西尾葉音 Hanon NISHIO

ポジション FW
国籍 日本
生年月日 2003年04月27日(21歳)
利き足
身長 170cm
体重 62kg
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“さいたまダービー”で快勝、若手起用の中8連勝で連覇に邁進する浦和レディースの楠瀬直木監督が見据える未来「連覇を確実に。来季、その先も」

三菱重工浦和レッズレディースの楠瀬直木監督が、大宮アルディージャVENTUSとの“さいたまダービー”の勝利を振り返った。 18日、2023-24WEリーグの第15節で浦和は大宮Vとアウェイで対戦。平日のナイトゲームでの“さいたまダービー”が実現した。 首位にたち連覇を目指す浦和は立ち上がりから大宮Vを圧倒。2分に伊藤美紀のゴールで先制すると、10分、14分に島田芽依のゴールが決まりあっという間にリードを広げると、24分にはなでしこジャパンのFW清家貴子がゴール。これが自身9試合連続ゴールとなり、WEリーグ記録を更新すると共に、Jリーグ最長記録にも並ぶ偉業を達成。後半はゴールは生まれなかった、0-4で勝利し、8連勝で首位をキープした。 連覇に向けて順調に勝ち点3を積み上げている浦和。試合後、楠瀬監督は快勝しながらも、先を見据えて後半のパフォーマンスには反省を口にした。 「試合の前からまずメンタルの部分はチームで準備して、ピッチに入ってからは正確性を上げていこうと言いました」 「後半ちょっと失う回数が多かったかなと。勝負は取れたとしても、今後のこと、将来を考えると、ボールを失ってしまう回数が多いといけないですし、改善しないといけないです。もう少し、見えるものを増やさないといけないかなと、反省の部分も多いゲームでした」 選手を入れ替えて臨んだ後半は上手く攻撃の形もできずに苦しんだものの、前半の立ち上がりに一気に押し込んだ攻撃はお見事。「前半の攻撃は評価に値しますし、清家はまだまだ勢い止まらずで行ってほしいなと思います」と語り、清家の更なるゴール記録に期待を寄せた。 また、2505名の観客が集まり、浦和のファン・サポーターはゴール裏に多く集まった。楠瀬監督は「平日にも関わらず、両チームのサポーターがたくさん来ていただき、後押ししていただいたので、そこはありがたいなと思います」とコメント。週末に向けては「期間は短いですが良い準備をして次の仙台戦に備えたいと思います」と、マイナビ仙台レディース戦への準備を整えるとした。 連覇を見据えつつ、将来のことを考えて動き出している楠瀬監督。主力にケガ人が続出していること、そして代表組の疲労や過密日程など、様々なことへの対応を見せている。 この試合では先発したなでしこジャパンDF石川璃音を前半途中で交代。「かなり疲労も溜まっていて、ちょっとアクシデントもあり、彼女らしくないと言ったらおかしいですが、ちょっと弱音を吐いていました」と理由を明かし、「若い岡村を使いたいなと思い、長い時間ピッチにいさせたいと思ったので、思い切って交代しました」と、18歳の岡村來佳を起用するなど、積極的な姿勢を見せた。 チームは8連勝。その中で、若手も起用できるタイミングで積極に起用している楠瀬監督。「今日で言うと岡村だったり、後藤若葉、丹野凜々香、西尾葉音、高塚 映奈…残り6試合ということで、底上げがないと、上を脅かす力があったり、厚さを持たせないと、戦力的に達成するのは難しいと思います」と、チームとしての戦力アップも考えているとのこと。後藤は22歳、丹野、西尾は20歳、高塚は19歳と、いずれ必ずやってくる世代交代時にチームの支えとなるための成長に期待した。 一方で苦しい台所事情も影響している部分はある。「かなり疲労とか、ケガとか、今日は長嶋玲奈が出られなかったんですがケガをしてしまいました。そういうパターンを埋めて、それ以上を出してもらいたい。もうちょっと若手にはチャンスもあげているんですけど、それをしっかりモノにして欲しいなと思います」と若手の奮起に期待。「選手層もそうですし、連覇に向けて確実にすることもそうです。来季、その先ということも考えないといけないなと思います」と、今シーズンだけでなく、その先でもリーグをリードしていく未来を見据えた采配。浦和が天下をとり続ける未来が待っているかもしれない。 <span class="paragraph-title">【動画】浦和FW清家貴子が圧巻の「9」試合連続ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="imQ1WiIeyFs";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.19 22:55 Fri

