きっとサッカーファンはコパ・クラシコの方が嬉しい…/原ゆみこのマドリッド

2025.04.04 21:00 Fri
©Real Madrid
「そりゃあ困るわよね」そんな風に私が降って沸いたレアル・マドリーの災難を知って驚いたのは木曜日、まだ昨晩の試合後からの、今季は終わった感に浸っていた時のことでした。いやあ、とうとうコパ・デル・レイ準決勝も片付いて、4月26日に現在、絶賛改修中のセビージャのカルトウーハで行われる決勝はクラシコ(伝統の一戦、マドリーvsバルサ戦のこと)に決まったんですけどね。先週末のリーガのレガネス戦に続き、火曜の準決勝レアル・ソシエダ戦2ndレグでもサンティアゴ・ベルナベウのゴールを守ったコパ専任GKルーニンが、その試合でふくらはぎを負傷しちゃったんですよ。

それに加えて、ベルギー代表のネーションズリーグ準々決勝ウクライナ戦2ndレグのアップ中にヒザの半月板に違和感を覚え、出場せずに帰還。以降、ずっとバルデベバス(バラハス空港の近く)でリハビリを続けていたクルトワの回復が予定より遅れているため、この土曜午後4時15分(日本時間午後11時15分)、ベルナベウ3連戦の最後となるバレンシア戦にはカンテラーノ(RMカスティージャの選手)の第3GK、19才のフラン・ゴンサレスが出ないといけないという、凄いことになっていたから。

いえ、ソシエダとの激戦の後、アンチェロッティ監督も「Somos un equipo que tiene poco equilibrio, pero que tiene mucho en ataque/ソモス・ウン・エキポ・ケ・ティエネ・ポコ・エキリブリオ、ペロ・ケ・ティエネ・ムーチョ・エン・アタケ(ウチはバランスに欠けているチームだが、攻撃力がとても高い)」と言っていたんですけどね。いくら、コルベラン監督になってから、リーガ12試合で勝ち点19を稼ぎ、いつの間にか、降格圏も脱出。ここ4試合黒星なしで15位につけているバレンシアとはいえ、goleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)癖は所持していませんからね。勝ち点3差で首位のバルサから離される訳にはいかないものの、まだリーガは取られたら、取り返せで何とかなりそうな感も。
ただし、来週火曜のCL準々決勝アーセナル戦1stレグとなると話は別で、ええ、アルテタ監督のチームは16強対決のPSV戦初戦で1-7の大勝。ホームでは2-2で引き分け、総合スコア9-3で突破しているんですよ。いくら根性のremontada(レモンターダ/逆転劇)がトレードマークのマドリーだって、エミレーツ・スタジアムで6点差をつけられたら、ベルナベウで引っくり返すのは不可能では?それだけにせめて、ロンドン遠征までにはクルトワなり、ルーニンなりに復帰してもらわないと困るんですが、果たしてどうなるんでしょうか。

そんなことはともかく、このミッドウィークのコパ準決勝2ndレグの結末をお話していかないと。それが何と、先にプレーしたマドリーvsソシエダ戦がとんでもない試合で、うーん、1カ月前のレアル・アレナでの1stレグではエンドリックのゴールでマドリーが0-1と先勝。僅差の割に世間からは、決勝進出チームは決まったものと見なされていたんですが、そのせいもあったんですかね。この日、アンチェロッティ監督がローテでスタメンからエムバペとリュディガーを外したところ、それが惨事を引き起こすとは!
いえ、開始早々から、まずは総合スコアをイーブンにしようと、やる気満々だったソシエダが前半16分、マリンが頭で流したボールをベレネチェアが追い、ルーニンの股間を抜くシュートであっという間に同点にされた後、30分にはビニシウスが自陣から放ったボールに激走。GKレミロの目前でvaselina(バセリーナ/ループシュート)を放ち、この大会最多となる5得点目で再び、マドリーにリードをもたらしてくれたエンドリックは当たりだったんですけどね。

