「努力と献身へのご褒美」 バイエルン戦に続く貴重弾のフラッテージ「並外れた才能に恵まれたわけではないけど…」

2025.05.07 10:45 Wed
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インテルのイタリア代表MFダビデ・フラッテージが6日にホームで行われ、延長戦の末に4-3で打ち勝ったチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグのバルセロナ戦を振り返った。敵地での1stレグを3-3の打ち合いで終えて迎えた2ndレグ。ベンチスタートとなったフラッテージは2-2で迎えた79分から出場。3-3となって迎えた延長前半9分に冷静なシュートフェイントから決勝弾を挙げ、インテルを決勝に導いた。

決勝弾直後にはめまいを起こしてピッチに座り込むアクシデントがあったフラッテージは「試合を最後まで見届けることができて本当に幸運だった。喜び過ぎて目が回り、意識を失いそうになった! 昨日はお腹を痛めていた。理学療法士の方々には感謝しているよ。本当によく頑張ってくれた」と劇的弾直後を回想。
そしてCL準々決勝バイエルン戦では敵地での1stレグで後半終盤に勝ち越し弾を決めていたフラッテージは自身の勝負強さの理由を話した。

「信じられない。何と言っていいかわからない。バイエルン戦後、あの感動は二度と味わえないと思ったけど、今夜はそれ以上に信じられない気持ちだった。これこそサッカーの素晴らしさだ。これが僕のキャリアだ。並外れた才能に恵まれたわけではないけど、最後まで諦めず、最後まで信じ続ける人間だ。だからこれは努力と献身へのご褒美なんだと思う」

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インテルのレジェンドたちが集結した。 シモーネ・インザーギ監督のもとで、セリエAの首位を独走しているインテル。コッパ・イタリアこそラウンド16で敗退となったが、チャンピオンズリーグ(CL)では決勝トーナメント進出を果たすなど順調なシーズンを送っている。 そのインテルは、7日にレジェンドマッチを開催。主に1990年代と2000年代にネラッズーリのユニフォームを着た選手たちが集まり、ジョージアの選抜チームと対戦した。 三冠を達成した2009-10シーズンのメンバーも何人か集まった中、クラブの公式SNSで選手たちの姿が公開されると、レジェンドたちの今の姿に注目が集まった。 当時を思い出したファンは「泣けてくる」、「胸熱」、「懐かしい」とコメント。また、「フィーゴは年を重ねてもイケオジ感が凄い」、「南米勢が全然太ってなくて凄い」、「サネッティ全然変わんないな」、「パンデフは15年前と全く一緒」と現役当時と比較する声も集まっていた。 なお、試合は2-0でインテルのレジェンドマッチチームのインテル・フォーエバーが勝利。元ポルトガル代表のルイス・フィーゴ氏が2ゴールを決めている。 インテル・フォーエバーのメンバーは以下の通り。 GK: ジュリオ・セーザル、セバスティアン・フレイ DF:ハビエル・サネッティ、マルコ・マテラッツィ、マイコン、ルシオ、イバン・コルドバ、ファビオ・ガランテ、フランチェスコ・コロネーゼ MF:エステバン・カンビアッソ、ヴェスレイ・スナイデル、ルイス・フィーゴ、ボルハ・バレロ、ギオルゴス・カラグーニス、フシン・カルジャ FW : ディエゴ・ミリート、ゴラン・パンデフ、ダビド・スアソ、ロドリゴ・パラシオ <span class="paragraph-title">【写真】誰だか分かる?インテルのレジェンドたちの現在の姿</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C4OZAVbNXdF/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; 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長友の元同僚グアリン、自殺未遂と現在の生活を明かす「飛び降りれば解放される」

