ラツィオ
Societa Sportiva Lazio S.p.A.| 国名 |
イタリア
|
| 創立 | 1900年 |
| ホームタウン | ローマ |
| スタジアム | スタディオ・オリンピコ |
| 愛称 | ビアンコセレスティ(白と水色)、アクイロッティ(若ワシ) |
今季の成績
| セリエA | 勝点 | 勝数 | 引分数 | 負数 | 得点 | 失点 | 得失差 | 試合数 | ||
| 4 |
|
ユベントス | 64 | 16 | 16 | 4 | 53 | 33 | 20 | 36 |
| 5 |
|
ラツィオ | 64 | 18 | 10 | 8 | 59 | 46 | 13 | 36 |
| 6 |
|
ローマ | 63 | 18 | 9 | 9 | 51 | 34 | 17 | 36 |
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| UEFAヨーロッパリーグ | 勝点 | 勝数 | 引分数 | 負数 | 得点 | 失点 | 得失差 | 試合数 | ||
| 1 |
|
ラツィオ | 19 | 6 | 1 | 1 | 17 | 5 | 12 | 8 |
| 2 |
|
アスレティック・ビルバオ | 19 | 6 | 1 | 1 | 15 | 7 | 8 | 8 |
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1
ラツィオ、ムッソリーニ氏の曾孫とプロ契約締結
ラツィオがイタリアのファシズム指導者として知られるベニート・ムッソリーニ氏の曾孫とプロ契約を締結した。『ロイター通信』が伝えている。 ムッソリーニ氏は第一次世界大戦後に全国ファシスト党を結成し、政権を獲得。その後、ドイツのアドルフ・ヒトラー氏と連携し、枢軸国を形成。イタリアを第二次世界大戦に導いた独裁政治を行ったことで知られる、歴史上の人物だ。 そして、そのムッソリーニ氏の曾孫にあたるイタリア人DFロマーノ・フロリアーニ・ムッソリーニ(18)は、先日に自身の公式『インスタグラム』においてラツィオとプロ契約を結んだことを明かした。 「自分のスタート地点を思い返してみると、今回ラツィオと初めてのプロ契約を結び、さらに3年間このユニフォームを着て過ごすことができることをとても嬉しく思うよ」 なお、プリマヴェーラでは右サイドバックとして印象的なプレーを見せているロマーノは、先日にイタリア『IlMessaggero』で、「ラツィオでは自分のプレーだけが評価され、苗字がムッソリーニだという影響はないよ」と、自身のルーツに関して言及していた。 ラツィオに関してはゴール裏に陣取る一部ウルトラスと極右政党との関連があり、過去にも反ユダヤ主義のステッカーを配布した問題でクラブが処分を科された過去もあった。 それだけにロマーノが不適切な形でクラブのアイコンとして扱われる可能性も危惧されるところだ。 2021.03.25 00:20 Thu2
【特集】14-15セリエA総括&ベストイレブン
【シーズン総括】 ★盤石の強さでユーベが4連覇 ▽開幕前は監督交代に揺れたユベントスだが、シーズンを通して安定した強さを披露。5試合を残してスクデットを獲得し、4連覇の偉業を達成した。コンテ前監督が作り上げた3連覇のスカッドを引き継いだアッレグリ監督は、徐々に自身の色を出しながらチームを昇華。ポグバやモラタといった若手タレントの急成長もあり、大崩れすることなく勝ち点を積み重ねた。また、コッパ・イタリアを20年ぶりに制覇し、チャンピオンズリーグ(CL)では12シーズンぶりにファイナルへ進出。リーグ戦以外でも素晴らしい成績を残しており、2000年代に入ってから最高のシーズンを過ごした。 ▽一方、シーズンの序盤からユベントスと優勝争いを演じていたローマだったが、新年を迎えて急失速。深刻な得点力不足に陥り、勝てない試合が続いた結果、スクデット奪還はおろか一時期は2位の座から陥落した。それでも、最終節前のダービーを制して2位を確定させ、CLストレートインという最低限の結果を得ている。このローマとは対照的に後半戦に入って好調ぶりが目立ったのが3位のラツィオ。フェリペ・アンデルソンの覚醒や攻守に安定感が増したことで、2月から4月にかけて怒涛の8連勝を飾ってローマに急接近した。惜しくも2位の座を逃したが、3位で終えて8シーズンぶりのCL出場権を獲得している。 ▽昨シーズンも苦しんだミランとインテルのミラノ勢は、今シーズンも同様に低迷した。結局、CLの前身であるヨーロピアンカップが始まった1955年以降、初めてミラノ勢が揃って欧州カップ戦の出場権を逃している。ミラノ勢が衰退する一方で、躍進を遂げたジェノアとサンプドリアのジェノヴァ勢は最後まで好順位につけてヨーロッパリーグ(EL)出場権を争った。ただ、6位のジェノアはUEFAライセンスが与えられず、7位のサンプドリアがEL出場権を手にする予定となっている。 ▽好不調の波が激しかったナポリは、最終的に5位フィニッシュとなり、CL出場権を逃す不本意なシーズンを過ごした。この結果、ベニテス監督が2年でチームを去っている。前半戦で苦しんだフィオレンティーナは、冬の移籍市場でクアドラードとの入れ替わりで加入したサラーが爆発。モンテッラ監督の巧みなメンバーのやり繰りでELやコッパ・イタリアでも結果を残すと、最後は3年連続の4位でシーズンを終えている。 ▽13ゴール10アシストを記録したディバラのパレルモ、15ゴール10アシストのベラルディを擁するサッスオーロといったプロビンチャ勢が難なく残留を決めた中、降格したのはカリアリ、チェゼーナ、パルマの3チーム。特に、ギラルディ元会長を筆頭にクラブの上層部によって2003年以来2度目の破産に追い込まれたパルマは、悪い意味で注目を集めた。それでも、名誉のためだけに最後まで戦い続けたドナドーニ監督並びに選手たちの姿は称賛に値する。買い手が見つかっていない現状ではセリエDからの再出発となるが、再びセリエAの舞台に戻ってくることを期待したい。 【最優秀選手&監督】 ★最優秀選手 ◆FWカルロス・テベス(ユベントス) ▽今シーズンも僅差で得点王のタイトルを逃したが、決定的なゴールを何度も奪ってユベントスの4連覇に大きく貢献。とりわけ、攻撃面で違いを生み続けた。また、自身をお手本にしたモラタの開花を助けた点も見逃せない。来年夏の契約満了時にユベントスを退団する見込みだが、来シーズンもこれまでと同様の活躍を見せてチームをリーグ5連覇に導きたい。 ★最優秀監督 ◆マッシミリアーノ・アッレグリ(ユベントス)<div style="text-align:center;" class="yui-wk-div"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20150529_102_480_000.jpg" alt="" class="yui-img" width="290px"></div><div style="font-size : x-small; text-align : right">Getty Images</div>▽開幕前に懐疑的な目を向けていたユベンティーノの評価を、最高の結果とともに180度変えた。コンテ前監督の遺産をうまく生かしながら、3バックから4バックへのシステム変更で自身の戦術を落とし込むと、対戦相手や試合状況に応じてシステムを的確に使い分けて順当に勝ち点を奪取。また、パドインに代表されるように控えメンバーを効果的に起用したことで、シーズンの最後まで主力のコンディションを著しく落とすこともなかった。前半戦で低調気味だったビダルが終盤戦に入って最高のコンディションに達したことが良い例だろう。コンテの戦えるチームを自身の緻密な戦術でより高みへと導く見事な手腕を見せ付けた。 【期待以上】 ★チーム ◆ラツィオ ▽開幕前の予想を裏切り、見事に3位フィニッシュを果たしたラツィオ。ピオリ新体制のチームの特長は何よりも攻撃力だった。覚醒したフェリペ・アンデルソンを筆頭に、カンドレーバやクローゼ、パローロも2桁得点を記録し、誰もがゴールを奪えるチーム力を見せた。それを可能にしたのはチーム全体のハードワーク。素早い攻守の切り替えから、鋭いショートカウンターで相手ゴールを襲った。攻撃陣ばかりが注目される今シーズンのラツィオだが、ピオリ監督が植え付けたチーム全体の守備力も称賛すべき事項だ。 ★選手 ◆FWルカ・トニ(ヴェローナ)<div style="text-align:center;" class="yui-wk-div"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/FREE/get20150529_104_480_000.jpg" alt="" class="yui-img" width="290px"></div><div style="font-size : x-small; text-align : right">Getty Images</div>▽ディ・ナターレ(14ゴール)やクアリアレッラ(13ゴール)、マッカローネ(10ゴール)といった元イタリア代表のベテランストライカーの活躍が目立った中で、昨年12月にキャリア通算300ゴールをマークしたトニは22ゴールを挙げて自身2度目のセリエA得点王に輝いた。称賛すべきは、この数字が一過性のものではないということ。昨シーズンも20ゴールを記録し、キャリアの晩年で2年連続の20ゴール以上は見事だ。また、38歳での得点王はセリエA史上最高齢。ヴェローナでクラブ史上初のリーディングスコアラーにもなった。さらに、2015年に入ってから17ゴールを荒稼ぎしており、この数字は欧州5大リーグにおいてリオネル・メッシ(28ゴール)とクリスチアーノ・ロナウド(23ゴール)に次ぐゴール数だ。