坂井達弥 Tatsuya SAKAI

ポジション DF
国籍 日本
生年月日 1990年11月19日(33歳)
利き足
身長 183cm
体重 77kg
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2015年アジアカップの苦い思い出を払拭できるか? 敵地・豪州未勝利のジンクスを覆したい日本代表

日本代表の7大会連続ワールドカップ(W杯)出場が決まるか否かの最終予選大一番・オーストラリア(豪州)戦がいよいよ明日24日に迫ってきた。 決戦前日朝のシドニーは曇り空。気温23度というまずまず快適な気象条件だ。が、ここから下り坂で試合当日は雨模様。時折、強く降る可能性もあるようで、場合によっては日本が苦杯を喫した昨年9月の最終予選・オマーン戦(吹田)のような豪雨に見舞われるかもしれない。 「芝の長さとも関連しますし、ピッチの圧迫感も変わってきますけど、少しボールが延びることが多くて、失うリスクも高くなる。スピードを上げすぎるとリスクが増える印象がありますし、エリアでのプレーを考えないと危ないと思っています」と左サイドの切り札として期待される三笘薫(サン=ジロワーズ)も警戒していたが、最悪引き分け以上でOKの日本は普段以上に慎重な試合運びをする必要がありそうだ。 会場のスタジアム・オーストラリアは2015年1月のアジアカップ準々決勝・UAE戦でPK負けした因縁の地。当時はハビエル・アギーレ監督率いる新体制で、日本代表が2014年ブラジルW杯惨敗から再起しようとしていた時だった。 当初は皆川佑介(仙台)や坂井達弥(ネイビーFC/タイ2部)らをサプライズ選出するなどチャレンジングな抜擢を見せていたが、タイトルが求められた同大会では、遠藤保仁(磐田)、本田圭佑、岡崎慎司(カルタヘナ)、香川真司(シント=トロイデン)ら主力を固定。その弊害がUAEとの大一番に出てしまった。 日本はチーム全体の集中力と運動量がダウン。開始早々にアリ・マブフートに先制され、後半に柴崎岳(レガネス)の起死回生の同点弾で追いついたが、延長戦でも決着がつかず、PK戦で本田と香川が揃って失敗。8強敗退という予期せぬシナリオが現実になった。直後に八百長疑惑の渦中にいたアギーレが解任されるというショッキングな結末になり、日本サッカー界全体が揺れ動いた。 生き証人である長友佑都(FC東京)はこの悔しさを忘れたことはないという。 「鮮明に覚えていますよね。試合もそうだし、スタジアムの雰囲気も含め、悔しい思いが沸々と湧き上がるというか。忘れかけていた部分もあったけど、改めてこの場所に来ると、伝わってくるんですよね、この土地から。そういったものを感じているので、あの時の悔しさを晴らすのはこの場所でしかないと僕自身は思っているので、晴らしたいですね」 シドニー入りした20日、彼はしみじみとこう語った。長友にとってこの敗戦が苦い記憶になっているのにはわけがある。当時の彼はブラジルW杯惨敗のショックを断ち切れず、自分自身がどういう方向に進むべきか混乱していたからだ。 それを象徴したのが、UAE戦の前日会見。筆者が「ブラジルで敗れていろんなことを考えたと思うが、何が足りないと感じたか、それを踏まえてこの大会から何をトライして行くか」と質問したところ、長友は30秒以上沈黙し、考え込んでしまった。隣にいたアギーレ監督が見かねて「私が答えましょう」と助け舟を出したが、「言葉を発するためのエネルギーがかなり必要なんで…」と後から長友は偽らざる胸の内を吐露した。 当時の揺れ動く胸中というのは、川島永嗣(ストラスブール)や吉田麻也(サンプドリア)も共有していたはず。しかもシドニーの地で敗れたのだから、7年前の悪夢を払拭し、力強くカタールの大舞台にリスタートしたいという気持ちは強いはず。そのためにも今回の豪州戦はスッキリと勝ち切る必要がある。 加えて言うと、豪州のアウェー戦で日本は勝利したことがない。2009年6月の2010年南アフリカW杯アジア最終予選ラストマッチ(メルボルン)は田中マルクス闘莉王の先制弾で幸先のいい出足を見せながら、後半に日本キラー・ケイヒルの2発で逆転負け。2012年6月のブラジルW杯最終予選は栗原勇蔵(横浜FMクラブシップ・キャプテン)が先制しながら、ウィルクシャーの同点PKを浴び、1-1のドローとなった。 さらに、2016年10月の2018年ロシアW杯最終予選も原口元気(ウニオン・ベルリン)の一撃でリードしたが、ジェディナクにゴールを決められ、またも1-1のドロー。どうも日本は南半球の大国でのゲームを苦手としている様子だ。 このジンクスも払拭できれば、明るい未来が開けてくる可能性も少なくない。今回の日本は大迫勇也(神戸)や酒井宏樹(浦和)が不在な分、自ずから20代の若いメンバーで戦わざるを得ない。上田綺世(鹿島)や三笘、田中碧(デュッセルドルフ)といった東京五輪世代は豪州にそこまで苦手意識を持っていないだろう。 強気の姿勢で持てる力の全てを発揮できれば、日本の方が総合力は上。それは間違いないのだから、自信を持って堂々と試合を運び、けが人続出の豪州を倒してほしい。新たな歴史を作ると同時に、カタールW杯切符をしっかりとつかみ取ることが重要だ。 <hr>【文・元川悦子】<br/><div id="cws_ad">長野県松本市生まれ。千葉大学卒業後、夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターとなる。Jリーグ、日本代表、海外まで幅広くフォローし、日本代表は特に精力的な取材を行い、アウェイでもほぼ毎試合足を運んでいる。積極的な選手とのコミュニケーションを活かして、選手の生の声を伝える。</div> 2022.03.23 17:30 Wed

