ロナルド・ロドリゲス Ronald Rodriguez

ポジション DF
国籍 エルサルバドル
生年月日 1998年09月22日(25歳)
利き足
身長 185cm
体重
ニュース
ニュース一覧

ゲームキャプテン託された守田英正、普段通りのプレーも「重み感じ、誇らしい思い」

日本代表のMF守田英正が、エルサルバドル代表戦を振り返った。 今年3月に行われたウルグアイ代表、コロンビア代表との国際親善試合を1分け1敗でスタート。今回のインターナショナルマッチウィークでは森保第二次政権での初白星を目指した。 15日にエルサルバドルを豊田スタジアムで迎え撃ったこの試合では開始1分にセットプレーから谷口彰悟が決めたゴールで電光石火の先制点を奪うと、直後には相手DFロナルド・ロドリゲスのミスを突いた上田綺世がPKを獲得するとともに、退場に追い込む。これを上田自ら決めて追加点を奪取。 これで2点のリードに加え、数的優位を手にした日本はここから圧巻のゴールラッシュ。前半に久保、堂安律のゴール、後半は中村敬斗、古橋亨梧と途中出場のアタッカー陣がいずれもゴールをこじ開け、格下相手に6-0の完勝。森保第二次政権での初白星を手にした。 この試合でキャプテンマークを巻き、後半半ば過ぎに伊藤敦樹と交代するまで中盤の底でチームをオーガナイズしたスポルティングCPのMFは、ゲームキャプテンの大役にも気負うことなくプレーできたと感じている。 「あまり普段と変わらず。精神的な部分でも落ち着いてやれていました。普段の試合から別にキャプテンマークを巻かずとも、そういった役割を担っています。また、年齢的にも上から数えたほうが早いです。ただ、改めて巻いてみると、すごく重みを感じますし、改めて素晴らしいことだと思いますし、その役割を任されたことを誇らしく思います」 また、試合前の森保監督とチームキャプテンである遠藤航とのやり取りも明かした。 「森保さんからは、しっかりといつものように声をかけて締めてくれという話がありました。ワタルくん(遠藤航)からはわりとラフに行こうというか、茶化すではないですが、笑いながらアドバイスをもらいました」 大勝となった試合では前半序盤の相手の退場が流れに決定的な影響を及ぼす形となった。対戦相手の力量、テストマッチの意味合いとしては11対11の継続が好ましかったとも言えるが、守田は主審の判定をリスペクトしている。 「難しいですよね。それもサッカーなので…。審判が出した答えがすべてですし、それをリスペクトしていく必要があります。ただ、すごく難しかったです。11対11のままでやっていればどうだったのかなというイメージもありながら、ただ自分たちが良い形でプレスをかけて前から嵌めていった結果が、あのレッドに繋がっているので、そこは真摯に事実を受け止めて、ポジティブに自分たちにとって良かったと捉えています」 結果的に相手の退場で当初のゲームプランと異なる展開とはなったが、チームとしては課題となっているボールを持たされた状況での戦い方の改善をこの試合のひとつのポイントと捉えていたという。 「スタートのメンバーを見てもらえばわかるように、より攻撃的にという狙いがありました。僕はアンカーとしてプレーしましたが、個人的にはボールを保持するためだと捉えていました。今日は状況的にその部分での評価が難しい形になってしまいましたが、今後の課題としては攻撃面でどういうふうにボールを進めていくかが、今日は取り組んでいた部分でした」 この試合では谷口と三笘薫に加え、旗手怜央が守田とともにスタメン出場。さらに、今回は負傷の影響で招集外となったものの、田中碧も今後の代表の軸を担う選手だ。その全員が川崎フロンターレの元同僚ということもあり、戦術の落とし込みという部分でそのユニットの存在感がより高まるとの見方もある。 守田は時間的な制約などもあり、戦術の落とし込みが難しい状況において特徴を分かり合うユニットの有効性を認めながらも、新たな選手を含め、選手個々が新たな関係性を築いていくことが、より重要だと主張している。 「あまり川崎、川崎とは言いたくないですし、アドバンテージがあるかと言われれは、そうは思わないです。一人ひとりが個々の特徴を理解し、お互いの特徴を出し合えるような関係性を作り上げられると思いますし、それが大事だと思います。事実としてそれは経験上、いままでやってきた部分がありますが、それをあまり表立ってということはないです」 「これは言い訳というわけではないですが、代表はすごく難しくて移動などさまざまなことがあり、たとえば来る場所や到着のタイミングもまちまちで、なかなか全体的に戦術練習を落とし込む時間がありません。だからこそ、元々知っている選手はやりやすいという部分は事実としてあります。ただ、そのユニットで戦うことがベストだというわけではなく、各々の特徴を出し合えるような関係性を作れると思いますし、それを作り上げていくことがより重要だと考えています」 2023.06.16 07:00 Fri