U17女子アジアカップの組み合わせ決定!5度目の優勝目指す日本は中国、オーストラリア、タイと同組に

アジアサッカー連盟(AFC)は7日、5月に開催される『AFC U17女子アジアカップインドネシア2024』の組み合わせ抽選会を実施した。 2022年大会は新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的流行のために中止となり、AFC U-16女子選手権から名称変更後、今回が初開催となる。 2019年大会以来、5度目の優勝を目指す日本はグループBに入り、中国、オーストラリア、タイと同居した。 19年大会では浜野まいか(現:チェルシー)が得点王に輝き、西尾葉音(現:三菱重工浦和レッズレディース)が最優秀選手に選ばれている。今大会でも眞城美春(日テレ・東京ヴェルディメニーナ)ら、将来を嘱望される各選手の活躍に注目が集まる。 なお、グループAには開催国のインドネシアほか、北朝鮮、韓国、フィリピンが入った。 各組総当たり1回戦の上位2チームがノックアウトステージに進出し、大会の上位3チームが、10月にドミニカ共和国で開催されるU-17女子ワールドカップ(W杯)の出場権を獲得する。 チームを率いる白井貞義は日本サッカー協会(JFA)を通じ、次のようにコメントしている。 「AFC U17女子アジアカップはU-17日本女子代表が優勝を目標としているFIFA U-17女子ワールドカップの出場権をかけた大会です。その大会の組み合わせが決定し、身の引き締まる思いです」 「アジアの戦いも簡単な試合は一つもありませんが、どの国と対戦してもいい準備をしてきました。さらにこれからFIFA U-17女子ワールドカップ出場権獲得に向けてスタッフ、選手ともにチーム一丸となり世界を魅了する準備をしたいと思います」 2024.03.07 20:15 Thu

浦和のWE ACTIONはOB等招いての講義や討論、熱帯びる時間で選手自身がキャリアを考えるきっかけに

三菱重工浦和レッズレディースは10日、WE ACTION DAYとして、選手自身がキャリアやライフデザインについて考えるプログラムを実施した。 WEリーグは2月10日を、全クラブが同時にWE ACTIONを実施するALL WE ACTION DAYに設定。統一テーマとして、「キャリア」、「ライフプラン」、「選手の裏側にあるストーリー」に基づいて活動することとなった。 キャリアとは、働くことに関わる「継続的なプロセス」と、それにまつわる「生き方」。 浦和は過去のWE ACTION DAYで、キッズサッカー教室や大学生とのワークショップなどを開催してきたが、今回は内側にベクトルを向けた。選手自身が多様な夢や生き方を模索し、キャリア構築への意識を高めることで、プロサッカー選手としての価値向上に努めて欲しいという狙いもある。 「自分の未来について考える」と称された企画には、WEリーグ主催イベント参加者やケガ等で参加できない選手を除いた、26選手が参加。3部制で行われ、第1部では、浦和レッズのオフィシャルHRパートナーである株式会社ビズリーチの社長室特命プロデューサーの加瀬澤良年氏に、第2部では、浦和のOBでもある株式会社TRUXの永田拓也氏による講義が行われ、若手からベテランまで真剣に耳を傾けた。 第3部では5名から6名の小グループに分かれての討論を実施。「10年後の未来を想像する」という題目に沿って、そのために何をすべきかや、交通手段やショッピングといったサッカー以外のテーマについても議論が行われ、前のめりの姿勢や笑い声も起こるなど、大きな盛り上がりを見せた。 プログラム終了後にはチームを代表し、西尾葉音、鈴木佐和子、柴田華絵がコメントを残している。 <span class="paragraph-title">西尾葉音、鈴木佐和子、柴田華絵がイベントを終えて</span> <span data-other-div="movie"></span> <span class="paragraph-subtitle">西尾葉音</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/nishio.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">©︎超ワールドサッカー<hr></div> 「次のキャリアについてなど、あまり考えられていなかったので、こういう機会を作ってくださったことに感謝しています。いろいろなグループワークを通し、もっとコミュニティを広げていろいろな人の話を聞きたいなと思いました」 <span class="paragraph-subtitle">鈴木佐和子</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/suzuki.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">©︎超ワールドサッカー<hr></div> 「サッカー選手内でセカンドキャリアについて話す機会はあまりないというか、考えつつも自分の中に秘めていることが多いのかなと。私もその1人なんですけど(会場笑)。ある程度こうなりたいとは考えられますが、いざ今の自分が社会に出た時にどんな評価をされるのか、どんな価値があるのかについては、やはりすごい不安。いろいろな人の話を聞くと、一般社会で何かを成し遂げてきた人が、自分のやりたいことをできるんだなと感じました。でも。今の自分にはその何かをしたというものがない。そういう不安をどう解消していけばいいのかなとも思いました」 <span class="paragraph-subtitle">柴田華絵</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/shibata.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">©︎超ワールドサッカー<hr></div> 「普段みんなキャリアアップについて考えることは少ないと思いますし、私自身も真剣にあまり考えたことはないので、このような機会をいただけてよかったです。今日は、サッカーをしている選手間での話になったので、先ほどおっしゃられたように、違う世界の人ともお話しをしたいと感じました」 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/0001.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">©︎超ワールドサッカー<hr></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/0004.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">©︎超ワールドサッカー<hr></div> ※WE ACTION DAY(理念推進日)とは-- WEリーグに所属する選手、クラブ、そして、サポートするパートナー企業を始めとする様々な人が、リーグの理念「女子サッカー・スポーツを通じて、夢や生き方の多様性にあふれ、一人ひとりが輝く社会の実現・発展に貢献する。」の実現のために輪となり、私たちみんな(WE)で行動(ACTION)する日(DAY)。 2024.02.10 22:00 Sat

