スパーズがウルブスに痛恨のシーズンダブル…J・ゴメスの2発に沈み5位転落【プレミアリーグ】
2024.02.18 02:15 Sun
プレミアリーグ第25節、トッテナムvsウォルバーハンプトンが17日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、アウェイのウォルバーハンプトンが1-2で勝利した。
わずか1節で4位に返り咲いたトッテナムは、トップ4圏内死守へ前回対戦で1-2の厳しい逆転負けを喫した11位のウォルバーハンプトンとのリベンジマッチで連勝を狙った。
前節、ブライトンとの上位対決を試合終了間際のブレナン・ジョンソンの劇的ゴールで2-1の逆転勝利を収めたポステコグルー率いるチームは、その試合から先発4人を変更。負傷のウドジェ、ペドロ・ポロの両サイドバックの代役にエメルソン、ベン・デイビスを、ベンタンクールとヴェルナーに代わってビスマ、ソン・フンミンが復帰した。
立ち上がりからオープンな攻防が繰り広げられると、アウェイのウルブスにビッグチャンス。6分、カウンターからサラビアがタメを作ってボックス右のセメドが右足シュート。GKヴィカーリオが前にはじいたところにファン・ヒチャンが詰める。だが、これを枠に飛ばせない。
一方、入りは悪くなかったものの、相手の球際の強さと狙いどころを定めた守備網に手を焼くトッテナム。中盤でのボールロストが多く、カウンターで引っくり返される場面も目立つ。
その後はクローズな展開が続きゴールレスでの折り返しかに思われたが、ウルブスがワンチャンスを活かして先制に成功する。42分、右CKの場面でキッカーのサラビアの正確な左足インスウィングのクロスをボックス中央でフリーのジョアン・ゴメスがヘディングでゴール左隅へ流し込んだ。
前半枠内シュート0に加え、格下相手にホームでリードを奪われて後半を迎えたトッテナムだったが、後半開始早々に同点に追いつく。46分、相手陣内右サイド深くでのスローインからボックス内のリシャルリソン、サールが球際で粘って混戦を作ると、これに反応したクルゼフスキがDFドーソンを細かいタッチで剥がして角度のないところからGKの股間を抜く見事なシュートを左隅へ流し込んだ。
これで一気にスタジアムのボルテージが上がると、ここからしばらくはホームチームの時間が続く。だが、55分にはウルブスの鋭いロングカウンターからセメドのクロスに反応したサラビアがGKヴィカーリオを脅かし、簡単には流れを渡さない。
その後、クルゼフスキのボックス付近での連続シュートでトッテナムが勝ち越しに迫るが、先にゴールを奪ったのはウルブス。63分、自陣深くから仕掛けたロングカウンターで右サイドのネトが快足を飛ばして一気にボックス内まで持ち込む。一度DFにスピードダウンさせられるが、後方からペナルティアーク付近に猛スプリントしてきたジョアン・ゴメスに丁寧なマイナスのパスを送ると、これをブラジル人MFが冷静に左隅へ蹴り込んだ。
ネト起点の圧巻のロングカウンターに沈んだトッテナムはすぐさま反撃を開始。70分過ぎにはリシャルリソン、サール、ビスマを下げてブレナン・ジョンソン、ヴェルナー、ベンタンクールを投入。さらに、エメルソン、マディソンを下げてロ・チェルソ、ホイビュアの投入で前がかる。
しかし、専守防衛からロングカウンターを狙うウルブスにうまく対応され、攻め切れないままカウンターからピンチを招く悪循環が続く。それでも、守備陣の好守で何とか3失点目を凌いだが、後半アディショナルタイムにロ・チェルソの絶妙な右クロスから迎えた決定機はゴール前のベン・デイビスがヘディングシュートを枠に飛ばせず。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、ウルブスにまたしても1-2で競り負けたポステコグルーのチームは、この日勝利したアストン・ビラに4位の座を明け渡すことになった。
わずか1節で4位に返り咲いたトッテナムは、トップ4圏内死守へ前回対戦で1-2の厳しい逆転負けを喫した11位のウォルバーハンプトンとのリベンジマッチで連勝を狙った。
前節、ブライトンとの上位対決を試合終了間際のブレナン・ジョンソンの劇的ゴールで2-1の逆転勝利を収めたポステコグルー率いるチームは、その試合から先発4人を変更。負傷のウドジェ、ペドロ・ポロの両サイドバックの代役にエメルソン、ベン・デイビスを、ベンタンクールとヴェルナーに代わってビスマ、ソン・フンミンが復帰した。