ちなみにこのゴールについては、当人から、「カスティージャで練習していた時、ボクが失敗するのを見て、ラウール監督に『Eh, tienes que mirar mis vídeos, que yo la picaba muy bien/エー、ティエネス・ケ・ミラール・ミス・ビデオス、ケ・ジョ・ラ・ピカバ・ムイ・ビエン(私のビデオを見ないといけないよ。とても上手くボールを突いていたからね)』と言われた」という逸話も披露されていたんですが、それより問題だったのは後半30分少し前から始まった怒涛の展開。前半終了間際には久保建英選手がエリア内ギリギリでビニシウスに倒されながら、主審にスルーされたり、後半頭にはベリンガムがレミロに顔をはたかれながらも、やはりペナルティにならなかった後、いよいよ20分にはマドリーはエンドリクをエムバペに交代。

ソシエダもバレネチェアをセルヒオ・ゴメスへと、この試合の得点選手が下がってからの27分、その日、左SBとしてプレーしたカマビンガのサイドから侵入したマリンがエリア内奥から撃ったシュートがアラバの足に当たり、オウンゴールになってしまったから、ビックリしたの何のって。これでまた同点となったため、アンチェロッティ監督もルーカス・バスケスをモドリッチに代えて、ゲームをコントロールしようとしたんですが、35分、今度は久保選手が同じサイドからエリア内に入り、オジャルサバルへ折り返しのパスを供給。そのシュートが再びアラバに当たってオウンゴールとなった日にはもう、当人も泣くに泣けないとはまさにこのこと?

そう、これでとうとう総合スコアが2-3となり、この準決勝で初めてソシエダがリードしたんですが、だってえ、残り時間はあと10分ちょっとだったんですよ。ソシエダのキャプテン、オジャルサバルも「ves que está cerca y que lo tienes en tu mano... pero ellos no perdonan/ベス・ケ・エスタ・セルカ・イ・ケ・ロ・ティエネス・エン・トゥ・マノ…ペロ・エジョス・ノー・ペルドナン(勝利は近くて、自分たちの手中にあると思ったけど…彼らは許さない)」と言っていたように、何とそこからマドリーの反撃が始まったんです!

まさにそれは脊髄反射のようなもので、リードされてほんの2分後、ついさっきまではアンチェロッティ監督に「守らないと交代だ」と脅されていたビニシウスがドリブルで駆け上がり、エリア内左奥からゴール前にラストパス。それをベリンガムが撃ちこんで、総合スコアを同点に戻すと、41分にはCKからチュアメニがヘッドを決めて、再逆転してるって、レモンターダの鬼もここに極まれり。ただ、このマドリーがCKをもらったプレーにはちょっと曰くがあって、エムバペのオフサイドが見逃されたため、後から、「El Madrid no necesita este tipo de ayudas porque es muy grande/エル・マドリッド・ノー・ネセシータ・エステ・ティポ・デ・アジュダス・ポルケ・エス・ムイ・グランデ(マドリーはとても偉大なチームなんだから、ああいうヘルプは必要ない)」(イマノル監督)という批判もあったりもしたんですが、大丈夫。

この時はソシエダも根性を見せ、何とロスタイム2分にはカマビンガが久保選手を倒したファールによる、サイドからのFKをセルヒオ・ゴメスが蹴ったところ、オジャルサバスがこちらも頭でこの試合の4点目をゲット。結局、総合スコア4-4で延長戦に入ったんですが…やっぱり、根性比べだったら、マドリーの方が上なんでしょうかね。カマビンガ、アラバが退き、フラン・ガルシア、リュディガーが入った延長戦前半から、ソシエダはラミロなどが時間稼ぎして、PK戦狙いが見受けられたのと対照的に、いやまあ、先日はCL16強対決アトレティコ戦2ndレグをPK戦で勝ったマドリーですから、今度は運命の女神が微笑まないかもしれない心配もあった?

