町野修斗
Shuto MACHINO
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ポジション | FW |
国籍 |
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生年月日 | 1999年09月30日(25歳) |
利き足 | |
身長 | 185cm |
体重 | 77kg |
ニュース | 人気記事 | クラブ | 代表 |
町野修斗のニュース一覧
町野修斗の人気記事ランキング
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なぜ18歳・佐藤龍之介はファジアーノ岡山でブレイクできたのか? E-1選手権で“内田篤人超え”が期待される若き才能の適応力とブレないメンタリティ
突出した適応力だ。今シーズンにFC東京からファジアーノ岡山に育成型期限付き移籍で加入した佐藤龍之介は、新たな環境に素早く順応し、自身の力を遺憾なく発揮している。 久保建英と同じ16歳でFC東京とプロ契約を結んだMFは、高卒1年目となるシーズンに武者修行を決断。約18年を過ごした東京を飛び出し、約660km離れた岡山に移り住んだ。 未到の地で単身生活をしながら、プロサッカー選手として結果を出すことを目指す。私生活をはじめ不慣れなことも多く、決して簡単ではない。さらに、主に起用されるのは、サッカーキャリアで「初めて」のウイングバックである。まさに、初めて尽くしだ。しかし、ピッチ上では圧倒的なパフォーマンスを発揮している。 第23節終了時点では、17試合に出場してチーム最多の4ゴールを記録。第19節・湘南ベルマーレ戦では、先制点を奪うだけでなく、両チームトップの走行距離12.1kmとスプリント18回を叩き出した。右WBで攻守にハードワークしながら、74分からはシャドーに移り、タイムアップまでプレー。試合後に木山隆之監督は「1番ゴールを取る可能性がある人をピッチに残すのは、勝つのであれば当然かなと思います」とフル出場の意図を明かしており、その信頼は絶大だ。 地元の西東京市と岡山の雰囲気が「似ていた」ことも佐藤の背中を押したが、適応を可能にしている大きな要素は、素直さと向上心のように思う。 開幕前のキャンプ時にWBで起用された時は、「(WBは)オプションになればいいかな。メインはシャドーになると思う」と受け止めていた。だが、監督からのオーダーに応えながら、パスやドリブルで密集地を打開したりラストパスでチャンスを作ったりといった自分の良さを発揮することを両立させ、“WB・佐藤龍之介”は、完全に板についた。その結果、「18歳の今は自分のポジションを『ここだ』と決める段階でもないと思う。『トップ下やシャドーをやれていない』というネガティブな考えは、本当にゼロなんです。『WBで使ってみたい』と思わせるような特徴を自分は少なからず持っていると思うので、実際に使ってくれている今はその証明にもなっています」と、岡山で発見した自身の新たな可能性と向き合い、意識を変化させている。 第21節・横浜Fマリノス戦では初めて左WBで先発した。負傷によるイレギュラーな起用だったが、「練習で『左、やれるか?』と言われて、『うん、行けます』と言ってやりました」と、逆サイドでプレーすることによって発生する身体の向きやボールの置き所の変化も物ともせず。第22節・鹿島アントラーズ戦では鋭いカットインで左サイドを切り裂き、逆転ゴールを呼び込んだ。 “置かれた場所で咲きなさい”を体現している18歳の姿を、木山監督は「輝いている」と表現し、「『自分は絶対に上に行くんだ』って疑わないメンタリティを持っている。『とにかく上に行きたい』という意欲が、輝いている。ある意味、与えられた才能というか。誰かに教えられるものではないと思う。自分を疑っていないところが素晴らしい」と称賛する。 環境やチーム戦術、監督からのリクエストは、自分がコントロールできない部分だ。時には自分のイメージと違うこともある。それでも、全てのことを素直に受け止め、受け入れ、自分の成長を促す肥料に変えていく。 「将来的には世界のトップリーグでプレーしたり、日本代表としてワールドカップに出て活躍したりすることが目標です」。そう宣言する佐藤は、7月3日に発表される東アジアE-1選手権のメンバーに選出されれば、2008年大会での内田篤人の20歳という同大会の日本代表における最年少記録を更新することになる。 E-1選手権は、過去に柿谷曜一朗や森重真人、相馬勇紀や町野修斗らが1年後のW杯のメンバー入りを勝ち取っており、言わばサバイバルの場だ。チームとして戦いながらも、個人として強みを発揮するなどのアピールが是が非でも必要になる。もしかしたらチームメイトは仲間よりもライバルという側面の方が強いかもしれない。しかし、きっと佐藤なら特有のチーム状況下でも、自分の力を最大限に発揮できるのではないか。そう期待したくなる適応力を、岡山で十二分に見せている。 取材・文 難波拓未 2025.07.02 18:00 Wed2
北九州、横浜FMから町野修斗を完全移籍で獲得! 生駒仁と椿直起の期限付き移籍延長も発表
ギラヴァンツ北九州は6日、FW町野修斗(20)が横浜F・マリノスから完全移籍加入したことを発表した。 履正社高校卒業後に横浜FMに加入した町野は、2019シーズンは北九州に期限付き移籍。明治安田生命J3リーグ第11節のY.S.C.C.横浜戦でプロ初ゴールを決めると、その後もゴールを重ね、30試合の出場で8ゴールを記録しチーム内得点王となった。 完全移籍に切り替えた町野は、両クラブの公式サイトでコメントを残している。 ◆ギラヴァンツ北九州 「明けましておめでとうございます。この度、完全移籍で今年もギラヴァンツ北九州でプレーさせてもらいます!最高のスタジアム、最高のファン・サポーターの皆様と共にJ2の舞台で闘うことができ幸せです」 「今年は二桁ゴールを目標に北九州のために全力で闘います!よろしくお願いします!」 ◆横浜F・マリノス 「明けましておめでとうございます!この度、ギラヴァンツ北九州に完全移籍することを決めました。去年、ギラヴァンツ北九州の試合にも関わらず応援に来てくださるマリノスサポーターの皆様をみて改めて素晴らしいチームに身をおかせてもらっていたことに気づかされました。本当にありがとうございました」 また、北九州は同日に横浜FMから期限付き移籍しているDF生駒仁(20)と、育成型期限付き移籍中のMF椿直起(19)の移籍期間延長も発表している。 2018年に横浜FMに加入した生駒は、2019年はリーグ戦3試合に出場。一方、同クラブの下部組織出身の椿は2019年から正式にトップチームに昇格し、8月に北九州へ武者修行。リーグ戦7試合、カップ戦2試合に出場した。 2020.01.06 15:10 Mon3