清家貴子がハットに19歳高塚映奈が初ゴール!6発大勝の浦和L、3戦20得点の圧巻3連勝で決勝へ【AWCC】

三菱重工浦和レッズレディースは9日、AFC Women's Club Championship 2023 – Invitational Tournament(AWCC)グループA第3節で花蓮女子FC(チャイニーズ・タイペイ)と対戦し、6-0と大勝を収めた。 初戦のスリー・ゴクラム・ケララFC(インド)戦を8-0、第2戦のバンコクFC(タイ)戦を6-1と、いずれも大量点を奪って2連勝を飾った浦和。フレッシュな面々が先発に名を連ねた今節も開始早々に試合を動かす。 4分、西村の対角フィードを高塚が左ポケットからワンタッチで折り返すと、清家がヘディングシュート。GKはキャッチしたが、ゴールラインを割ったと判定された。 勢い止まらず、その3分後には早くも追加点を奪取。遠藤が島田とのワンツーを駆使して右サイドを突破し、グラウンダーのクロスを送ると、19歳の司令塔・高塚が豪快に蹴り込んで加入後初ゴールをマークするリードを広げる。 16分には先制点と同じような形で再び加点。敵陣中央の角田がボックス内左へ斜めのパスを送り、オーバーラップした佐々木が頭で折り返す。これに清家が右足で合わせて瞬く間に3点差とした。 以降も完全なハーフコートゲームが続く展開の中で、次のゴールが生まれたのは45分。相手GKの力ないゴールキックをバイタルエリアで清家がカットし、自ら右ポケットへ持ち運んでクロスを送る。左ポストに当たって中へ跳ね返ったところを島田が押し込んだ。 後半も開始直後に遠藤の右足シュートがクロスバーを直撃するなど、浦和も優勢は変わらず、再びのゴールは66分に生まれる。 右サイドでのゆったりとしたボール回しから水谷がテンポを上げ、ボックス手前の角田へパス。角田はターンしてラストパスを送ると、右ポケットから清家が右足を振り抜いてハットトリックを達成した。 清家は直後にお役御免となり、伊藤美紀と交代。すると、その伊藤も早々に得点に絡む。74分、右サイド高い位置で遠藤が受けると、キックフェイントを1つ入れて右ポケットの伊藤を使い、リターンを受けてボックスへ侵入。左足でネットを揺らした。 以降もまったく相手を寄せ付けなかった浦和は、最終盤にこそセットプレーから一瞬ヒヤリとしたものの、90分の大部分を相手陣内で過ごし、貫録の3連勝。来年に予定しているグループB首位との決勝へと臨む。 三菱重工浦和レッズレディース 6-0 花蓮女子FC 【浦和】 1-0:4分 清家貴子(浦和L) 2-0:7分 高塚映奈(浦和L) 3-0:16分 清家貴子(浦和L) 4-0:45分 島田芽依(浦和L) 5-0:66分 清家貴子(浦和L) 6-0:74分 遠藤優(浦和L) ◆三菱重工浦和レッズレディース GK:伊能真弥(→HT 鈴木佐和子) DF:遠藤優、西村紀音、髙橋美紀 、佐々木繭(→78分 栗島朱里)、 MF:清家貴子(→70分 伊藤美紀)、角田楓佳、水谷有希(→81分 安藤梢)、高塚映奈 FW:西尾葉音、島田芽依(→HT 河合野乃子) 2023.11.12 20:35 Sun