すると延長戦後半12分、ブライムと共に最後にピッチに入ったギュレルが蹴ったCKから、リュディガーがヘッドで決めて、総合スコア5-4でマドリーが決勝進出をモノにしてしまうんですから、ホントに恐ろしい。アンチェロッティ監督も「Nunca nos rendimos, sobre todo en casa, con la afición/ヌンカ・ノス・レディモス、ソブレ・トードー・エン・カサ、コン・ラ・アフィシオン(ウチは決して降参しない。とにかくホームでは、このファンたちの前では)」と言っていたんですが、まったくこんな姿を目の当たりにしては、私もただただ、脱帽するしかなかったかと。

ただ、決勝の相手となるバルサは今季、リーガ前半戦で0-4、スペイン・スーパーカップ決勝でも2-5と大量点でマドリーに2連勝しているため、ええ、カルトゥーハの半分はマドリーファンが埋めるにしても、ベルナベウではありませんからね。その頃までは相当、守備力を改善しておいた方がいいように思えますが、まあそれは先の話。今は水曜のメトロポリターノでバルサが決勝への切符を手に入れた試合に触れることにすると…。

いやもう、モンジュイックでの1stレグで土壇場に追いついて、4-4と引き分けたのは本当にこのアトレティコだったんでしょうか。その後、CL16強対決が始まると、1stレグでお隣さんに2-1で負けて集中できず、その間のリーガでは弟分のヘタフェに逆転負け。2nsレグがあの通り、ショックの残るPK戦負けだったのがそれに追い打ちをかけ、続くリーガのバルサ戦でも2-4の逆転負けを喰らった彼らは先週末もアウェイのエスパニョール戦で引分けと、もう完全に尾羽打ち枯らしていましたからね。前半はまったくバルサに歯が立たず、ジャマルを追って右往左往していたはずなのに、27分には当のジャマルからスルーパスを出され、フェラン・トーレスに先制点を奪われているんですから、まったく世話ないっちゃありませんって。

ただ、後半の彼らは心を入れ替え、あのクラブ史最長となった15連勝期には神のような効果があった3人一斉交代でリフレッシュ。ジュリアーノ、アスピリクエタ、レイニウドがセルロート、ガラン、ラングレに代わったところ、攻めていくようになったんですけどね。序盤にはグリーズマンやセルロートのシュートが続いたんですが、それが入らないのが、この負の流れにドップリつかったアトレティコ。24分にはとうとう、セルロートがゴールを挙げてもオフサイドで認められず、フリック監督に守りを固められたこともあり、そのまま0-1で負けて、総合スコア4-5で敗退しちゃいましたっけ。

いやあ、これにはヒメネスなど試合後、「Disculparnos por esos momentos en los que no supimos estar a la altura/ディスクルパモス・ポル・エソス・モメントス・エン・ロス・ケ・ノー・スピモス・エスタル・ア・ラ・アルトゥーラ(自分たちがその高みにいられなかった時間を謝りたい)」と、ここ3試合のホームゲームで毎回、発煙筒を焚いて大勢のファンがチームバスをお出迎えしながら、結果を残せなかったことを詫びていた程なんですけどね。シメオネ監督に言わせると、「前半は良くなかったが、謝る程のことではない。Estamos compitiendo bien en Champions, en Liga y en Copa/エスタモス・コンピティエンドー・ビエン・エン・チャンピオンズ、エン・ラ・リーガ・イ・エン・コパ(ウチはCL、リーガ、コパでよく競っている)」ですからねえ。

それでCL16強対決敗退、リーガは首位と勝ち点差9の3位、コパ準決勝敗退と、海のものとも山のものとも知れないシーズン後のクラブW杯を除いて、今季優勝できる可能性が4月の頭で全て消えてしまったとなれば、一体、この先、ファンは何を楽しみに生きていけばいい?正直、私など、コパ準決勝でアスレティックに、CL準々決勝でもドルトムントに負けた後、選手たちが一足先のバケーション入り。ズルズル後退が続き、終わってみれば、ジローナに定番の3位の座を奪われていた昨季のデジャブが蘇ってくるんですが…ただただ、日曜午後4時15分からのセビージャではまた、アウェイ弱者に逆戻りしていないことを祈るしかありません。

