坂本理保 SAKAMOTO Riho

ポジション DF
国籍 日本
生年月日
利き足
身長
体重
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福井での神奈川勢対決はニッパツに軍配!来季なでしこ1部昇格のヴィアマは昨季インカレ王者を下し4回戦進出【皇后杯】

3日、第45回皇后杯3回戦の6試合が各地で行われた。 福井県の日東シンコースタジアム丸岡サッカー場では、第1試合でニッパツ横浜FCシーガルズvs大和シルフィードの神奈川勢対決が行われた。 今季のなでしこリーグ1部ではニッパツに2敗を喫している大和S(0-4、1-3)。ニッパツが過去最高順位となる5位に入ったのに対し、大和Sは最下位に終わり、1年での2部降格が決定と、対照的なシーズンとなったが、高橋和幸前監督に代わってシーズン途中から指揮を執る沖山雅彦監督は[3-5-2]を採用。この日は互角の勝負を展開する。 43分には左ポケットへ侵入した白井美来のクロスが渋谷巴菜のハンドを誘発し、PKを獲得。これを須恵裕貴子が右隅に沈めて大和Sが試合を動かした。 対してニッパツも引けを取らず、前半のアディショナルタイムに左サイドバックの髙橋惠美理がネットを揺らし、タイスコアに戻して前半を終える。 ニッパツの石田美穂子監督は68分、今季の対大和S戦でいずれも途中出場からゴールを決めている切り札・松本莉緒を投入すると、これが的中。その松本が絡んで蔵田あかりが左ポケットを取り、グラウンダーの折り返しに片山由菜が滑り込みながら押し込んだ。 背番号「9」は2回戦のハットトリック達成に続く大仕事。片山の逆転弾が決勝点となり、ニッパツが4回戦行きのチケットを手にしている。 同会場の第2試合では今季のなでしこ2部を無敗で優勝したヴィアマテラス宮崎と、昨季の女子インカレ女王・東洋大学が顔を合わせた。 前半は東洋大がボールとともに主導権も握り、持ち味のポゼッションサッカーを展開。右ワイドの稲山美優を中心に攻勢をかけた。 ただ、ヴィアマも守備ラインを下げつつ我慢の時間を耐え切り、修正を施して後半に臨むと、武器であるウイングの突破力が復活。押されていた左サイドが永野桃子ともども活性化し、FKをもぎ取ると、ここから先制点を奪取。69分、嘉数飛鳥のキックを坂本理保が折り返し、齊藤夕眞が押し込んだ。 なでしこ2部得点王の皇后杯3試合連続得点で試合を動かしたヴィアマは、この1点を守り切ってウノゼロ勝ち。皇后杯のチーム最高成績をさらに更新する4回戦進出を決めた。 また、こちらもなでしこ1部の神奈川勢、日体大SMG横浜は、帝京平成大学に2-1で勝利。東京勢対決となったスフィーダ世田谷FCvs日テレ・東京ヴェルディメニーナは、長﨑茜のゴールでS世田谷がメニーナを退けている。 そのほかの結果は以下の通り。4回戦は10日に各地で行われる。 ◆皇后杯3回戦 ▽12月3日 ヴィアマテラス宮崎(九州/宮崎) 1-0 東洋大学(関東/群馬) ASハリマアルビオン(なでしこ1部/兵庫) 3-0 スペランツァ大阪(なでしこ1部/大阪) 伊賀FCくノ一三重(なでしこ1部/三重) 2-0 福岡J・アンクラス(九州/福岡) 日体大SMG横浜(なでしこ1部/神奈川) 2-1 帝京平成大学(関東/千葉) スフィーダ世田谷FC(なでしこ1部/東京) 1-0 日テレ・東京ヴェルディメニーナ(関東/東京) ニッパツ横浜FCシーガルズ(なでしこ1部/神奈川) 2-1 大和シルフィード(なでしこ1部/神奈川) ▽12月2日 大阪体育大学(関西/大阪) 0-2 愛媛FCレディース(なでしこ1部/愛媛) オルカ鴨川FC(なでしこ1部/千葉) 2-3 藤枝順心高校(東海/静岡) ◆4回戦組み合わせ ▽12月10日 藤枝順心高校 vs 愛媛FCレディース ヴィアマテラス宮崎 vs ASハリマアルビオン 伊賀FCくノ一三重 vs 日体大SMG横浜 スフィーダ世田谷FC vs ニッパツ横浜FCシーガルズ 2023.12.03 20:40 Sun

