FIFPROが偽代理人に関する注意喚起…ドログバがアフリカ人選手に対し「次の被害者になってほしくない」
2023.07.06 16:08 Thu
国際プロサッカー選手会(FIFPRO)が、アフリカのサッカー選手に対して、悪徳な偽エージェントの被害を避けるための啓蒙キャンペーンを行っている。『ESPN』が伝えている。今回の啓蒙キャンペーンは、チェルシーやコートジボワール代表で活躍したアフリカサッカー界のレジェンドであるディディエ・ドログバ氏とFIFPRO、国際労働機関(ILO)の協力によるもの。
ドログバ氏はアニメーションキャンペーンビデオを通じて、悪徳な偽エージェントに対するリスクについて注意喚起を行っている。
「どうか、これを聞いてほしい」
「誰を信用するかよく注意してほしい。君らのお金をほしがる人を決して信用しないでほしい」
最も多くの場合、アプローチを受けた選手にはトライアル(43%)またはクラブとの契約(39%)の機会が提供されたが、56%は約束されたトライアルを受けられず、44%は期待していた契約にサインできなかったという。
こういった実情を受け、FIFPROは以下の声明を発表している。
「FIFPROは、エージェントを装った人物が選手たちに近づき、トライアルや新クラブとの契約を約束するという話を多く聞いています」
「現実はそれほど魅力的ではありません。最悪の場合、選手は帰国するお金もなく海外で立ち往生することになります」
また、ドログバ氏は多くの若手選手がエージェント確保に熱心であるため危険にさらされていると語っている。
「最良のエージェントは君たちが信頼できる人間ではない。君たちが持つことができる最良のエージェントは自分自身のパフォーマンスだ」
「これは決して嘘ではない。だから、君たちが良いパフォーマンスをすればするほど、より多くのクラブが君たちのプレーを見に来ることになる」
「私が目にしているのは、多くの子供たちがクラブを見つけてもらうためにエージェントを探しているということだ。それはうまくいかない。クラブや良いエージェントの注目を集めるのはパフォーマンスだけだ」
今回のキャンペーンには、悪徳な偽エージェントの見分け方、契約書で何を確認すべきか、外国人従業員としての選手の権利など、実践的なアドバイスを記載した選手向けのパンフレットが含まれている。
ドログバ氏は最後に今回の啓蒙キャンペーンを見るであろう、多くの若手選手に対して、自身の忠告を真剣に受け止めることを求めた。
「我々の友人の中には、家族の貯金や持ち物すべてを支払った人もいたが、海外でプレーしたことは一度もない」
「その代わりに、彼らは空港や粗末な空間、他の20人がいるスタジアムの下で立ち往生したり、橋の下で暮らしたり、アジアでは刑務所に入れられたりもした」
「私は一人の選手について話しているのではない。君たちと同じように、同じ希望と夢を持ち、だまされて何も残されなかった何千人もの選手のことを話している。私は君たちに次の選手になってほしくない」
なお、国際サッカー連盟(FIFA)の新しい規則の一環として、2023年10月1日以降、すべてのフットボールエージェントはFIFAライセンスを取得する必要があり、試験に合格する必要がある。
ドログバ氏はアニメーションキャンペーンビデオを通じて、悪徳な偽エージェントに対するリスクについて注意喚起を行っている。
「誰を信用するかよく注意してほしい。君らのお金をほしがる人を決して信用しないでほしい」
FIFPROは最近、アフリカ7カ国の選手263人を対象に調査を行ったところ、70%以上が移籍を手伝うと約束した人物から一方的に連絡を受けていることが判明。
最も多くの場合、アプローチを受けた選手にはトライアル(43%)またはクラブとの契約(39%)の機会が提供されたが、56%は約束されたトライアルを受けられず、44%は期待していた契約にサインできなかったという。
こういった実情を受け、FIFPROは以下の声明を発表している。
「FIFPROは、エージェントを装った人物が選手たちに近づき、トライアルや新クラブとの契約を約束するという話を多く聞いています」