そしてマドリッドの弟分チームたちの週末の予定もさらっと告げておくと、今回は平日試合が2つあって、金曜には7位で勝ち点40に到達したラージョがエスタディオ・バジェカスでエスパニョールと対戦。コパ決勝カードがCL出場圏の上位チーム同士となったため、今の順位で来季はおそらくコンフェレンスリーグへ行けるはずですが、6位ベティスと勝ち点7離れているこの位置は、セルタ、マジョルカも同じ勝ち点で並ぶ激戦区ですからね。イニゴ・ペレス監督のチームには前節アラベスに勝って、5試合ぶりに白星を掴んだことに油断せず、更なる積み上げを期待したいかと。

一方、月曜試合ではレガネスがブタルケにオサスナを迎えるんですが、何せ彼らはここ数週、降格圏18位が定位置化していますからね。今はまだ、1つ上のアラベスと同じ勝ち点、その上のエスパニョールとも勝ち点2差だけと比較的、脱出は容易なんですが、19位のラス・パルマスもたったの1差に迫っているのは微妙なところ。どちらにしろ、前節ではベルナベウで兄貴分を3-2と苦しめた反骨精神を維持して、ここ7試合白星のない相手に勝つしか、状況を変える方法はないんじゃないでしょうか。

その中間、降格圏までは勝ち点9、ヨーロッパの大会出場圏までは勝ち点4と、比較的居心地のいい12位にいるヘタフェは日曜にアトレティコがプレーした後、こちらもアウェイでのバジャドリー戦で、ええ、相手は19位と勝ち点11差のダントツ最下位ですからね。前節はビジャレアルに負け、残留セーフゾーン到達に足踏みしてしまったボルダラス監督のチームには、今回は出場停止だったウチェとレンタル条項で出場に大金を払う必要があったテラツが戻って来るのもあって、白星獲得のいいチャンスになりそうな。そういえば、水曜のメトロポリターノでは控えGKのレタチェクがアトレティコのマフラーを巻いてスタンドにいるのを目撃されたなんて話もあったんですが、その彼相手にコパ準々決勝で5得点したのももう、遠い昔の思い出となりましたね。

レアル・マドリーの関連記事

「たった3日で雰囲気がガラッと変わったら、そっちの方が怖いよね」そんな風に私が訝っていたのは月曜日。レバンテ戦でミソギは済んだため、ベルナベウのファンはCLモナコ戦でレアル・マドリーを応援してくれるはずという楽観論をスポーツ紙で読んだ時のことでした。 スペイン・スーパーカップ(スーペルコパ)決勝でハ 2026.01.21 17:21 Wed
「あと大変なのは弟分だけね」そんな風に私が呟いていたのは金曜日、慌ただしいミッドウィーク開催36節がバルサのリーガ優勝で終わった翌朝のことでした。いやあ、もちろん、水曜のサンティアゴ・ベルナベウでマジョルカ相手に意地で勝利を挙げた甲斐もなく、翌日にはクラシコ(伝統の一戦)で勝ち点差を7にした宿敵がエスパニョールに0-2 2025.05.17 21:00 Sat
レアル・マドリーは17日、ボーンマスに所属するスペイン代表DFディーン・ハイセン(20)の獲得合意を発表した。契約期間は2025年6月1日~2030年6月30日までの5年間となる。 なおボーンマスによれば、マドリーは契約解除金として5000万ポンド(約97億円)を支払ったとのことだ。 ハイセンは197cmの 2025.05.17 20:00 Sat
レアル・マドリーのスペイン代表DFラウール・アセンシオが、女性の性的動画を違法に共有した疑いで刑事訴追を受けている中、ついに口を開いた。 問題の事件は2023年6月15日に発生。いずれもマドリーのアカデミー出身者のアセンシオ、フェラン・ルイス(ジローナ)、フアン・ロドリゲス(タラソナ)、アンドレス・ガルシア(アル 2025.05.16 23:40 Fri
アル・ナスルのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(40)が、再び世界で最も稼ぐアスリートとなった。アメリカ『フォーブス』が伝えた。 サッカー界のスーパースターの1人であるC・ロナウド。初めて世界で最も稼ぐアスリートになってから9年。40歳になった中で、3年連続5度目のナンバーワンとなった。 スポル 2025.05.16 17:40 Fri