【J1開幕直前ガイド|湘南ベルマーレ】屈辱の最下位からの巻き返し、カギは早急な基礎固め
2021シーズンの明治安田生命J1リーグは2月26日に開幕。昨シーズンは降格がなくなったため、今シーズンは史上初となる20チームでのJ1リーグとなる。 昨シーズンに引き続きコロナ禍でのリーグ戦開催となる中、各クラブが積極的な補強や、チームの改革を行っている。 そこで、開幕を前に超ワールドサッカー編集部が、チームのノルマや補強達成度、イチオシ新戦力、そしてJリーグの開幕キャチコピーとして発表された「#2021のヒーローになれ」にあやかり、今シーズンのヒーローになるべき選手をピックアップした。 第3弾は、昨シーズンの明治安田J1で最下位に終わった湘南ベルマーレを紹介する。 <div id="cws_ad">◆基本布陣(予想)[3-1-4-2]</div><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/jl2021bellmare_1_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©CWS Brains,LTD.<hr></div> ◆補強動向《D》※最低E~最高S 【IN】 GK立川小太郎(24)←AC長野パルセイロ/完全移籍 GK谷晃生(20)←ガンバ大阪/期限付き移籍延長 DF山本脩斗(35)←鹿島アントラーズ/完全移籍 MF中村駿(26)←モンテディオ山形/完全移籍 MF高橋諒(27)←松本山雅FC/完全移籍 MF名古新太郎(24)←鹿島アントラーズ/期限付き移籍 MF田中聡(18)←湘南ベルマーレユース/昇格 MF横川旦陽(18)←湘南ベルマーレユース/昇格 MF平岡大陽(18)←履正社高校/新加入 MF平松昇(22)←立正大学/新加入 FWウェリントン(33)←ボタフォゴSP(ブラジル)/完全移籍 FW池田昌生(21)←福島ユナイテッドFC/完全移籍 FW町野修斗(21)←ギラヴァンツ北九州/完全移籍 FWウェリントン・ジュニオール(27)←ポルティモネンセ(ポルトガル)/期限付き移籍 【OUT】 GK後藤雅明(26)→ツエーゲン金沢/完全移籍 GKキム・ミンジュン(21)→慶南FC(韓国)/完全移籍 GK真田幸太(21)→おこしやす京都AC/期限付き移籍 GK秋元陽太(33)→愛媛FC/期限付き移籍 DF坂圭祐(25)→大分トリニータ/完全移籍 DF馬渡和彰(29)→川崎フロンターレ/期限付き移籍終了 DF福島隼斗(20)→福島ユナイテッドFC/期限付き移籍延長 MF鈴木冬一(20)→ローザンヌ・スポルト(スイス)/完全移籍 MF松田天馬(25)→京都サンガF.C./完全移籍 MF金子大毅(22)→浦和レッズ/完全移籍 MF中川寛斗(26)→京都サンガF.C./完全移籍 MF澤田恒(29)→シュタインバッハ(ドイツ)/完全移籍 MF齊藤未月(22)→ルビン・カザン(ロシア)/期限付き移籍 MF横川旦陽(18)→ガイナーレ鳥取/期限付き移籍 MF新井光(21)→ガイナーレ鳥取/期限付き移籍延長 FW指宿洋史(29)→清水エスパルス/完全移籍 FW岩崎悠人(22)→コンサドーレ札幌/期限付き移籍終了 FW鈴木国友(25)→松本山雅FC/完全移籍 FW和田響稀(21)→ラインメール青森/期限付き移籍→完全移籍 FWトカチ(20)→福島ユナイテッドFC/期限付き移籍→完全移籍 もはやシーズンオフの恒例とも言える大幅な戦力入れ替え。今オフも非常に多くの選手たちがチームを去り、新たな選手が加わることとなった。 何と言っても、チームの軸としてプレーしてきたMF齊藤未月(→ルビン・カザン)、そして負傷するまでは左ウイングバックとしてプレーしたMF鈴木冬一(→ローザンヌ)の海外挑戦は大きな戦力ダウンとなるだろう。さらに、中盤の守備を支えていたMF金子大毅が浦和レッズに移籍した他、前線のターゲットマンだったFW指宿洋史が清水エスパルスへ、一昨年の守備の要だったDF坂圭祐が大分トリニータへと完全移籍。さらに、攻撃の核となっていたMF松田天馬、MF中川寛斗が元指揮官の曺貴裁監督率いる京都サンガF.C.へと移籍した。 昨シーズンのチームで主軸を担った選手の移籍は、チーム力だけでなく、チーム作りという点でも大きなマイナスとなる。その中で、今オフは経験値のある選手たちを補強。厳しいシーズンを乗り切るための陣容を揃えた。 まずは、昨シーズン期限付き移籍ながら守護神として活躍したGK谷晃生の期限付き移籍延長が決定。非常に大きな補強と言える。さらに、かつて所属し、アビスパ福岡やヴィッセル神戸でもプレーしたFWウェリントンが復帰。一定の得点力が計算できることは非常に大きな補強となる。 その他にも、鹿島アントラーズで長年左サイドバックを務めていたDF山本脩斗に加え、MF名古新太郎も期限付きで獲得。また、過去に湘南でプレーしたMF高橋諒も松本山雅FCから獲得した。 また、J2のギラヴァンツ北九州で結果を残したFW町野修斗、J3の福島ユナイテッドFCで結果を残したFW池田昌生と若手ストライカーも獲得。多くの新戦力でどうチームを作るのかが注目だ。 ◆目標:J1残留 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/jl2021bellmare_2_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©J.LEAGUE<hr></div> 今シーズンのJ2降格チームは4つ。ここ2年の結果を見る限り、今シーズンより厳しさが増す残留争いを繰り広げることになってしまう可能性が高い。 