「これはすごい」「どこまで成長するの」19歳FW後藤啓介がELデビューから1分で衝撃ゴール!公式戦連発にファンも騒然「日本代表の未来は明るい」

2025.01.31 11:10 Fri
後藤啓介がELデビュー1分で衝撃ゴール
Getty Images
後藤啓介がELデビュー1分で衝撃ゴール
アンデルレヒトのFW後藤啓介がまたしてもゴールを記録した。2024年1月にジュビロ磐田からアンデルレヒトのリザーブチームであるRSCA Futuresにレンタル移籍した後藤。この冬に完全移籍へと切り替わると、16日のクロッキー・カップのロイヤス・アントワープ戦でファーストチームデビュー。すると、19日にジュピラー・プロ・リーグでデビューし、26日のメヘレン戦では初ゴールを記録していた。

その後藤は、30日に行われたヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ最終節のホッフェンハイム戦でベンチ入り。チームは先制に成功するもその後4連続失点で1-4と大きくビハインドしていた。
後藤は78分に途中出場でELデビューを果たすと、わずか1分でゴールを記録した。

左サイドを崩したアンデルレヒトは、ニルソン・アングロが仕掛けてマイナスのパス。ボックス内左でマリオ・ストロイケンスが受けてシュートを放つも相手DFに当たりこぼれ球に。しかし、これを拾った後藤が相手DFを背負いながらもGKの逆を突いてニアサイドを撃ち抜き、EL初ゴールを記録した。
出場からわずか1分で圧巻のプレーを見せた後藤。ファンは「これはすごい」、「素晴らしいゴール」、「技あり」、「日本代表の未来は明るいな」、「このタイプが出てくるとは」、「どこまで成長していくんだ」と称賛の声が並んだ。

なお、試合はその後にもう1点を返すも3-4でアンデルレヒトは敗戦。ラウンド16のストレートインを逃す形となったが、10位でプレーオフに回ることとなった。

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毎熊晟矢が今大会2点目でベスト16進出に貢献! 久保建英も連勝突破も、町田浩樹&後藤啓介は無念のPO敗退【EL】

