ミゲル・ファレロ Miguel Falero

ポジション 監督
国籍 ウルグアイ
生年月日 1957年05月05日(67歳)
利き足
身長
体重
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「日本が勝利に値する」日本に敗れたU-24ホンジュラス、指揮官は後半の出来に「必要なものからは程遠い」

U-24ホンジュラス代表のミゲル・ファレロ監督が、U-24日本代表戦を振り返った。 12日、キリンチャレンジカップ2021でU-24日本代表と対戦したホンジュラス。東京オリンピックに向けての調整試合となった中、前半に吉田麻也と堂安律にゴールを許し、2点ビハインドで試合を折り返す。 ハーフタイムに5人の選手交代を行うと、チームのパフォーマンスは改善。ポゼッションを高め、日本陣内に攻め込む時間が増えると、61分にはオウンゴールを誘発し1点差に迫る。 その後も攻め込む時間がある中、堂安律に2点目を決められ勝負あり。3-1で日本に敗れることとなった。 試合を振り返ったミゲル監督は「今日の試合は難しい展開になるということはわかっていた」とコメント。「序盤から苦しい展開となり、最初の45分間は相手の高いインテンシティに押され、自分たちが本来できるはずのボールの扱いができなかった。ゴールを決められたことで体勢を立て直すのが難しかった」と振り返り、前半の出来が良くなかったと語った。 その中でハーフタイムに5選手を変更。その点については「この交代は元々予定していたものだった」と語り、高いレベルの準備ができてこなかったので、多くの選手を起用したかったと語った。 「ここ数カ月間の間、私たちは高いレベルでの試合ができなかった。国内の合宿を行っただけで、この試合も前半のパフォーマンスに表れていたと思う」 「選手たちのリズムを整えること。我々は17日にドイツとの親善試合を控えている。そこに向けてよりインテンシティを高めて行くということ。17日にドイツの試合を経て22日の初戦に臨むことになるが、全員が調子を高めてほしいということで、できるだけの人数を交代させようと思っていたし、出場の機会をほぼ全員の選手に与えられて良かった」 その交代もあり、ハーフタイムを挟んでは日本を押し込む展開に。ハーフタイムの指示については「ハーフタイムで試みたことというのは、前半で良くなかった部分を修正するということだ」とコメント。後半への修正点を伝えたという。 「前半はポゼッションもできず、日本のプレスにも苦しめられて、モビリティが欠けていた。ボールを前に運べていなかったので、結果的に日本の2ゴールに繋がった」 「後半はよりポゼッションを高めて、プレスを回避し、前に出て行くという話をした。結果的に縦に、よりバーティカルなプレーが出て互角の展開となったと思う」 「前半に比べたら良かったが、必要としているパフォーマンスとしては程遠い。今日の前半の45分のパフォーマンスを見ても、日本が勝利に値すると思う」 ホンジュラスは、17日にU-24ドイツ代表と国際親善試合を行い、オリンピック本大会に入っていく。 2021.07.12 22:42 Mon

