レーティング:トッテナム 2-3 アーセナル【プレミアリーグ】
2024.04.29 00:12 Mon
プレミアリーグ第35節、トッテナムvsアーセナルが28日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、アウェイのアーセナルが2-3で勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
▽トッテナム採点
GK
13 ヴィカーリオ 5.5
2失点はノーチャンスで後半にサカのシュートをビッグセーブ。だが、以前から狙われているセットプレー守備はチームと共に要改善
DF
23 ペドロ・ポロ 5.5
守備面ではやや苦戦を強いられたが、攻撃面ではソン・フンミンの決定機を演出するなどクルゼフスキと共に右サイドでアクセントを付けた
17 ロメロ 6.5
反撃の狼煙を上げるゴールに加え、攻守両面で八面六臂の見事なパフォーマンスを披露。ダービーの意味を理解するプレーぶりだった
37 ファン・デ・フェン 6.0
3失点共に大きな責任はなし。幻のゴールに加え、ビハインドを追う状況でリスク管理を一手に引き受けて広大なスペースをカバーした
PK奪取という大きな仕事を果たす。試合の入りは良い潰しができていたが、2失点目含めてサカに苦戦を強いられた
(→ロ・チェルソ -)
MF
21 クルゼフスキ 6.0
3失点目ではハヴァ―ツのマークを離してしまったが、攻撃面では久々に好調時の躍動感を披露。攻撃の起点として攻め手を担った
30 ベンタンクール 5.0
試合の入りは悪くなかったが、全体的にプレースピード、精度がいまひとつだった
(→サール 5.5)
攻守両面で活動量は見せたが、攻撃面ではアクセントになり切れず
10 マディソン 4.5
試合の入りは悪くなかったが、時間の経過と共にトーンダウン。潰される場面も少なくなく、攻撃を司ることができなかった
(→リシャルリソン 5.5)
勝ちたい気持ちを全面に押し出したプレーを見せ、前線で動きの量を出して味方を生かした
5 ホイビュア 4.5
出足の鋭い潰しなど良いプレーもあったが、痛恨のオウンゴール。さらに、攻撃面でもマイボール時の判断、精度で物足りず
(→ビスマ 5.5)
自陣での危ういプレーもあったが、後方でつなぎの起点に
16 ヴェルナー 5.0
前半30分過ぎに負傷交代。ホワイトやサカの守備に対して、効果的な仕掛けを見せられず
(→ブレナン・ジョンソン 6.0)
ヴェルナー負傷でスクランブル投入。左右のサイドで推進力を示した
FW
7 ソン・フンミン 5.5
プレッシャーがかかるPKを決めた。ただ、試合を通してのパフォーマンス、キャプテンとしてのリーダーシップは十分ではなかった
監督
ポステコグルー 5.0
後半に2点を奪って意地は見せたが、セットプレーの脆弱な守備、被カウンター時の脆さと、ハイリスク・ローリターンの戦いに…
▽アーセナル採点
GK
22 ラヤ 5.0
軽率なプレーで失点に関与。点差や時間帯を考えれば、リスクを冒す必要は全くなかった。ハイボール処理では概ね安定も危うい場面もあった
DF
4 ホワイト 6.0
サカのサポートを受けながら守備面ではソリッドな対応を見せた。攻撃では直近の試合に比べてアクセントを付けられなかったが、及第点の出来。セットプレーではヴィカーリオを苦しめた
2 サリバ 6.0
普段に比べて傑出したパフォーマンスとまではいかなかったが、要所を締める守備で勝利に貢献
6 ガブリエウ 6.0
相手のアタッカー陣相手によく戦った。サリバ同様にそつのないプレーだった
8 冨安健洋 5.5
クルゼフスキやジョンソンの対応に苦慮。攻撃でも細かいミスが散見されたが、久々のリーグ戦フル出場で最低限の仕事はこなした
MF
8 ウーデゴール 6.0
過密日程でチェルシー戦に比べると、身体の重さが見受けられたが、前半の好パフォーマンスで流れを引き寄せた
(→キヴィオル -)
5 トーマス 6.0
中盤のフィルター役として奮闘。繋ぎの局面ではミスもあったが、経由点としては機能した
41 ライス 6.5
ハヴァーツの3点目をアシスト。やや軽率な形でのPK献上で難しい終盤にしてしまったが、相手にボールを持たれる展開の中でよく粘った。さすがに連戦の影響もあって攻撃面ではさほど存在感を示せず
FW
7 サカ 7.0
オウンゴール誘発に見事なフィニッシュで前回対戦に続くゴールを記録。攻撃の起点として常に相手の脅威となった
29 ハヴァーツ 7.0
決勝点に加えてサカのゴールをアシスト。前線で起点を担いつつ、守備でもチームを助けた
19 トロサール 6.0
攻撃面では3試合連続ゴールを逃したが、守備面で冨安を献身的にサポート。攻撃では経由点として機能
(→マルティネッリ 5.5)
カウンターで決定的な仕事はできなかったが、最終盤の守備では持ち味の機動力を生かした
監督
アルテタ 6.5
ミス絡みの失点から最後は5バックでの逃げ切りという難しい試合になったが、準備期間の少ない中で相手の弱点を効果的に突いて勝ち切った
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
サカ(アーセナル)
ハヴァーツの活躍も素晴らしかったが、難しい流れで決めた2点目の価値を高く評価したい。全体的に疲労感が出ていたチームの中で後半も右サイドで攻撃の起点となり続けてチームを引っ張った。
トッテナム 2-3 アーセナル
【トッテナム】
ロメロ(後19)
ソン・フンミン(後42)【PK】
【アーセナル】
OG(前15)
サカ(前27)
ハヴァーツ(前38)
▽トッテナム採点
(C)CWS Brains,LTD.