ヨーロッパリーグ(EL)のノックアウトフェーズ・プレーオフ2ndレグが20日に行われた。 リーグフェーズを9位~24位で終えた16チームが、ホーム&アウェイ形式でラウンド16進出を争うプレーオフ。 今ラウンドにはレアル・ソシエダのMF久保建英、AZのDF毎熊晟矢、サン=ジロワーズのDF町田浩樹、アンデルレヒトのFW後藤啓介の日本人4選手が参戦した。 AZはガラタサライとアウェイで対戦し、2-2で引き分けた。この結果、2戦合計6-3でベスト16進出を決めた。なお、毎熊は右サイドバックでフル出場した。 ホームでの1stレグを4-1で先勝し、大きなアドバンテージを得て難所イスタンブールに乗り込んだAZ。負傷のモラタは不在もオシムヘンやダビンソン・サンチェスがサスペンション明けで復帰したホームチームと立ち上がりからオープンな攻防を繰り広げた。 そのなかで守備で粘りつつ、右のポクを起点とした鋭いカウンターで前回対戦同様にチャンスを生み出すアウェイチームは、ゴールを強く匂わせる。すると、前半終盤の42分にはそのポクのボックス内でのキープからボックス中央で横パスに反応した毎熊が相手のサラが先に触ったボールをブロックシュートの形で合わせると、これがゴール左隅に決まって日本人DFの今大会2点目によって大きな先制点を挙げた。 迎えた後半、ハーフタイム明けに投入したカシウスの強烈なミドルシュートで追加点を挙げたAZだが、そのゴール直後にオシムヘン、70分にはサライにゴールを奪われて同点に追いつかれる。だが、以降は安定したゲームコントロールで2-2の状況を維持してゲームクローズ。フル出場の毎熊は失点場面で絞り切れないところもあったが、安定したパフォーマンスで突破に貢献した。 ソシエダはホームでミッティランと対戦し、5-2で快勝。2戦合計7-3でベスト16進出を決めた。久保は67分までプレーした。 試合は前半から打ち合いの展開になるも、スチッチの2ゴールによってソシエダが3-2のスコアで試合を折り返す。後半は相手の退場で数的優位を得た直後にオヤルサバルのPKでトドメを刺し、最終的には5-2の快勝。連勝でラウンド16進出を決めた。 サン=ジロワーズはアヤックスとアウェイで対戦し、2-0で90分の戦いを終了。だが、2戦合計スコアで並び突入した延長戦で敗れてプレーオフ敗退となった。町田は3バックの一角でフル出場した。 ホームでの1stレグを0-2で落とし、厳しい状況で試合に臨んだサン=ジロワーズ。しかし、立ち上がりから攻勢を仕掛けると、16分にはブファルのFKをマク・アリスターが頭で合わせて先制に成功。さらに、25分には町田がアグレッシブな守備でセカンドを制した流れからニアンのシュートがゴール前でのクラーセンのハンドでのシュートブロックを誘発。このPKをデイビッドが決めて2戦合計スコアで追いつくとともに、決定機阻止でクラーセンが退場となり、数的優位を得て一気に形勢を逆転した。 このままのスコアで折り返した後半もサン=ジロワーズが主導権を握ったが、徐々にアヤックスのカウンターを受ける場面が出始めると、リスクを冒して攻め切れない。幾つかのチャンスもモノにできず、試合は2戦合計2-2のまま延長戦に突入した。 その延長戦の立ち上がりにはボックス内でクロス対応したDFバージェスが痛恨のハンドでPK献上。これをキッカーのテイラーに決められて10人のアヤックスに勝ち越しを許した。その後、決死の反撃を試みたアウェイチームは町田も高い位置を取ってミドルシュートや空中戦でチャンスに絡んでいく。延長後半アディショナルタイムには決死のパワープレーでゴールに迫ったが、アヤックスの気迫の守備をこじ開けることはできなかった。 アンデルレヒトはホームでフェネルバフチェと対戦し、2-2で引き分けた。この結果、2戦合計2-5でプレーオフ敗退となった。後藤は78分から途中出場した。 敵地での1stレグを0-3で落とし、厳しい状況で臨んだ試合。前半にスタンドでの観客の乱闘騒ぎによって試合が一時中断となるアクシデントにも見舞われたなか、試合は一進一退の攻防に。ホームで勢いを見せたアンデルレヒトはバスケスの2ゴールで一時逆転に成功したが、効率の良さが光るフェネルバフチェに追いつかれる。その後、78分には後藤の投入で最期までゴールを目指したが、2-2のドローでタイムアップ。初戦の大敗が響く形となった。 プレーオフ屈指の好カードとなったローマvsポルトはホームのローマが3-2で勝利。2戦合計4-3で勝ち抜けを決めた。 前半にディバラの2ゴールで逆転に成功したローマは、後半立ち上がりに退場者を出したポルトを相手にゲームをコントロール。強豪対決を制してベスト16進出を決めた。 その他ではトゥベンテとの延長戦までもつれ込む激闘を制したボデ/グリムトらが勝ち抜けを決めている。 ◆プレーオフ2ndレグ 結果 ▽2/20(木) ボデ/グリムト 5-2(AGG:6-4) トゥベンテ ガラタサライ 2-2(AGG:3-6) AZ FCSB 2-0(AGG:4-1) PAOK ローマ 3-2(AGG:4-3) ポルト ビクトリア・プルゼニ 3-0(AGG:3-1) フェレンツヴァーロシュ アヤックス 1-2(AGG:3-2) サン=ジロワーズ レアル・ソシエダ 5-2(AGG:7-3) ミッティラン アンデルレヒト 2-2(AGG:2-5) フェネルバフチェ <span class="paragraph-title">【動画】毎熊晟矢の今大会2点目!</span> <span data-other-div="movie"></span> <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/sPtKQ3gJSTQ?si=Jhc7XNU1XbccqoX9" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe> 2025.02.21 07:45 Fri
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【EL決勝T・PO第2戦プレビュー】初戦で明暗分かれた日本人所属4クラブに、強豪対決の結末はいかに