1G2Aの躍動見せた久保建英、「着実にこういう試合で点を決めることが大事」…アシスト場面の狙いも説明

日本代表のMF久保建英が、エルサルバドル代表戦を振り返った。 今年3月に行われたウルグアイ代表、コロンビア代表との国際親善試合を1分け1敗でスタート。今回のインターナショナルマッチウィークでは森保第二次政権での初白星を目指した。 15日にエルサルバドルを豊田スタジアムで迎え撃ったこの試合では開始1分にセットプレーから谷口彰悟が決めたゴールで電光石火の先制点を奪うと、直後には相手DFロナルド・ロドリゲスのミスを突いた上田綺世がPKを獲得するとともに、退場に追い込む。これを上田自ら決めて追加点を奪取。 これで2点のリードに加え、数的優位を手にした日本はここから圧巻のゴールラッシュ。前半に久保、堂安律のゴール、後半は中村敬斗、古橋亨梧と途中出場のアタッカー陣がいずれもゴールをこじ開け、格下相手に6-0の完勝。森保第二次政権での初白星を手にした。 この試合で代表通算2ゴール目を含め1ゴール2アシストの好パフォーマンスを披露し、チームを勝利に導いたレアル・ソシエダMFは、対戦相手のレベルやほぼ90分を通して数的優位でプレーした試合の流れを考慮に入れながらも目に見える結果を残せたことに一定の満足感を示す。 「どんどんではないですが、着実にこういう試合で点を決めることが大事だと思うので、そういったところは満足しています」 「ただ、正直に言うと、伊東純也選手にももっと取れただろと言われたし、前半2~3回取れたシーンがあったのでそこは悔やまれますね」 また、25分に三笘薫のお膳立てから決めた左足の正確なシュートでのゴールシーンにも言及。それ以前にいくつかのシュートシーンをモノにできずにいた状況での難度の高いフィニッシュだったが、自身としては最も簡単なフィニッシュだったようだ。 「基本的に彼(三笘)は単独で勝負できちゃう選手だけど、あそこまで高い位置だと縦よりは中に切り返すかなと思って、それが僕がいい位置にいたら、もしかしたらリターンをくれるかなと。軽い気持ちだけど入って行ってよかったです」 「あれが一番自信があるところなので、オッズどおりかなと(笑)」 「(外した場面は)ふかすかなと思った部分もあったので、あれが一番簡単でした」 さらに、開始直後の谷口へのアシストと、同世代である中村の初ゴールをアシストした場面にも言及。今シーズンにヨーロッパのトップレベルで活躍した実力どおり、いずれも狙いどおりのプレーであったことを明かした。 「(1点目のアシスト場面)旗手選手とどっちが蹴るかという話のときに、ここのところ良いフィーリングでセットプレーを蹴れていたので、『最初に僕に蹴らせてくれますか』って言ったら、旗手選手が『角度的にもここはファーなんじゃない』って言ってくれたので、それでいいボールを上げられたって感じですね」 「(中村へのアシスト)終わった後もめちゃくちゃ『ありがとうタケ』って言ってくれたんでよかったです」 「基本的に中に切り返すときはほぼほぼ全体が見えているので、堂安選手が一人つり出してくれたおかげで、オフサイドではないかなと。目の前のディフェンスよりは(中村が)前にいたけど、たぶんつり出した相手のところでディフェンスもついてきてるかなと思って、あとは落ち着いて彼が決めてくれたのでよかったです」 カタールW杯はやや消化不良に終わったものの、ラ・レアルで充実したシーズンを過ごした久保は、20日にパナソニックスタジアム吹田で行われるペルー代表戦でシーズンを締めくくる。 2023.06.16 00:40 Fri