特に、1試合ごとの結果が非常に大きな要素を占める今シーズンにおいて、新たな選手を多く迎えたチームは、その土台作りに苦労する傾向があり、着実に勝ち点を重ねていくことに失敗すると、過酷な残留争いに巻き込まれるだろう。 主軸が抜けたことが大きな影響がある一方で、就任3シーズン目を迎える浮嶋敏監督がチームに植え付けてき戦い方は、一定の成果を見せていた。そのチームを維持できなかったことが悔やまれるが、どこまで早い段階で新戦力をチームに組み込めるか。監督の手腕が、今シーズンの結果を大きく左右することになりそうだ。 昨シーズンの結果だけを見れば19敗と半分以上の試合で負けたことになるが、そのほとんどが1点差ゲーム。無失点や1失点の試合も非常に多く、順位こそ最下位だったが、これまでの湘南とは違う姿を見せていたことは間違いない。 その立役者の1人である守護神の谷を残せたことは大きなプラス材料。浮嶋監督の戦い方を知る選手もいる中で、最後の課題はやはり得点力だ。 復帰したFWウェリントン、北九州で結果を出した町野らがどこまで数字を残せるのか。ベテランのFW石原直樹や不発に終わったFWタリクなど駒は揃っているだけに、目に見える数字を残すことで残留争いに巻き込まれない可能性も大いにあると言える。 ◆超WS編集部イチオシ新戦力 DF山本脩斗(35) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/jl2021bellmare_3_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©J.LEAGUE<hr></div> 編集部がイチオシしたい新戦力は、“常勝軍団”鹿島アントラーズから補強した山本脩斗だ。 35歳とベテランを補強することとなった湘南だが、山本は湘南に足りないものを持っている。それが勝者のメンタリティだ。 これまでジュビロ磐田(2008〜2013)、鹿島(2014〜2020)と所属してきた山本は、J1、リーグカップ、天皇杯、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)とすべてのタイトルを獲得。鹿島の左サイドバックとしてレギュラーを張っていた。 近年は出場機会が減少していたが、それでも急遽出番が回ってきた試合でも堅実なプレーを見せており、衰えは知らない。 さらに、180cmの高さも魅力。湘南の守備ラインは高さ不足が懸念されていたが、3バックの左に入るであろう山本のおかげで安定感は増すことになるだろう。 下位からの脱却を目指すチームにおいては、そのメンタリティが最も欲しかったところ。同僚だったMF名古新太郎もおり、鹿島のメンタルを持ち込むことに期待したい。 ◆2021年期待のヒーロー FW町野修斗(21) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/jl2021bellmare_4_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©J.LEAGUE<hr></div> 今シーズン期待するヒーローは、北九州から加入した町野修斗だ。 横浜F・マリノスに1年在籍していたが出番がなく、今シーズンが初のJ1挑戦となる町野。北九州では、J2とJ3で主力としてプレー。62試合で15得点を記録した。 町野はゴールだけでなく、チャンスメイクでも大きな働きを見せ、2020シーズンはFWディサロ燦シルヴァーノ(今季は清水エスパルスでプレー)とのコンビでJ2の上位争いの原動力となっていた。 前線の選手が多くいるだけに、簡単にポジションを掴むことはできないかもしれないが、小林伸二監督の下で積み重ねたスタイルは湘南でも大きく役立つことは間違いない。 前線からのプレスとハードワークに加え、得意とするポジショニングの良さでチームの攻撃をどう操るか。町野が機能した時は、湘南が大きく化けたと言える時だろう。 2021.02.17 22:22 Wed4
主力としてオランダ1部優勝争い。満を持して代表右SB一番手を取りに行く菅原由勢【新しい景色へ導く期待の選手/vol.6】
第2次森保ジャパンの初陣となる24・28日のウルグアイ・コロンビア2連戦(東京・大阪)。3年後の2026年北中米W杯に向けた強化がいよいよスタートする。 そのメンバー26人が発表されたが、30代はシュミット・ダニエル(シント=トロイデン)、遠藤航(シュツットガルト)、伊東純也(スタッド・ランス)の3人だけ。大幅な若返りが図られた印象だ。 右サイドバック(SB)はその筆頭ではないか。2014年ブラジル・2018年ロシア・2022年カタールと3度のW杯に参戦した32歳の酒井宏樹(浦和レッズ)と29歳の山根視来(川崎フロンターレ)が揃って外れ、20代前半の3人が名を連ねることになったからだ。 最年長は23歳の橋岡大樹(シント=トロイデン)だが、彼も2019年E-1選手権(釜山)で2試合に出場しただけ。22歳の菅原由勢(AZ)にしても、欧州組だけで挑んだ2020年10月のカメルーン戦(ユトレヒト)で終盤にピッチに立ったのみである。半田陸(ガンバ大阪)に至ってはパリ五輪世代でA代表実績は皆無。3人のバトルは見ものだ。 こうした中、森保監督が最も注目していると見られるのが菅原だろう。実際、2月の欧州視察時には、アルクマールまで直々に出向いている。現地を訪れたのは、2月10日のエクセルシオール戦。翌11日にはフライブルク対シュツットガルト戦を見に行っているから、凄まじい強行日程だったのは間違いない。そこまでリスクを冒しても、菅原のパフォーマンスをその目で確認したかったということになる。やはり期待値は非常に高いのだ。 「由勢のチームの中での立ち位置が明らかに変わっているなと感じました。以前はレギュラーを取るために戦っていましたが、今はチームの中心選手として周囲から信頼されている。しかも、AZはオランダという素晴らしいリーグで優勝争いをしている。欧州5大リーグに近いレベルの国でトップを争うチームで戦っているのはすごく評価できるところ。簡単なことではない」と森保監督も語っており、成長した姿を代表で見せつけてほしいと願っているのだ。 