「現実はそれほど魅力的ではありません。最悪の場合、選手は帰国するお金もなく海外で立ち往生することになります」
また、ドログバ氏は多くの若手選手がエージェント確保に熱心であるため危険にさらされていると語っている。
「最良のエージェントは君たちが信頼できる人間ではない。君たちが持つことができる最良のエージェントは自分自身のパフォーマンスだ」
「これは決して嘘ではない。だから、君たちが良いパフォーマンスをすればするほど、より多くのクラブが君たちのプレーを見に来ることになる」
「私が目にしているのは、多くの子供たちがクラブを見つけてもらうためにエージェントを探しているということだ。それはうまくいかない。クラブや良いエージェントの注目を集めるのはパフォーマンスだけだ」
今回のキャンペーンには、悪徳な偽エージェントの見分け方、契約書で何を確認すべきか、外国人従業員としての選手の権利など、実践的なアドバイスを記載した選手向けのパンフレットが含まれている。
ドログバ氏は最後に今回の啓蒙キャンペーンを見るであろう、多くの若手選手に対して、自身の忠告を真剣に受け止めることを求めた。
「我々の友人の中には、家族の貯金や持ち物すべてを支払った人もいたが、海外でプレーしたことは一度もない」
「その代わりに、彼らは空港や粗末な空間、他の20人がいるスタジアムの下で立ち往生したり、橋の下で暮らしたり、アジアでは刑務所に入れられたりもした」
「私は一人の選手について話しているのではない。君たちと同じように、同じ希望と夢を持ち、だまされて何も残されなかった何千人もの選手のことを話している。私は君たちに次の選手になってほしくない」
なお、国際サッカー連盟(FIFA)の新しい規則の一環として、2023年10月1日以降、すべてのフットボールエージェントはFIFAライセンスを取得する必要があり、試験に合格する必要がある。
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「まだワールドクラスの選手ではない」直近のビッグマッチで不発のハーランドに元イングランド代表DFが注文「バロンドールを獲りたいなら問題がある」
元イングランド代表DFで解説者として活躍するジェイミー・キャラガー氏が、マンチェスター・シティのノルウェー代表FWアーリング・ハーランドに対してワールドクラスではないと言及した。 2022-23シーズンにドルトムントからシティに加入したハーランド。世界最高峰のリーグとも言われるプレミアリーグ挑戦1年目ながら、35試合で36ゴールと驚異的な数字を残すと、公式戦53試合で52ゴールを記録。チームの3冠達成に貢献した。 今シーズンもプレミアリーグで25試合19ゴール、チャンピオンズリーグで8試合6ゴールを記録。公式戦37試合で30ゴールと結果を残している。 圧倒的な得点力には驚かされるばかりだが、まだ23歳。そんなハーランドだが、キャラガー氏はまだまだワールドクラスの選手とは言えないとイギリス『テレグラフ』で主張した。 キャラガー氏はハーランドに対し「究極の贅沢なサッカー選手だ。彼が世界最高のゴールスコアラーの1人であることは間違いないが、まだワールドクラスの選手にはなっていない」と評価。「真にワールドクラスになるには、複数の包括的な特性が必要だ」と主張している。 キャラガー氏によれば、ハーランドの得点力は間違いなくワールドクラスだが、あくまでもゴールを奪っているという事実だけとのこと。選手としてはまだまだ未熟だという。 「過去20年間のプレミアリーグ最高のストライカー、ティエリ・アンリ、ルイス・スアレス、ハリー・ケインのことを考えてみて欲しい。彼らは得点したかどうかに関係なく、最大の試合に大きな影響を与えた。彼ら全員が世界のどのチームでもプレーでき、驚異的なストライクレート以上の貢献をすることができる」 「通常のプレーでは、ハーランドはまだこれらのストライカーと同じレベルには達しておらず、トップクラスのセンターバックとの最近の3試合で、ペナルティエリア内での彼の才気はあっても、そこから抜け出すにはまだ途中であることが確認された」 前述の通り、今シーズンも公式戦で30ゴールを記録しているハーランドだが、チャンピオンズリーグ(CL)のレアル・マドリー戦、プレミアリーグのリバプール戦、アーセナル戦とビッグマッチ3試合は無得点に終わっている。 