ヨーロッパリーグ(EL)のノックアウトフェーズ・プレーオフ2ndレグが20日に開催される。日本人選手所属クラブと強豪クラブを中心に、ラウンド16進出を懸けた第2戦の展望を紹介していく。 ◆プレーオフ2ndレグ ▽2/20(木) 《26:45》 ボデ/グリムト vs(AGG:1-2) トゥベンテ ガラタサライ vs(AGG:1-4) AZ FCSB vs(AGG:2-1) PAOK ローマ vs(AGG:1-1) ポルト 《29:00》 ビクトリア・プルゼニ vs(AGG:0-1) フェレンツヴァーロシュ アヤックス vs(AGG:2-0) サン=ジロワーズ レアル・ソシエダ vs(AGG:2-1) ミッティラン アンデルレヒト vs(AGG:0-3) フェネルバフチェ ◆激戦必至のローマvsポルトに、久保&毎熊が逃げ切り狙う <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250220_100_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> プレーオフ屈指の好カードとなったローマvsポルトの第一ラウンドは、実力伯仲の1-1のドローに終わった。 エスタディオ・ド・ドラゴンで行われた初戦は[3-4-2-1(3-5-2)]のミラーゲームの形で、各ポジションのマッチアップが明確に。その球際での勝負で優位に立ったローマが効果的にフィニッシュまで持ち込むと、前半終了間際のDFチェリクのゴールで先制に成功。後半も優勢に試合を進めていたが、ポルトがGKジオゴ・コスタからのロングボールを起点にDFフランシスコ・モウラのゴールで同点に追いつく。さらに、MFクリスタンテが2枚目のイエローカードで退場すると、終盤はポルトが押し込んだものの、ローマの堅守をこじ開けられず。1-1のイーブンで初戦を終えた。 ただ、この試合に関してはポルトの同点ゴール直前の選手交代の問題、アウェイチームにレッドカード1枚を含む8枚のカードが乱れ飛び、ラニエリ監督が審判団に激高するなど遺恨を残した部分もあり、熱狂のオリンピコで行われるリターンレグはより激しい展開となりそうだ。 今回の第2ラウンドに向けて両チームは週末のリーグ戦をいずれも1-0で勝利。ターンオーバーも行っており、コンディション面での差はなさそうだ。ローマに関してはクリスタンテとMFサーレマーケルスがサスペンションで不在となる一方、1stレグで負傷交代のFWディバラは無事メンバー入りを果たしており、先発復帰か切り札としての起用が見込まれる。 今回のプレーオフにはレアル・ソシエダのMF久保建英、AZのDF毎熊晟矢、サン=ジロワーズのDF町田浩樹、アンデルレヒトのFW後藤啓介の日本人4選手が参戦している。 1stレグでは久保、毎熊が大きな勝利を得た一方、町田と後藤はいずれも厳しい敗戦。明暗が分かれる形となった。 ソシエダはデンマークの強豪ミッティランとのアウェイでの1stレグでは人工芝のピッチに苦戦も、久保のゴラッソの活躍などで2-1の先勝。DFアランブル、MFスビメンディの累積警告によるサスペンションは余計だったが、ベスト16進出へ大きく前進した。ただ、直近のリーグ戦ではベティス相手に2人の退場者を出して0-3の惨敗。久保を除く多くの主力を起用したなか、心身ともに大きなダメージを負った。そのため、今回のホームゲームではアドバンテージを意識しつつも、久保に懸かる負担は大きそうだ。今回はより持ち味を発揮できるホームのピッチで前回対戦以上の躍動を期待したい。 AZは毎熊も先発出場したガラタサライとのホームゲームを4-1で圧勝。毎熊は攻撃では後方支援を意識しつつ、守備では[3-5-2]の相手に対して明確なマッチアップはなかったが、周囲と連携しながら安定した守備を披露。退場者を出したトルコ王者相手に大きな勝利を得た。ただ、難所イスタンブールでのアウェイゲームではFWオシムヘンがサスペンション明けで復帰となるため、毎熊としては前回対戦で後手を踏んだ相手にしっかりと対応し、チームの逃げ切りに貢献したい。 サン=ジロワーズはホームでアヤックス相手に0-2で敗戦。試合内容自体は悪くはなかったが、効率の部分で大きく上回ったオランダの名門相手に敗れた。また、追う展開のなかで町田にも出番は訪れなかった。直近のメヘレン戦も0-1で敗れ、アウェイでの2ndレグに向けてポジティブな材料は少ないが、前回対戦の前半のように最前線のFWデイビッドに良い形でボールが収まれば、チャンスは十分にあるはずだ。町田に関してはメヘレン戦でスタメン出場しているが、出場の可否は微妙か。 アンデルレヒトは敵地で行われたフェネルバフチェ戦に0-3で完敗。相手自慢の攻撃陣にしっかりと仕事をされた上、攻撃でもなかなかチャンスを作れない厳しい戦いだった。ホームで戦う2ndレグでの逆転突破には奇跡が必要となるが、コンディションの問題を抱える後藤は1stレグ同様に欠場が濃厚だ。 その他のFCSBvsPAOK、ボデ/グリムトvsトゥベンテ、ビクトリア・プルゼニvsフェレンツヴァーロシュのカードはいずれも初戦が1点差での決着となっており、前回対戦同様に拮抗した戦いが見込まれる。 2025.02.20 19:00 Thu
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毎熊PK奪取に久保がゴラッソ! PO初戦で日本人在籍4クラブで明暗【EL】