もともと菅原は10代の頃から「内田篤人(JFAロールモデルコーチ)の後継者」と目され、2017年U-17W杯(インド)・2019年U-20W杯(ポーランド)を経験してきたエリートだ。メディアの質問にも自分の言葉で理路整然と答えられる賢さとコミュニケーション力を備えており、19歳で赴いたオランダでもすぐさま適応できる社交性も持ち合わせていた。東京五輪は2000年生まれで一番下の学年ということもあって惜しくも選外となったものの、本人は挫折を糧に成長を続け、着実にスケールアップしている。 この4シーズンでほぼコンスタントに国内リーグ戦に出続けているうえ、2019-20シーズンはヨーロッパリーグ、2021-22・2022-23シーズンにはヨーロッパ・カンファレンスリーグに参戦しているという欧州舞台の経験値も魅力。それは他の右SB陣が持ち合わせていないものだ。 こうした実績もあり、カタールW杯直前に中山雄太(ハダースフィールド・タウン)が負傷離脱した際にも「左右SBのできる菅原を追加招集すべき」という声が挙がったほどだ。結果的には町野修斗(湘南ベルマーレ)が選ばれ、本人は東京五輪に続く落選を味わったわけだが、負けず嫌いの男は「ここから巻き返してやる」と誓ったに違いない。 今回は同じ2000年生まれの谷晃生(ガンバ大阪)、瀬古歩夢(グラスホッパー)、中村敬斗(LASKリンツ)も名を連ねている。それも本人にとって心強い点だろう。彼らに久保建英(レアル・ソシエダ)を加えた2000・2001年生まれの5人はU-12世代からともに代表活動をしてきた仲間。森山佳郎監督の下でインドネシアやインド、ウズベキスタンなどアジアの環境の悪い国々に転戦し、タフさを養ってきた。そういった経験値がある分、メンタル的に強い人間が揃っている。 ドイツ5部からブンデスリーガ1部に這い上がった上月壮一郎(シャルケ)もその一員ではあるが、日本人の若者としては少し異質な人材が出てくるのも不思議ではないのだ。年齢や国籍に関係なくバチバチできるメンタリティをぜひとも新生・森保ジャパンに還元してほしいもの。すでにA代表歴のある菅原はその筆頭にならなければいけない。 さらに言うと、名古屋ユースの大先輩・吉田麻也(シャルケ)が外れた今、偉大な先陣から託されたものを受け継ぎ、ピッチで示すことも彼に託される重要タスク。菅原はそういうことを考えて行動に移せる人間である。だからこそ、こちらも大いに期待したくなる。 A代表から離れていた約2年半で、彼がどのような変貌を遂げたのかをしっかりとチェックすることが、初陣2連戦の大きなテーマ。「内田二世」と評されてきた男が見る者の度肝を抜くような仕事をやってのけることを今から楽しみに待ちたい。 2023.03.16 18:30 Thu5
三笘薫が電光石火のヘディング先制弾も…日本はコロンビアに1-2で逆転負け【キリンチャレンジカップ】
28日、キリンチャレンジカップ2023の日本代表vsコロンビア代表がヨドコウ桜スタジアムで行われ、日本は1-2で敗戦を喫した。 日本は24日に行われたウルグアイ代表との森保一監督2期目初陣で1-1のドロー。2戦目となるコロンビア戦はスタメン4人が変更となり、DFバングーナガンデ佳史扶が代表デビューとなったほか、MF伊東純也、FW町野修斗、FW西村拓真が起用された。 その日本は、3分にいきなり先制。町野が前線で粘ると、落しを守田英正が右サイドからクロス。ファーサイドに走り込んだ三笘薫が相手DFと競り合いながらヘディングで合わせ、ネット左に吸い込まれた。 幸先良く先手を取ったなか、最終ラインに目を向けると、A代表で初めてゲームキャプテンを務める板倉滉が統率。また、ボランチ起用の鎌田大地が最終ラインまで降りてきてビルドアップに参加するシーンが見られる。 三笘のゴールが決まってからは両チームともなかなか決定的なチャンスが訪れなかったが、お互いに高い位置からのプレッシャーと素早い攻撃を強く意識しており、迫力のある一進一退の攻防が続く。 そんななかでコロンビアに同点弾が生まれる。33分、マチャドが左サイドを板倉と競り合いながらドリブルで持ち運ぶと、ボックス内に入って中央へマイナスの折り返し。最後は19歳FWデュランが左足ダイレクトで蹴り込んだ。 追いつかれた日本は40分にビッグチャンス。右サイドで前を向いた伊東が中央へグラウンダーの強いパスを入れると、ボールを受けた西村はワントラップから左足を一閃。ボックス手前から放たれたシュートは惜しくもゴール右に外れた。 前半は1-1で終了。先制点の三笘や再三にわたってドリブル突破を仕掛けた伊東がさすがの存在感を見せつけたが、自陣ではコロンビア攻撃陣の脅威に直面。ファウルで止めてセットプレーを与えるシーンが目立った。 森保監督はハーフタイムに2枚替え。鎌田と町野を下げ、遠藤航と上田綺世を送り込む。早い時間帯に勝ち越し点が欲しい日本だが、後半頭からコロンビアに攻め込まれる展開が続く。53分には先制点の三笘を下げて堂安律を、69分には負傷したバングーナガンデ、西村を下げて瀬古歩夢と久保健英を投入した。 しかし、日本が2度目の2枚替えをした直後にコロンビアの逆転ゴールが生まれる。61分、裏へのボールに対し入ったばかりの瀬古が対応ミス。ゴール前での混戦からアリアスのシュートをGKシュミット・ダニエルがセーブするも、鎌田の同僚であるボレがオーバーヘッドを叩き込み、コロンビアが逆転に成功する。 追いかける展開となった日本は67分に決定機。左サイドから守田が柔らかいクロスを上げると、ゴール前で待ち構えた上田が高い打点のヘディングシュート。ゴールかと思われたが、GKバルガスのファインセーブに阻まれた。 上田は続く69分にも惜しいシーン。伊東の左CKに再びヘディングで合わせたが、こちらはGKにキャッチされた。 対するコロンビアは73分、37歳となった世界的ストライカーのファルカオを投入し追加点を狙う。日本は78分に守田を下げて浅野拓磨を投入すると、直後にはシステムも[4-2-3-1]から中盤ダイヤモンドの[4-4-2]へと変更。中盤の底に遠藤、左右のインサイドハーフに伊東と堂安、トップ下に久保を置く超攻撃点布陣を敷いた。 なんとか同点に追いつきたい日本だが、コロンビアはピッチ全体で集中力が高く、攻撃の手を緩める気配もない。後半アディショナルタイム4分間を含めて必死にゴールを目指したが、結局、2点目を奪うことはできず、1-2で試合終了。森保体制2期目の初勝利はお預けとなった。 日本代表 1-2 コロンビア代表 【日本】 三笘薫(前3) 【コロンビア】 ジョン・デュラン(前33) ラファエル・サントス・ボレ(後16) 2023.03.28 21:23 Tue町野修斗の移籍履歴
