【ラ・リーガ第29節プレビュー】CL8強進出のアトレティコvsバルサ! 下位2クラブは新体制初陣
2024.03.15 19:00 Fri
先週末に行われた第28節はアトレティコ・マドリーを除く上位陣が揃って勝利を収め、優勝争いに大きな変化は起こらず。一方、下位クラブではセルタ、アルメリアの2クラブで監督交代が行われている。
インターナショナルマッチウィークの中断期間前の一節となる第29節は、共にチャンピオンズリーグ(CL)でベスト8進出を決めた4位のアトレティコと3位のバルセロナによる上位対決に注目が集まる。
アトレティコは前節、下位のカディス相手に0-2で完敗。週明けに控えていたCLのインテル戦により重きを置いていた中、攻守両面で精彩を欠きFWフアンミにドブレーテを許して敵地で厳しい黒星を喫した。それでも、CLでは公式戦13連勝中だったセリエA首位チーム相手にFWグリーズマンとFWデパイの2ゴールによって2-1の逆転勝利。2戦合計で追いついた結果、守護神オブラクが2本のPKストップを見せたPK戦を3-2で制し、見事に準々決勝進出を決めた。そのタフな一戦から中3日でのリーグ上位対決は非常に難しい試合となることは間違いないが、インテル戦でも証明したメトロポリターノの圧倒的なホームアドバンテージを武器に勝ち点3を手にしたい。
一方、バルセロナは前節、マジョルカにウノセロ勝利。MFギュンドアンのPK失敗など最後の仕上げの部分で苦戦を強いられたが、16歳FWラミン・ヤマルのスーペルゴラッソによって見事に勝ち切った。さらに、CLではMFフレンキー・デ・ヨング、MFペドリと中盤の要を欠く厳しい戦いとなったが、代役を担ったMFフェルミンの先制点を皮切りにDFカンセロ、FWレヴァンドフスキが決めたゴールによって3-1の勝利。MOTMに輝いた17歳DFパウ・クバルシの圧巻のパフォーマンスも光った一戦で見事に4季ぶりの8強進出を決めた。日程面ではアドバンテージがあるものの、引き続き主力数人を欠く中での戦いとなり、前述の頼もしいカンテラーノの躍動が難所攻略のカギを握る。
首位のレアル・マドリーは10位のオサスナとのアウェイゲームで2連勝を狙う。前節は不振のセルタを相手にFWヴィニシウスの先制点を皮切りに、相手の2つのオウンゴールで効果的に加点。試合終了間際にはMFギュレルにラ・リーガ初ゴールも生まれる実り多き内容での完勝を収めた。今回の一戦に向けては軽傷を抱えるMFセバージョスが不在となるが、長期離脱組を除く多くの主力がプレー可能な状態にあり、アンチェロッティ監督としてはさまざま状況に応じて効果的なカードを切りながら、総合力で勝ち切る試合にできるはずだ。
MF久保建英を擁する6位のレアル・ソシエダは、アトレティコ撃破で勢いに乗るカディス相手に連勝を狙う。前節、久保ら一部主力を温存した中、FWサディク、FWアンドレ・シウバと悩めるセンターフォワード陣の活躍によってグラナダ相手に3-2の逆転勝利を収めたラ・レアル。これで公式戦連敗を「4」でストップしたチームは、終盤戦へ弾みを付ける上でしっかりとホームで勝ち切りたいところだ。グラナダ戦での起用法を見ると、コンディションにやや不安を抱かせる久保だが、日本代表合流前にきっちり結果を残して良い形で北朝鮮代表戦に臨みたい。
その他では残留圏内ギリギリの17位という成績不振を受け、今季就任のベニテス監督を解任し、セルタBのクラウディオ・ヒラルデス氏を暫定指揮官に据えたセルタ、開幕28戦未勝利でガリターノ監督解任と共にペペ・メ新監督招へいを発表した最下位アルメリアの新体制初陣に注目したい。
また、5位のアスレティック・ビルバオ、ビジャレアルvsバレンシアのバレンシア自治州ダービーにも注目だ。
《ラ・リーガ第29節》
▽3/15(金)
《29:00》
レアル・ソシエダ vs カディス
▽3/16(土)
《22:00》
マジョルカ vs グラナダ
《24:15》
オサスナ vs レアル・マドリー
《26:30》
ヘタフェ vs ジローナ
《29:00》
アスレティック・ビルバオ vs アラベス
▽3/17(日)