ヨーロッパリーグ(EL)のノックアウトフェーズ・プレーオフ1stレグが13日に行われた。 リーグフェーズを9位~24位で終えた16チームが、ホーム&アウェイ形式でラウンド16進出を争うプレーオフ。 今ラウンドにはレアル・ソシエダのMF久保建英、AZのDF毎熊晟矢、サン=ジロワーズのDF町田浩樹、アンデルレヒトのFW後藤啓介の日本人4選手が参戦している。 AZはガラタサライとホームで対戦し、4-1で先勝した。毎熊は右サイドバックで77分までプレーした。 リーグフェーズで1-1のドローゲームを演じたトルコの強豪との再戦に臨んだAZは、立ち上がりからカウンター、背後を意識した攻撃から良い形を作り出す。12分にはペナルティアーク付近で得たFKをキッカーのマイナンスが圧巻の左足シュートで直接ゴール左上隅に突き刺した。 しかし、20分にはボックス内でのモラタのキープから波状攻撃を受けると、サライに強烈なミドルシュートを右隅に突き刺されて追いつかれた。以降は毎熊とポクの右サイドを起点にチャンスを作り出すと、36分にはセットプレーの流れでルーズボールに反応した毎熊がバリシュ・ユルマズのファウルを誘って値千金のPK獲得。これをキッカーのパロットが冷静に決めて勝ち越しに成功した。 迎えた後半、立ち上がりにアイハンが2枚目のカードをもらってガラタサライに退場者が出ると、試合はここから完全にワンサイドゲームに。57分にクラジー、66分にウォルフェとサイドを崩したAZが連続ゴールを決めて勝負を決めた。その後、ダメ押しの5点目は奪えずも危なげなく勝ち切ったAZが大きなアドバンテージを得て敵地へ乗り込むことになった。 ソシエダはアウェイでミッティランと対戦し、2-1で先勝。フル出場した久保は前半の31分にカットインからの見事な左足ミドルシュートでチーム2点目を記録し、勝利の立役者となった。 サン=ジロワーズはホームでアヤックスと対戦し、0-2で敗戦した。なお、町田はベンチ入りも出場機会はなかった。 前半はデイビッドのキープ力や推進力を活かして優勢に進めるも、2度のゴールがオフサイド判定となるなど先制点を奪えず。後半も良いリズムで進めたが、59分にカウンターからラスムッセン、71分にはセットプレー流れから16歳DFモキオに圧巻のボレーシュートで初ゴールを許して連続失点。その後、セットプレーなどで1点を返すチャンスもあったが、最終的に0-2で初戦を落とした。 アンデルレヒトはアウェイでフェネルバフチェと対戦し、0-3で敗戦した。後藤はベンチ外だった。 モウリーニョ率いるフェネルバフチェに立ち上がりから攻勢を許すと、11分にはタディッチ、42分にはジェコと百戦錬磨のアタッカーにゴールを決められると、後半にもエン=ネシリに豪快なヘディングシュートを叩き込まれて万事休す。ホームでの2ndレグを前に崖っぷちの状況に立たされた。 その他では今ラウンド屈指の強豪対決となったポルトvsローマは1stレグ唯一のドローに終わり、フェレンツヴァーロシュ、トゥベンテ、FCSBはいずれも接戦を制して先勝に成功した。 ◆プレーオフ1stレグ 結果 ▽2/13(木) フェレンツヴァーロシュ 1-0 ビクトリア・プルゼニ サン=ジロワーズ 0-2 アヤックス ミッティラン 1-2 レアル・ソシエダ フェネルバフチェ 3-0 アンデルレヒト トゥベンテ 2-1 ボデ/グリムト AZ 4-1 ガラタサライ PAOK 1-2 FCSB ポルト 1-1 ローマ 2025.02.14 07:17 Fri
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プレーオフ進出の16クラブ決定! 抽選次第ではソシエダ・久保建英vsAZ・毎熊晟矢の可能性も【EL】