記録尽くしのシーズンとなったトニがここまでゴールを奪うことができたのも、得点を奪うための形を有しているからこそ。大柄な体躯を生かしたヘディングシュートやポストワークからの反転シュートといった“らしさ”が際立つゴールを幾度も見せ、キャリアの晩年を謳歌している。 【期待外れ】 ★チーム ◆ミラン&インテル<div style="text-align:center;" class="yui-wk-div"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/FREE/get20150529_105_480_000.jpg" alt="" class="yui-img" width="290px"></div><div style="font-size : x-small; text-align : right">Getty Images</div>▽トリノ勢(ユベントス&トリノ)、ローマ勢(ローマ&ラツィオ)、ジェノヴァ勢(ジェノア&サンプドリア)といった街々が好順位につけた一方で、依然として低迷したインテルとミランのミラノ勢。昨年11月にマッツァーリ前監督を電撃解任してマンチーニ監督を招へいしたインテルは、冬の移籍市場で積極的な補強を見せて上位進出を目指したが、最終的に8位で終了。吉報といえば、得点王に輝いたイカルディの活躍か。一方のミランは、インザーギ監督に復権を託したものの、序盤戦の勢いを持続できなかった。チームの成績よりもクラブの身売り問題の方が関心を強め、中位を彷徨ったまま10位でフィニッシュ。60年の歴史で初となるミラノ勢が揃って欧州カップ戦の出場権を逃す失態を犯した。 ★選手 ◆DFアンドレア・ラノッキア(インテル) ▽“カピターノ”サネッティの現役引退に伴い、インテルの新キャプテンに就任したラノッキアだったが、チームの守備をまとめきれず、個人のミスも頻発。バーリ時代にコンビを組んだボヌッチがユベントスでのプレーを経てイタリアを代表するセンターバックへと成長していることと比較すると、ラノッキアの低調ぶりが浮き彫りとなっている。低迷するチームとともに、このまま並の選手として成り下がってしまうのか。 【ベストイレブン】<div style="text-align:center;" class="yui-wk-div"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/FREE/fom20150529ita_1_480_000.jpg" alt="" class="yui-img" width="290px"></div> ◆短評 GK ジャンルイジ・ブッフォン(ユベントス) ▽ジェノアのペリンやアタランタのスポルティエッロといった将来のアッズーリを担う若手GKの活躍が目立ったものの、ブッフォンの牙城を崩すことはできなかった。強固なユベントス守備陣の最後尾に構えて安定感のあるゴールキーピングを披露。クリーンシートを18試合記録し、リーグ最小失点(24失点)に貢献した。 33試合(先発33)2970分出場 DF アレッサンドロ・フロレンツィ(ローマ) ▽後半戦で苦しんだローマの中で、精力的なプレーでチームに活力を与え続けた。特に、マイコンの負傷離脱に伴い、右サイドバックにコンバートされると、果敢なオーバーラップと精度の高い右足のキックでチャンスを幾度も演出。次期バンディエラ候補として、デ・ロッシを凌駕する活躍を見せた。 35試合(先発24)2294分出場 5得点 レオナルド・ボヌッチ(ユベントス) ▽シーズンの半分以上にわたって戦列を離れていたバルザーリの不在を感じさせないほど、安定したパフォーマンスで最終ラインを統率。持ち前のビルドアップ能力で攻撃の起点となり、勝負強さが光るゴールも奪った。 34試合(先発33)3014分出場 3得点 ダニエレ・ルガーニ(エンポリ) ▽将来を嘱望される20歳のセンターバックは、セリエA初挑戦でリーグ戦全試合にフルタイム出場。さらに、イエローカードを1枚も受けておらず、クリーンな対応でボールを奪い続けた。サッリ監督の下で精微な修正が求められるDFラインの中心として、能力の高さを披露した。 38試合(先発38)3420分出場 3得点 マッテオ・ダルミアン(トリノ) ▽今やセリエA屈指のサイドバックに成長。質の高いアップダウンでサイドを制圧し、攻守両面で高い貢献度を見せた。左右ともにプレーできる柔軟性も魅力。世界的に人材難である有能なサイドバックの1人としてビッグクラブからの関心を集めた。 32試合(先発28)2543分出場 2得点 MF マルコ・パローロ(ラツィオ) ▽昨シーズンはパルマの躍進に大きく貢献し、今シーズンは新天地のラツィオで昨年以上のパフォーマンスを披露。ハードワークを続けて攻守両面で存在感を発揮し、チームを3位に導いた。持ち前の攻撃センスも健在で、昨シーズンの8ゴールを超える10ゴールを記録した。 