2戦目は6ゴール! 伊藤美紀&清家貴子が2ゴールずつを決め、浦和Lが2試合連続のゴールラッシュで連勝【AWCC】

三菱重工浦和レッズレディースは9日、AFC Women's Club Championship 2023 – Invitational Tournament(AWCC)グループA第2節でバンコクFC(タイ)と対戦し、1-6で圧勝を収めた。 初戦のスリー・ゴクラム・ケララFC(インド)では大量8ゴールを奪って寄せ付けなかった浦和。ホーム開催であり、初戦で勝利していた2位のバンコクFCとの一戦は、初戦からメンバーを入れ替えて臨んだ。 2名が変更され、遠藤優と猶本光がベンチに。代わりに、右サイドハーフに清家貴子、2トップの一角に安藤梢が入った。 すると早速右サイドから崩すことに。6分、ボックス右のスペースにパスが出されると島田芽依が反応。パスを受けた清家貴子がGKの位置を見て浮き球のシュート。これがネットを揺らし、浦和Lが幸先良く先制する。 さらに9分には、栗島朱里の浮き球のパスに反応した伊藤が完全に抜け出すと、落ち着いてボックス内でGKとの一対一を制して追加点を奪う。 2点のリードを得た浦和は攻勢を止めず。21分には右サイドのスペースに走った水谷有希に清家がスルーパス。これをニアサイドに飛び込んだ島田がヘディングで合わせに行くが、流れたボールをボックス中央でコントロールした安藤が流し込み、リードを3点に広げる。 すると浦和は30分に選手交代。高橋を下げ、西村紀音を起用する。いきなりピンチを迎えそうになるもなんとか凌ぐと、31分に今度はアクシデント。タッチライン際で競り合いに行った長嶋が副審の足を踏んでしまい、副審が倒れ込むことに。思わぬアクシデントで試合はストップ。浦和Lのドクターらも手助けに入り、副審も復帰して試合は再開した。 さらに36分には1点目と似たような形から浦和Lが追加点。右サイドからのパスを受けた清家が、ボックス手前からGKの頭上を狙ったシュート。これはゴール右に飛ぶがGKがなんとかセーブ。クロスバーに跳ね返ったボールを伊藤が押し込み、4点目を奪う。 浦和Lはハーフタイムに2ゴールの伊藤を下げて角田楓佳を起用。すると51分、バイタルエリアから島田が右足一閃。相手DFにディフレクトしてややコースが変わったシュートが左に決まり、浦和が5点目を奪う。 後半はやや押し込まれる時間も訪れた中、GK池田咲紀子の好セーブもありゴールを許さない。すると浦和は62分に安藤と西尾葉音、柴田と高塚映奈が交代。77分にはGK池田を下げ、伊能真弥を起用するなど、選手を入れ替えて3戦目に備えていく。 浦和は手数をかけずカウンターでさらなる追加点を目指していく。すると84分にボックス右からの37の折り返しを清家がダイレクトで蹴り込み、浦和が6点目を奪う。 この試合でも大量得点をゴールを奪っていた浦和Lだったが、87分にワンチャンスを決められることに。左からのプロイチョンプー・ソムヌックのクロスをカニアナト・チェタブトルがヘッド。キャッチしようと前にでたGK伊能より先に触り、バンコクFCが1点を返す。 一瞬の隙を突かれて初失点を喫した浦和L。しかし、失点後はまたゴールを目指すなどバンコクFCにはやらせずに試合終了。1-6と2戦目も圧勝を収め連勝スタートとなった。 バンコクFC 1-6 三菱重工浦和レッズレディース 【浦和】 0-1:6分 清家貴子(浦和L) 0-2:9分 伊藤美紀(浦和L) 0-3:21分 安藤梢(浦和L) 0-4:36分 伊藤美紀(浦和L) 0-5:51分 島田芽依(浦和L) 0-6:84分 清家貴子(浦和L) 1-6:87分 カニアナト・チェタブトル(バンコクFC) ◆三菱重工浦和レッズレディース GK:池田咲紀子(→77分 伊能真弥) DF:佐々木繭、高橋はな(→30分 西村紀音)、長嶋玲奈、水谷有希 MF:清家貴子、栗島朱里、柴田華絵(→62分 高塚映奈)、伊藤美紀(→HT 角田楓佳) FW:安藤梢(→62分 西尾葉音)、島田芽依 2023.11.10 00:30 Fri

