【U-24日本代表プレビュー|3位決定戦】53年ぶりのメダルへ、歴史を動かせるか/vsU-24メキシコ代表【東京五輪】
2021.08.06 16:35 Fri
◆切り替えて53年ぶりの快挙を

スペインに敗れてから中2日、死力を尽くしてきた選手たちにとっては立ち直るのも難しい2日間だっただろう。リカバリーとともに、メンタル面の回復が重要となる。
DF吉田麻也、DF酒井宏樹のオーバーエイジ2人は9年前の2012年、ロンドン・オリンピックで同様の状況を経験している。今回のオーバーエイジに招集された意図としては、五輪の経験値を買われたという点が大きい。その点では、準決勝で敗れた後のバウンスバックを、9年前に忘れてきたものを取り戻して欲しいところだ。
メキシコはグループステージで対戦した相手。その際にはMF久保建英、MF堂安律のゴールで勝利。場所も同じ埼玉スタジアム2002だ。すでに1度対戦していることで、互いに手の内は分かっている状況。いかに崩していくのか、そして崩されないように守るのか。大会中の成長も問われる。
決勝トーナメントに入ってからは2試合無得点。この2試合でゴールを決められなかったことで、前線の選手は悔しい思いをしているはずだ。その鬱憤を晴らすのもこの試合が最後のチャンス。しっかりとメダルを手にしたい。

Getty Images
スペインに敗れてから中2日、死力を尽くしてきた選手たちにとっては立ち直るのも難しい2日間だっただろう。リカバリーとともに、メンタル面の回復が重要となる。
DF吉田麻也、DF酒井宏樹のオーバーエイジ2人は9年前の2012年、ロンドン・オリンピックで同様の状況を経験している。今回のオーバーエイジに招集された意図としては、五輪の経験値を買われたという点が大きい。その点では、準決勝で敗れた後のバウンスバックを、9年前に忘れてきたものを取り戻して欲しいところだ。
メキシコはグループステージで対戦した相手。その際にはMF久保建英、MF堂安律のゴールで勝利。場所も同じ埼玉スタジアム2002だ。すでに1度対戦していることで、互いに手の内は分かっている状況。いかに崩していくのか、そして崩されないように守るのか。大会中の成長も問われる。
決勝トーナメントに入ってからは2試合無得点。この2試合でゴールを決められなかったことで、前線の選手は悔しい思いをしているはずだ。その鬱憤を晴らすのもこの試合が最後のチャンス。しっかりとメダルを手にしたい。
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