一方、入りは悪くなかったものの、相手の球際の強さと狙いどころを定めた守備網に手を焼くトッテナム。中盤でのボールロストが多く、カウンターで引っくり返される場面も目立つ。
前半半ばを過ぎて徐々に安定したボール保持から押し込む場面を作り始めたトッテナム。だが、コンパクトな守備を崩し切るまでには至らず。なかなかシュートで攻撃を完結できない。37分にはファン・デ・フェンの鋭い縦パスに反応したマディソンがボックス左で折り返す。これにクルゼフスキが反応したものの、シュートを枠に飛ばせない。
その後はクローズな展開が続きゴールレスでの折り返しかに思われたが、ウルブスがワンチャンスを活かして先制に成功する。42分、右CKの場面でキッカーのサラビアの正確な左足インスウィングのクロスをボックス中央でフリーのジョアン・ゴメスがヘディングでゴール左隅へ流し込んだ。
前半枠内シュート0に加え、格下相手にホームでリードを奪われて後半を迎えたトッテナムだったが、後半開始早々に同点に追いつく。46分、相手陣内右サイド深くでのスローインからボックス内のリシャルリソン、サールが球際で粘って混戦を作ると、これに反応したクルゼフスキがDFドーソンを細かいタッチで剥がして角度のないところからGKの股間を抜く見事なシュートを左隅へ流し込んだ。
これで一気にスタジアムのボルテージが上がると、ここからしばらくはホームチームの時間が続く。だが、55分にはウルブスの鋭いロングカウンターからセメドのクロスに反応したサラビアがGKヴィカーリオを脅かし、簡単には流れを渡さない。
その後、クルゼフスキのボックス付近での連続シュートでトッテナムが勝ち越しに迫るが、先にゴールを奪ったのはウルブス。63分、自陣深くから仕掛けたロングカウンターで右サイドのネトが快足を飛ばして一気にボックス内まで持ち込む。一度DFにスピードダウンさせられるが、後方からペナルティアーク付近に猛スプリントしてきたジョアン・ゴメスに丁寧なマイナスのパスを送ると、これをブラジル人MFが冷静に左隅へ蹴り込んだ。
ネト起点の圧巻のロングカウンターに沈んだトッテナムはすぐさま反撃を開始。70分過ぎにはリシャルリソン、サール、ビスマを下げてブレナン・ジョンソン、ヴェルナー、ベンタンクールを投入。さらに、エメルソン、マディソンを下げてロ・チェルソ、ホイビュアの投入で前がかる。
しかし、専守防衛からロングカウンターを狙うウルブスにうまく対応され、攻め切れないままカウンターからピンチを招く悪循環が続く。それでも、守備陣の好守で何とか3失点目を凌いだが、後半アディショナルタイムにロ・チェルソの絶妙な右クロスから迎えた決定機はゴール前のベン・デイビスがヘディングシュートを枠に飛ばせず。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、ウルブスにまたしても1-2で競り負けたポステコグルーのチームは、この日勝利したアストン・ビラに4位の座を明け渡すことになった。
トッテナムの関連記事
プレミアリーグの関連記事
|
トッテナムの人気記事ランキング
1
バイエルンとトッテナムが2年連続プレマッチで対戦! 今年はアリアンツ・アレーナで
バイエルンとトッテナムは16日、プレシーズンマッチでバイエルンと対戦することを発表した。 バイエルンは昨シーズン逃したブンデスリーガの優勝を今シーズンは達成。対するトッテナムは、今シーズンのプレミアリーグで大苦戦。残り2節で17位と低迷している一方で、ヨーロッパリーグ(EL)では決勝に進出し、マンチェスター・ユナイテッドと王者を争うこととなる。 両チームは、8月7日にアリアンツ・アレーナで対戦することが決定した。 2024-25シーズンに向けてもプレシーズンで対戦している両者は、韓国で1度目の対戦。2度目はトッテナム・ホットスパースタジアムで3-2とバイエルンが勝利を収めていた。 2025.05.16 19:30 Fri2
10年前、当時21歳のベイルがCLで覚醒…!インテル相手に記録した衝撃のハットトリック【CL名場面プレイバック】
