆転勝利、ブライトン指揮官は長期離脱から復帰した決勝ゴールのオライリーを称える「人生では努力した分だけ手に入る」
ブライトン&ホーヴ・アルビオンのファビアン・ヒュルツェラー監督が、マンチェスター・シティを撃破を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 9日、プレミアリーグ第11節でブライトンはホームにシティを迎えた。 プレミアリーグ5連覇を目指す王者との戦い。相手は公式戦4連敗と不調の中、日本代表MF三笘薫も先発出場を果たした。 試合は23分にアーリング・ハーランドにゴールを奪われる展開となるが、後半にチームはギアを上げると、78分にジョアン・ペドロが同点ゴールを記録。さらに83分には今夏セルティックから加入したものの、ケガで長期離脱していたマット・オライリーが今季プレミア初出場で決勝ゴールを記録。2-1でブライトンが勝利を収めた。 ヒュルツェラー監督は、王者相手の逆転勝利についてコメント。チームのパフォーマンスを称えた。 「前半は受け身すぎて勢いがなかった。今日は勢いを変え、うまく利用できた。チームはパフォーマンスに見合った結果を得たと思う。とても嬉しい」 「ボールを保持している時にもっと我慢する必要があった。縦にボールを出しすぎて、簡単にボールを奪われてしまった。しかし、我慢するとギャップが広がり、後半はより激しくプレーし、プレスのパターンも改善し、個人のデュエルではより容赦なく攻め込んでいた」 また、ケガで離脱していながら、チームの勝利に貢献したジョアン・ペドロとオライリーについても言及。特に、今季のリーグ戦初出場ながら決勝ゴールを決めたオライリーの姿勢を称えた。 「ジョアンとマットが長い離脱期間を経て復帰し、期待通りの活躍を見せてくれたことを嬉しく思う。彼らはリハビリに一生懸命に取り組み、今日、その努力に見合う結果を得ることができた」 「人生では努力した分だけ手に入る。ケガをしてもマットほど前向きな姿勢を保てる選手は見たことがない。彼はトレーニング場に戻ってきて、自分のキャラクターを見せた。予想以上に早く、強くなって復帰したいと思っていた。こういった瞬間のために一生懸命に努力をするのだ」 <span class="paragraph-title">【動画】シティ撃破のブライトン! オライリーが中央をこじ開ける逆転ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="_Ge3lfwLXUs";var video_start = 130;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.10 12:20 Sun4
「問題を引き起こした」「素晴らしいパフォーマンス」シティ相手の逆転勝利、三笘薫に現地紙も高評価
ブライトン&ホーヴ・アルビオンの日本代表MF三笘薫は高い評価を受けた。 9日、プレミアリーグ第11節でブライトンはホームにシティを迎えた。 プレミアリーグ5連覇を目指す王者との戦い。相手は公式戦4連敗と不調の中、日本代表MF三笘薫も先発出場を果たした。 試合は23分にアーリング・ハーランドにゴールを奪われる展開となるが、後半にチームはギアを上げると、78分にジョアン・ペドロが同点ゴールを記録。さらに83分には今夏セルティックから加入したものの、ケガで長期離脱していたマット・オライリーが今季プレミア初出場で決勝ゴールを記録。2-1でブライトンが勝利を収めた。 三笘は90分までプレーした中、何度もシティ相手に仕掛けを見せて攻撃のチャンスを作ることに。現地紙も三笘のプレーを評価した。 <h3>◆イギリス『Sussex Express』/ 7点(10点満点)</h3> 「ウインガーにとっては良くも悪くも、時折危険な場面もあったが、後半になってから大きく改善した」 「ボックス内に何度もクロスを入れ、問題を引き起こしていた」 <h3>◆イングランド『90min』/ 7点(10点満点)</h3> 「三笘は素晴らしいパフォーマンスを見せたが、残念ながら得点には至らなかった」 「攻撃での彼の活躍により、ブライトンには大きなチャンスが生まれていた」 <div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr /><a href="https://www.video.unext.jp/lp/football_pack?adid=XXX&utm_medium=a_n&utm_campaign=a_n&cid=D34327&utm_source=seesawgame_ultrasoccer&utm_term=ultrasoccer&rid=SG00003" target="_blank">プレミアリーグを見るなら<br />「U-NEXTサッカーパック」がお得!!</a><hr /></div> <span class="paragraph-title">【動画】シティ撃破のブライトン! 見事な逆転勝利!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="_Ge3lfwLXUs";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr /><a href="https://www.video.unext.jp/lp/football_pack?adid=XXX&utm_medium=a_n&utm_campaign=a_n&cid=D34327&utm_source=seesawgame_ultrasoccer&utm_term=ultrasoccer&rid=SG00003" target="_blank">プレミアリーグを見るなら<br />「U-NEXTサッカーパック」がお得!!</a><hr /></div> 2024.11.10 22:10 Sun5