レーティング:ローマ 2-4 インテル【セリエA】
2024.02.11 04:10 Sun
セリエA第24節、ローマvsインテルが10日にスタディオ・オリンピコで行われ、アウェイのインテルが2-4で勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
▽ローマ採点

GK
1 ルイ・パトリシオ 5.0
失点に大きな責任はないが、厳しい4失点に
DF
2 カルスドルプ 5.0
幾度か良い形の攻撃参加を見せたが、攻守両面で細かいミスが散見
23 マンチーニ 6.0
見事なヘディングシュートで1ゴールを記録。個人としては攻守両面でまずまずのプレーを見せたが、チームは4失点
3 ハイセン 5.0
マイボール時はまずまずのプレーを見せたが、インテルの強力な攻撃陣を相手に守備では後手を踏む場面も少なくなかった
不運な形で3失点目に関与。攻撃では良いクロスも見せたが、全体的には難しいパフォーマンスに
(→スピナッツォーラ 5.5)
決定的なクロスと強烈なミドルシュートで攻撃を活性化させた
MF
4 クリスタンテ 5.5
中盤のバトルでほぼ互角のプレーを見せたが、やや疲れも見えた後半早いタイミングでの交代に
16 パレデス 5.5
試合を通して無難な散らしを見せたが、守勢の後半は体力面の問題で全体的に精度が落ちた
7 ペッレグリーニ 6.5
連続ゴールはストップも2アシストを記録。ルカクへの決定的なスルーパスを含め、ようやく本来のパフォーマンスを取り戻しつつある
(→バルダンツィ 5.5)
強烈なミドルシュートなど投入直後から精力的に攻撃へ関与した
FW
21 ディバラ 5.0
要所で巧さは見せたが、消耗激しい一戦において無理が利かない場面が目立った
(→アズムン -)
90 ルカク 5.0
前半はチャンスメークの部分で貢献も、後半の幾つかの決定機は仕留めたかった
92 エル・シャーラウィ 6.5
見事な左足シュートで一時逆転となるゴールを記録。ウイングバックの役割を担った守備での献身も光った
(→ザレフスキ 5.5)
良い試合への入りはできたが、そこからプラスアルファをもたらせず
監督
デ・ロッシ 5.5
現状で持てるすべてを出して首位チーム相手に善戦。体力面、戦術面の差が結果を分けたが、ローマでの初黒星は決してネガティブなものではなかった
▽インテル採点

GK
1 ゾマー 7.0
ノーチャンスの形で2失点を喫したが、ルカクへの一対一の対応などハイレベルのパフォーマンスで勝利に大きく貢献
DF
28 パヴァール 5.5
惜しいミドルシュートを放ったが、守備面では軽率な対応がやや目立った
15 アチェルビ 6.5
36歳バースデー弾を記録。後半序盤に負傷交代するまで個人としては攻守に安定したプレーを見せた
(→デ・フライ 6.0)
緊急投入も堅実なプレーで逃げ切りに貢献
95 バストーニ 6.5
最後まで出し惜しみしない攻撃参加からダメ押しゴールを記録。守備の局面では粘り強い対応でルカクに仕事をさせず
MF
36 ダルミアン 6.5
同点ゴールを見事にアシスト。前半はエル・シャーラウィにやや手を焼いたが、全体的には及第点以上のパフォーマンス
(→ダンフリース 5.5)
守勢の展開で守備に注力する
23 バレッラ 6.5
決定的な仕事には至らなかったが、後半は攻守両面で活動量、精度を増して中盤を制圧
20 チャルハノール 6.0
疲労もあってかここ数試合に比べてやや存在感を欠いたが、難しいピッチコンディションでもさすがのプレーを随所に見せた
22 ムヒタリアン 6.5
決勝点のオウンゴールを誘発。古巣相手にバレッラと共に献身的かつ効果的なプレーで違いを生んだ
32 ディマルコ 6.0
得意の相手に決定的な仕事には至らなかったが、効果的な攻撃参加や粘りの守備で存在感
(→カルロス・アウグスト 5.5)
クローザー役として空中戦など守備の仕事を完遂
FW
9 テュラム 6.5
前回対戦に続いてローマ相手に1ゴール。オウンゴール誘発にも絡み、比較対象のルカクにまたしても勝利
(→サンチェス -)
10 ラウタロ・マルティネス 5.5
試合を通してマンチーニらにうまく抑え込まれたが、中盤と前線の基準点としてはまずまずの仕事
(→アルナウトビッチ 6.0)
ダメ押しゴールをアシスト
監督代行
ファリス 6.5
インザーギ監督に代わってピッチサイドでチームを鼓舞。後半の修正によって難しい試合を勝ち切った
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ゾマー(インテル)
バストーニやテュラムの仕事も評価したいが、やはり試合序盤のエル・シャーラウィの決定機阻止やルカクとの一対一での素晴らしい対応で流れを引き寄せた守護神をMOTMに選出。2失点は喫したものの、さすがの安定感だった。
ローマ 2-4 インテル