「最初の3分で試合の展開がほぼ決まった」、完敗のエルサルバドル監督は前半入りを悔やむ

エルサルバドル代表を率いるウーゴ・ペレス監督が、日本代表戦を振り返った。 FIFAランキングで75位に位置するエルサルバドルは、4年ぶりの来日でカタール・ワールドカップでベスト16の日本相手に番狂わせの勝利を目指した。 しかし、15日に豊田スタジアムで行われた試合は開始早々の失点に加え、DFロナルド・ロドリゲスのPK献上&一発退場によって大きくゲームプランが崩れると、以降は防戦一方の戦いを強いられた末に0-6での大敗となった。 同試合後、公式会見に出席したペレス監督は、試合序盤の連続失点と退場が流れに大きな影響を与えたとしながらも、素直に完敗を認めている。 「今日の試合に関してできるコメントはそう多くない。最初の3分でこの試合の展開がほぼ決まった、1分で先制されて、立て続けに2点目、選手が退場。日本は非常に高い能力を持った選手が揃っているチームですので、0-2ビハインドかつ数的不利で試合ができる相手ではありませんでした」 「最終的な今日のこの試合の結果の責任は私にある。選手たちは一生懸命、最後まで戦ったしそれは称賛に値する。ハーフタイムにもそれを伝えた。今日の展開はどの選手のせいでもない。こういうことは常に起こり得る。日本を相手にこういう展開になるとは誰も想像していませんでした。アジアではあと1試合残っているし、その後はゴールドカップの重要な試合も残っています」 また、当初のゲームプランについては、格上の日本に対してもポゼッションを高めた能動的なスタイル、ハイプレスでの戦いを想定していたという。 「この代表チームとこれまで取り組んできた中で大事にしているのはポゼッション率を高めること。今日も本当はハイプレスで戦いたかった。日本をフリーにしないで試合を展開するプランだった。ただ0-2になってしまうと、同じプランを続行できなかった。私たちはロングボールを蹴り出すのではなくハイプレス、そして後ろからビルドアップすることを目指しているチームです。ただ最初の4分で決まってしまいました」 最後に、実際に対峙した日本の攻撃の印象についても言及。やはり数的不利がサイドアタックを封じる上で困難をチームにもたらしたようだ。 「日本代表がサイドにスピードのある選手がいることは分かっていた。サイドからの攻撃を封じたいと思っていた。そうした試合前に準備したものを実行することはほぼ不可能だった。センターバックを失ったから守備の形を変更せざるを得なかった。私たちはボールを持っていないときより、持っているときの方が良く守備ができる。したがって、1名を欠いてそういうサッカーを行うのが難しかった」 「日本の皆さんに祝福の言葉をお送りしたい。素晴らしい形でサッカーの強化に取り組んでいる。日本という国も清潔で、人々も親切に接してくださる。ありがとうございました」 2023.06.16 00:07 Fri

