中国代表キャプテンが引退を撤回…シンガポール戦で引き分け決断も翻意「国がまだ必要としている限りは全力を尽くす」
2024.03.25 21:45 Mon
中国代表のキャプテンを務めるDFチャン・リンペン(34)が代表引退を撤回した。
試合後、「受け入れられない」と格下相手の不甲斐ない結果に怒りを見せ、代表引退を口にし話題となっていた。
しかし、2日が経過し自身の発言を撤回。「引退が唯一の選択肢ではない」と思いとどまったという。
「先発であろうと途中出場であろうと、あるいはたとえプレーできなかったとしても、代表チームに貢献できる限り、そして国がまだ必要としている限りは全力を尽くして最後まで頑張ります」
国を代表して戦うことに誇りを持つことが求められる中、自らの重いだけで簡単に引退を口にしてしまったチャン・リンペン。思い直したようだが、チームは復調できるだろうか。なお、第3節を終えてグループ首位は韓国、2位がタイで、中国は勝ち点で並ぶ3位に位置している。
PR
広州恒大、上海海港でプレーしているチャン・リンペン。2009年12月に中国代表デビューを果たし、ここまで105試合に出場。6ゴールを記録している。2023年からはキャプテンに就任すると、チームはアジかアップ2023で1勝もできずにグループステージ敗退。2026年の北中米ワールドカップ(W杯)を目指す中、21日に行われたアジア2次予選グループ第3節ではシンガポール代表相手にアウェイで2-2のドローに終わっていた。しかし、2日が経過し自身の発言を撤回。「引退が唯一の選択肢ではない」と思いとどまったという。
チャン・リンペンは中国『中国中央電視台』の番組「サッカーナイト」で自身の考えを語った。
「先発であろうと途中出場であろうと、あるいはたとえプレーできなかったとしても、代表チームに貢献できる限り、そして国がまだ必要としている限りは全力を尽くして最後まで頑張ります」
国を代表して戦うことに誇りを持つことが求められる中、自らの重いだけで簡単に引退を口にしてしまったチャン・リンペン。思い直したようだが、チームは復調できるだろうか。なお、第3節を終えてグループ首位は韓国、2位がタイで、中国は勝ち点で並ぶ3位に位置している。
PR
チャン・リンペンの関連記事
中国の関連記事
ワールドカップの関連記事
|
チャン・リンペンの人気記事ランキング
1
タトゥー禁止で代表チーム強化!? 中国が代表選手に「社会の良い模範」を求める
中国当局はサッカー選手がタトゥーを入れることを禁止することにするようだ。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。 近年では、中国代表の選手にタトゥーを入れた選手が増えており、中国代表の主軸でもあり、広州FCでもプレーするDFチャン・リンペンなどが有名なところだ。 しかし、中国の国家体育総局(GAS)は「社会の良い模範」になるため、タトゥーの禁止を決定。タトゥーを消すか、覆うことを代表チームに求めるようだ。 GASは「サッカー選手の管理を強化するための提案」という声明を発表。その中で、中国代表チームの懲戒要件に設定するとしている。 「全てのレベルの代表チームは、管理措置の関連要件を厳格に実施します。中国のサッカー選手のポジティブな精神を完全に示し、社会の良い模範となります」 「A代表とU-23代表チームの選手は、新たなタトゥーをすることを固く禁じられています。すでにタトゥーを入れている選手は、自分で除去することを勧めます」 「チームによって合意された特別な状況においては、選手はトレーニングと試合でタトゥーを隠す必要があります」 なお、U-20以下のチームでは、タトゥーのある選手の招集は「厳しく禁止する」ことになるようだ。 また、GASは代表チームは選手の「愛国心教育を強化する」ための「思想・政治教育活動」を取り入れるべきだとし、そうすることで「使命感、責任感、名誉を高め、優れたプレースタイルで征服し、よく戦うことができる代表チームを作ることができる」としている。 なお、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選を戦う中国代表だが、6試合を終えて6チーム中5位。予選敗退の可能性が高まっている。 2021.12.30 19:10 Thu中国の人気記事ランキング
