ニューカッスルの買収に抗議したクリスタル・パレスサポーターのバナーが警察の捜査対象に…サポーターグループは「偽善の極み」と主張
2021.10.24 21:42 Sun
サウジアラビアの政府系ファンドPIFの主導による買収劇が話題となっているニューカッスル。しかし、そのニューカッスルに対するバナーを巡って、捜査が始まっているようだ。イギリス『BBC』が報じた。ニューカッスルは7日、クラブ買収が完了したことを発表。PIFの総資産額は3200億ポンド(約48兆7500億円)と言われ、かつて潤沢なオイルマネーを元手にメガクラブへ成長したチェルシーやマンチェスター・シティに倣う大型補強が期待されていた。
クラブへの十分な投資がなかった前体制に対して、ファンは多くの不満を抱えていたこともあり、歓迎ムードが作られている一方で、サウジアラビアという国への偏見から多くの差別的な行動も確認されている。
そんな中、23日にニューカッスルはアウェイでクリスタル・パレスと対戦。試合は1-1の引き分けに終わっていたが、その試合中にスタンドで掲げられたグラフィックバナーが大きな問題となっている。
そのバナーには、プレミアリーグのCEO(最高経営責任者)であるリチャード・マスターズ氏に見える人物とともに、伝統的なアラブ地域の衣装を纏った男性のイラストが描かれていた。
クリスタル・パレスのファングループである「Holmesdale Fanatics」は今回のバナーについての声明を発表。プレミアリーグが行ったオーナーのテストのあり方を嘲笑したものだと主張した。
「サウジが主導したニューカッスルの買収は、当然のことながら、広く非難と怒りを受けている」
「プレミアリーグが女性の試合を推進し、レインボーの腕章をつける包括的な取り組みを行っているときに、この買収に賛成することは偽善の極みであり、利益が全てに優先するというリーグの魂のないアジェンダを示している」
しかし、この件は見過ごされることもなく、警察はツイッターで「10月23日土曜日、警察はクリスタル・パレスのファンによって掲示された攻撃的なバナーの報告を受けた」とし「情報を評価し、捜査を行なっている。人種差別的な虐待の申し立ては、とても深刻に受け止められる」とし、しっかりと捜査することを発表していた。
クラブへの十分な投資がなかった前体制に対して、ファンは多くの不満を抱えていたこともあり、歓迎ムードが作られている一方で、サウジアラビアという国への偏見から多くの差別的な行動も確認されている。
そのバナーには、プレミアリーグのCEO(最高経営責任者)であるリチャード・マスターズ氏に見える人物とともに、伝統的なアラブ地域の衣装を纏った男性のイラストが描かれていた。
さらに、バナーにはサウジアラビア政権による犯罪の疑いがあるチェックリストが作られており、「プレミアリーグオーナーズテスト」という見出しの下に「テロ、斬首、公民権侵害、殺人、検閲、迫害」と書かれ、チェックマークがつけられていた。また、アラブ風の衣装を纏った男性は血のついた剣を持っていた。
クリスタル・パレスのファングループである「Holmesdale Fanatics」は今回のバナーについての声明を発表。プレミアリーグが行ったオーナーのテストのあり方を嘲笑したものだと主張した。
「サウジが主導したニューカッスルの買収は、当然のことながら、広く非難と怒りを受けている」
「プレミアリーグが女性の試合を推進し、レインボーの腕章をつける包括的な取り組みを行っているときに、この買収に賛成することは偽善の極みであり、利益が全てに優先するというリーグの魂のないアジェンダを示している」
しかし、この件は見過ごされることもなく、警察はツイッターで「10月23日土曜日、警察はクリスタル・パレスのファンによって掲示された攻撃的なバナーの報告を受けた」とし「情報を評価し、捜査を行なっている。人種差別的な虐待の申し立ては、とても深刻に受け止められる」とし、しっかりと捜査することを発表していた。
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