《22:00》
セビージャ vs セルタ
《24:15》
ビジャレアル vs バレンシア
ラス・パルマス vs アルメリア
《26:30》
ラージョ vs ベティス
《29:00》
アトレティコ・マドリー vs バルセロナ
インターナショナルマッチウィークの中断期間前の一節となる第29節は、共にチャンピオンズリーグ(CL)でベスト8進出を決めた4位のアトレティコと3位のバルセロナによる上位対決に注目が集まる。
アトレティコは前節、下位のカディス相手に0-2で完敗。週明けに控えていたCLのインテル戦により重きを置いていた中、攻守両面で精彩を欠きFWフアンミにドブレーテを許して敵地で厳しい黒星を喫した。それでも、CLでは公式戦13連勝中だったセリエA首位チーム相手にFWグリーズマンとFWデパイの2ゴールによって2-1の逆転勝利。2戦合計で追いついた結果、守護神オブラクが2本のPKストップを見せたPK戦を3-2で制し、見事に準々決勝進出を決めた。そのタフな一戦から中3日でのリーグ上位対決は非常に難しい試合となることは間違いないが、インテル戦でも証明したメトロポリターノの圧倒的なホームアドバンテージを武器に勝ち点3を手にしたい。
首位のレアル・マドリーは10位のオサスナとのアウェイゲームで2連勝を狙う。前節は不振のセルタを相手にFWヴィニシウスの先制点を皮切りに、相手の2つのオウンゴールで効果的に加点。試合終了間際にはMFギュレルにラ・リーガ初ゴールも生まれる実り多き内容での完勝を収めた。今回の一戦に向けては軽傷を抱えるMFセバージョスが不在となるが、長期離脱組を除く多くの主力がプレー可能な状態にあり、アンチェロッティ監督としてはさまざま状況に応じて効果的なカードを切りながら、総合力で勝ち切る試合にできるはずだ。
前節、オサスナに2-0の快勝を収めて2位を死守したジローナは12位のヘタフェ相手に久々の連勝を狙う。前節はFWポルトゥ、FWサヴィオのゴールでに加え、安定したゲーム運びでの勝利を収めており、球際でのバトルがより激しくなる難敵相手の一戦ではそのバトルでしっかりと相手を上回りつつ、両サイドのDFヤン・コウト、DFミゲル・グティエレスらを起点に2列目、3列目からの飛び出しを効果的に使ってハイラインを攻略したい。
MF久保建英を擁する6位のレアル・ソシエダは、アトレティコ撃破で勢いに乗るカディス相手に連勝を狙う。前節、久保ら一部主力を温存した中、FWサディク、FWアンドレ・シウバと悩めるセンターフォワード陣の活躍によってグラナダ相手に3-2の逆転勝利を収めたラ・レアル。これで公式戦連敗を「4」でストップしたチームは、終盤戦へ弾みを付ける上でしっかりとホームで勝ち切りたいところだ。グラナダ戦での起用法を見ると、コンディションにやや不安を抱かせる久保だが、日本代表合流前にきっちり結果を残して良い形で北朝鮮代表戦に臨みたい。
その他では残留圏内ギリギリの17位という成績不振を受け、今季就任のベニテス監督を解任し、セルタBのクラウディオ・ヒラルデス氏を暫定指揮官に据えたセルタ、開幕28戦未勝利でガリターノ監督解任と共にペペ・メ新監督招へいを発表した最下位アルメリアの新体制初陣に注目したい。
また、5位のアスレティック・ビルバオ、ビジャレアルvsバレンシアのバレンシア自治州ダービーにも注目だ。
《ラ・リーガ第29節》
▽3/15(金)
《29:00》
レアル・ソシエダ vs カディス
▽3/16(土)
《22:00》
マジョルカ vs グラナダ
《24:15》
オサスナ vs レアル・マドリー
《26:30》
ヘタフェ vs ジローナ
《29:00》
アスレティック・ビルバオ vs アラベス
▽3/17(日)
《22:00》
セビージャ vs セルタ
《24:15》
ビジャレアル vs バレンシア
ラス・パルマス vs アルメリア
《26:30》
ラージョ vs ベティス
《29:00》
アトレティコ・マドリー vs バルセロナ
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