大勝で第二次政権初白星の森保一監督、実力差認めるも「アグレッシブな姿勢が流れを良くした」

日本代表を率いる森保一監督が、エルサルバドル代表戦を振り返った。 今年3月に行われたウルグアイ代表、コロンビア代表との国際親善試合を1分け1敗でスタート。今回のインターナショナルマッチウィークでは森保第二次政権での初白星を目指した。 15日にエルサルバドルを豊田スタジアムで迎え撃ったこの試合では開始1分にセットプレーから谷口彰悟が決めたゴールで電光石火の先制点を奪うと、直後には相手DFロナルド・ロドリゲスのミスを突いた上田綺世がPKを獲得するとともに、退場に追い込む。これを上田自ら決めて追加点を奪取。 これで2点のリードに加え、数的優位を手にした日本はここから圧巻のゴールラッシュ。前半に久保建英、堂安律のゴール、後半は中村敬斗、古橋亨梧と途中出場のアタッカー陣がいずれもゴールをこじ開け、格下相手に6-0の完勝。森保第二次政権での初白星を手にした。 同試合後、公式会見に出席した森保監督は、対戦相手との実力差を認めながら、アグレッシブにゴールへ向かっていこうという姿勢を見せたチームの姿勢に満足感を示した。 「まずはこの試合に向けて選手、スタッフ、全員が3月の代表戦の反省を踏まえてどういう試合に向けての準備をしたらいいかをチームで考えて最善の準備ができたことが良かったと思います」 「試合の結果を見れば大勝で力の差があったり、11対10で当たり前に思われるかもしれませんが、アグレッシブに積極的にゴールに向かっていこうという姿勢が試合の流れを良くしたと思いますので、選手たちの試合に懸ける思いが結果を良くしたと思います」 「3月に勝利できなかったので、サポーターの皆さんと勝利を分かち合えたことは嬉しいですし、スタジアムに来てくださったサポーターの皆さん、メディアを通して応援してくださった皆さんのおかげだと思いますので感謝申し上げたいです。ありがとうございます」 その後の質疑応答では未勝利に終わった3月の2試合の反省や試合の進め方、多士済々のアタッカー陣の起用法などについて言及している。 「まずは試合展開というか、この試合に向けての理想と想像のところで言うと、我々が押し込んだ試合にしたいということで、試合の準備をして、選手たちが良い入りをしてくれました。相手が退場したので評価するのは難しい部分もありますが、球際で勝っていく、ボール保持者もゴールに向かう、オフ・ザ・ボールの選手もそれに絡むという部分では、相手が11人でもできたのではないかと思います」 「10人でより守備的になるところでも我々がこの試合へ準備してきたことが表現できたことは、次につながっていくものかなと思います。相手が10人になったというより、自分たちが練習でやった形が出せたことがポジティブ。今日できたことをさらにできるように、すべての部分でレベルアップしていけるように。これからということで、ペルー戦は間違いなくスピード、強度ともに今日の試合とは違う激しく厳しいハイスピードな試合になると思うので、今日の試合を自信にしつつも、おごることはなくさらに厳しい試合に向かっていきたい」 「(3月からの反省について)反省という部分で言うとボールを保持しながら試合をコントロールして勝利の確率を上げていきたいということで、3月もこの6月も練習をした中で、3月と6月の違いはより縦に速く、ボールを動かすことを多くしようと準備していました。ボールを大切にするマインドは捨てずに、でも縦に。縦に推進力をもって攻めていく部分、コーチ陣が選手たちに働きかけてくれて、選手たちもクリアなイメージでやってくれました」 「前回の3月シリーズでも得点はクロスからだったと思います。優先順位は中央を素早く崩せるならそこを狙っていく優先順位を持ちながら、我々の強みとしてサイドに良い選手がいることを強みとしてサイド攻撃でチャンスを作る、得点を奪うということを選手に表現してもらおうとしています」 「トレーニングでコーチに指導してもらいながら、チームのコンセプトをスタッフで起用して、ニアに入るのか、プラスセカンドも含めてトレーニングで良い形で落とし込んでくれたなと思います。