GK
13 ヴィカーリオ 5.5
2失点はノーチャンスで後半にサカのシュートをビッグセーブ。だが、以前から狙われているセットプレー守備はチームと共に要改善
DF
23 ペドロ・ポロ 5.5
守備面ではやや苦戦を強いられたが、攻撃面ではソン・フンミンの決定機を演出するなどクルゼフスキと共に右サイドでアクセントを付けた
反撃の狼煙を上げるゴールに加え、攻守両面で八面六臂の見事なパフォーマンスを披露。ダービーの意味を理解するプレーぶりだった
37 ファン・デ・フェン 6.0
3失点共に大きな責任はなし。幻のゴールに加え、ビハインドを追う状況でリスク管理を一手に引き受けて広大なスペースをカバーした
33 ベン・デイビス 5.5
PK奪取という大きな仕事を果たす。試合の入りは良い潰しができていたが、2失点目含めてサカに苦戦を強いられた
(→ロ・チェルソ -)
MF
21 クルゼフスキ 6.0
3失点目ではハヴァ―ツのマークを離してしまったが、攻撃面では久々に好調時の躍動感を披露。攻撃の起点として攻め手を担った
30 ベンタンクール 5.0
試合の入りは悪くなかったが、全体的にプレースピード、精度がいまひとつだった
(→サール 5.5)
攻守両面で活動量は見せたが、攻撃面ではアクセントになり切れず
10 マディソン 4.5
試合の入りは悪くなかったが、時間の経過と共にトーンダウン。潰される場面も少なくなく、攻撃を司ることができなかった
(→リシャルリソン 5.5)
勝ちたい気持ちを全面に押し出したプレーを見せ、前線で動きの量を出して味方を生かした
5 ホイビュア 4.5
出足の鋭い潰しなど良いプレーもあったが、痛恨のオウンゴール。さらに、攻撃面でもマイボール時の判断、精度で物足りず
(→ビスマ 5.5)
自陣での危ういプレーもあったが、後方でつなぎの起点に
16 ヴェルナー 5.0
前半30分過ぎに負傷交代。ホワイトやサカの守備に対して、効果的な仕掛けを見せられず
(→ブレナン・ジョンソン 6.0)
ヴェルナー負傷でスクランブル投入。左右のサイドで推進力を示した
FW
7 ソン・フンミン 5.5
プレッシャーがかかるPKを決めた。ただ、試合を通してのパフォーマンス、キャプテンとしてのリーダーシップは十分ではなかった
監督
ポステコグルー 5.0
後半に2点を奪って意地は見せたが、セットプレーの脆弱な守備、被カウンター時の脆さと、ハイリスク・ローリターンの戦いに…
▽アーセナル採点
(C)CWS Brains,LTD.
GK
22 ラヤ 5.0
軽率なプレーで失点に関与。点差や時間帯を考えれば、リスクを冒す必要は全くなかった。ハイボール処理では概ね安定も危うい場面もあった
DF
4 ホワイト 6.0
サカのサポートを受けながら守備面ではソリッドな対応を見せた。攻撃では直近の試合に比べてアクセントを付けられなかったが、及第点の出来。セットプレーではヴィカーリオを苦しめた
2 サリバ 6.0
普段に比べて傑出したパフォーマンスとまではいかなかったが、要所を締める守備で勝利に貢献
6 ガブリエウ 6.0
相手のアタッカー陣相手によく戦った。サリバ同様にそつのないプレーだった
8 冨安健洋 5.5
クルゼフスキやジョンソンの対応に苦慮。攻撃でも細かいミスが散見されたが、久々のリーグ戦フル出場で最低限の仕事はこなした
MF
8 ウーデゴール 6.0
過密日程でチェルシー戦に比べると、身体の重さが見受けられたが、前半の好パフォーマンスで流れを引き寄せた
(→キヴィオル -)
5 トーマス 6.0
中盤のフィルター役として奮闘。繋ぎの局面ではミスもあったが、経由点としては機能した
41 ライス 6.5
ハヴァーツの3点目をアシスト。やや軽率な形でのPK献上で難しい終盤にしてしまったが、相手にボールを持たれる展開の中でよく粘った。さすがに連戦の影響もあって攻撃面ではさほど存在感を示せず
FW
7 サカ 7.0
オウンゴール誘発に見事なフィニッシュで前回対戦に続くゴールを記録。攻撃の起点として常に相手の脅威となった
29 ハヴァーツ 7.0
決勝点に加えてサカのゴールをアシスト。前線で起点を担いつつ、守備でもチームを助けた
19 トロサール 6.0
攻撃面では3試合連続ゴールを逃したが、守備面で冨安を献身的にサポート。攻撃では経由点として機能
(→マルティネッリ 5.5)
カウンターで決定的な仕事はできなかったが、最終盤の守備では持ち味の機動力を生かした
監督
アルテタ 6.5
ミス絡みの失点から最後は5バックでの逃げ切りという難しい試合になったが、準備期間の少ない中で相手の弱点を効果的に突いて勝ち切った
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
サカ(アーセナル)
ハヴァーツの活躍も素晴らしかったが、難しい流れで決めた2点目の価値を高く評価したい。全体的に疲労感が出ていたチームの中で後半も右サイドで攻撃の起点となり続けてチームを引っ張った。
トッテナム 2-3 アーセナル
【トッテナム】
ロメロ(後19)
ソン・フンミン(後42)【PK】
【アーセナル】
OG(前15)
サカ(前27)
ハヴァーツ(前38)
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