20日、遂に新シーズンの幕が上がったチャンピオンズリーグ(CL)。今まで数多くの名場面が生まれてきたが、その中でも選りすぐりの名場面を振り返る。今回は、トッテナム時代のウェールズ代表FWガレス・ベイルが今から10年前に見せた驚愕のハットトリックだ。 育成の名門サウサンプトンで育ったベイルは2007年夏にトッテナムに加入。当初は左サイドバックとしてプレーしていたが、2010-11シーズンに一列前で起用されるようになると、その攻撃力が爆発した。 <div id="cws_ad">◆10年前、伝説となったベイルのサン・シーロでの夜<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJiUGM1dHM4WSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> ベイルがその才能を覚醒させるきっかけの1つとなった試合が、2010年10月20日にサン・シーロで行われたCLグループリーグのインテル戦だった。 試合は開始2分でインテルが先制すると、その後8分にはトッテナムのGKエウレリョ・ゴメスが一発退場。10人になったトッテナムは前半だけで4失点と数的不利を背負うという絶望的な状況に置かれた。 しかし後半、ベイルが覚醒する。52分に自陣でボールを持ったベイルがドリブルを開始。相手を寄せ付けない高速ドリブルでぐんぐん加速し、あっという間にボックス左に侵入すると、そのまま左足を振りぬいてシュートを放つ。ゴール右下の完璧なコースに鋭いシュートを突き刺して1点を返した。 その後は膠着状態が続いたものの90分、左サイドのスペースで味方からのボールを得たベイルが、またも高速ドリブルでボックス左に侵入。1点目とほぼ同じ位置からシュートを放つと、再びゴール右下のコースにシュートを突き刺して2点目を奪った。 直後の92分、中央突破に成功したMFアーロン・レノンがペナルティアーク内までボールを運ぶと、ボックス内のベイルにパスを送る。このパスを受けたベイルが再びゴール右下にシュートを突き刺し、1点差に迫る3点目を記録した。 トッテナムの反撃もここまでとなり、試合は4-3でインテルが制したが、当時世界最高のサイドバックの一人であった元ブラジル代表DFマイコンの守るインテルの右サイドを完全に圧倒してのハットトリックは世界に衝撃を与えた。 その後、天職とも言えるポジションを手にしたベイルは、トッテナムの攻撃を牽引し、ワールドクラスのアタッカーへと成長を遂げる。2013年夏にレアル・マドリーへ巨額の移籍金で加入し、数々のタイトルを勝ち取ったベイルは、今シーズンからブレイクを果たしたトッテナムに復帰した。ベイル擁するトッテナムは今季、CL出場を逃しているものの、チームを再びCLの舞台に導く活躍に期待だ。 2020.10.21 20:15 Wed3
アジア人2人目のプスカシュ賞に選ばれたソン・フンミン、ドリブルで独走した試合中は何を考えていた?
トッテナムの韓国代表FWソン・フンミンが、国際サッカー連盟(FIFA)の年間最優秀ゴールに当たるFIFAプスカシュ賞を受賞した。 ソン・フンミンは2019年12月7日に行われたプレミアリーグ第16節のバーンリー戦で、およそ86メートルの距離をドリブルで運ぶ圧巻のソロゴールを決めていた。 <div id="cws_ad">◆プスカシュ賞に選ばれたソン・フンミンのゴール<br><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJncDZTdHNFciIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> 晴れて一般投票で最優秀ゴールに選ばれたソン・フンミンだが、過去にクラブのインタビューでこのゴールについて回想。ドリブルをする中で、最初はMFデレ・アリにパスをしようとしていたことも明かしている。 「まだ試合前のことを覚えているよ。僕たちは力強くポジティブに試合をスタートさせなければならないと言っていた(前節のマンチェスター・ユナイテッド戦は2-1で敗戦)。それが、ハリー(・ケイン)がこの試合で信じられないゴールを決めた理由だと思う」 「そして2-0になって、僕だけでなく選手たちは自信を持っていた。僕がゴールを決めたとき、幸せに感じた。ホームだったしね」 「最初はデレ(・アリ)が空いていたからパスしようとした。でも、相手選手がデレを追いかけ、彼にパスするのはほとんど無理になってしまったんだ。だから自分で行って、加速するべきだと思った」 「そのタイミングをうかがい、加速したら2、3秒後にゴール前にいたんだ。本当に驚いて、走った後にまた試練があった」 「まだフィニッシュの部分に集中していた。このアクションをうまく仕上げたかったんだ。ゴールの前までとても上手くやっていたにも関わらず、ゴールを逃すことを想像してほしい。もしそうなったら、自分にとても腹を立てていたはずだ」 「僕は集中して上手く終わらせることができた。このようなゴールを決められて本当に幸せだよ」 韓国人選手がプスカシュ賞を受賞したのはソン・フンミンが初めて。アジア人選手としては2016年のマレーシア人MFモード・ファイズ・スブリ以来2人目の快挙となる。 2020.12.18 12:22 Fri4