かつてインテルなどで活躍した元コロンビア代表MFフレディ・グアリン氏(38)は現在、リハビリ施設で生活しているのだという。 かつてポルトやインテル、またボカ・ジュニアーズや上海申花などに在籍したグアリン氏。インテル時代は同い年の日本代表DF長友佑都と共にプレーし、コロンビア代表としては、2014年W杯の日本戦にフル出場した経験を持つ。 氏は母国クラブに在籍していた2021年4月、泥酔状態で家族に暴行を加えたとして逮捕。7月にクラブを退団して以降は引退状態となり、翌年にはアルコール依存症を公表した。 ブラジル時代の2020年初頭に待ち受けていた妻との別居により、人生の歯車が狂ってしまった…と打ち明けているなか、このたびコロンビア『Radio Caracol』では、同時期に自殺を図ったことも明らかにしている。 「ファヴェーラ(スラム街)へ行き、避妊具なしにあらゆる女性と関係を持った。丸10日間、酒に酔っている状態だったと言える。リスクを自ら探し、アドレナリン、武器を見つけようと本気だったんだ。自分自身を図るものさしは持ち合わせていなかった」 そんななか、世界はコロナパンデミックへ。 「そして、リオデジャネイロで住んでいたアパートの17階だけが居場所となり、そこ以外の全てから切り離された人生になってしまった。飛び降りれば解放される…とね」 「けっきょく、飛び降りた。幸い、バルコニーには透明な転落防止スクリーンが付いていたことを、その時初めて知ったんだ」 2024年現在、グアリンはコロンビアのリハビリテーションクリニックで生活中。アルコール依存症治療の一環として、馬の世話などをしているという。また、アスリート向けのメンタルヘルスキャンペーンの米国大使に就任することも決定しているそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】懐かしきグアリン砲</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="und" dir="ltr">Fredy Guarín! <br><br> <a href="https://twitter.com/hashtag/OTD?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#OTD</a> in 2012, Guarín joined <a href="https://twitter.com/Inter?ref_src=twsrc%5Etfw">@Inter</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/UEL?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#UEL</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/FlashbackFriday?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#FlashbackFriday</a> <a href="https://t.co/O2tgVla9yq">pic.twitter.com/O2tgVla9yq</a></p>&mdash; UEFA Europa League (@EuropaLeague) <a href="https://twitter.com/EuropaLeague/status/1223211112038129667?ref_src=twsrc%5Etfw">January 31, 2020</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.19 13:35 Tue
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38歳になっても“神”は衰え知らず…イブラヒモビッチが歴代クラブで決めた数々の“神ゴール”

今年1月に8年ぶりにミランに復帰した元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ。38歳でもその得点能力は衰えず、これまで多くのビッグクラブでゴールを量産している。 母国のマルメで育ったイブラヒモビッチは、本人によると幼少期は小柄であり、ドリブラーとしてプレーしていたため、長身ながら足元にも秀でる現在のスタイルが完成したという。 少年時代から、6点ビハインドから途中出場して9ゴールを奪い勝利をもたらすなど、破天荒な伝説を残している。 母国リーグで活躍したイブラヒモビッチは、新天地にアヤックスを選びマルコ・ファン・バステン氏やパトリック・クライファート氏らが身に着けた背番号9を継承。入団後は印象的なゴールを多く決め“ファン・バステン2世”と称されるようになったが、2004年にユベントス、2006年にインテルと渡り歩き個人でセリエA5連覇を経験する頃には“ズラタン・イブラヒモビッチ1世”と認識されるようになっていった。 また、バルセロナ時代でプレーした2009-10シーズンには、ジョゼップ・グアルディオラ監督(現マンチェスター・シティ)の下で不遇を味わったものの、公式戦45試合21ゴール13アシストをマーク。