30日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ最終節が一斉開催。ラウンド16進出チームとノックアウトフェーズのプレーオフ進出チームが決定した。 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)と同様に、今シーズンから大きくフォーマットが変更となったEL。36チームが参加し、8試合を別の相手と対戦。上位8チームがラウンド16にストレートインとなり、9位から24位までがプレーオフを実施。残りの8チームを決めることとなる。 ラツィオが首位、アスレティック・ビルバオが2位に入り、プレミアリーグで苦戦するマンチェスター・ユナイテッド、トッテナムが続く形となった上位陣。プレーオフには、日本人選手所属クラブが全て入り、10位にFW後藤啓介のアンデルレヒト、13位にMF久保建英のレアル・ソシエダ、19位にDF毎熊晟矢のAZ、21位にDF町田浩樹のユニオン・サン=ジロワーズが入った。 ノックアウトフェーズのプレーオフは31日に抽選会が実施。ホーム&アウェイの対決でベスト16を目指すこととなる。これまでと違うところは、プレーオフでは同じ協会内のチームや、リーグフェーズで対戦した相手とも対戦する可能性があるところだ。 13位に終わったソシエダは、19位のAZか20位のミッティランとの対戦の可能性があり、久保vs毎熊の日本人対決が実現する可能性がある。 また、後藤のアンデルレヒトは23位のトゥベンテか24位のフェネルバフチェ、町田のサン=ジロワーズは11位のFCSBか12位のアヤックスと対戦。その他、ローマvsポルトなどの可能性も残っている。 なお、試合は2月13日に1stレグ、同20日に2ndレグが開催。2月21日にはラウンド16以降の組み合わせ抽選会が実施される。 <h3>◆ELプレーオフ対戦カード</h3> ボデ/グリムト(9位)orアンデルレヒト(10位) vs トゥベンテ(23位)orフェネルバフチェ(24位) FCSB(11位)orアヤックス(12位) vs ユニオン・サン=ジロワーズ(21位)orPAOK(22位) レアル・ソシエダ(13位)orガラタサライ(14位) vs AZ(19位)orミッティラン(20位) ローマ(15位)orヴィクトリア・プルゼニ(16位) vs フェレンツヴァーロシュ(17位)orポルト(18位) 2025.01.31 10:05 Fri
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「これはすごい」「どこまで成長するの」19歳FW後藤啓介がELデビューから1分で衝撃ゴール!公式戦連発にファンも騒然「日本代表の未来は明るい」

アンデルレヒトのFW後藤啓介がまたしてもゴールを記録した。 2024年1月にジュビロ磐田からアンデルレヒトのリザーブチームであるRSCA Futuresにレンタル移籍した後藤。この冬に完全移籍へと切り替わると、16日のクロッキー・カップのロイヤス・アントワープ戦でファーストチームデビュー。すると、19日にジュピラー・プロ・リーグでデビューし、26日のメヘレン戦では初ゴールを記録していた。 その後藤は、30日に行われたヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ最終節のホッフェンハイム戦でベンチ入り。チームは先制に成功するもその後4連続失点で1-4と大きくビハインドしていた。 後藤は78分に途中出場でELデビューを果たすと、わずか1分でゴールを記録した。 左サイドを崩したアンデルレヒトは、ニルソン・アングロが仕掛けてマイナスのパス。ボックス内左でマリオ・ストロイケンスが受けてシュートを放つも相手DFに当たりこぼれ球に。しかし、これを拾った後藤が相手DFを背負いながらもGKの逆を突いてニアサイドを撃ち抜き、EL初ゴールを記録した。 出場からわずか1分で圧巻のプレーを見せた後藤。ファンは「これはすごい」、「素晴らしいゴール」、「技あり」、「日本代表の未来は明るいな」、「このタイプが出てくるとは」、「どこまで成長していくんだ」と称賛の声が並んだ。 なお、試合はその後にもう1点を返すも3-4でアンデルレヒトは敗戦。ラウンド16のストレートインを逃す形となったが、10位でプレーオフに回ることとなった。 <span class="paragraph-title">【動画】出場から1分、後藤啓介がELデビュー戦で衝撃のゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"> <a href="https://twitter.com/wowow_soccer/status/1885108411303383183?ref_src=twsrc%5Etfw">January 30, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.01.31 11:10 Fri

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