移籍日 | 移籍元 | 移籍先 | 種類 |
2023年7月1日 |
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完全移籍 |
2021年1月9日 |
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完全移籍 |
2020年2月1日 |
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完全移籍 |
2020年1月31日 |
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育成型期限付き移籍終了 |
2019年2月1日 |
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育成型期限付き移籍 |
2018年2月1日 |
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新加入 |
町野修斗の今季成績
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ブンデスリーガ | 31 | 1892’ | 11 | 2 | 0 |
合計 | 31 | 1892’ | 11 | 2 | 0 |
町野修斗の出場試合
ブンデスリーガ |
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第1節 | 2024年8月24日 |
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vs |
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ホッフェンハイム | 90′ | 1 | ||
A
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第2節 | 2024年8月31日 |
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vs |
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ヴォルフスブルク | 90′ | 0 | ||
H
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第3節 | 2024年9月14日 |
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vs |
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バイエルン | 64′ | 0 | ||
H
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第4節 | 2024年9月21日 |
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vs |
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ボーフム | 11′ | 1 | ||
A
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第5節 | 2024年9月29日 |
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vs |
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フランクフルト | 78′ | 2 | ||
H
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第6節 | 2024年10月5日 |
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vs |
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レバークーゼン | 45′ | 0 | ||
A
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第7節 | 2024年10月20日 |
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vs |
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ウニオン・ベルリン | 45′ | 0 | ||
H
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第8節 | 2024年10月26日 |
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vs |
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シュツットガルト | 20′ | 0 | ||
A
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第9節 | 2024年11月2日 |
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vs |
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ハイデンハイム | ベンチ入り |