1
日本代表と1月に対戦する中国代表、李鉄監督が突如辞任
中国サッカー協会(CFA)は3日、中国代表の李鉄(リー・ティエ)監督(44)の辞任を発表した。なお、後任には李小鵬(リー・シャオペン)氏(46)が就任する。 李鉄監督は、現役時代はプレミアリーグのエバートンでプレーし、中国人として初めてのプレミアリーガーになった実力の持ち主。当時のデイビッド・モイーズ監督(現ウェストハム)の信頼を得て、トーマス・グラベセンとボランチでコンビを組んだ。 その後、ケガの影響で出場機会を失うと、シェフィールド・ユナイテッドへと移籍するも、ここでも出番はなし。その後中国へと戻って現役を引退した。 河北華夏(現:河北FC)や武漢卓爾(現:武漢FC)で監督を務めた後、2020年からマルチェロ・リッピ監督の後任として中国代表監督に就任。カタール・ワールドカップ(W杯)出場を目指すチームを率いていた。 2次予選を勝ち抜いた中国は、最終予選で日本代表と同じグループBに所属。ここまで6試合を戦い、1勝2分け3敗で5位と苦しい戦いを続けていた。 来年1月27日には日本代表と対戦する予定だったが、CFAは李鉄監督が数日前に辞任を申し出たとし、それを承認したと発表した。 後任となる李小鵬氏は、元中国代表の選手で、中国女子代表や青島中能、山東泰山などで監督を務めていた。 2021.12.04 21:28 Sat2
「毎日ナマコを」中国代表キャプテンの発言に批判殺到、サッカー協会が火消し
中国代表選手の物議を醸した発言に関して、中国サッカー協会(CFA)が否定した。中国『新浪体育』が伝えた。 問題の発言は2月上旬に中国代表のキャプテンを務めるMFウー・シーの「毎日ナマコを食べている」というもの。高級食材として知られ、滋養強壮に効くとされるナマコを中国代表チームは食べていたようだ。 しかし、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選では、1勝3分け6敗でグループBの5位に終わり、またしてもW杯出場はならず。近年は中国スーパーリーグのクラブも親会社が資金難に陥ってクラブが消滅したり規模が縮小するなどしており、サッカー界に対しては厳しい声が浴びせられている。 結果を残せていない中で高級食材を食べていることが明らかになり、中国代表には批判が殺到。また、女子アジアカップを戦い優勝した中国女子代表の選手たちが「インスタント麺」を食べていたことが発覚。弱い男子の高待遇さが批判に拍車をかけることとなった。 そんな中、CFAのスポークスパーソンが6日に様々な問題に言及。ナマコ事件については、スポンサーの宣伝であるとし、火消しに走った。 「全てのカテゴリーの中国の男子、及び女子のサッカー代表チームのトレーニングと大会に向けた資金源は、中国サッカー協会のスポンサーから来ている」 「どのサッカーチームにとっても、スポンサーは非常に重要だ。長い間中国代表を支援してきた多くの有名企業が支援の努力を惜しまず、「暁芹海参」は中国代表のスポンサーの1つでもある」 「スポンサーの見返りとして、代表チームの選手が適切に協力し、スポンサーのプロモーションに参加することは、合理的なビジネス条件だ。他のスポーツでも共通することだ」 スポンサーから提供されていたものを食べていると発言しただけだというが、チームの強化が結果に繋がっていないことは事実。中国サッカー界がこの先どう進んでいくのか注目だ。 2022.04.07 20:49 Thu3
44年ぶりの大金星へ! シンガポール代表が小倉勉新監督の初陣から上昇気流「怖がらなくていい」