34試合(先発34)2999分出場 10得点 クラウディオ・マルキジオ(ユベントス) ▽今シーズンの影のMVP。序盤戦はピルロの負傷離脱に伴い、アンカーのポジションを的確に務めてチームに安定をもたらした。ピルロの復帰後はインサイドハーフの位置で攻守に奮闘。質の高い選手が揃うユベントスの中盤において、地味な働きながら最も代えの利かない存在だった。 35試合(先発33)2864分出場 3得点 ポール・ポグバ(ユベントス) ▽3月半ばに負傷離脱したが、それまでは規格外のプレーを連発。圧巻のパフォーマンスでメガクラッキへの階段を駆け上がった。移籍金が推定1億ユーロと報じられているフランス代表の22歳は、今夏でユベントスから去ってしまうのか。 26試合(先発24)2111分出場 8得点 FW カルロス・テベス(ユベントス) ▽違いを生み出せる存在として攻撃をけん引。決定的なゴールを連発してチームを4連覇に導いた。 32試合(先発29)2586分出場 20得点 ルカ・トニ(ヴェローナ) ▽イカルディと同じ22ゴールを記録し、38歳で自身2度目のセリエA得点王に輝いた。素晴らしいキャリアの晩年を過ごしている。 38試合(先発36)3231分出場 22得点 フェリペ・アンデルソン(ラツィオ) ▽セリエAで2シーズン目を迎えたブラジル出身のアタッカーが見事に覚醒。キレのあるドリブル、正確かつ鋭いシュートを武器にラツィオの躍進に大きく貢献した。また、個人技だけでなく、チャンスメーカーとしても非凡さを見せた。 32試合(先発23)2098分出場 10得点 ※明日6日はブンデスリーガ、リーグ・アン、欧州サムライの総括をお届けします 2015.06.05 18:00 Fri3
【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.15“クラニョッティの黄金郷”26年ぶりのスクデット/ラツィオ[1999-2000]
1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.15</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">1999-2000シーズン/ラツィオ 〜クラニョッティの黄金郷〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/1999-2000lazio.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:スベン・ゴラン・エリクソン(52) 獲得タイトル:セリエA、コッパ・イタリア 攻撃力8:★★★★★★★★☆☆ 守備力9:★★★★★★★★★☆ タレント9:★★★★★★★★★☆ 連係8:★★★★★★★★☆☆ 選手層10:★★★★★★★★★★</p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">26年ぶりのスクデット</div> イタリアの大手食品会社であるチリオのオーナーだったセルジオ・クラニョッティが1992年に会長に就任してから、ラツィオは大きく変貌を遂げていった。1998年にイタリアのクラブで初となる株式上場を行って豊富な資金力を得たクラブは、ヴェロン、ミハイロビッチ、サラス、シメオネら当時のスター選手を買い漁り、ヨーロッパ屈指の強豪チームを作り上げていく。 迎えた1999-00シーズン、前シーズンにUEFAカップ(現在のEL)を制したラツィオは、3冠を達成したマンチェスター・ユナイテッドを破ってUEFAスーパーカップを獲得。素晴らしいシーズンスタートを切った。リーグ戦ではジダンやデル・ピエロを擁するユベントスとの激しい首位争いを展開。そして、首位のユベントスと勝ち点2差の2位で最終戦を迎えたラツィオは、レッジーナに3-0で快勝する。一方のユベントスは、ペルージャにまさかの敗戦。この結果、劇的な展開でラツィオに26年ぶり2度目のスクデットがもたらされた。 コッパ・イタリアも制覇して充実のシーズンを送ったラツィオだったが、この夢物語は長く続かなかった。サッカーバブルの崩壊とともに多額の負債を抱えたクラニョッティ会長は、栄光をもたらしたスター選手たちを次々に売却。2002年にはついに、バンディエラのネスタをミランに放出する事件まで起きてしまった。そして、自身の財力で築き上げた黄金郷は、数年で消え失せてしまった。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">組織+個</div> 基本的な戦術は堅守速攻。フラットな[4-4-2]のシステムで、組織的な守備からの鋭いカウンターが最大の武器だった。ネスタを中心とした守備は、失点数リーグ2位の少なさ(31失点)を記録。