【ローマ】
マンチーニ(前28)
エル・シャーラウィ(前44)
【インテル】
アチェルビ(前17)
テュラム(後4)
オウンゴール(後11)
バストーニ(後48)
▽ローマ採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
1 ルイ・パトリシオ 5.0
失点に大きな責任はないが、厳しい4失点に
DF
2 カルスドルプ 5.0
幾度か良い形の攻撃参加を見せたが、攻守両面で細かいミスが散見
見事なヘディングシュートで1ゴールを記録。個人としては攻守両面でまずまずのプレーを見せたが、チームは4失点
3 ハイセン 5.0
マイボール時はまずまずのプレーを見せたが、インテルの強力な攻撃陣を相手に守備では後手を踏む場面も少なくなかった
69 アンヘリーニョ 5.0
不運な形で3失点目に関与。攻撃では良いクロスも見せたが、全体的には難しいパフォーマンスに
(→スピナッツォーラ 5.5)
決定的なクロスと強烈なミドルシュートで攻撃を活性化させた
MF
4 クリスタンテ 5.5
中盤のバトルでほぼ互角のプレーを見せたが、やや疲れも見えた後半早いタイミングでの交代に
16 パレデス 5.5
試合を通して無難な散らしを見せたが、守勢の後半は体力面の問題で全体的に精度が落ちた
7 ペッレグリーニ 6.5
連続ゴールはストップも2アシストを記録。ルカクへの決定的なスルーパスを含め、ようやく本来のパフォーマンスを取り戻しつつある
(→バルダンツィ 5.5)
強烈なミドルシュートなど投入直後から精力的に攻撃へ関与した
FW
21 ディバラ 5.0
要所で巧さは見せたが、消耗激しい一戦において無理が利かない場面が目立った
(→アズムン -)
90 ルカク 5.0
前半はチャンスメークの部分で貢献も、後半の幾つかの決定機は仕留めたかった
92 エル・シャーラウィ 6.5
見事な左足シュートで一時逆転となるゴールを記録。ウイングバックの役割を担った守備での献身も光った
(→ザレフスキ 5.5)
良い試合への入りはできたが、そこからプラスアルファをもたらせず
監督
デ・ロッシ 5.5
現状で持てるすべてを出して首位チーム相手に善戦。体力面、戦術面の差が結果を分けたが、ローマでの初黒星は決してネガティブなものではなかった
▽インテル採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
1 ゾマー 7.0
ノーチャンスの形で2失点を喫したが、ルカクへの一対一の対応などハイレベルのパフォーマンスで勝利に大きく貢献
DF
28 パヴァール 5.5
惜しいミドルシュートを放ったが、守備面では軽率な対応がやや目立った
15 アチェルビ 6.5
36歳バースデー弾を記録。後半序盤に負傷交代するまで個人としては攻守に安定したプレーを見せた
(→デ・フライ 6.0)
緊急投入も堅実なプレーで逃げ切りに貢献
95 バストーニ 6.5
最後まで出し惜しみしない攻撃参加からダメ押しゴールを記録。守備の局面では粘り強い対応でルカクに仕事をさせず
MF
36 ダルミアン 6.5
同点ゴールを見事にアシスト。前半はエル・シャーラウィにやや手を焼いたが、全体的には及第点以上のパフォーマンス
(→ダンフリース 5.5)
守勢の展開で守備に注力する
23 バレッラ 6.5
決定的な仕事には至らなかったが、後半は攻守両面で活動量、精度を増して中盤を制圧
20 チャルハノール 6.0
疲労もあってかここ数試合に比べてやや存在感を欠いたが、難しいピッチコンディションでもさすがのプレーを随所に見せた
22 ムヒタリアン 6.5
決勝点のオウンゴールを誘発。古巣相手にバレッラと共に献身的かつ効果的なプレーで違いを生んだ
32 ディマルコ 6.0
得意の相手に決定的な仕事には至らなかったが、効果的な攻撃参加や粘りの守備で存在感
(→カルロス・アウグスト 5.5)
クローザー役として空中戦など守備の仕事を完遂
FW
9 テュラム 6.5
前回対戦に続いてローマ相手に1ゴール。オウンゴール誘発にも絡み、比較対象のルカクにまたしても勝利
(→サンチェス -)
10 ラウタロ・マルティネス 5.5
試合を通してマンチーニらにうまく抑え込まれたが、中盤と前線の基準点としてはまずまずの仕事
(→アルナウトビッチ 6.0)
ダメ押しゴールをアシスト
監督代行
ファリス 6.5
インザーギ監督に代わってピッチサイドでチームを鼓舞。後半の修正によって難しい試合を勝ち切った
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ゾマー(インテル)
バストーニやテュラムの仕事も評価したいが、やはり試合序盤のエル・シャーラウィの決定機阻止やルカクとの一対一での素晴らしい対応で流れを引き寄せた守護神をMOTMに選出。2失点は喫したものの、さすがの安定感だった。