「僕が今まで会った中で最高の男」広島のトルガイ・アルスランが親友ソン・フンミンを語る…HSVの若手時代からの交流
サンフレッチェ広島のドイツ人MFトルガイ・アルスランが、トッテナムの韓国代表FWソン・フンミンとの交友関係について語った。 今夏の移籍市場でAリーグ(オーストラリア1部)のメルボルン・シティFCから広島に完全移籍で加入したアルスラン。 登録が完了した直後の東京ヴェルディ戦でJリーグデビューを果たすと、以降は瞬く間に広島の“心臓”として機能。ここまでリーグ戦9試合7ゴールの圧巻の活躍をみせ、加入後のチームは8勝1分けと驚異的なペースで勝ち点を積み上げ、ヴィッセル神戸、FC町田ゼルビアとの三つ巴のタイトルレースでJ1最上位に立っている。 その広島の救世主は『ESPN』の独占インタビューで、アジアサッカー界のスーパースターとの交友関係について語った。 トルコにルーツを持つドイツ生まれのアルスランはドルトムントの下部組織にも在籍。その後、2009年夏に加入したハンブルガーSV(HSV)でプロキャリアをスタートすることになったが、その直後の2010年1月にクラブへ加入してきたのが、ソン・フンミンだった。 そして、2人は韓国代表FWが2013年夏にレバークーゼンへ完全移籍するまで仲の良いチームメイトだったという。 その証拠にトッテナムが昨シーズン終了後の5月にニューカッスルとの親善試合を行うため、メルボルンを訪れた際には当時メルボルン・シティに在籍していたアルスランは、久々の再会を楽しんで記念撮影する姿も確認されていた。 そのやり取りについて34歳MFは「ソニーがメルボルンに来ると知ってすぐに、僕らはたくさん話をしたんだ」と感慨深げに振り返った。 「ここ3、4年は彼に会う機会がなかったんだ。彼は代表チームにいて、僕はリーグ戦に出場していたし、とても辛かったよ」 「ヨーロッパではお互い近くにいるのに会えないなんて、おかしかったよ。それから世界の反対側で会うことになった。ただ笑いあっていたし、僕らにとって特別な瞬間だったよ」 年齢はアルスランが2歳上と近いものの、出自を考えても両者に大きな共通点はなかったが、当時のHSVではファーストチームでプレーする若手が少なかったこともあり、自然と多くの時間を過ごすことになったと、友人関係になった経緯についても語った。 「彼は僕が今まで会った中で最高の男だよ。僕らの時代は、若い選手がファーストチームでプレーするのはより難しかったんだ。ハンブルクには僕とソニーしかいなかったから、アカデミーやAチーム以外でも多くの時間を過ごしていたんだ」 「時にはソニーの家族とも一緒にいて、時には彼が僕の自宅にもいた。僕らにとって特別な時間だったよ。妻は、僕が彼女とより長く一緒にいるのか、ソニーとより長く一緒にいるのかわからないと言っていたほどさ(笑)」 その後、アルスランがトルコやイタリア、オーストラリア、広島とドイツ国外の各地で活躍を見せた一方、前述のレバークーゼンからトッテナムへステップアップを遂げたソン・フンミンは、アジア人史上初のプレミアリーグ得点王に輝くなどワールドクラスのスーパースターへの進化を遂げた。 今回のインタビューで若手時代から親友に特別な才能があったかと問われたアルスランは、「ソニーには本当に特別な才能があるのがわかっていた」と返答。ただし、現在のレベルに到達する上では父親との二人三脚を含め、壮絶な努力があったとの見解を示した。 「彼はとても才能があったけど、ヨーロッパには才能のある選手がたくさんいる」 「彼の父親はソニーのために多くのことをしてきた。僕の個人的な意見だけど、父親と一緒に懸命に努力したことで、彼は別次元に到達したんだ」 「だからこそ、彼はサッカー史上最高のアジア人選手なのかもしれない。彼は1年だけ活躍しているわけではなく、非常に高いレベルで10年間も活躍してきた」 「才能だけでなく、大変な努力も必要だ。彼は最高になるに値するし、僕にとっては最高の選手だよ」 2024.10.18 23:10 Fri5