H
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第10節 | 2024年11月9日 |
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vs |
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ブレーメン | 18′ | 0 | ||
A
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第11節 | 2024年11月24日 |
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vs |
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マインツ | 33′ | 0 | ||
H
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第12節 | 2024年11月29日 |
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vs |
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ザンクト・パウリ | 31′ | 0 | 23′ | |
A
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第13節 | 2024年12月7日 |
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vs |
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RBライプツィヒ | 80′ | 0 | ||
H
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第14節 | 2024年12月14日 |
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vs |
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ボルシアMG | 28′ | 0 | ||
A
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第15節 | 2024年12月21日 |
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vs |
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アウグスブルク | 90′ | 2 | ||
H
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第16節 | 2025年1月11日 |
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vs |
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フライブルク | 66′ | 0 | ||
A
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第17節 | 2025年1月14日 |
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vs |
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ドルトムント | 76′ | 1 | ||
H
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第18節 | 2025年1月18日 |
![]() |
vs |
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ホッフェンハイム | 61′ | 0 | ||
H
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第19節 | 2025年1月24日 |
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vs |
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ヴォルフスブルク | 59′ | 0 | ||
A
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第20節 | 2025年2月1日 |
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vs |
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バイエルン | ベンチ入り |
A
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第21節 | 2025年2月9日 |
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vs |
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ボーフム | 65′ | 0 | ||
H
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第22節 | 2025年2月16日 |
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vs |
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フランクフルト | 31′ | 0 | ||