ラ・リーガの関連記事

「たった3日で雰囲気がガラッと変わったら、そっちの方が怖いよね」そんな風に私が訝っていたのは月曜日。レバンテ戦でミソギは済んだため、ベルナベウのファンはCLモナコ戦でレアル・マドリーを応援してくれるはずという楽観論をスポーツ紙で読んだ時のことでした。 スペイン・スーパーカップ(スーペルコパ)決勝でハ 2026.01.21 17:21 Wed
【ラ・リーガ】マジョルカ 1ー0 アラベス(9月28日/エスタディ・マジョルカ・ソン・モイシ) ジャガー浅野 待望の今季初ゴール#浅野拓磨 味方との見事なワンツーで裏に抜け出し、冷静なフィニッシュこのゴールが決勝弾となり今季未勝利だったチームを初勝利に導くラ・リーガ 第7節#マジョルカ v #アラベスhttps: 2025.09.29 16:00 Mon
ソシエダの日本代表MF久保建英が、ラ・リーガの開幕戦で初ゴールを決めた。鮮烈ゴラッソに、ファンが大歓喜している。 ソシエダはラ・リーガ第1節でバレンシアと対戦。在籍4シーズン目を迎える久保は[4-2-3-1]の右サイドハーフで先発すると、先制を許した直後の60分に圧巻の同点ゴールを叩き込む。 スペイン代表M 2025.08.18 12:30 Mon
新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」は、スポーツ・チャンネルDAZNと展開する「ABEMA de DAZN」で、2025年8月より開幕する主要な欧州サッカーリーグにおいて、日本代表選手が所属するクラブを中心とした「欧州リーグ2025-26」の試合を中継することを決定した。 今回の発表によると、リーグ・アン、 2025.08.15 17:21 Fri

レアル・マドリーの人気記事ランキング

1

ヴィニシウスにトラブル…クラブ買収巡る問題で2年間の出場停止求める訴え起こされる

レアル・マドリーのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが、国際サッカー連盟(FIFA)の倫理規定違反で2年間の出場停止処分を科される可能性が浮上している。 昨年はバロンドールこそ逃したもののFIFAザ・ベストを受賞し、チャンピオンズリーグとラ・リーガの2冠に貢献したヴィニシウス。今シーズンは昨シーズンほどのインパクトこそ残せていないが、公式戦20ゴール14アシストと十分なスタッツを残し、マドリーの主軸として活躍。直近では2030年までの新契約締結で合意に至ったとの報道も出ていた。 そんななか、イタリア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』などの報道によれば、現在フットボール界屈指のスーパースターには父親と代理人とともに経営する『ALL Agenciamento Esportivo』社のサッカークラブ買収に関する問題で、FIFAから調査を受けているという。 『ALL』はポルトガルのFCアルベルカと、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)のアスレティック・クラブを買収した。 後者のアスレティック・クラブに関しては16.5%の株式を保有するブラジル企業『ティベリス・ホールディング・ド・ブラジル』が、クラブのセリエB昇格を受けて、株式過半数を取得する優先購入権を行使する計画を立てていた。 しかし、実際に株式はヴィニシウスと関係のある『ALL』に直接売却され、サンパウロ商事裁判所は調査のため取引を停止。 だが、捜査が行われている間に『ALL』がクラブの運営権を握ったことに激怒した『ティベリス』は4月7日、FIFA倫理委員会の調査委員会に申し立てを行い、ヴィニシウスに対して2年間の出場停止処分を要求した。 『ティベリス』の訴えによると、これはFIFA倫理規定第20条およびスペインサッカー連盟(RFEF)スポーツ正義規定第22条に違反するとして国際訴訟を起こすことを決定。これらの規定はいずれも、利益相反の明らかなリスクがある場合に、現役サッカー選手がプロサッカークラブを直接的または間接的に所有することを禁じている。 懸念されるのは、選手オーナーにとって有利な個人契約、スポーツの試合結果への影響。さらに、異例の形で他の選手を引きつける可能性、税務上の不正行為に至るまで、多岐にわたるという。実際、アスレティック・クラブとアルベルカの間ではここにきて選手移籍の動きもある。 この訴えはFIFAに審査される予定であり、出場停止処分に至らない可能性もあるが、『ティベリス』は2年間の出場停止処分を求めており、この訴えが全面的に認められた場合、ヴィニシウスの選手生命に関わる事態となる。 ただ、現状の見立てでは両者間での和解を目指しつつ、ヴィニシウス側に処分が下ったとしても、罰金といったより軽微な処分にとどまる可能性が高いようだ。 2025.04.23 20:51 Wed
2