ローマ 2-4 インテル
【ローマ】
マンチーニ(前28)
エル・シャーラウィ(前44)
【インテル】
アチェルビ(前17)
テュラム(後4)
オウンゴール(後11)
バストーニ(後48)
インテルの関連記事
セリエAの関連記事
|
|
インテルの人気記事ランキング
1
マキシ・ロペスが元妻ワンダ・ナラとディナーに…かつてイカルディと不倫され離婚も「幸せであり続けて欲しい」
マキシ・ロペス氏が元妻であるワンダ・ナラ氏とのディナーに出かけた。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 バルセロナやサンプドリアなどで活躍したアルゼンチンの元サッカー選手、マキシ・ロペス氏。2008年にワンダ・ナラ氏と結婚し、3人の息子を授かったが、ナラ氏が自身の元チームメイトである元アルゼンチン代表FWマウロ・イカルディとの不倫関係にあることが発覚し、2013年に離婚した。 一方、ナラ氏といえば、イカルディとの2度目の結婚後は代理人としても振る舞い、夫のクラブに金銭面での難癖をつけて首脳陣やファンから毛嫌いされる存在に。このような元妻をロペス氏が完全に見放しても不思議ではない。 しかし、前述の通り、両者の間には3人の息子が。イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』によると、ロペス氏は先日、ナラ氏と息子3人とともにブエノスアイレス市内にあるレストランへとディナーに出かけたという。 レストランまで押しかけた報道陣のインタビューに応じたロペス氏は「1人の良い親でありたい。彼らが幸せであり続けることを望んでいるよ。それ以上に望むものはない」と、元妻と親権を持たない息子3人を思いやった。 一方で、自身の妻を“略奪”したイカルディについては「イカルディとのディナー? ありえない。彼女や子どもたちと同じテーブルを囲むことには躊躇しないが、あの男と私が同席することはできない」と突き放した。 ロペス氏は現役時代、ナラ氏との離婚後に対戦相手として相見えたイカルディに対し、キックオフ前の握手を拒否したことがある。不倫された元妻への恨みはなくとも、奪っていった男への憎悪はいつまでも消えないようだ。 なお、ナラ氏は昨年9月にイカルディとの離別を発表。未だ正式な離婚は成立していないとされるが、選手と代理人の関係は崩壊済みだといわれている。 <span class="paragraph-title">【動画】マキシ・ロペスとワンダ・ナラ、元夫婦が息子3人とともに再会...報道陣が押し寄せる</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="es" dir="ltr"> Wanda Nara y Maxi López juntos en un restaurante en Palermo<br><br> La empresaria entró con Kennys Palacios.<br><br>Cc <a href="https://twitter.com/hashtag/LAM?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#LAM</a> en América TV <a href="https://twitter.com/elejercitodelam?ref_src=twsrc%5Etfw">@elejercitodelam</a> <a href="https://twitter.com/AngeldebritoOk?ref_src=twsrc%5Etfw">@AngeldebritoOk</a> <a href="https://t.co/o6QBhyWhaD">pic.twitter.com/o6QBhyWhaD</a></p>— América TV (@AmericaTV) <a href="https://twitter.com/AmericaTV/status/1651386103767629827?ref_src=twsrc%5Etfw">April 27, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.05.01 19:01 Mon2
10年前、当時21歳のベイルがCLで覚醒…!インテル相手に記録した衝撃のハットトリック【CL名場面プレイバック】