また、高精度の左足を持つミハイロビッチはセットプレー時に相手の脅威となり、FKだけで6ゴールを奪った。 攻撃陣に関しては、チームトップの得点を奪ったのがサラスの12得点と凡庸な結果ではあるが、中盤のネドベドやセルジオ・コンセイソンらも得点力を発揮。あらゆるポジションの選手が得点を奪える形ができていた。その攻撃陣を操ったのが“魔術師”ヴェロン。長短における正確なパスを駆使して攻撃のタクトを振るった。 そのヴェロンと中盤のセンターでコンビを組んだシメオネの存在も忘れてはならない。献身的な守備でヴェロンの守備力の低さを補いながら、苦しい時にゴールを奪う勝負強さも見せた。その他にも“ピッポ”の弟であるシモーネ・インザーギが実力を発揮して得点を重ね、マンチーニはファンタジー溢れるプレーで攻撃にアクセントを付けた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">DFアレッサンドロ・ネスタ(24)</span> 数多のスター選手が揃うチームの中でキャプテンを務めたのが、チーム生え抜きの青年だった。クラニョッティ会長の庇護の下でチームを束ねる重責を担ったネスタは、若くしてディフェンダーに要求されるあらゆる能力を高いレベルで備えており、完成されたプレーを披露。エレガントなボール奪取は観衆を魅了した。引退までラツィオでプレーすることが約束されたはずだったが、クラブの経営悪化によりミランへ移籍。この事実は、ネスタ自身に大きな影をもたらしたことだろう。 2019.04.10 22:00 Wed4
気づけば28歳…ミリンコビッチ=サビッチが契約延長を拒否、ビッグクラブ移籍は今夏がラストチャンスか
ラツィオのセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ(28)は、今夏がステップアップのラストチャンスとなりそうだ。 ここ5〜6年、夏の移籍市場が近づくたびにビッグクラブ移籍が噂されるミリンコビッチ=サビッチ。ラツィオはクラウディオ・ロティート会長が莫大な額の移籍金を要求することによって引き留めに成功してきたが、今夏ばかりはそうもいかない可能性が高いとみられている。 イタリア『カルチョメルカート』によると、ミリンコビッチ=サビッチは契約が2024年6月までとなっているなか、延長の申し出を拒否。対するロティート会長に白旗を振るつもりはなく、契約解除金を設定したうえで年俸を400万ユーロ(約5億9000万円)に引き上げるという前提のもと、シーズン終了まで話し合いを延期しているとのことだ。 選手本人も8年間在籍するラツィオに愛着があり、決して今夏の退団ありきではないものの、気づけば28歳となり、新たな旅に出る必要性に駆られている模様。2023-24シーズンが終わるころには20代最後の1年となっており、今夏をビッグクラブ移籍のラストチャンスだと捉えているようだ。 一方で、虎視眈々と獲得のチャンスを窺うユベントス、ミランにロティート会長を満足させるだけの資金力があるわけではないのも事実。深刻な財政難にあえぐユベントスはさておき、ミランも収支バランスに気を使いながらやりくりしている状況であり、実際に優先順位はチェルシーの元イングランド代表MFルベン・ロフタス=チーク(27)より下だという。 ロティート会長がミリンコビッチ=サビッチの年齢も考慮したうえで要求額を4000万ユーロ(約59億8000万円)以下に引き下げれば、ミランもチャレンジする可能性があるようだが、実現性は未知数といったところ。ラツィオにはここ数日でプレミアリーグのクラブからも照会依頼が舞い込んでおり、可能性としてはこちらの方が高いと見るのが妥当だろう。 2023.05.25 17:56 Thu5
「頭にコンピューターがある」5試合連続先発の鎌田大地をトゥドール監督が称賛、不遇の時期にも触れ「以前のサッカーは向いていなかったかも」
ラツィオのイゴール・トゥドール監督が、日本代表MF鎌田大地を称賛した。イタリア『トゥットスポルト』が伝えた。 27日、セリエA第34節でラツィオはホームにエラス・ヴェローナを迎えた。鎌田はこの試合も先発フル出場を果たしている。 なんとかトップ4入りを目指すラツィオ。トゥドール監督就任後に息を吹き返し、この試合も1-0で勝利。暫定的に6位に浮上した。 鎌田を厚く信頼するトゥドール監督。このところは今シーズンで終了する契約の問題が話題となっている中、ヴェローナ戦後の記者会見で試合を振り返ったトゥドール監督は、鎌田を名指しで称賛した。 「もしかしたら、以前のサッカーは、彼にとっては今よりも向いていなかったのかもしれない」 「私にとっては素晴らしい選手だ。彼はどこでもプレーができるし、彼は10個のメンタリティを持っている」 「頭の中にコンピューターがある。みんながああ言った選手であれば良いと思う。どの監督でも、あのタイプの選手が欲しいと思っているはずだ」 <span class="paragraph-title">【動画】5試合連続先発の鎌田大地が躍動</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="KILdxHVefAE";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.28 13:15 Sunラツィオの選手一覧