山形退団のDF坂井達弥がタイへ 「遊びに来られる際には是非!」

モンテディオ山形は1日、元日本代表DF坂井達弥(29)のサムットプラカーン・シティ(タイ)加入を発表した。 2012年にサガン鳥栖でプロキャリアをスタートさせた坂井は、2014年9月にハビエル・アギーレ氏(現レガネス監督)の下、日本代表デビュー。その後、松本山雅FC、鳥栖、V・ファーレン長崎、大分トリニータを渡り歩き、2018年に山形入りした。しかし、昨シーズンは明治安田生命J2リーグ2試合、天皇杯1試合の出場に終わり、シーズン終了後の退団が決まった。 新シーズンから石井正忠監督のサムットプラカーン・シティでプレーする坂井は、山形の公式サイトで以下のようにコメントしている。 「今年からタイのSamut Prakan City Football Clubでプレーすることになりました! 山形ではとてもいい環境の中、2年間プレーさせて頂きましたが、結果がついて来ず苦しんだり、1位になって追われる立場の難しさを知ることが出来たり、プレーオフ圏内に入れることが出来たりと、とても充実した2シーズンだったと思います」 「応援して下さったサポーターの方々、とても暖かく迎えて頂きありがとうございました。タイに遊びに来られる際には、是非Samut Prakan City Football Clubの試合を観に来てください。これからも応援よろしくお願いします!」 2020.02.01 15:55 Sat

【Jリーグ移籍情報/12月11日】天皇杯を残す鹿島が大岩剛監督の退任を発表... 仙台はシマオ・マテと長沢駿の契約を更新!

Jリーグ移籍情報まとめ。12月11日付けのJリーグ各クラブにおける移籍動向を一挙にお届け。 【J1】 ◆ベガルタ仙台 《契約更新》 DFシマオ・マテ(31) FW長沢駿(31) ◆鹿島アントラーズ 《退任》 大岩剛監督(47) ◆横浜F・マリノス 《契約満了》 MF堀研太(20) FW町野修斗(20) ◆松本山雅FC 《契約満了》 FW高崎寛之(33) ◆清水エスパルス 《引退》 MF増田誓志(34) 【J2】 ◆モンテディオ山形 《退任》 木山隆之監督(47) 《契約満了》 DF坂井達弥(29) ◆ツエーゲン金沢 《契約更新》 DF廣井友信(34) DF作田裕次(32) ◆FC岐阜 《就任》 ゼムノビッチ・ズドラブコ氏(65) ◆ファジアーノ岡山 《契約更新》 FW福元友哉(20) 【J3】 ◆ブラウブリッツ秋田 《契約満了》 FW田中智大(28) 《期限付き満了》 MF堀研太(20)→横浜F・マリノス ◆ザスパクサツ群馬 《退任》 布啓一郎監督(58) 《引退》 DF久木田紳吾(31) ◆SC相模原 《契約満了》 DF阿部巧(28) MF伊藤大介(32) MF末吉隼也(32) MF平石直人(27) ◆AC長野パルセイロ 《完全移籍》 DF松原優吉(31)→カターレ富山 ◆カターレ富山 《完全移籍》 DF松原優吉(31)←AC長野パルセイロ 《期限付き満了》 FW田中智大(28)→ブラウブリッツ秋田 ◆ギラヴァンツ北九州 《契約満了》 DF打越大樹(23) MF井上翔太(30) MF紀藤隆翔(21) 《期限付き満了》 FW町野修斗(20)→横浜F・マリノス ◆ロアッソ熊本 《契約満了》 GK畑実(30) MF村上巧(30) MF中山雄登(28) MF八久保颯(26) FW三島康平(32) FW佐野翼(25) 2019.12.12 06:30 Thu