20日、遂に新シーズンの幕が上がったチャンピオンズリーグ(CL)。今まで数多くの名場面が生まれてきたが、その中でも選りすぐりの名場面を振り返る。今回は、トッテナム時代のウェールズ代表FWガレス・ベイルが今から10年前に見せた驚愕のハットトリックだ。 育成の名門サウサンプトンで育ったベイルは2007年夏にトッテナムに加入。当初は左サイドバックとしてプレーしていたが、2010-11シーズンに一列前で起用されるようになると、その攻撃力が爆発した。 <div id="cws_ad">◆10年前、伝説となったベイルのサン・シーロでの夜<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJiUGM1dHM4WSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> ベイルがその才能を覚醒させるきっかけの1つとなった試合が、2010年10月20日にサン・シーロで行われたCLグループリーグのインテル戦だった。 試合は開始2分でインテルが先制すると、その後8分にはトッテナムのGKエウレリョ・ゴメスが一発退場。10人になったトッテナムは前半だけで4失点と数的不利を背負うという絶望的な状況に置かれた。 しかし後半、ベイルが覚醒する。52分に自陣でボールを持ったベイルがドリブルを開始。相手を寄せ付けない高速ドリブルでぐんぐん加速し、あっという間にボックス左に侵入すると、そのまま左足を振りぬいてシュートを放つ。ゴール右下の完璧なコースに鋭いシュートを突き刺して1点を返した。 その後は膠着状態が続いたものの90分、左サイドのスペースで味方からのボールを得たベイルが、またも高速ドリブルでボックス左に侵入。1点目とほぼ同じ位置からシュートを放つと、再びゴール右下のコースにシュートを突き刺して2点目を奪った。 直後の92分、中央突破に成功したMFアーロン・レノンがペナルティアーク内までボールを運ぶと、ボックス内のベイルにパスを送る。このパスを受けたベイルが再びゴール右下にシュートを突き刺し、1点差に迫る3点目を記録した。 トッテナムの反撃もここまでとなり、試合は4-3でインテルが制したが、当時世界最高のサイドバックの一人であった元ブラジル代表DFマイコンの守るインテルの右サイドを完全に圧倒してのハットトリックは世界に衝撃を与えた。 その後、天職とも言えるポジションを手にしたベイルは、トッテナムの攻撃を牽引し、ワールドクラスのアタッカーへと成長を遂げる。2013年夏にレアル・マドリーへ巨額の移籍金で加入し、数々のタイトルを勝ち取ったベイルは、今シーズンからブレイクを果たしたトッテナムに復帰した。ベイル擁するトッテナムは今季、CL出場を逃しているものの、チームを再びCLの舞台に導く活躍に期待だ。 2020.10.21 20:15 Wed3
日本人が目指すべきCB像、“希少なバロンドーラー“ファビオ・カンナバーロ
サッカー界においてなかなか評価がされないのが守備的な選手。勝利に貢献する派手なゴールを決める攻撃的な選手はわかりやすい活躍の指標が存在するが、なかなかディフェンダーは評価が得にくい。 もちろん、これまでのサッカー界で高く評価されたディフェンダーは多々いるが、世界年間最優秀選手に贈られる「バロンドール」では3人のみが受賞。元西ドイツ代表DFのフランツ・ベッケンバウアー氏と、元東ドイツ代表DFマティアス・ザマー氏、そして元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ氏の3人しかいない。 DFとして最後に受賞したのが2006年のカンナバーロ氏だが、ベッケンバウアー氏やザマー氏はリベロのポジションを務めており、中盤でのプレー機会も多かった選手たち。一方で、カンナバーロ氏は、純粋にセンターバックを務めており、DFとして最初の受賞者と言っても良い存在だ。 イタリア代表のキャプテンとしてドイツ・ワールドカップ(W杯)を優勝した功績が認められたカンナバーロ氏。現役時代のキャリアで多くのタイトルを獲得しているが、縁がなかったのがチャンピオンズリーグ(CL)だ。 <span class="paragraph-title">◆記録よりも記憶に残るプレーヤー</span> 現役時代はナポリでキャリアをスタートさせたカンナバーロだが、クラブの財政難により放出。パルマへと移籍する。 このパルマでは、GKジャンルイジ・ブッフォンやDFリリアン・テュラムらと強固な守備陣を形成。“ミラクル・パルマ“とも呼ばれ、カンナバーロも2度のコッパ・イタリア優勝や、UEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)での優勝を経験した。 中田英寿ともチームメイトとしてプレーした中、セリエAのスクデット獲得には至らずに2002年8月にインテルへと移籍。しかし、インテルでは監督との確執もあり出番が減り、2004年8月にユベントスへと完全移籍する。 すると、パルマ時代の同僚であったブッフォンとテュラムと再びチームメイトに。2004-05シーズンに見事スクデットを獲得する。しかし、このスクデットは2006年に発覚したカルチョ・スキャンダルといわれた一連の八百長事件の影響で剥奪に。