浦和レディースが8ゴールの圧勝劇!女子ACLプレ大会初戦で昨季WEリーグ王者の貫禄見せる【AWCC】

三菱重工浦和レッズレディースは6日、AFC Women's Club Championship 2023 – Invitational Tournament(AWCC)グループA第1節でスリー・ゴクラム・ケララFC(インド)と対戦し、8-0で勝利を収めた。 女子版AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のプレ大会として位置付けられている今大会。日本からは昨季のWEリーグ王者である浦和が招待を受け、アジア制覇を目指している。 浦和の属するグループAはタイでの集中開催で行われる。チョンブリー・スタジアムでの初戦へ、浦和はなでしこジャパンの活動から合流した猶本光や高橋はなを先発に組み込む[4-2-3-1]でスタートした。 試合は地力で勝る浦和が開始2分で試合を動かす。深い位置から右サイドバックの遠藤優がグラウンダーでマイナスに折り返すと、ニアの猶本がスルーして、ボックス内へ顔を出した柴田華絵が右足でネットを揺らす。 さらに攻勢は続き、10分にはカウンターから伊藤美紀がフィニッシュまで持ち込み、2分後には猶本の折り返しに島田芽依が合わせる。これはややマイナスに入って体制不十分となり、GK正面に飛んだ。 追加点を奪ったのは16分。ボックス内への縦パスを島田が収めて落とすと、ペナルティアーク内から栗島朱里が右足のグラウンダーミドルを沈めてリードを広げる。 24分にはCKのこぼれから高橋の左足シュートがDFに当たって左ポストを叩けば、31分には島田が反転から狙うなど、以降も浦和が幾度となく好機を作ると、再びの追加点は38分に生まれる。 左サイド深い位置でのスローインを獲得すると、水谷のスローを受けた伊藤がキープしてリターンパスを送り、水谷がクロス。ゴール前で収めた島田が相手をかわして強烈な左足の一撃を叩き込んだ。 前半で3点のリードを奪った浦和は、ハーフタイムに3枚替えを決行。島田、猶本、遠藤に代わって安藤梢、角田楓佳、清家貴子がピッチに立ち、2列目の右で先発していた佐々木繭が1列下がり、清家が右サイドハーフを務めた。 後半も浦和が主導権を握ってゲームを進め、キックオフ直後には伊藤が飛び出したGKの頭上を越す絶妙なループシュートを披露。これはクロスバーに嫌われたが、48分、右サイドでの細かいつなぎから清家が深い位置まで侵入して折り返すと、伊藤が頭で押し込んで4点差とする。 浦和は以降も決定機を量産し、終盤にかけてゴールラッシュ。82分、清家のクロスは西尾葉音には合わなかったが、流れたボールを相手がクリアし切れず、ファーでフリーとなっていた伊藤の下へ。GKとの一対一を難なく制した。 その1分後には伊藤のスルーパスで安藤が左ポケットを取り、グラウンダーの折り返しに西尾。シュートはダフリ気味だったがゴールに吸い込まれ、20歳のFWは安堵の表情を浮かべた。 集中力を欠いた相手から浦和はさらに得点を重ね、87分には赤い稲妻こと清家がボックス内右から切り返しての左足を左隅に沈めれば、追加タイム2分には伊藤のクロスを清家が頭で落として安藤がプッシュ。大量8得点を挙げての圧勝劇で、浦和が初戦を白星で飾っている。 三菱重工浦和レッズレディース 8-0 スリー・ゴクラム・ケララFC 【浦和】 柴田華絵(2分) 栗島朱里(16分) 島田芽依(38分) 伊藤美紀(48分) 伊藤美紀(82分) 西尾葉音(83分) 清家貴子(87分) 安藤梢(90+2分) ◆三菱重工浦和レッズレディース GK:池田咲紀子 DF:遠藤優(→清家貴子 HT)、高橋はな、長嶋玲奈、水谷有希 MF:柴田華絵、栗島朱里(→西尾葉音 71分)、佐々木繭(→西村紀音 64分)、猶本光(→角田楓佳 HT)、伊藤美紀 FW:島田芽依(→安藤梢 HT) 2023.11.06 20:50 Mon