シンガポール代表が小倉勉新監督の初陣を経て、上昇気流に乗った。シンガポール『The Straits Times』が伝えている。 かつて日本代表コーチも務め、数多のJクラブで指揮官をサポートする副官を担ってきた小倉氏。昨年は東京ヴェルディで城福浩監督とともにJ1昇格を掴み取り、今年2月にシンガポール代表指揮官就任が発表された。 30年以上の指導者キャリアがある氏。しかし、意外にも監督業はほとんどなく、シンガポール代表指揮官就任前のプロレベルでは、2013年の大宮アルディージャでズデンコ・ベルデニック監督解任に伴い、後半戦の代打を任されたのみ。 そんな小倉新監督、初陣となった2026北中米W杯アジア2次予選第3節・中国代表戦(21日)で2-2のドロー。シンガポールにとって中国は明らかな格上であり、1980年から44年間未勝利の相手…前半0-2から後半2発で今予選初勝ち点だ。 地元紙は小倉新監督の軌道修正が勝ち点1を呼び込んだと強調。スコアラーのFWファリス・ラムリとMFヤコブ・マーラーはいずれも途中投入なのだ。 また、小倉新監督が後半頭から投入したMFハーヒス・スチュワートはA代表初招集、そして初キャップであり、試合前日が23歳のお誕生日。中盤でダイナミズム溢れる好プレーを披露したといい、試合後に小倉新監督からも称えられた。 「初招集とは知らなかったよ。1キャップか100キャップかは重要じゃない。ハーヒスが多くのエネルギーとクオリティをもたらしてくれる存在だと踏んで呼んだ。彼の学びの精神も好きだ」 ハーヒス本人は小倉新監督から初招集を告げる電話が来た際、「興奮する余裕もなかった…すぐに準備を整えることだけに集中し始めた」と言い、「シンガポール代表でプレーするのはもちろん夢だった。僕は兄(DFライハン・スチュワート)も代表選手だしね」と振り返る。 試合は両親と祖父も観戦に訪れていたようで、タイの強豪パトゥム・ユナイテッドに所属する兄ライハンは「弟とは常に切磋琢磨してきた。彼が費やしてきた血、汗、涙を僕は知ってる…家族にとって誇らしい瞬間だった」と語った。 このように、格上・中国代表からの“ポジティブな勝ち点1”を導き、スチュワート兄弟のモチベーションを引き上げた小倉新監督。2点ビハインドのハーフタイムには「怖がらなくていいんだ」などと演説…選手たち全員の士気も高めたという。 26日には敵地・大連で中国代表とのリターンマッチ。目指すは1980年以来44年ぶりの中国代表撃破だ。華人(中国系)が上流階級に多いお国柄か、ホームでの2-2ドローに沸き返ったシンガポール国内…小倉新監督は簡潔に手応えを口にする。 「もっと走れ。もっと戦え。そうすれば前回よりも勝つチャンスが増える」 ◆シンガポール代表の[vs中国代表]全戦績 1980年3月 五輪予選 1-0(勝利) 1992年4月 アジア杯予選 0-1(敗戦) 2006年8月 アジア杯予選 0-1(敗戦) 2006年9月 アジア杯予選 0-0(引分) 2009年8月 国際親善試合 1-1(引分) 2011年9月 W杯予選 1-2(敗戦) 2011年11月 W杯予選 0-4(敗戦) 2013年9月 国際親善試合 1-6(敗戦) 2024年3月21日 W杯予選 2-2(引分) 2024年3月26日 W杯予選 ??? 2024.03.26 16:00 Tue4
リー・ティエが中国代表監督に正式就任
中国サッカー協会は2日、暫定指揮官を務めていたリー・ティエ監督(42)が正式な指揮官に就任したことを発表した。 現役時代にエバートンやシェフィールド・ユナイテッドに在籍したリー・ティエ監督。現役引退後は、2012年6月から広州恒大を率いていたマルチェロ・リッピ監督の下でアシスタントコーチを務めると、2014年に中国代表のアシスタントコーチに就任。その後、河北華夏や武漢卓爾で監督を歴任すると、昨年11月に辞任を発表したリッピ監督の後任として中国代表の暫定指揮官に就任。 昨年12月に行われたEAFF E-1サッカー選手権2019では、香港代表を下し1勝2敗の3位で大会を終えていた。 2020.01.02 23:07 Thu5