【U-24日本代表プレビュー】本大会前の大事な一戦、主軸が軒並み先発か/vsU-24ホンジュラス代表

2021.07.12 13:20 Mon
◆仮想メキシコにどんなサッカーを
Getty Images

今回対戦するホンジュラスは、日本と同様に東京オリンピックに出場するチーム。グループBに入り、ニュージーランド、韓国、ルーマニアと対戦する。

メキシコ同様、個々の能力が高くテクニックに優れたチーム。上背はないものの、身体能力は高く、ハードワークをチーム全体で行ってくるのが特徴だ。

日本は静岡合宿がスタートしてから1週間が経過。しかし、FW上田綺世(鹿島アントラーズ)は負傷、FW前田大然(横浜F・マリノス)は脳震とうの影響で別メニュー調整。互いに回復し、前田は練習試合にも出場したが、前線に若干の不安を残す。その点では、元はバックアップメンバーだったFW林大地(サガン鳥栖)の存在は重要。それぞれタイプも違うが、しっかりと結果を残したいところだろう。

その他、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)を戦っていた川崎フロンターレのDF旗手怜央、MF三笘薫は合流していない状況。名古屋グランパスのMF相馬勇紀、セレッソ大阪のDF瀬古歩夢も移動の疲れなどを含めて、本番に向けて調整していくだけに、ホンジュラス戦での起用はないと見ても良いだろう。

森保一監督も前日会見では「相手チームのレベルが上がった中で、本大会に向けたゲーム感、ゲーム体力を個々、チームとして上げていければと思います」とコメント。この合宿からは大学生との試合しかしていないため、6月12日のジャマイカ代表戦以来1カ月ぶりの実戦でどんな動きを見せるかに注目だ。



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