今回は自主トレも含めてトレーニングの回数が取れたのでそういう意味ではコンセプトのサイドからのクロスにどういう質のボールを入れるか、どこに入って行くかをトレーニングでやったことがチームの共通認識になって形に表れたかなと思います」 また、森保監督はこの試合で試した久保と堂安の右のユニット、旗手と三笘の左のユニットを含め、前線の組み合わせの狙いや交代策についても説明。 「基本的なポジションがありながら流動的にローテーションを使いながら戦っていくということはトレーニングでもやっていて、ミーティングでも確認しながらやって、右サイド、ウイング、右サイドハーフ、左もローテーションしながら非常に意思疎通が取れていて、良い形になっていたなと思っています。選手たちが戦術はもちろん大切ですけど、一つのオプションとしてまずはスタートポジションから個の繋がりを良くする。相手を混乱させる、崩していくために次のオプションを使うという優先順位の中で。左サイドは川崎フロンターレで以前プレーしていたと思います(笑)。もちろんすぐに以前のようにとは難しい中で、非常に良いプレーをしてくれたと思います」 「チーム力を上げていく、チームとしての戦いの幅を広げていく部分で今日の布陣を考えて送り出しました。今後我々がいろんな成長をしていく中で、一つの布陣ということで考えて決めました。評価については、二人ともゴールを決めるというふうに、日本の強みは2列目の選手が得点を奪えること。結果を出す部分ではこれまでと違った得点を決められる2列目だと全体的にアピールしてくれている中、今日の試合で代表でも得点を奪ってもらいたいと送り出した中、ゴールという結果を出してくれたことは期待していたことを選手たちが示してくれたと思います」 「チャンスにも数多く絡んでいて、本人たちの攻撃の特徴を出してくれたと思います。3選手とも相手がロングボールを入れてくる展開になった時に攻め残りすることなくプレスバックしてセカンドボールを拾ったり、守から攻へと考えて、献身的にチームとして攻撃の良さを出してくれたと思います」 「(後半の用兵について)形は同じ形で送り出しましたが選手の特徴は違うので、特徴を出そうということで違う形のように映ったのかなと思います。今回の[4-1-4-1]でベースに個々の役割がありながらも特徴を生かすことで戦えたことは、同じ戦いでも個の良さを発揮することは続けていきたいと思います」 「試合展開によってですが、試合の後半の交代については試合前にトライしていたこととだいぶ変えたかなと。経験の浅い選手を投入することを考えていましたが、勝ちにいかないといけないとき、もしかしたら追いかける展開かもしれない。試合の流れも選手たちが頑張ってくれてより経験の浅い選手を投入して、国際舞台という経験を踏まえてより“不明瞭”ということで判断を変えて起用しました」 また、代表初ゴールを挙げた上田に加え、セルティックでの活躍に加え、この試合でも目に見える結果を残した古橋らの活躍で熾烈極まるストライカー陣のポジション争いについては、「ゴールを決められる選手」の起用を優先順位の一番としていると語った。 「FWはやはりFW陣にはやはり点を取ってもらいたい。そういう意味では選手が点を取り続けてポジション争いも激しいものになると思うので、難しい選択になると思う。綺世は初ゴールで、これまでなかなか決められないところがあったが、このゴールで肩の力が抜けることを期待したい。優先順位の一番はゴールを決められる選手がFWでということはしっかり見ながら選手起用に繋げていきたいと思います」 3試合目にして森保第二政権初白星を手にした日本は、20日にパナソニックスタジアム吹田でペルー代表と対戦する。 2023.06.15 23:49 Thu