その後、ミラン、パリ・サンジェルマン(PSG)、マンチェスター・ユナイテッド、ロサンゼルス・ギャラクシーと世界各国でプレーした中で、どのクラブでも衝撃的なゴールをサポーターにプレゼントしている。 今回はイブラヒモビッチがその名を世界レベルに知らしめたアヤックス時代以降の、彼のベストゴールを所属チーム別にご紹介する。 <div id="cws_ad"><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJicjJETUlISiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> <span class="paragraph-title">◆アヤックス時代(2001.7-2004.8)</span> 母国リーグで活躍したイブラヒモビッチは、新天地にアヤックスを選びマルコ・ファン・バステン氏やパトリック・クライファート氏らが身に着けた背番号9を継承。入団後は印象的なゴールを多く決め“ファン・バステン2世”と称されるようになった。在籍3年間で公式戦110試合に出場し66ゴールを決めた。 <span class="paragraph-title">◆ユベントス時代(2004.8-2006.8)</span> 2004年にユベントスへ移籍。在籍2年間で公式戦92試合に出場し26ゴールを記録、チームのセリエA2連覇に貢献した。 <span class="paragraph-title">◆インテル時代(2006.8-2009.7)</span> ユベントスがカルチョ・スキャンダルで降格したことで、2006年にインテルへ移籍。公式戦117試合に66ゴールを決めた。ここでもセリエAを連覇し、個人でセリエA5連覇を達成した。 <span class="paragraph-title">◆バルセロナ時代(2009.7-2010.8)</span> バルセロナでプレーした2009-10シーズンには、ジョゼップ・グアルディオラ監督(現マンチェスター・シティ)との確執もあったものの、公式戦45試合21ゴール13アシストをマークした。 <span class="paragraph-title">◆ミラン時代(2010.8-2012.7)</span> わずか1年でセリエAへ復帰する。ミランでも1年目から主力として活躍すると、ミランに7年ぶりのスクデットをもたらした。しかし、2シーズン目はユベントスにスクデットを奪われ、アヤックス時代から続いていた自身の国内リーグ連続優勝記録が8年で途切れた。 <span class="paragraph-title">◆パリ・サンジェルマン時代(2012.7-2016.7)</span> 2012年夏にミランからPSGへ移籍したイブラヒモビッチは、在籍4年間で公式戦122試合に出場して113ゴールをマーク。リーグ・アン4連覇に貢献し、得点王にも3度輝いた。 <span class="paragraph-title">◆マンチェスター・ユナイテッド時代(2016.7-2018.3)</span> インテル時代の恩師、ジョゼ・モウリーニョ監督が率いていた2016年に初めてのプレミアリーグ挑戦となった。2018年にかけて在籍した際に公式戦53試合29得点10アシストの数字を残した。 <span class="paragraph-title">◆ロサンゼルス・ギャラクシー時代(2018.3-2020.1)</span> 2018年3月にマンチェスター・ユナイテッドからLAギャラクシーに加入したイブラヒモビッチ。38歳になってもその得点力は衰えを見せず、在籍2シーズンに亘って公式戦58試合53ゴール15アシストとハイペースに得点を積み重ねた。 <span class="paragraph-title">◆ミラン時代(2020.1-)</span> 今年1月に、半年契約でロサンゼルス・ギャラクシーから古巣ミランに加入。復帰後はセリエAで8試合に出場し3ゴール1アシストを記録。戦力としてまだまだ計算できる結果を残している。 2020.05.25 21:05 Mon
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【CL決勝 プレビュー】シティ悲願の初優勝か、インテルの13季ぶり4度目の優勝か? 英王者盤石もシモーネがカップ戦での手腕発揮か

