湘南が6試合ぶり勝利で対川崎Fシーズンダブル達成!! 阿部の後半AT逆転恩返し弾で残留圏浮上【明治安田J1第28節】

2022.09.03 21:12 Sat
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明治安田生命J1リーグ第28節、湘南ベルマーレvs川崎フロンターレが3日にレモンガススタジアム平塚で行われ、2-1でホームの湘南が逆転勝ちを収めた。5試合未勝利で再び残留圏からはじき出された湘南と、怒涛の4連勝でついに暫定ながらも首位に浮上した川崎Fという対照的な両チーム。
田中聡がベルギーのコルトレイクへ期限付き移籍し、米本を出場停止で欠く湘南はアンカーに茨田を起用。中野が加入後初スタメンを飾る。中3日、2日の連戦が続く川崎Fだが、好調のためか水曜日のサガン鳥栖戦と同じ11人でスタートした。

序盤はホームの勢いを受けたものの、ポゼッションに勝る川崎Fが次第にゲームをコントロール。すると、脇坂の右CKから谷口の放ったヘディングが知念に当たってネットを揺らし、20分に20番のゴールで川崎Fが先手を取る。

飲水タイム後はタリクの左足など、湘南の時間が続いた。だが、いい時間のときに点が取れないという不本意な癖を払拭できぬまま、ビハインドで前半を終えた。
ハーフタイムの2枚替えにより、後半の立ち上がりは川崎Fが勢いを持って入ったが、湘南もすぐさま応戦。ボックス左へ抜け出した町野がジェジエウに倒されてPKを獲得すると、これを自ら左下隅に沈め、8試合ぶりのゴールで後半8分、53分に試合を振り出しに戻す。

なおも攻勢を強める湘南はハーフウェーライン付近から瀬川が決まればゴラッソというロングシュート。攻守の入れ替わりが多く、各所にスペースが生じる展開の中でハードワークを信条とする湘南が印象的なゲーム運びを見せる。

73分には川崎Fのお株を奪うような右ポケットの崩しからシュートシーンを作った瀬川は、82分には左ボレーが左ポストを叩いた。

疲労の色もにじむためか、セカンドボール争いで後手を踏んでいた川崎Fは、時折見せる攻撃も単発に。大島の浮き球に抜け出した小林が胸コントロールでGK谷をかわしてのフィニッシュという絶好機も、杉岡のカバーで得点に至らない。

すると、追加タイム3分に湘南が次の1点を奪う。最終ラインから持ち運んだ杉岡の縦パスを阿部がスルーすると、一瞬のエアポケットのようになり、山田が抜け出してボックス左から丁寧なリターンパス。阿部が冷静に古巣のゴールを射抜き、土壇場で逆転に成功した。

残り少ない時間もしのぎ切った湘南は6試合ぶりの白星を飾り、アウェイ戦に続いて対川崎Fにシーズンダブルを達成した。

一方の川崎Fは要所で連戦の影響が見え隠れ。連勝は4でストップし、5試合ぶりの黒星を喫している。

湘南ベルマーレ 2-1 川崎フロンターレ
【湘南】
町野修斗(後8)
阿部浩之(後48)
【川崎F】
知念慶(前20)

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