浦和Lが女子W杯メンバー起用で4発大勝!菅澤優衣香&20歳西尾葉音がともに2ゴール 鴨川2戦連発の千葉Lも今季初勝利【WEリーグカップ】

2日、2023-24 WEリーグカップ グループステージ第2節の3試合が各地で行われた。 初戦ドロー発進となった昨季のチャンピオン、三菱重工浦和レッズレディースは、相模原ギオンスタジアムでノジマステラ神奈川相模原と対戦し、4-0の大勝を収めた。 開幕戦ではオーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)出場メンバーに休養を与え、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースと引き分けに終わった浦和だが、今節は石川璃音、高橋はな、猶本光を先発起用。清家貴子もベンチから機をうかがった。 リズムの良いボール回しを見せる浦和は10分、遠藤優のクロスに菅澤優衣香が頭で合わせて幸先よく先制すると、31分にも再び菅澤。CKのセカンドボールを拾い、後方に残っていた水谷有希がゴール前へシンプルに放り込むと、高橋の落としをワントラップから豪快に左足で蹴り込んだ。 WEリーグ初年度得点王の2発でリードを広げた浦和だったが、その菅澤と伊藤美紀を下げた後半は一転、N相模原に押し込まれる時間が続く。ただ、相手の精度にも助けられて無失点のまま推移すると、80分の安藤梢の投入でギアチェンジ。育成組織出身の20歳FW西尾葉音がトップチーム昇格後初ゴールを含む2得点で応えるなど、計4得点を奪った浦和Lが今季初勝利を挙げている。 その浦和と前節引き分けた千葉は、アウェイでマイナビ仙台レディースと対戦。マイ仙台は須藤茂光監督が心臓弁膜症の治療に専念するため、佐々木勇人コーチが指揮を執った。 前節は途中出場となった新加入選手、千葉Lは山口千尋、マイ仙台はカーラ・バウティスタが互いに新天地での初先発を飾った一戦は、37分にショートカウンターから山口に絶好機が到来するも、シュートは枠の上に。一方、[4-4-2]の左サイドハーフで出場したカーラが積極的に足を振るなどしたマイ仙台は、前半の終了間際に武田菜々子がカットインからのボックス内シュートを放つが、こちらも枠を捉えられない。 均衡を破ったのは千葉玲海菜投入直後の千葉L。54分、右サイド深い位置でのスローインを起点に千葉も絡み、アジア競技大会日本女子代表に選出された大澤春花がクロスを送ると、ニアの田中真理子がすらしてファーの鴨川実歩が難しい体勢ながらもゴールにねじ込んだ。 マイ仙台も先日2種登録されたばかりの高校1年生、ユース所属の15歳FW津田愛乃音を投入するなど、反撃を試みるが、最後まで1点が遠いままタイムアップ。鴨川の2試合連続ゴールで千葉Lが今季初白星を手にし、マイ仙台は連敗を喫した。 熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で行われた"さいたまダービー"、ちふれASエルフェン埼玉vs大宮アルディージャVENTUSは、EL埼玉に軍配が上がった。 11分、EL埼玉はシンプルに裏を狙い、今季から10番を背負う吉田莉胡が右サイド深い位置から折り返すと、アルビレックス新潟レディースから今季加入した園田悠奈が左足で合わせて試合を動かす。 80分にはセットプレーから追加点を奪取。敵陣浅い位置のFKを瀬戸口梢がゴール前に放り込むと、今季はFW起用が続く瀬野有希と競り合った大宮V坂井優紀のオウンゴールを誘発した。 このまま逃げ切ったEL埼玉が、前節の大敗を払拭する完封勝ちで今季初勝利。一方、初戦ではINAC神戸レオネッサに完勝した大宮Vだったが、連勝とはならなかった。 ◆WEリーグカップ グループステージ 第2節 ▽9月2日 ▼グループA マイナビ仙台レディース 0-1 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース ノジマステラ神奈川相模原 0-4 三菱重工浦和レッズレディース ▼グループB ちふれASエルフェン埼玉 2-0 大宮アルディージャVENTUS ▽9月3日 ▼グループA セレッソ大阪ヤンマーレディース vs サンフレッチェ広島レジーナ ▼グループB AC長野パルセイロ・レディース vs INAC神戸レオネッサ 日テレ・東京ヴェルディベレーザ vs アルビレックス新潟レディース 2023.09.02 22:00 Sat