A
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第23節 | 2025年2月22日 |
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vs |
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レバークーゼン | 63′ | 0 | ||
H
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第24節 | 2025年3月2日 |
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vs |
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ウニオン・ベルリン | 90′ | 0 | ||
A
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第25節 | 2025年3月8日 |
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vs |
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シュツットガルト | 90′ | 0 | ||
H
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第26節 | 2025年3月16日 |
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vs |
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ハイデンハイム | 57′ | 0 | ||
A
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第27節 | 2025年3月29日 |
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vs |
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ブレーメン | 55′ | 0 | ||
H
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第28節 | 2025年4月5日 |
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vs |
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マインツ | 90′ | 0 | ||
A
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第29節 | 2025年4月12日 |
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vs |
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ザンクト・パウリ | 68′ | 0 | ||
H
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第30節 | 2025年4月19日 |
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vs |
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RBライプツィヒ | 79′ | 1 | ||
A
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第31節 | 2025年4月26日 |
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vs |
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ボルシアMG | 90′ | 2 | 83′ | |
H
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第32節 | 2025年5月4日 |
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vs |
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アウグスブルク | 39′ | 1 | ||
A
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第33節 | 2025年5月10日 |
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vs |
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フライブルク | 90′ | 0 | ||
H
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町野修斗の代表履歴
デビュー日 | 引退日 | チーム |
2022年7月19日 |
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町野修斗の今季成績
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カタール・ワールドカップ グループE | 0 | 0’ | 0 | 0 | 0 |
カタール・ワールドカップ 決勝トーナメント | 0 | 0’ | 0 | 0 | 0 |
北中米W杯アジア最終予選 | 1 | 4’ | 0 | 0 | 0 |
合計 | 1 | 4’ | 0 | 0 | 0 |