40歳C・ロナウドが約400億円で3年連続最も稼いだアスリートに! メッシが5位、ドジャース・大谷翔平は9位

アル・ナスルのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(40)が、再び世界で最も稼ぐアスリートとなった。アメリカ『フォーブス』が伝えた。 サッカー界のスーパースターの1人であるC・ロナウド。初めて世界で最も稼ぐアスリートになってから9年。40歳になった中で、3年連続5度目のナンバーワンとなった。 スポルティングCPで才能を見出され、マンチェスター・ユナイテッドで輝きを放ち、レアル・マドリーで全盛期を迎えると、ユベントス、ユナイテッドでプレーし、現在はサウジアラビアのアル・ナスルでプレー。AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)では準決勝で川崎フロンターレに敗れてアジア王者は逃したが、その存在感は健在だ。 サッカー界のNo.1プレーヤーという肩書きは譲りつつあるものの、この1年間で稼いだ金額は推定2億7500万ドル(約399億6000万円)とのこと。これは自己最高記録であり、歴代でも2015年に3億ドル、2018年に2億8500万ドルを稼いだプロボクサーのフロイド・メイウェザーだけとなっている。 内訳としては2億2500万ドル(約326億9000万円)がアル・ナスルとの契約で手にしており、残りの5000万ドル(約72億7000万円)はピッチ外での収入となり、スポンサー契約などの収入と見られている。 サッカー選手ではトップ10にはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)が1億3500万ドル(約196億3000万円)で5位。8位に元フランス代表FWカリム・ベンゼマ(アル・イテハド)が1億400万ドル(約151億2000万円)でランクイン。トップ50に広げると、フランス代表FWキリアン・ムバッペ(レアル・マドリー)が9000万ドル(約130億9000万円)で16位、ブラジル代表FWネイマール(サントス)が7600万ドル(約110億5000万円)で25位、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)が6200万ドル(約90億1000万円)で34位、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリー)が5500万ドル(約80億円)で46位、セネガル代表FWサディオ・マネ(アル・ナスル)が5400万ドル(約78億5000万円)で48位となった。 全体では2位にNBAのゴールデンステート・ウォリアーズのステフィン・カリーで1億5600万ドル(約226億7000万円)、3位にイングランドのプロボクサーであるタイソン・フューリーで1億4600万ドル(約212億2000万円)、4位にNFLのダラス・カウボーイズに所属するダック・プレスコットで1億3700万ドル(約199億1000万円)、5位がメッシとなった。 なお、日本人では9位にはMLBのロサンゼルス・ドジャーズに所属する大谷翔平が唯一入り1億250万ドル(約148億9000万円)。フィールド上で250万ドル(約3億6000万円)、フィールド外で1億ドル(約145億3000万円)を稼いでいるとされている。 <h3>◆最も稼ぐアスリートランキング 2025</h3> 1位:クリスティアーノ・ロナウド(サッカー/ポルトガル/40歳) 総収益:2億7500万ドル(約399億6000万円) 2位:ステフィン・カリー(バスケットボール/アメリカ/37歳) 総収益:1億5600万ドル(約226億7000万円) 3位:タイソン・フューリー(ボクシング/イギリス/36歳) 総収益:1億4600万ドル(約212億2000万円) 4位:ダック・プレスコット(アメリカン・フットボール/アメリカ/31歳) 総収益:1億3700万ドル(約199億1000万円) 5位:リオネル・メッシ(サッカー/アルゼンチン/37歳) 総収益:1億3500万ドル(約196億3000万円) 6位:レブロン・ジェームズ(バスケットボール/アメリカ/39歳) 総収益:1億3380万ドル(約194億4000万円) 7位:フアン・ソト(野球/ドミニカ共和国/26歳) 総収益:1億1400万ドル(約165億8000万円) 8位:カリム・ベンゼマ(サッカー/フランス/36歳) 総収益:1億400万ドル(約151億2000万円) 9位:大谷翔平(野球/日本/歳) 総収益:1億250万ドル(約148億9000万円) 10位:ケビン・デュラント(バスケットボール/アメリカ/35歳) 総収益:1億140万ドル(約147億3000万円) 2025.05.16 17:40 Fri
3