W杯メンバー不在の浦和Lはドロー…植木理子2得点のベレーザが白星発進!新規参入C大阪はプロ初陣で快勝【WEリーグカップ】

26日、2023-24WEリーグカップ グループステージ 第1節の4試合が各地で行われた。 オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)のなでしこジャパンメンバーや、今季から新規参入したセレッソ大阪ヤンマーレディースの戦いなどに注目が集まった開幕戦。 昨季のカップ戦覇者、三菱重工浦和レッズレディースは浦和駒場スタジアムにジェフユナイテッド市原・千葉レディースを迎えた。 女子W杯2023に出場した浦和の猶本光、清家貴子、高橋はな、石川璃音、千葉Lの千葉玲海菜は会場でともに報告会を行ったものの、試合ではメンバー外に。その中で浦和は昨季リーグMVPの安藤梢がこの日もセンターバックを務め、INAC神戸レオネッサから加入した注目の伊藤美紀は[4-2-3-1]のトップ下で先発した。 他方、スペイン人のイスマエル・オルトゥーニョ・カスティージョ氏を新たにコーチへ招へいした千葉Lは、10分に大澤春花の右足がクロスバーを叩く。遠藤優のミドルに対するヘディングクリアが自陣のネット揺らす不運な形で17分に先制を許したが、1分後にはショートカウンターから大澤が足の長い同点弾を奪取。その3分後には左サイドからの斜めのパスを大澤がスルーし、背後から顔を出した鴨川実歩がGKとの一対一を制してあっという間に試合をひっくり返す。 ビハインドとなった浦和は徐々にボールを握り始めると、前半の終了間際に遠藤のクロスから伊藤の加入後初ゴールが生まれて同点に。折り返した後半には横浜F・マリノスの角田涼太朗を兄に持つ18歳のボランチ角田楓佳、20歳のFW西尾葉音とフレッシュな面々がピッチに立ち、19歳の高塚映奈がWEデビューを飾る。千葉Lも途中出場が攻撃を活性化し、互いにチャンスを量産したものの、新たなゴールは生まれず。激しい攻め合いとなった一戦は、2-2の引き分けに終わった。 今季からWEリーグへ新規参入する超育成型クラブのC大阪は、アウェイでノジマステラ神奈川相模原と対戦した。 18分、古巣復帰した矢形海優がCKの混戦から蹴り込み、チームの記念すべきWEリーグカップ初ゴールかと思われたが、直前のハンドを取られて得点は認められなかった。それでも、37分には正真正銘の初ゴールを記録。相手守備のミスを突いた田中智子のプレゼントパスから高和芹夏がネットを揺らすと、67分にもハイプレスでまたもN相模原守備陣のミスを誘発し、宮本光梨が追加点を挙げる。 守備陣も大きな破綻なく90分を終え、プロ参入後の記念すべき初陣で快勝を収めている。 田中桃子、藤野あおば、植木理子のなでしこ勢3選手が先発した日テレ・東京ヴェルディベレーザは、AC長野パルセイロ・レディースは味の素フィールド西が丘に迎えた。 東京NBは31分、植木が自らボックス内右へ持ち運んでからの対角への右足シュートを流し込む貫録の一撃で先制に成功。だが、後半は選手交代を駆使したAC長野に押し込まれる時間もあり、好機も生かし切れず最少点差でゲームが推移する。 それでも、88分に植木が待望の追加点を挙げると、90+2分に伊藤めぐみに1点を返されながらも、薄氷の勝利。新指揮官同士の対決は松田岳夫監督に軍配が上がった。 サンフレッチェ広島レジーナは新加入の市瀬千里や髙橋美夕紀、松本茉奈加のゴールなどで、宮澤ひなたの海外移籍が報じられたマイナビ仙台レディースに4-1で勝利。ホームで白星スタートを切っている。 ◆WEリーグカップ グループステージ 第1節 ▽グループA ▼8月26日 三菱重工浦和レッズレディース 2-2 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース ノジマステラ神奈川相模原 0-2 セレッソ大阪ヤンマーレディース サンフレッチェ広島レジーナ 4-1 マイナビ仙台レディース ▽グループB ▼8月26日 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 2-1 AC長野パルセイロ・レディース ▼8月27日 大宮アルディージャVENTUS vs INAC神戸レオネッサ アルビレックス新潟レディース vs ちふれASエルフェン埼玉 2023.08.26 20:25 Sat

