いよいよイラン戦。まさかのタレミ出場停止/六川亨の日本サッカー見聞録

2024.02.02 10:00 Fri
日本戦は出場停止となるイランのエースFWタレミ
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日本戦は出場停止となるイランのエースFWタレミ
ドーハで戦っている森保ジャパンに激震が走った。発端は一部週刊誌の報道で、伊東純也が2人の女性から刑事告訴されたというもの。これに対し伊東側の弁護士も虚偽告訴容疑の告訴状を出すなど、予断を許さない状況になっている。日本代表が国際大会の最中に告訴されるという、かつてない前代未聞の大事件だけに、今後の進捗状況を慎重に見守る必要があるだろう。

さてバーレーン戦である。終わってみれば3-1の順当勝ちで、上田綺世のヘッドや浅野拓磨の2発が決まっていれば5-1、6-1のスコアもありえたほど力の差はあった。グループリーグでのイラクは立ち上がりのハイプレッシャーで日本の出足を封じると、スローインからの素早いアーリークロスによる展開とGK鈴木彩艶のミスもあり先制するなど日本を苦しめた。

しかし一発勝負のラウンド16ともなれば、どのチームも慎重にならざるを得ない。これがグループリーグと決勝トーナメントでの戦い方の違いで、それはW杯にも共通しているだろう。だからこそ森保一監督は選手層の底上げを図り、対戦相手に応じてターンオーバーしても戦力ダウンしないチーム作りを目指している。
バーレーン戦でも後半19分に1-2と反撃されたが、中村敬斗に代えて三笘薫、久保建英に代えて南野拓実を投入。スタメン出場の2人を休ませつつ、攻撃に変化をもたらせようとした。初めてリザーブメンバーに入った三笘は森保監督も起用するタイミングを考えていただろうし、南野はやはり久保のポジションか、浅野が入ってからは1トップの位置でもプレーしたが、そのどちらかが一番生きるだろう(守備のリスクも減るため)。

三笘は40分に得意の左サイドからドリブルを仕掛け、簡単に2人を抜いて浅野に決定的なパスを出した。まだ長い距離を何度も攻め上がるのは難しいかもしれないが、キレのあるドリブルは復活しつつある。そして浅野は……スピードに乗っていたため瞬時にパスに反応できなかったのか、足を滑らせて転倒してしまいチャンスを生かせなかった。試合を終わらせる「クローザー」として森保監督は起用したのだろうが、その期待に応えることはできなかった。
日本が順当にバーレーンを下したのに対し、現地時間19時キックオフのイラン対シリア戦ではイランがまさかの大苦戦だった。

試合開始から攻め込み、メフディ・タレミがPKから先制点を決めたまではよかった。しかしその後はシリアの予想外の反撃に遭い、後半19分にPKから同点に追いつかれると、試合終了間際にはタレミが2枚目のイエローで退場処分を受けてしまう。ドリブル突破を後ろから押し倒してしまっての警告だが、反則をしてまで止めなければならないシーンではなかっただけに、終盤のシリアの反撃に「タレミでも焦っているのか」と思ったほどだ。

延長戦でも決着はつかずにPK戦へと突入した試合は、先行のイランが5人とも確実にシュートを決めて日本の待つ準々決勝へと齣を進めた。

その準々決勝である。イランがグループリーグ終了から中7日、日本は中6日と休養十分でのラウンド16だったが、日本が90分間余裕を持って戦ったのに対し、イランは90分間気の抜けないハードな接戦を演じ、PK戦にまでもつれた。そして両チームは中2日で激突する。試合の消耗度という点で、日本にはアドバンテージがある。

加えてタレミの出場停止は日本にさらなるアドバンテージをもたらすことは間違いない。

イランの攻撃は、1トップのサルダル・アズムンとトップ下のタレミの2人で完結するほど完成度が高い。アズムンはポストプレーに長けた長身FWでキープ力もある。そして彼は前線で攻撃の起点になるだけでなく、バイタルエリアに下がってボールをさばくこともある。するとタレミが入れ替わるように前線へ飛び出しフィニッシャーとなるのだ。そのコンビネーションの完成度はかなり高く、今大会で1、2を争う破壊力である。

日本としてはアズムンのポストプレーをラインコントロールとマンマークで封じつつ、タレミも警戒しないといけない。ポジション的には遠藤航か守田英正になるだろうが、フィジカル的にタレミに対応できる守備能力の高い選手となると板倉滉という選択肢もあると考えていた。しかし、そうなると冨安健洋のパートナーは谷口彰悟か町田浩樹ということになり一抹の不安を感じていた。

しかし今大会3ゴールのタレミが日本戦は出場停止となるため、イラン攻撃陣の脅威も半減する。あとはバーレーン戦でFWアブドゥラ・ユセフを完封したように、アズムンを孤立させればいい。そして早い時間帯に先制できれば、5度目のアジア制覇へ視界も一気に開けるに違いない。

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