結果、カンナバーロはスクデットも獲得していないこととなった。 チームはセリエBに降格処分となり、カンナバーロはレアル・マドリーへと完全移籍。そこでも本領を発揮すると、難しい中で行われたドイツW杯で優勝。前述のバロンドールも受賞することとなると、FIFA年間最優秀選手賞も受賞した。 マドリーではラ・リーガ連覇を果たすなどしたが、再びユベントスに復帰。その後は、アジアでプレーし引退した。 ビッグクラブに在籍を続けていたカンナバーロだったが、実はタイトル獲得数は多くない。クラブキャリアではわずか7個。そこにW杯が加わり8つと、イメージよりは少ないのではないだろうか。 <span class="paragraph-title">◆縁がないチャンピオンズリーグ優勝</span> そのカンナバーロだが、ことCLとなるとより縁遠くなる。インテル移籍後は毎シーズン出場はしていたが、チームとしての成績は良くなく、最高がベスト4止まりだった。 今でこそ、マドリーやユベントスはタイトルを多く獲得し、マドリーは近年CLを何度も制しているが、ちょうど“銀河系“を形成していたカンナバーロが在籍していた時代は過渡期。2000年から2010年まではラ・リーガも4度の優勝に留まっており、CLも2001-02シーズンを最後に11年間獲れなかった。 最もビッグイヤーに近づいたのは、インテル在籍時の2002-03シーズン。準決勝に駒を進めると、決勝進出を懸けた相手はライバルのミラン。2試合とも引き分けに終わったが、アウェイゴール差で僅かに敗れて敗退した。 その後は、ユベントス時代に2度ベスト8、マドリー時代に2度ベスト16まで勝ち上がっているが、それ以上は進めず。ビッグイヤーを掲げていないどころか、決勝の舞台にすら立ったことがなく、最も意外な選手の1人と言っても良い。 <span class="paragraph-title">◆タイトルは少なくとも才能は抜群</span> 目に見えたタイトルというものにはあまり恵まれていないキャリアのカンナバーロ。そのため、ワールドカップの優勝とバロンドール受賞が輝いて見える。 ただ、ピッチ上で見せるパフォーマンスの評価、そして持ち合わせた才能は世界屈指と言われている。 なんといっても、センターバックとしては身長175cmと小柄。体格に勝るヨーロッパではもちろんのこと、日本で考えても175cmのセンターバックはあまりいないタイプだ。 しかし、持って生まれた強靭な肉体が身長のハンデを埋めることに。まず一対一の守備力が抜きん出ており、相手との競り合いに負けないほか、身長を補う高いジャンプ力を武器としていた。 どんなストライカー相手でも、空中でも地上でも抜かせないという守備力は一級品だが、カンナバーロの真骨頂は守備をする前のパフォーマンスだ。 最も優れているとされたのがポジショニング。相手との競り合いに負けないフィジカルも素晴らしいが、相手よりも優位なポジションを先読みして取ることで、そもそも勝負の前に勝っているのだ。 一対一の勝負もさることながら、簡単にボールを奪い切る能力は抜きん出ている。 そしてもう1つが抜きん出た統率力。センターバックとして周りの選手にコーチングして相手を追い込んだり、優位なポジションを取ったりすることができる。これは、「カテナチオ」と言われるイタリアの堅い守備には欠かせず、ドイツW杯を制した際にもこの点は非常に評価された。チームのパフォーマンスを引っ張り上げる彼の力は、タイトルの数に関係なく、最後まで高く評価され続けた。 日本人と変わらない体格で世界と渡り合ったカンナバーロ。お手本とすべき選手の1人とも言えるだろう。 <div id="cws_ad"><hr>イタリア代表で活躍し、“カテナチオ“戦術の中心としても活躍したファビオ・カンナバーロが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>現役時代に魅せたプレーが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。<a href=“https://ryan.onelink.me/C7cD/awagt0va” target=“_blank”><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/sega20220713.jpg" style="max-width:100%;"></div></a></div> <span class="paragraph-title">【動画】相手を封殺!