山形、元日本代表DF坂井達弥の契約満了を発表

モンテディオ山形は、元日本代表DF坂井達弥(29)の契約満了を発表した。 2012年にサガン鳥栖でプロキャリアをスタートさせた坂井は、2014年9月にハビエル・アギーレ監督の下、日本代表デビュー。その後、松本山雅FCへの期限付き移籍を経験し、鳥栖へ復帰するもリーグ戦での出場機会はなし。V・ファーレン長崎や大分トリニータを経て、2018年に山形入りした。 山形では1年目の2018シーズンはJ2で5試合に出場。今シーズンは明治安田生命J2リーグ2試合、天皇杯1試合の出場となっていた。 2019.12.11 15:40 Wed

J2首位の山形、DF坂井達弥がヒザのケガで全治6~8週間

モンテディオ山形は16日、DF坂井達弥が左ヒザ内側側副じん帯損傷で全治6~8週間と診断されたことを発表した。 山形の発表によると、坂井はトレーニング中に負傷。その後、チームドクターによる検査を受けた結果、前述の診断が下された。 昨シーズン、サガン鳥栖との契約満了に伴い、トライアウトを経て山形に加入した坂井は、昨シーズンの明治安田生命J2リーグで5試合に出場。今シーズンは第4節の大宮アルディージャ戦、第5節のFC琉球戦で共に先発出場を果たしたが、ここまでのプレーはその2試合のみとなっていた。 2019.05.16 19:58 Thu

山形がMF中村駿ら6選手と契約更新

▽モンテディオ山形は16日、MF中村駿(24)、DF松本怜大(28)、GK櫛引政敏(25)、DF古部健太(33)、DF坂井達弥(28)、DF田村友(26)と契約更新したことを発表した。 ▽2017年にザスパクサツ群馬から加入した中村は今季は明治安田生命J2リーグで38試合に出場し2得点を記録。天皇杯では5試合に出場した。 ▽松本は北海道コンサドーレ札幌とFC町田ゼルビアを経て、2018シーズンから山形でプレー。今季はリーグ戦25試合で1得点をマークした。 ▽各世代の日本代表経験を持つ櫛引は2011年にデビューした清水エスパルスから山形に加入。1年目の今シーズンはリーグ戦24試合に出場した。 ▽横浜F・マリノスでのデビュー以降、ツエーゲン金沢やV・ファーレン長崎、アビスパ福岡を渡り歩いた古部も今季加入。33歳のベテランはリーグ戦8試合、天皇杯3試合の出場に留まった。 ▽日本代表出場経験がある坂井はサガン鳥栖在籍中に松本山雅FC、V・ファーレン長崎、大分トリニータへのレンタル移籍を経て2018シーズンから山形に完全移籍。リーグ戦での出場は5試合だったが、天皇杯では3試合の出場で2ゴールを記録した。 ▽同じく今季加入の田村は2015年のアビスパ福岡でのデビュー後、2017シーズンは浦和レッズにレンタル。今季は福岡に復帰するも、活躍の場を求めて7月に山形に移籍。リーグ3試合に出場した。 2018.12.16 20:39 Sun

山形加入DF坂井達弥、元日に入籍を発表!

▽モンテディオ山形は1日、元日本代表DF坂井達弥(27)の入籍を発表した。 ▽アビスパ福岡の育成機関で育った坂井は、鹿屋体育大学、サガン鳥栖、松本山雅FC、V・ファーレン長崎を経て、2017シーズンから期限付き移籍で大分トリニータに加わると、明治安田生命J2リーグ4試合に出場した。しかし、シーズン終了後には鳥栖が契約満了を発表。その後、来シーズンから山形に活躍の場を移すことが決まっている。 ▽元日に入籍を発表した坂井は、自身のツイッター(@1911Ta)を通じて、次のようにコメントしている。 「あけましておめでとうございます! 私ごとではありますが、この度結婚することになりました! 今年は身を固めて完全移籍で山形にいくので、J1昇格に向けてより一層努力していきたいと思います!」 2018.01.01 10:35 Mon

鳥栖、DF坂井達弥との契約期間満了を発表

▽サガン鳥栖は6日、DF坂井達弥(27)と契約満了に伴い2018シーズンの契約を結ばないことを発表した。 ▽アビスパ福岡の下部組織出身の坂井は、鹿児島県の鹿屋体育大学を卒業後鳥栖へ加入。松本山雅FCやV・ファーレン長崎への期限付き移籍した後、今シーズンは大分トリニータにレンタルしていた。今季の明治安田生命J2リーグでは4試合出場に留まった。 ▽鳥栖退団が発表された酒井はクラブ公式サイトでそれぞれ以下のようにコメントしている。 「今シーズン限りでサガン鳥栖との契約が満了になりました。サガン鳥栖は僕をプロサッカー選手にしてくれたチームです。プロの厳しさ、そしてチームで一丸となって闘い勝てたときの達成感、色々なことを学ばせて貰いました」 「これからはそういう環境を作り出せるような選手になっていけるように努力していこうと思います。サガン鳥栖の選手、スタッフ、フロント、スポンサーの皆様、サポーターの皆様、支えていただきありがとうございました」 2017.12.06 18:18 Wed
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