皇后杯初戦突破で無敗継続のヴィアマ、次の名古屋戦へ「昨年よりもチャレンジできる」 元Jリーガー監督対決にも注目

ヴィアマテラス宮崎の柳田和洋コーチが、初戦を振り返り、次戦への意気込みを述べた。 18日、第45回皇后杯1回戦の2試合が栃木県グリーンスタジアムで行われ、九州地区第3代表のヴィアマは中国地区第4代表のディアヴォロッソ広島と顔を合わせた。 ヴィアマは今季のなでしこリーグ2部を14勝4分の無敗で優勝。来季の1部昇格を決めている。DR広島も同じくなでしこ2部に属し、今季は9位。リーグでの対戦では、5-0、12-0といずれもヴィアマが大勝していた。 この日もヴィアマが[3-4-3]の両翼を生かして主導権を握ると、なでしこ2部得点王の齊藤夕眞が6分に先制点を奪う。68分には元なでしこジャパンの坂本理保が入れたクロスを永野桃子が頭で沈めてリードを広げると、75分、82分には齊藤が続けざまのゴールを挙げてハットトリックを達成。4-0で勝利を収めた。 この日はヴィアマの理事兼ゼネラルマネージャー(GM)を務める柳田氏が、水永翔馬監督に代わってコーチとして指揮を執った。「難しい戦いになると思っていたが、なんとかこじ開けることができた」と試合を振り返った。 「リーグ戦で2度戦っている相手なので、情報がどちらもつうつうの中、難しい戦いになるとは思っていました。向こうも3度目はということで分析されたことと、自分たちの動きが重かったこともあり、なかなか簡単には剥がせませんでしたが、なんとかこじ開けることができました」 前半からハーフコートゲームを展開し、セットプレーからのフィニッシュを含めてシュート数でも39対2と圧倒したが、「精度やちょっとしたミスなど、修正課題も出たと思います」と修正点も口にする。 2回戦の相手は、なでしこ1部を2位で終えた朝日インテック・ラブリッジ名古屋。得点王の神谷千菜らを擁し、かつて名古屋グランパスエイト(現:名古屋グランパス)などでプレーした森山泰行監督が指揮を執る。ヴィアマにとっては来季へ向けた試金石となる相手だ。 「昨年の2回戦でも、なでしこ1部で優勝した(スフィーダ)世田谷さんと対戦しましたが、1-3で敗れました。やはり年間を通しての試合強度の差がすごく出たと思っています」 「(我々は)昨年九州リーグ、なでしこリーグ入れ替え戦を戦って、少し強度の高い試合が入れ替え戦でできました。今年は無敗とはいうものの、ロースコアも多かったですし、簡単に突破できたわけでもありません。なでしこ2部の、さらに強度が高いゲームをリーグ戦で経験したうえでの名古屋さんとの対戦なので、昨年よりもチャレンジできるのはないかと思っています」 なお、水永翔馬監督の不在についてはA級指導者ライセンス受講によるものとのこと。取得はマストで、皇后杯の組み合わせ決定以前に決まっていたため、タイミングとしてはここしかなかったという。 しかも、ちょうど18日までだったらしく、「『1回戦には入らんやろう』と話をしつつくじを引いたら、たまたま土曜日試合になってしまいました」と、各地域代表24チーム中4チームのみが入る、1回戦土曜日のカードを引いたことを豪快に笑い飛ばした。 2回戦のヴィアマvs名古屋は26日に上野運動公園競技場で行われる。元Jリーガー監督同士の対戦、得点王同士の争いなどに注目が集まる。 2023.11.20 18:30 Mon
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