シーズンを通してみても、プレミアリーグのトップ6に入るクラブを相手には、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、リバプールを相手に6ゴール。アーセナル戦ではコミュニティシールドを含め3試合で無得点に終わっている。 「ヴィルヒル・ファン・ダイク、ウィリアム・サリバ、アントニオ・リュディガーがハーランドをいじめたが、トップディフェンダーとゴールマシンの対決は大々的に宣伝されたが、そんなものではなかった。両者はマッチアップというよりミスマッチだった」 「いかなる優秀なストライカーも、そう簡単に抑えられるべきではない」 「私の時代、ディディエ・ドログバは私が最も頻繁に対戦したワールドクラスのストライカーであり、その試合では私たち2人が異なる時期にトップに立った。それがストライカーとセンターバックの闘いのあるべき姿だ」 多くのワールドクラスのストライカーと対峙してきたキャラガー氏から見れば、ゴールを奪う能力はあれど、ビッグマッチでの影響力が小さすぎるということだろう。 「ファン・ダイク、サリバ、リュディガーは公には認めていないが、リバプール、アーセナル、レアル・マドリーはマンチェスター・シティの試合の後、彼らは皆、ハーランドを黙らせるよりもはるかに厳しい任務に直面したと信じてピッチを去ったに違いない」 ハーランド以上に周りの選手を抑える方が苦労するだろうという見解を示したキャラガー氏。ゴールを奪うことで高く評価されているが、それ以外の部分がいまいちであることに目がいっていないだけだと主張している。 ただ、ハーランドのゴールを奪う力は高く評価。「彼が得点しないことは非常にまれであることを考えると、シティにとっては完璧にうまくいっている。ハーランドが得点した場合のシティの勝率は88%。彼がゴールを決めたとき、チームはまだどの試合でも負けたことがない」とし、ゴールを奪えているからこそ評価されるとした。 そして、この先のキャリアについても言及。ただゴールを奪い続けて得点記録を破っていくだけなら良いが、トップクラスでプレーを続け、バロンドールを受賞したければ問題があるとした。 「彼の唯一の関心が得点記録を破ることであるなら、何も変える必要はない。もし彼がバロンドールを獲得してレアル・マドリーでプレーするという真剣な野心を持っているのであれば、問題があるかもしれない」 「飛躍を遂げ、同世代最高の選手の称号をかけてライバルのキリアン・ムバッペに真剣に挑戦するには、彼は自分のプレーにさらに力を加えなければならない」 「レアルのようなクラブでセンターフォワードとしてプレーするには、多機能でなければならない。カリム・ベンゼマは、ネットを探る能力を超えて深刻に過小評価されていた。今夏レアルに加入すると予想されているムバッペは、単なるゴールスコアラー以上の存在だ」 それは現代サッカーを牽引してきたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドやアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとの違いとも言える。2人は驚異的なゴール記録を持つだけではない理由から、2人でバロンドールを獲りあっていた。 キャラガー氏は「これ以上のフィニッシャーはいない」としながらも、「最終的には、ロナウドやメッシと同じように語られるにふさわしい完成品となる必要があるだろう」とコメント。ゴール以外の部分の成長が、トップに君臨し続けるためには必要だと考えているようだ。 2024.04.12 22:57 Fri3
ドログバがフェニックス・ライジングでの最終戦終える! 現役引退へ…