町野修斗の出場試合
カタール・ワールドカップ グループE |
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第1節 | 2022年11月23日 |
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vs |
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ドイツ | ベンチ入り |
A
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第2節 | 2022年11月27日 |
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vs |
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コスタリカ | ベンチ入り |
H
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第3節 | 2022年12月1日 |
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vs |
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スペイン | ベンチ入り |
H
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カタール・ワールドカップ 決勝トーナメント |
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ラウンド16 | 2022年12月5日 |
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vs |
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クロアチア | ベンチ入り |
H
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北中米W杯アジア最終予選 |
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第1節 | 2024年9月5日 |
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vs |
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中国代表 | メンバー外 |
H
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第2節 | 2024年9月10日 |
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vs |
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バーレーン代表 | メンバー外 |
A
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第3節 | 2024年10月10日 |
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vs |
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サウジアラビア代表 | メンバー外 |
A
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第4節 | 2024年10月15日 |
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vs |
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オーストラリア代表 | メンバー外 |
H
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第5節 | 2024年11月15日 |
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vs |
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インドネシア代表 | メンバー外 |
A
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第6節 | 2024年11月19日 |
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vs |
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中国代表 | メンバー外 |
A
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第7節 | 2025年3月20日 |
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vs |
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バーレーン代表 | 4′ | 0 | ||
H
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第8節 | 2025年3月25日 |
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vs |
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サウジアラビア代表 | ベンチ入り |
H
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