大量6得点で新生日本が初勝利!谷口彰悟、上田綺世、中村敬斗が代表初ゴール【キリンチャレンジカップ】

サッカー日本代表は15日、豊田スタジアムで開催されたキリンチャレンジカップ2023でエルサルバドル代表と戦い、6-0で勝利を収めた。 新体制後の初勝利を目指す森保一監督は、事前の発言通りに[4-1-4-1]を採用した。GKに大迫敬介、最終ラインは右から菅原由勢、板倉滉、谷口彰悟、"本拠地"での代表デビューとなる森下龍矢と並び、腕章を巻いた守田英正がアンカーに。2列目は右から久保建英、堂安律、旗手怜央、三笘薫と名を連ね、最前線は上田綺世が務めた。 日本ボールでキックオフした数秒後、早くも三笘が仕掛けて左のハイサイドでファウルをもらうと、久保の鋭いクロスに飛び込んだのは谷口。頭で代表初ゴールをマークし、日本が幸先よく先制に成功した。 足が地に着かないエルサルバドルはその2分後に致命的なミス。バックパスを受けたロナルド・ロドリゲスのコントロールが流れると、上田に拾われてボックス内へ。リカバーを試みたロナルド・ロドリゲスだが、上田を背後から倒してしまうと、プレミアリーグでも笛を吹くアンドリュー・マドレイ主審は、迷わずレッドカードを提示した。 日本はこのPKを上田自ら右下隅に沈め、こちらも代表初ゴールを記録した。 たったの4分で2点のリードと数的優位を得た日本は、以降も攻勢を続け、菅原の折り返しに上田。さらに、連動したショートパスでの崩しから久保がクロスと、右サイドから連続して好機を演出する。 守備においては個でカウンターへ転じようとする相手に対し、日本もファウルでの対応が目立ち、クサビのボールも通されがちに。ただ、時間とともに再び日本がボールを保持する展開となると、17分には中へ絞った三笘から開いた旗手へと繋がり、ファーへ流れたクロスに最後は久保。22分には板倉が強烈な中距離砲を放ち、直後にも旗手のミドルをGKがはじいたところを久保が押し込もうとするが、いずれも枠を捉えられない。 攻撃は魅力的に映る一方で、いかんせん中盤でのファウルは減らず、合わせに来たジョシュア・ペレスの左足FKがあわやそのままゴールへというシーンも。これはGK大迫がはじき出したが、直後のCKからも際どいヘディングを許した。 1つヒヤリとしたことで、再び気が締まったか、日本は25分に追加点を奪う。三笘のクロスは通らずも、高い位置でプレスをかけて即時奪還すると、三笘のラストパスに久保。ペナルティアーク左から左足での一撃を沈めた。 前半終了間際には上田がポストプレーを駆使して左へ展開すると、日本が世界に誇るウイングが縦への運びからカットインして右足という三笘たるフィニッシュ。これはGKに弾かれたものの、新たな背番号「10」・堂安が詰め、4点差として前半を終える。 すでに強化試合の体を成さないゲームとなれば、注目するのは個人のできか。後半からは相馬勇紀が右サイドバックに、中村敬斗が左サイドハーフに入った。 引き続いて主導権を握る日本は、51分に上田がネットを揺らすもオフサイドに。直後にはこの日絶妙な位置取りでボールに絡む旗手が、右から中央へ運びながら進行方向と逆のポケットへ意表を突いたスルーパスを上田に通し、会場を沸かせる。 60分には中村敬斗にも代表初ゴールが誕生。日本は中盤で奪い切ってすぐさま縦に付けると、久保のスルーパス受けた代表キャップ2試合目の新星は落ち着いて流し込んだ。 5点目を挙げた日本はその5分後に川辺駿、浅野拓磨、古橋亨梧を投入すると、73分には相馬のクロスからスコットランドで得点王に輝いた古橋がヘディングでゴール。各途中出場選手も結果を残す。 76分には追加招集されたばかりの伊藤敦樹も代表デビューを果たした日本。試合終了間際には相馬の右足が右ポストを叩くなど、FIFAランキング75位のエルサルバドルを全く寄せ付けず、2期目を迎えた森保ジャパンが大勝で初勝利を飾っている。 日本 6-0 エルサルバドル 【日本】 谷口彰悟(前1) 上田綺世(前4) 久保建英(前25) 堂安律(前44) 中村敬斗(後15) 古橋亨梧(後28) 2023.06.15 21:04 Thu
もっと見る>