レアル・マドリーがミランから19歳DFヒメネスを一時的に呼び戻し? 昨夏完全移籍移行も半年レンタルのアイデアを保有か

レアル・マドリーに、ミランからスペイン人DFアレックス・ヒメネス(19)を一時的に呼び戻すプランが存在か。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 ヒメネスはスペイン出身で、マドリーの下部組織育ち。23年夏にレンタル移籍でミランU-19へ加わり、1年後の昨夏、ミランへの完全移籍と共にトップチーム昇格となった。 すなわち現在は完全にミランの一員なわけで、迎えた今シーズンはセリエA5試合、スーペルコッパ・イタリアーナ2試合などに出場。ただ、主戦場はセリエCのフトゥーロ(U-23)である。 そんななか、最終ラインが手薄なマドリーが、半年レンタルでのヒメネス呼び戻しを画策か。 現段階ではいちプランに過ぎずも、ドライローンでの獲得に興味を持っているとのこと。マドリーには2025年夏なら900万ユーロ(約14.4億円)、26年夏なら1200万ユーロ(約19.2億円)という、買い戻し条項があるとされている。 2025.01.16 15:40 Thu
4

「ドアは閉まっている」無職のグティ、かつて育ったレアル復帰の可能性なし

かつてレアル・マドリーではそのルックスとプレースタイルから貴公子としても愛されたホセ・マリア・グティエレス氏が、自身のキャリアについて語った。スペイン『エル・パイス』が伝えた。 “グティ”の愛称でも親しまれ、マドリーの生え抜きとしてプレー。ファーストチームでは14シーズンを過ごすと、ベシクタシュへと移籍し、2011年11月に現役を引退していた。 引退後は指導者としてのキャリアを歩むと、古巣のマドリーの下部組織でキャリアを積んでいた。U-19にあたるフベニールAで監督を務めていた中、突如とし退団。その後、ベシクタシュのアシスタントコーチに就任すると、2019-20シーズンはアルメリアで監督を務めていた。 現在はフリーのグティ氏だが、監督としてのキャリアを続けていきたい考えを持っているようだ。 『エル・パイス』のインタビューでは、レアル・マドリーを出た後について「別の世界だよ。レアル・マドリーにいるときは、バブルの中にいるような感じだ。そして去った後は、サッカーの現実であっても、元選手の日常生活の現実でもないことに気がつく」とコメント。選手としても指導者としても長らくマドリーで過ごしたグティ氏にとっては、難しい環境もあったようだ。 順調にマドリーで指導者のキャリアを積んでいたグティ氏だが、突如辞任。マドリーを去ったことについて後悔しているかと聞かれると「いや、適切な時期だった。私はフベニールAに2年間いた。1年目はとても良かったが、2年目はあまり良くなかった。もっと大きな挑戦が必要だった」とコメント。「チームは私にカスティージャを任せてくれなかったので、私は去った。レアル・マドリーとカスティージャのベンチは埋まっていたので去ったんだ」と語り、自身がステップアップできないと感じたとのこと。「そこから、自分のキャリアを前進させ続けたいと思った。もし、私がフベニールAにもう1年いたとしたら、一歩後退していただろう」と、マドリーを去ったことは間違いではなかったと語った。 そのグティ氏だが、自身が去った後、現役時代に共にカンテラ、ファーストチームで過ごしたラウール・ゴンサレス氏がカスティージャの監督に就任していた。そのことについては「決して知られていないことだろう。解雇があるから起こることだ。ソラーリはファーストチームに昇格し、カスティージャの監督をラウールに譲った」と語り、そのことが起こった理由は別にあるとコメントした。 「でも、ロペテギがうまくやってそこにいたとしたら、ソラーリはカスティージャにあと2年間いただろう」とコメント。「僕は何をしたか?少年たちを教えるのにあと2年間いたのか?人生において、いつだって自分にとって最善だと思うところに行かなければならない」と語り、その時を待つことができなかったと明かしている。 一方で、マドリーを去ったことで復帰へのドアが閉まったかという質問には「そうだね。今はそう思うよ。私側ではなく、マドリー側のがね」と語り、自身ではなくクラブ側がもう受け入れることはないと考えているようだ。 監督としてのホセ・マリア・グティエレスについて、監督を探しているクラブへ勧める点としては「私は自分の仕事と真摯に取り組むことだけを約束する。選手としていかに才能があったは分かっているけど、彼らがそのグティを見ているのだとしたら、私にとっては不利かもしれない」と語り、「サッカーは固定観念にとらわれ、抜け出すことは難しい。人生を変えようとしても、違うことをしようとしてもね」と、指導者としては現役時代のプレーのような華やかなイメージを持たないでもらいたいと考えているようだ。 2021.02.03 20:34 Wed
5