| 35 | GK |
|
フリストス・マンダス | |||||||
|
2001年09月17日(24歳) | 189cm |
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16 |
|
0 | ||||
| 55 | GK |
|
アレッシオ・フルラネット | |||||||
|
2002年02月07日(23歳) | 191cm |
|
0 |
|
0 | ||||
| 94 | GK |
|
イバン・プロベデル | |||||||
|
1994年05月17日(31歳) | 184cm | 74kg |
|
32 |
|
0 | |||
| 2 | DF |
|
サミュエル・ジゴ | |||||||
|
1993年10月12日(32歳) | 187cm |
|
20 |
|
2 | ||||
| 3 | DF |
|
ルカ・ペッレグリーニ | |||||||
|
1999年03月07日(26歳) | 184cm |
|
28 |
|
0 | ||||
| 4 | DF |
|
パトリック | |||||||
|
1993年04月17日(32歳) | 184cm |
|
17 |
|
0 | ||||
| 13 | DF |
|
アレッシオ・ロマニョーリ | |||||||
|
1995年01月12日(30歳) | 185cm |
|
40 |
|
5 | ||||
| 23 | DF |
|
エルセイド・ヒサイ | |||||||
|
1994年02月20日(31歳) | 182cm |
|
11 |
|
0 | ||||
| 25 | DF |
|
オリヴァー・プロフストゴー | |||||||
|
2003年06月04日(22歳) | 194cm |
|
2 |
|
0 | ||||
| 29 | DF |
|
マヌエル・ラッツァーリ | |||||||
|
1993年11月29日(31歳) | 174cm |
|
32 |
|
0 | ||||
| 30 | DF |
|
ヌーノ・タヴァレス | |||||||
|
2000年01月26日(25歳) | 184cm |
|
28 |
|
1 | ||||
| 34 | DF |
|
マリオ・ヒラ | |||||||
|
2000年08月29日(25歳) | 185cm |
|
40 |
|
2 | ||||
| 58 | DF |
|
アレッサンドロ・ミラニ | |||||||
|
2005年06月14日(20歳) |
|
0 |
|
0 | |||||
| 63 | DF |
|
マッテオ・ザッツァ | |||||||
|
2005年07月08日(20歳) |
|
1 |
|
0 | |||||
| 76 | DF |
|
フィリペ・ボードン | |||||||
|
2005年06月24日(20歳) |
|
0 |
|
0 | |||||
| 77 | DF |
|
アダム・マルシッチ | |||||||
|
1992年10月17日(33歳) | 185cm | 85kg |
|
43 |
|
4 | |||
| 5 | MF |
|
マティアス・ベシーノ | |||||||
|
1991年08月24日(34歳) | 189cm | 80kg |
|
27 |
|
2 | |||
| 6 | MF |
|
ニコロ・ロベッラ | |||||||
|
2001年12月04日(23歳) | 179cm |
|
40 |
|
0 | ||||
| 7 | MF |
|
フィサヨ・デレ=バシル | |||||||
|
2001年02月06日(24歳) | 186cm |
|
28 |
|
5 | ||||
| 8 | MF |
|
マテオ・ゲンドゥージ | |||||||
|
1999年04月14日(26歳) | 185cm | 68kg |
|
44 |
|
1 | |||
| 21 | MF |
|
レダ・ベラヤヌ | |||||||
|
2004年06月01日(21歳) | 169cm |
|
28 |
|
0 | ||||
| 26 | MF |
|
トマ・バシッチ | |||||||
|
1996年11月25日(28歳) | 189cm |
|
0 |
|
0 | ||||
| 27 | MF |
|
アリヨン・イブラヒモビッチ | |||||||
|
2005年12月11日(19歳) | 176cm |
|
1 |
|
0 | ||||
| 28 | MF |
|
アンドレ・アンデルソン | |||||||
|
1999年09月23日(26歳) | 180cm | ||||||||
| 53 | MF |
|
レオナルド・ディ・トンマーゾ | |||||||
|
2005年02月13日(20歳) |
|
0 |
|
0 | |||||
| 60 | MF |
|
マルコ・ナザーロ | |||||||
|
2005年06月11日(20歳) |
|
0 |
|
0 | |||||
| 61 | MF |
|
フェデリコ・セーラ | |||||||
|
1997年12月09日(27歳) |
|
0 |
|
0 | |||||
| 93 | MF |
|
モハメド・ファレス | |||||||
|
1996年02月15日(29歳) | |||||||||
| 9 | FW |
|
ペドロ・ロドリゲス | |||||||
|
1987年07月28日(38歳) | 169cm | 64kg |
|
40 |
|
12 | |||
| 10 | FW |
|
マッティア・ザッカーニ | |||||||
|
1995年06月16日(30歳) | 176cm |
|
43 |
|
10 | ||||
| 11 | FW |
|
タティ・カステジャノス | |||||||
|
1998年10月03日(27歳) | 178cm |
|
38 |
|
14 | ||||
| 14 | FW |
|
ティジャニ・ノスリン | |||||||
|
1999年07月07日(26歳) |
|
36 |
|
3 | |||||
| 18 | FW |
|
グスタフ・イサクセン | |||||||
|
2001年04月19日(24歳) |
|
45 |
|
6 | |||||
| 19 | FW |
|
ブライエ・ディア | |||||||
|
1996年11月16日(28歳) | 180cm |
|
45 |
|
12 | ||||
| 20 | FW |
|
ルム・チャウナ | |||||||
|
2003年09月08日(22歳) | 180cm |
|
35 |
|
2 | ||||
| 64 | FW |
|
ママドゥ・バルデ | |||||||
|
2004年01月01日(21歳) | 183cm |
|
2 |
|
0 | ||||
| 監督 |
|
マルコ・バローニ | ||||||||
|
1963年09月11日(62歳) | |||||||||
ラツィオの試合日程
セリエA
| 第1節 | 2024年8月18日 | H |
|
3 | - | 1 | vs |
|
ヴェネツィア |
| 第2節 | 2024年8月24日 | A |
|
2 | - | 1 | vs |
|
ウディネーゼ |
| 第3節 | 2024年8月31日 | H |
|
2 | - | 2 | vs |
|
ミラン |
| 第4節 | 2024年9月16日 | H |
|
2 | - | 1 | vs |
|
エラス・ヴェローナ |
| 第5節 | 2024年9月22日 | A |
|
2 | - | 1 | vs |
|
フィオレンティーナ |
UEFAヨーロッパリーグ
| リーグフェーズ第1節 | 2024年9月25日 | A |
|
0 | - | 3 | vs |
|
ディナモ・キーウ |
セリエA
| 第6節 | 2024年9月29日 | A |
|
2 | - | 3 | vs |
|
トリノ |
UEFAヨーロッパリーグ
| リーグフェーズ第2節 | 2024年10月3日 | H |
|
4 | - | 1 | vs |
|
ニース |
セリエA
| 第7節 | 2024年10月6日 | H |
|
2 | - | 1 | vs |
|
エンポリ |
| 第8節 | 2024年10月19日 | A |
|
1 | - | 0 | vs |
|
ユベントス |
UEFAヨーロッパリーグ
| リーグフェーズ第3節 | 2024年10月24日 | A |
|
0 | - | 2 | vs |
|
トゥベンテ |
セリエA
| 第9節 | 2024年10月27日 | H |
|
3 | - | 0 | vs |
|
ジェノア |
| 第10節 | 2024年10月31日 | A |
|
1 | - | 5 | vs |
|
コモ |
| 第11節 | 2024年11月4日 | H |
|
2 | - | 1 | vs |
|
カリアリ |
UEFAヨーロッパリーグ
| リーグフェーズ第4節 | 2024年11月7日 | H |
|
2 | - | 1 | vs |
|
ポルト |
セリエA
| 第12節 | 2024年11月10日 | A |
|
0 | - | 1 | vs |
|
モンツァ |
| 第13節 | 2024年11月24日 | H |
|
3 | - | 0 | vs |
|
ボローニャ |
UEFAヨーロッパリーグ