「危険なチーム」と日本を評価したU-24ホンジュラス代表監督、メキシコ戦の参考になる部分は「ポゼッション、組み立て、90分諦めない姿勢」

U-24ホンジュラス代表のミゲル・ファレロ監督が、12日に行われるU-24日本代表とのキリンチャレンジカップ2021の前日会見に出席した。 東京オリンピックに参加するU-24ホンジュラス代表。同グループのU-24韓国代表を想定して日本との一戦に臨む。 オリンピックには4大会連続5度目の出場となるホンジュラス。ミゲル監督は、試合に向けてオンラインでの記者会見に出席し、日本戦への意気込みを語った。 「明日の試合は良い試合にしたいと思っている。日本とホンジュラスは両チームともにオリンピックに向けて調整しているので、非常に重要な意味を持っている」 「オリンピックを想定したリズムに乗って、グループステージをスタートさせたい」 「予選では互角な戦いが繰り広げられると思っている。明日のような親善試合を調整の一環として生かしていきたいし、良い状態で本大会に臨んでいきたいと思う」 日本の暑さ対策には、どの外国人選手も苦しむがミゲル監督は「今我々は日本の暑さに適用しようとしている」とコメント。「ホンジュラス代表は国内リーグでプレーしている選手が大半で、ホンジュラスの気候は日本に似て、暑く、似たような気温だ」と暑さ対策は問題ないとの見方だ。 しかしながら「今は時差の方が適応するのに難しい部分となっている。ただ、徐々に寝る時間も長くなっていて、十分休息をとってコンディションを上げたい」と、時差対策の方が苦しんでいると明かした。 日本について知っていることに関しては「ここ最近も素晴らしい試合を戦ってきたと思う。それは、大きなリスクを意味していると思う」とコメント。「ダイナミックで、スピードもあり、アグレッシブなプレーをする」と日本のパフォーマンスを評価した。 また、「アルゼンチンやジャマイカとの結果は把握している」と直近の親善試合をチェック済み。「だからこそ危険なチームだと思っている」と日本を警戒した。 特に気にする部分については「攻守において良い戦いをする。中盤より前のエリアでのプレーが際立っている。両サイドでプレーする選手たち、FW陣、トップ下も素晴らしい選手が揃っていると思う」と特に攻撃面で力があると感じているようだ。 オリンピックは、国際サッカー連盟(FIFA)の招集に関する強制力がない大会のため、これまでのクラブ側が招集を拒否するケースが多く、今回はコロナ禍というもあり、隔離の面などを含めてさらに拒否されるケースが増えている。 ホンジュラスについては「特に大きな問題はなかった」と選手招集への障壁はなかったとコメント。「ゴールドカップと日程が重なったことで、3名のオーバーエイジ枠が2名だけになったが、グアダラハラで行われたオリンピック予選でも良い結果を残し、本大会でも結果を残せると思っている」と、オーバーエイジ以外は問題なくベストメンバーだと語った。 また「私が選んだ選手たちの選択が間違っていなかったことを願っている。今ベストな選手を呼べ、これからの試合で証明できると思う」と、メンバー選考には自信をうかがわせた。 日本戦は同居する韓国をイメージしてのものとなるが「明日の試合は我々にとって非常に重要な意味を持ち、17日のドイツとの親善試合も重要だ」とコメント。「オリンピック前に高いレベルの国との国際試合をやる機会がなかったので、非常に大事な試合であり、韓国戦のシミュレーションになると思う」と力のある国と対戦できることが重要だとした また、「同様に日本にとってもホンジュラスはメキシコといくつか共通する部分があるので良いシミュレーションになると思う」と語り、「日本、ドイツとの試合を通じてチームを高めていきたいと思う」とここでもう一段成長したいと語った。 オリンピックという大会についての意義は「オリンピックは他の多くの国々と同じで、ホンジュラスにとって重要だ」と語り、「貧しい小国で、そういったところからも国民の人々はスポーツに期待を膨らませている」と、スポーツへの期待が国として高いと語理、「本大会に全力で戦って、国民の皆さんを喜ばせたいと思う」と意気込みを語った。 また「観客が入るかどうか、セレモニーが行われるかどうかはわからないが、オリンピックがスポーツの祭典であることは変わらず、どの選手も結果を残そうと考えている」と語り、「サッカーの選手も同様にホンジュラスの名前を良い形で皆さんに知ってもらいたいと思っている」と、ホンジュラスの凄さを知らしめる結果を残したいと語った。 自分たちのスタイルについては「ホンジュラスのサッカーの最大の特徴は、攻撃面をしっかりと組み立てていくということ。90分間諦めることなく戦う部分、どんな相手とであっても互角に戦う部分が特徴だと思う」とコメントした。 メキシコとの共通点については「メキシコもホンジュラスもテクニック面で優れた選手が揃っている。メキシコはテクニックに優れた選手が1部クラブでプレーしていて、オーバーエイジも実力がある」とメキシコが一段上であるとコメント。「メキシコは若手とベテランのバランスが取れているので、本大会は活躍すると思う」と、日本の大きなライバルになると感じているようだ。 さらに「攻撃の組み立て、デュエルに強い、テクニックに長けているところがメキシコの優れているところ。どんなチームでも優れたチームの真似をするが、ホンジュラスも取り入れたいと思っている」とメキシコをお手本にしている部分があるとのこと。「メキシコ戦に参考にしてもらうのは、ポゼッション、後方からの組み立て、90分諦めないで戦う姿勢が参考になるのではないかと思う」と、日本へのアドバイスを送った。 2021.07.11 13:40 Sun
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