チャンピオンズリーグ(CL)決勝、マンチェスター・シティvsインテルが、日本時間10日28:00にイスタンブールのアタテュルク・オリンピヤト・スタドゥでキックオフされる。 2008年のカタール人オーナーの買収以降、国内で獲得可能なすべてのタイトルを獲得してきたシティ。しかし、2020-21シーズンの準優勝を始め、近年は毎年のように優勝候補に挙がりながらも悲願のビッグイヤー制覇はいまだに成し遂げられず。それでも、グアルディオラ体制7年目のチームは、悲願達成に大きく近づく。 今シーズンのグループステージではドルトムント、セビージャ、コペンハーゲンと同居したグループGを4勝2分けの無敗で首位通過。ドルトムントに続き、ドイツ勢との連戦となったラウンド16ではRBライプツィヒを相手に、FWハーランドの1試合5ゴールの離れ業などで驚愕の2戦合計8-1の圧勝。続く準々決勝では指揮官の古巣にして、優勝候補であるバイエルンを2戦合計4-1で撃破した。 準決勝では昨季王者のレアル・マドリーと対戦。昨季と同じ舞台でリベンジを期したペップのチームは、初戦こそ1-1のドローで終えたものの、ホームでの2ndレグでは2ゴールを挙げたMFベルナルド・シウバを筆頭に相手を凌駕する圧巻のパフォーマンスで4-0の完勝。王者を沈めて3シーズンぶりのファイナルへ駒を進めた。 そして、今季ここまでプレミアリーグ、FAカップをすでに制したシチズンズは、悲願のビッグイヤー初制覇と共にイングランド勢では1998-99シーズンに宿敵マンチェスター・ユナイテッドが唯一達成しているトレブル達成を目指す。 対するインテルはジョゼ・モウリーニョ監督の下でイタリア史上初のトリプレーテを達成した2009-10シーズン以来、通算4度目のCL制覇を狙う。 今シーズンのグループステージではバイエルン、バルセロナ、ビクトリア・プルゼニと同居したグループCに。組み合わせ決定後は本命バイエルン、超大型補強を敢行したバルセロナに次ぐ3番手の評価となったが、スカッド大幅刷新で安定感を欠いた今季スペイン王者を1勝1分けで退けて2位での突破を決めた。決勝トーナメントではポルト、ベンフィカとポルトガルの2強との連戦となった中、勝負強さ光る戦いぶりでいずれも1勝1分けの戦績で勝ち上がってきた。 準決勝では今季セリエA王者を退けたミランとの18シーズンぶりのCLミラノ・ダービーが実現。当時、リーグ戦での順位は昨季セリエA王者に劣っていたが、1stレグをFWジェコとMFムヒタリアンの元ローマコンビのゴールで完勝すると、2ndレグではエースFWラウタロ・マルティネスのゴールを守り切ってウノゼロ勝利。2戦連続の完勝で見事にファイナル進出を成し遂げた。 また、一時トップ4圏外に沈んだリーグ戦では終盤戦の復調とユベントスの勝ち点10剥奪の恩恵もあって最終的に3位フィニッシュ。来季のCL出場権確保に成功した。そのため、今回の大一番では余計な重圧を排除し、コッパ・イタリアに続くシーズン2冠という純粋な目標にチャレンジできる形だ。 なお、両チームは意外にも公式戦での対戦は今回が初となる。ただ、インテルには唯一の古巣対戦となるジェコに加え、DFダルミアン、ムヒタリアン、FWルカクと元ユナイテッドの3選手が主力を担っている。 下馬評ではスカッドの質、指揮官の経験を含めシティの圧倒的優位が伝えられるが、インザーギ監督はカップ戦や一発勝負のコンペティションに無類の強さを見せており、ラツィオ時代の2016-17シーズンのコッパ・イタリア決勝ではユベントスに敗れたものの、それ以外のコッパの3度の決勝、4度のスーペル・コッパで全勝。その卓越した勝負強さで番狂わせを狙う。 ◆マンチェスター・シティ◆ 【3-2-4-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230609_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:エデルソン DF:ウォーカー、ルベン・ディアス、アカンジ MF:ストーンズ、ロドリ MF:ベルナルド・シウバ、デ・ブライネ、ギュンドアン、グリーリッシュ FW:ハーランド 負傷者:なし 出場停止者:なし 出場停止者、負傷者ともになし。フィットネスに問題を抱えていたウォーカーも前日のチームトレーニングに参加しており、万全のスカッドで大一番に臨めるはずだ。 システムに関しては攻撃時にセンターバックのストーンズをロドリの脇に上げる可変式の[3-2-4-1]の採用が濃厚だ。スタメンは前述の11名を予想するが、DFアケやMFフォーデン、FWマフレズらの起用も考えられる。 ◆インテル◆ 【3-5-2】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230609_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:オナナ DF:ダルミアン、アチェルビ、バストーニ MF:ダンフリース、バレッラ、ブロゾビッチ、チャルハノール、ディマルコ FW:ジェコ、ラウタロ・マルティネス 負傷者:MFムヒタリアン、FWホアキン・コレア 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては共に負傷離脱していたムヒタリアンとコレアがトレーニング復帰したが、いずれもスタートからの起用は難しいようだ。 システムはメインシステムの[3-5-2]の採用で間違いない。スタメンはムヒタリアンのベンチスタートが濃厚であるため、バックラインと中盤は前述のメンバーの起用が確実だ。注目はラウタロの相棒で、直近のコンディションではルカクがハイパフォーマンスを継続しているが、より攻守のバランスで勝る古巣対戦のベテランストライカーの継続起用が見込まれる。 ★注目選手 ◆マンチェスター・シティ:MFロドリ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230609_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ベンチで味わった屈辱を晴らす決勝に。今回の大一番では得点王確実のハーランドや司令塔デ・ブライネ、戦術の要であるストーンズに注目が集まるところだが、シティのオーガナイザーのパフォーマンスに注目したい。 加入4年目のシティで最も替えが利かない選手の一人となった191㎝の大型ピボーテは、今季ここまで公式戦55試合に出場。ポジション争いのライバルと目されたMFフィリップスの低調な出来によって、指揮官は多くの試合で同胞MFをほぼフル稼働させている。 卓越した戦術眼とポジショニングセンスに、シーズンを重ねるごとにフィジカルの力強さを増す26歳は、中盤の底から的確な配球、セカンドボールの回収、フィルター役と難しい役割を事もなげにこなし、インサイドハーフに加え、多才なサイドバックやセンターバックに自由を享受させる黒子の役割が光る。さらに、攻撃時にはパワフルなミドルシュート、セットプレーのターゲットでも存在感を放つ。 現在は指揮官から最も信頼を受けるロドリだが、2020-21シーズンのチェルシーとのCLファイナルではシーズンを通して主力として起用されながらも、準々決勝2ndレグに続いて決勝では出場なしに終わり、ベンチでチームの敗戦を見守る屈辱を味わった。それだけに、今回の大一番に懸ける気持ちは誰よりも強いはずだ。 試合ではセンターバックと共に相手2トップに制限をかけつつセカンドボールの回収役、攻撃では相手の守り方次第ではあるが、ストーンズやギュンドアンと共にボールの循環の中心を担い、クリーンなパスを前線の選手に効果的に届けたい。 ◆インテル:FWラウタロ・マルティネス <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230609_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> エース、カピターノとしてチームを優勝に導けるか。守勢が見込まれる今回の決勝においては、ハーランドと対峙するアチェルビや守護神オナナら守備陣のハイパフォーマンスが必須となるが、やはりエースストライカーに注目したい。 加入3年目以降はセリエAで3シーズン連続15ゴール以上を記録し、今シーズンも得点王には及ばなかったものの、21ゴールで3位フィニッシュに貢献したネッラズーリの絶対的なエース。ただ、対戦相手のレベルが上がるCLの舞台では今季も12試合3ゴールとやや物足りない数字にとどまる。それでも、コッパ・イタリアやスーペル・コッパといったタイトルが懸かる大一番では決定的な仕事を果たしており、この一戦においても勝負強さを発揮することが求められる。 試合を通してボールを握られる展開が続く中、チームとしてはジェコやルカクを狙ったロングボール、自陣でパスを引っかけた際のロングカウンターが攻撃の軸となる。その中で中盤に落ちての引き出し役、ハイラインの背後を狙う動きがメインとなるが、ウォーカーやルベン・ディアス、ロドリといったタフな守備者を相手にアルゼンチン代表FWがどこまで優位に進められるかがインテル勝利のカギを握る。 先のカタール・ワールドカップではチームとして優勝を果たしたものの、個人としては今回の対戦相手であるFWアルバレスに主役の座を奪われており、今回のファイナルでは自らが主役となって溜飲を下げたい。 2023.06.10 12:38 Sat

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