古橋亨梧が決勝ゴール! セルティックがハーツとのカップ戦を制す《スコティッシュ・リーグ・カップ》

2021.08.16 10:05 Mon
Getty Images
セルティックは15日、スコティッシュ・リーグ・カップのラウンド16でハート・オブ・ミドロシアン(ハーツ)と対戦。3-2で勝利を収めた。この試合、日本代表FW古橋亨梧は左ウイングとして先発出場。63分に貴重な決勝ゴールを記録した。

スコティッシュ・プレミアシップの開幕戦でも対戦した相手。まずは7分、スルーパスに抜け出た古橋がボックス内左で仕掛けてシュート。しかし、これはGKに弾かれる。
それでも29分、同じように左サイドのスルーパスに反応した古橋が右足アウトサイドで絶妙なサイドチェンジ。これがジェームズ・フォレストに通ると、ボックス内に侵入し相手を引きつけたフォレストの折り返しをオドソンヌ・エドゥアールが決めて、セルティックが先制する。

32分にはロングフィードををボックス内で古橋が受けると、そのままパスをつなぎ、最後はボックス中央でエドゥアールがシュート。しかし、これはGKがセーブする。
直後の33分には、ボックス手前でFKを獲得すると、デイビッド・ターンブルが直接シュート。これは壁に阻まれると、跳ね返りを再びシュート。これがバウンドしたボールになると、読んでいたのか猛然と動き出していた古橋が押し込みに行くが、わずかに届かない。

それでも34分、左CKを獲得すると古橋が素早くリスタート。パスを受けたエドゥアールがクロスを上げると、相手が整わない中スティーブン・エルシュがヘディングで叩き込み、セルティックがリードを2点に広げる。

2点リードで迎えた後半もセルティックペース。49分にはボックス内左でスルーパスを受けた古橋がグラウンダーのクロス。これにエドゥアールが飛び込むがわずかに合わない。49分にはエドゥアールが右CKからヘッドで合わせるが、これはGKがセーブする。

すると56分、ロングボール一発で抜け出させれると、ボックス内でファウルを犯しハーツがPKを獲得。これをリアム・ボイスが落ち着いて決めて1点差となる。

若干嫌なムードが漂ったセルティックだが、古橋が見せた。63分、この試合何度も見せたスルーパスに反応すると、ボックス内左から今度はニアサイドめがけて左足シュート。絶妙なコースにシュートは決まり、セルティックが3点目を奪う。古橋はヨーロッパリーグ予選、スコティッシュ・プレミアシップに続いて3つ目の大会でもゴールを記録した。

古橋は75分にピッチを後にすると、その後もセルティックは決定機を作るが追加点を奪えず。ハーツは92分にアーロン・マクエネフが1点を返すも勝負あり。3-2でセルティックが勝利し、ベスト8に駒を進めた。

セルティック 3-2 ハーツ
【セルティック】
オドソンヌ・エドゥアール(前29)
スティーブン・エルシュ(前34)
古橋亨梧(後18)
【ハーツ】
リアム・ボイス(後12)
アーロン・マクエネフ(後47)

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