カンナバーロの闘志溢れるユベントス時代のディフェンス集</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJsdGt2Y1FHSiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> <div id=“cws_ad”><hr>イタリア代表で活躍し、“カテナチオ“戦術の中心としても活躍したファビオ・カンナバーロが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>現役時代に魅せたプレーが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。<a href=“https://ryan.onelink.me/C7cD/awagt0va” target=“_blank”><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/sega20220713.jpg" style="max-width:100%;"></div></a></div> 2022.07.13 21:30 Wed4
長友の元同僚グアリン、自殺未遂と現在の生活を明かす「飛び降りれば解放される」
かつてインテルなどで活躍した元コロンビア代表MFフレディ・グアリン氏(38)は現在、リハビリ施設で生活しているのだという。 かつてポルトやインテル、またボカ・ジュニアーズや上海申花などに在籍したグアリン氏。インテル時代は同い年の日本代表DF長友佑都と共にプレーし、コロンビア代表としては、2014年W杯の日本戦にフル出場した経験を持つ。 氏は母国クラブに在籍していた2021年4月、泥酔状態で家族に暴行を加えたとして逮捕。7月にクラブを退団して以降は引退状態となり、翌年にはアルコール依存症を公表した。 ブラジル時代の2020年初頭に待ち受けていた妻との別居により、人生の歯車が狂ってしまった…と打ち明けているなか、このたびコロンビア『Radio Caracol』では、同時期に自殺を図ったことも明らかにしている。 「ファヴェーラ(スラム街)へ行き、避妊具なしにあらゆる女性と関係を持った。丸10日間、酒に酔っている状態だったと言える。リスクを自ら探し、アドレナリン、武器を見つけようと本気だったんだ。自分自身を図るものさしは持ち合わせていなかった」 そんななか、世界はコロナパンデミックへ。 「そして、リオデジャネイロで住んでいたアパートの17階だけが居場所となり、そこ以外の全てから切り離された人生になってしまった。飛び降りれば解放される…とね」 「けっきょく、飛び降りた。幸い、バルコニーには透明な転落防止スクリーンが付いていたことを、その時初めて知ったんだ」 2024年現在、グアリンはコロンビアのリハビリテーションクリニックで生活中。アルコール依存症治療の一環として、馬の世話などをしているという。また、アスリート向けのメンタルヘルスキャンペーンの米国大使に就任することも決定しているそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】懐かしきグアリン砲</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="und" dir="ltr">Fredy Guarín! <br><br> <a href="https://twitter.com/hashtag/OTD?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#OTD</a> in 2012, Guarín joined <a href="https://twitter.com/Inter?ref_src=twsrc%5Etfw">@Inter</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/UEL?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#UEL</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/FlashbackFriday?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#FlashbackFriday</a> <a href="https://t.co/O2tgVla9yq">pic.twitter.com/O2tgVla9yq</a></p>— UEFA Europa League (@EuropaLeague) <a href="https://twitter.com/EuropaLeague/status/1223211112038129667?ref_src=twsrc%5Etfw">January 31, 2020</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.19 13:35 Tue5