21世紀の出場試合数ランキング発表! 首位は1145試合のC・ロナウド、トップ10に日本人選手がランクイン

IFFHS(国際サッカー歴史統計連盟)が、21世紀で最もプレーした選手のランキングを発表。トップ10には日本人選手もランクインした。 様々な統計を行うIFFHS。2022年までのデータを集計し、21世紀に入ってからのプレーした試合数をもとにランキングを作成した。 対象となるのは、各国のリーグ戦やカップ戦、国際カップ戦、代表チームの試合も含まれ、全ての公式戦が対象になっている。 今回の統計では1000試合以上プレーした選手が3人に増加。首位は昨年と変わらず、サウジアラビアへ活躍の場を移したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)となり、1145試合を記録した。 2022年に1000試合を突破したのは、ブラジル代表DFダニエウ・アウベス(UNAMプーマス)とアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)。アウベスは1033試合、メッシは1003試合となった。メッシはカタール・ワールドカップ(W杯)での試合で1000試合を超えたことになる。 そんな中、8位には日本人がランクイン。941試合に出場したMF遠藤保仁(ジュビロ磐田)だ。遠藤はガンバ大阪と磐田、そして日本代表での試合が21世紀に含まれている。なお、アジア人でも唯一となり、900試合以上を達成しているのも12名となっている。 ◆21世紀の出場試合数ランキング 合計(国内リーグ/国内カップ/国際カップ/代表) 1位:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル) 1145試合(651/93/205/196) 2位:ダニエウ・アウベス(ブラジル) 1033試合(620/115/172/126) 3位:リオネル・メッシ(アルゼンチン) 1003試合(559/102/170/172) 4位:イケル・カシージャス(スペイン) 974試合(585/57/171/161) 5位:ジョアン・モウティーニョ(ポルトガル) 958試合(563/107/142/146) 6位:ズラタン・イブラヒモビッチ(スウェーデン) 948試合(603/72/152/121) 7位:ルカ・モドリッチ(クロアチア) 947試合(569/69/146/162) 8位:遠藤保仁(日本) 941試合(606/117/66/152) 9位:チャビ・エルナンデス(スペイン) 937試合(536/95/174/132) 10位:セルヒオ・ラモス(スペイン) 935試合(534/70/151/180) 11位:アンドレス・イニエスタ(スペイン) 933試合(552/98/152/131) 12位:ロジェリオ・セニ(ブラジル) 904試合(675/71/149/9) 2023.01.12 12:45 Thu

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly