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かつてドルトムントで指揮を執り、チャンピオンズリーグ(CL)やブンデスリーガを制した経歴を持つオットマール・ヒッツフェルト氏がルシアン・ファブレ監督を解任した古巣を批判した。スイス『Blick』が伝えている。
ドルトムントは今シーズンのCLでグループステージ首位通過を決めたものの、ブンデスリーガで勝ち切れない試合が多く、首位バイエルンとの差は開く一方だった。そして、12日に行われたブンデスリーガ第11節のシュツットガルト戦では格下相手に1-5のスコアで大敗。翌日、ファブレ監督の解任が正式決定した。
後任にはドルトムントでアシスタントコーチを務めていたエディン・テルジッチ氏が今季いっぱいの契約で就任したが、ボルシアMGのマルコ・ローゼ監督やRBライプツィヒのユリアン・ナーゲルスマン監督の名前も後任候補として報じられている。
しかし、こうした人事に対して『Blick』のインタビューに応じたヒッツフェルト氏は、「彼(ファブレ)が続けるチャンスを与えられなかったのは非常に残念」と語り、古巣の決断を批判した。
「ファブレがいれば、ボルシア・ドルトムントはバイエルンにとって、シーズンを通して最も手ごわい相手になっていただろうと確信しているよ。彼の解任は正当化できるものではない。特にCLではグループステージを首位で通過し、ラウンド16に進出したのだから」
「ドルトムントが世間の圧力に屈したことに驚いている。少なくとも年末までは冷静でいるべきだっただろう。私にとってこの行動は、とても軽率に思える」
また、かつてバイエルンでも指揮をとり、数多くのタイトルを獲得したヒッツフェルト氏は、ドルトムントがバイエルンのようになることは難しいと考えており、クラブの方向性に疑問を投げかけた。
「ドルトムントは若いチームを持ち、才能ある選手を昇格させているが、それでチャンピオンになれるとは思えない。今の戦略をとっている以上は、タイトルをゴールにすることはできないだろう。バイエルンと違い、優秀な選手を何度も何度も売却しているからね」
インタビューの最後に、再びドルトムントで指揮をとる可能性について聞かれたヒッツフェルト氏は「私は引退後の時間を楽しんでいる。人生最高の時間だ。それはもう2度と起こらないだろう」と語り、監督復帰を完全に否定している。
2020.12.17 17:01 Thu
▽元バイエルン指揮官のオットマール・ヒッツフェルト氏が、ポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキに苦言を呈した。ドイツ『Sport1』を引用してイギリス『Four Four Two』が伝えている。
▽5日に行われたブンデスリーガ第33節のケルン戦にレヴァンドフスキは先発出場。1-1で迎えた61分に逆転ゴールを奪うなどの活躍を見せてた中、77分にドイツ代表FWサンドロ・ワグナーとの交代を命じられた。するとこれを不服に思ったレヴァンドフスキは不満の表情を浮かべ、ユップ・ハインケス監督との握手を交わさず。
▽これに対してハインケスは、「ストライカーにとって途中で代えられるというのは楽しいものではない。彼はリーグ戦30点目を取りたかったんだろう」と一定の理解を示したが、1998年から2004年、2007年から2008年までバイエルンを指揮していたヒッツフェルト氏は、レヴァンドフスキの態度を批判している。
「テレビで映像を観た時、怖ろしいと思った。当然失策だよ。彼は、ユップ・ハインケスのような尊敬すべき男にやってはいけないことをした。監督が選手を代えるなんて当たり前のことだ」
「交代を命じられたらピッチを去り、新しく入る選手と手を合わせなければならない。そして幸運を祈るんだ。それはハインケスだけでなく、ワグナーに対するリスペクトでもあるんだ。それがチームの一員としてするべきことだ。エゴイストになるのではなくてね」
2018.05.12 17:20 Sat