▽元コートジボワール代表FWディディエ・ドログバ(40)が14日に自身の現役ラストゲームを終えた。フランス『レキップ』が伝えている。 ▽今年3月に今シーズン限りでの現役引退を表明していたドログバは14日、共同オーナー兼選手としてプレーするUSL(アメリカ2部相当)のフェニックス・ライジングの今季リーグ戦最終戦となるポートランド・ティンバーズ2戦に臨む、0-1で敗戦した。 ▽同試合後、ドログバはUSLの公式『ツイッター』からのメッセージに対して、自身の公式アカウント(@didierdrogba)を通じ、「USLに感謝の気持ちを示したい。同時にこの組織と所属するすべてのチームに最大限の経緯を払いたい。君たちはこれからも成長し続ける」と、感謝の想いを伝えている。 ▽なお、ドログバはフェニックス・ライジング在籍期間に21試合に出場し13ゴール4アシストの数字を残していた。 ▽ドログバは今年3月にフランス『Telefoot』のインタビューで「僕にとって、プレーできることは喜びだった。オーナー兼プレーヤーとしての役割にもやりがいを感じている。これから僕の周りにいる若手にノウハウを伝えていきたい。だが、今シーズンがラスト。僕はもう40歳だ。時は来た」とコメント。その後、公式な引退声明は出していないが、おそらく今回の一戦が現役最後の試合になる可能性が高い。 ▽1998年にル・マンでプロデビューしたドログバは、ギャンガン、マルセイユを経て、2004年にチェルシー入り。公式戦381試合164ゴールの成績を収め、4度のプレミアリーグ優勝や1度のチャンピオンズリーグ制覇を経験するなど計12個のタイトル獲得に貢献した。 ▽コートジボワール代表としても105試合65ゴールを誇るドログバはその後、上海申花、ガラタサライを渡り歩き、2014-15シーズンにチェルシーに復帰。2015年からアメリカに活躍の場を移していた。 2018.10.15 15:19 Mon4
今日は何の日!7月20日は、”英雄”ドログバがチェルシーへ移籍/2003年
世界中で休むことなく紡がれ続けてきたフットボールの歴史の中で今日何が起こったのか。本日7月20日の出来事を振り返ってみよう。 今回ピックアップするのは、2004年7月20日。元コートジボワール代表FWディディエ・ドログバがマルセイユからチェルシーに移籍した日だ。 <div id="cws_ad">◆ドログバがチェルシーで見せたスーパープレー集!<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJhS1NmNjVkUiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> ◆モウリーニョ率いるポルトとの対戦が加入のきっかけに 1998年、ル・マンでプロデビューを飾ったドログバは、ガンギャンでのプレーを経て2003年にマルセイユへと移籍。加入初シーズンから公式戦32ゴールを決め、このシーズンのリーグ最優秀選手に選出される活躍を見せた。 またチャンピオンズリーグ(CL)では、当時ジョゼ・モウリーニョ監督率いるポルトとグループステージで対戦。この時のプレーがモウリーニョ監督の目に留まり、2004年夏、同監督がチェルシーへ引き抜かれた際に、マルセイユから推定移籍金3850万ユーロ(約47億円)での移籍が実現した。 ◆8シーズンに渡りクラブを象徴するストライカーとして活躍 チェルシーで迎えた初シーズンから公式戦16ゴールをマークし、チームのリーグ優勝に貢献したドログバ。その後も強靭なフィジカルを生かした得点能力と、大舞台での勝負強さでエースストライカーとして活躍を続け、チームを象徴する存在となった。 特に、2011-12シーズンのバイエルンとのチャンピオンズリーグ(CL)決勝では、0-1とリードされた状態で迎えた88分にチームを救う同点ゴールをマーク。その後のPK戦でもクラブの悲願であった初のCL優勝を決める最後のキックを決めるなど、圧巻の活躍を見せ、チェルシーの歴史に永遠に名を刻んだ。 2004年から2012年までの8年間と、2015年の1年間、合計9年間チェルシーに在籍したドログバは、公式戦384試合で164ゴールを記録。プレミアリーグ優勝4回、FAカップ優勝4回、リーグカップ優勝3回、そしてCL優勝1回と12個もの主要タイトルを勝ち取るなど、輝かしいキャリアを送った。 2020.07.20 17:30 Mon5