U-20女子W杯に向けたトレーニングキャンプメンバーが発表! 12日に出場メンバー発表へ

日本サッカー協会(JFA)は4日、U-20日本女子代表候補トレーニングキャンプに臨むメンバーを発表した。 7月7日から11日にかけて行われるトレーニングキャンプ。8月6日に開幕するU-20女子ワールドカップに臨む前の貴重な調整期間となる。 メンバーは12日に発表される中、最後のトレーニングキャンプにはWEリーグでプレーするメンバーも多く招集を受けている。 今回のキャンプでは2度のトレーニングマッチも組まれている。また、メンバー発表後、7月29日から8月5日にかけて直前のトレーニングキャンプが組まれている。 今回発表されたU-20日本女子代表メンバーは以下の通り。 ◆U-20日本女子代表候補メンバー GK 石田心菜(早稲田大) 福田史織(三菱重工浦和レッズレディース) 大場朱羽(イーストテネシー州立大) 野田にな(日テレ・東京ヴェルディベレーザ) DF 西野朱音(マイナビ仙台レディース) ⾧江伊吹(AC⾧野パルセイロ・レディース) 田畑晴菜(セレッソ大阪堺レディース) 杉澤海星(大宮アルディージャVENTUS) 竹重杏歌理(INAC神戸レオネッサ) 石川璃音(三菱重工浦和レッズレディース) 佐々木里緒(JFAアカデミー福島) 小山史乃観(セレッソ大阪堺レディース) MF 渡部麗(日体大SMG横浜) 吉田莉胡(ちふれASエルフェン埼玉) 岩﨑心南(日テレ・東京ヴェルディベレーザ) 天野紗(INAC神戸レオネッサ) 大山愛笑(日テレ・東京ヴェルディメニーナ) 松窪真心(JFAアカデミー福島) 林愛花(JFAアカデミー福島) FW 島田芽依(三菱重工浦和レッズレディース) 山本柚月(日テレ・東京ヴェルディベレーザ) 西尾葉音(三菱重工浦和レッズレディース) 藤野あおば(日テレ・東京ヴェルディベレーザ) 土方麻椰(日テレ・東京ヴェルディメニーナ) 浜野まいか(INAC神戸レオネッサ) 2022.07.04 17:20 Mon

U-20日本女子代表候補メンバーが発表! WEリーガーに加え、アメリカの大学から4名招集《トレーニングキャンプ》

日本サッカー協会(JFA)は18日、トレーニングキャンプに臨むU-20日本女子代表候補メンバーを発表した。 なでしこジャパンも指揮する池田太監督が率いるU-20日本女子代表。8月にコスタリカで開催されるU-20女子ワールドカップ(W杯)に臨むこととなる。 6月、7月に国内でトレーニングキャンプを行うU-20日本女子代表だが、今回は26名が招集された。 今回のメンバーにはアメリカの大学から3名が招集。また、WEリーグでプレーする選手が大半を占めている。 なお、トレーニングキャンプ中には、東日本国際大学附属昌平高校とのトレーニングマッチが予定されている。 今回発表されたU-20日本女子代表候補メンバーは以下の通り。 ◆U-20日本女子代表候補メンバー GK 石田心菜(早稲田大学) 福田史織(三菱重工浦和レッズレディース) 大場朱羽(イーストテネシー州立大学/アメリカ) 野田にな(日テレ・東京ヴェルディベレーザ) DF 西野朱音(マイナビ仙台レディース) 長江伊吹(INAC神戸レオネッサ) 岩井蘭(フロリダ州立大学/アメリカ) 田畑晴菜(セレッソ大阪堺レディース) 杉澤海星(大宮アルディージャVENTUS) 竹重杏歌理(INAC神戸レオネッサ) 石川璃音(三菱重工浦和レッズレディース) 小山史乃観(セレッソ大阪堺レディース) MF 森田美紗希(日体大SMG横浜) 中尾萌々(メンフィス大学/アメリカ) 吉田莉胡(ちふれASエルフェン埼玉) 岩﨑心南(日テレ・東京ヴェルディベレーザ) 天野紗(INAC神戸レオネッサ) 大山愛笑(日テレ・東京ヴェルディメニーナ) FW 島田芽依(三菱重工浦和レッズレディース) 柳瀬楓菜(サンフレッチェ広島レジーナ) 山本柚月(日テレ・東京ヴェルディベレーザ) 西尾葉音(三菱重工浦和レッズレディース) 藤野あおば(日テレ・東京ヴェルディベレーザ) 土方麻椰(日テレ・東京ヴェルディメニーナ) 浜野まいか(INAC神戸レオネッサ) 松窪真心(JFAアカデミー福島) 2022.05.18 18:50 Wed
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