| リーグフェーズ第5節 | 2024年11月28日 | H |
|
0 | - | 0 | vs |
|
ルドゴレツ |
セリエA
| 第14節 | 2024年12月1日 | A |
|
3 | - | 1 | vs |
|
パルマ |
コッパ・イタリア
| ラウンド16 | 2024年12月5日 | H |
|
3 | - | 1 | vs |
|
ナポリ |
セリエA
| 第15節 | 2024年12月8日 | A |
|
0 | - | 1 | vs |
|
ナポリ |
UEFAヨーロッパリーグ
| リーグフェーズ第6節 | 2024年12月12日 | A |
|
1 | - | 3 | vs |
|
アヤックス |
セリエA
| 第16節 | 2024年12月16日 | H |
|
0 | - | 6 | vs |
|
インテル |
| 第17節 | 2024年12月21日 | A |
|
1 | - | 2 | vs |
|
レッチェ |
| 第18節 | 2024年12月28日 | H |
|
1 | - | 1 | vs |
|
アタランタ |
| 第19節 | 2025年1月5日 | A |
|
2 | - | 0 | vs |
|
ローマ |
| 第20節 | 2025年1月10日 | H |
|
1 | - | 1 | vs |
|
コモ |
| 第21節 | 2025年1月19日 | A |
|
0 | - | 3 | vs |
|
エラス・ヴェローナ |
UEFAヨーロッパリーグ
| リーグフェーズ第7節 | 2025年1月23日 | H |
|
3 | - | 1 | vs |
|
レアル・ソシエダ |
セリエA
| 第22節 | 2025年1月26日 | H |
|
1 | - | 2 | vs |
|
フィオレンティーナ |
UEFAヨーロッパリーグ
| リーグフェーズ第8節 | 2025年1月30日 | A |
|
1 | - | 0 | vs |
|
ブラガ |
セリエA
| 第23節 | 2025年2月3日 | A |
|
1 | - | 2 | vs |
|
カリアリ |
| 第24節 | 2025年2月9日 | H |
|
5 | - | 1 | vs |
|
モンツァ |
| 第25節 | 2025年2月15日 | H |
|
2 | - | 2 | vs |
|
ナポリ |
| 第26節 | 2025年2月22日 | A |
|
0 | - | 0 | vs |
|
ヴェネツィア |
コッパ・イタリア
| 準々決勝 | 2025年2月25日 | A |
|
2 | - | 0 | vs |
|
インテル |
セリエA
| 第27節 | 2025年3月2日 | A |
|
1 | - | 2 | vs |
|
ミラン |
UEFAヨーロッパリーグ
| ラウンド16・1stレグ | 2025年3月6日 | A |
|
1 | - | 2 | vs |
|
ビクトリア・プルゼニ |
セリエA
| 第28節 | 2025年3月10日 | H |
|
1 | - | 1 | vs |
|
ウディネーゼ |
UEFAヨーロッパリーグ
| ラウンド16・2ndレグ | 2025年3月13日 | H |
|
1 | - | 1 | vs |
|
ビクトリア・プルゼニ |
セリエA
| 第29節 | 2025年3月16日 | A |
|
5 | - | 0 | vs |
|
ボローニャ |
| 第30節 | 2025年3月31日 | H |
|
1 | - | 1 | vs |
|
トリノ |
| 第31節 | 2025年4月6日 | A |
|
0 | - | 1 | vs |
|
アタランタ |
UEFAヨーロッパリーグ
| 準々決勝1stレグ | 2025年4月10日 | A |
|
2 | - | 0 | vs |
|
ボデ/グリムト |
セリエA
| 第32節 | 2025年4月13日 | H |
|
1 | - | 1 | vs |
|
ローマ |
UEFAヨーロッパリーグ
| 準々決勝2ndレグ | 2025年4月17日 | H |
|
3 | - | 1 | vs |
|
ボデ/グリムト |
セリエA
| 第33節 | 2025年4月23日 | A |
|
0 | - | 2 | vs |
|
ジェノア |
| 第34節 | 2025年4月28日 | H |
|
2 | - | 2 | vs |
|
パルマ |
| 第35節 | 2025年5月4日 | A |
|
0 | - | 1 | vs |
|
エンポリ |
| 第36節 | 2025年5月10日 | H |
|
1 | - | 1 | vs |
|
ユベントス |
| 第37節 | 2025年5月18日 | A | vs |
|
インテル |
| 第38節 | 2025年5月25日 | H | vs |
|
レッチェ |

イタリア