きっとサッカーファンはコパ・クラシコの方が嬉しい…/原ゆみこのマドリッド
2025.04.04 21:00 Fri
「そりゃあ困るわよね」そんな風に私が降って沸いたレアル・マドリーの災難を知って驚いたのは木曜日、まだ昨晩の試合後からの、今季は終わった感に浸っていた時のことでした。いやあ、とうとうコパ・デル・レイ準決勝も片付いて、4月26日に現在、絶賛改修中のセビージャのカルトウーハで行われる決勝はクラシコ(伝統の一戦、マドリーvsバルサ戦のこと)に決まったんですけどね。先週末のリーガのレガネス戦に続き、火曜の準決勝レアル・ソシエダ戦2ndレグでもサンティアゴ・ベルナベウのゴールを守ったコパ専任GKルーニンが、その試合でふくらはぎを負傷しちゃったんですよ。
それに加えて、ベルギー代表のネーションズリーグ準々決勝ウクライナ戦2ndレグのアップ中にヒザの半月板に違和感を覚え、出場せずに帰還。以降、ずっとバルデベバス(バラハス空港の近く)でリハビリを続けていたクルトワの回復が予定より遅れているため、この土曜午後4時15分(日本時間午後11時15分)、ベルナベウ3連戦の最後となるバレンシア戦にはカンテラーノ(RMカスティージャの選手)の第3GK、19才のフラン・ゴンサレスが出ないといけないという、凄いことになっていたから。
いえ、ソシエダとの激戦の後、アンチェロッティ監督も「Somos un equipo que tiene poco equilibrio, pero que tiene mucho en ataque/ソモス・ウン・エキポ・ケ・ティエネ・ポコ・エキリブリオ、ペロ・ケ・ティエネ・ムーチョ・エン・アタケ(ウチはバランスに欠けているチームだが、攻撃力がとても高い)」と言っていたんですけどね。いくら、コルベラン監督になってから、リーガ12試合で勝ち点19を稼ぎ、いつの間にか、降格圏も脱出。ここ4試合黒星なしで15位につけているバレンシアとはいえ、goleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)癖は所持していませんからね。勝ち点3差で首位のバルサから離される訳にはいかないものの、まだリーガは取られたら、取り返せで何とかなりそうな感も。
ただし、来週火曜のCL準々決勝アーセナル戦1stレグとなると話は別で、ええ、アルテタ監督のチームは16強対決のPSV戦初戦で1-7の大勝。ホームでは2-2で引き分け、総合スコア9-3で突破しているんですよ。いくら根性のremontada(レモンターダ/逆転劇)がトレードマークのマドリーだって、エミレーツ・スタジアムで6点差をつけられたら、ベルナベウで引っくり返すのは不可能では?それだけにせめて、ロンドン遠征までにはクルトワなり、ルーニンなりに復帰してもらわないと困るんですが、果たしてどうなるんでしょうか。
そんなことはともかく、このミッドウィークのコパ準決勝2ndレグの結末をお話していかないと。それが何と、先にプレーしたマドリーvsソシエダ戦がとんでもない試合で、うーん、1カ月前のレアル・アレナでの1stレグではエンドリックのゴールでマドリーが0-1と先勝。僅差の割に世間からは、決勝進出チームは決まったものと見なされていたんですが、そのせいもあったんですかね。この日、アンチェロッティ監督がローテでスタメンからエムバペとリュディガーを外したところ、それが惨事を引き起こすとは!
ちなみにこのゴールについては、当人から、「カスティージャで練習していた時、ボクが失敗するのを見て、ラウール監督に『Eh, tienes que mirar mis vídeos, que yo la picaba muy bien/エー、ティエネス・ケ・ミラール・ミス・ビデオス、ケ・ジョ・ラ・ピカバ・ムイ・ビエン(私のビデオを見ないといけないよ。とても上手くボールを突いていたからね)』と言われた」という逸話も披露されていたんですが、それより問題だったのは後半30分少し前から始まった怒涛の展開。前半終了間際には久保建英選手がエリア内ギリギリでビニシウスに倒されながら、主審にスルーされたり、後半頭にはベリンガムがレミロに顔をはたかれながらも、やはりペナルティにならなかった後、いよいよ20分にはマドリーはエンドリクをエムバペに交代。
ソシエダもバレネチェアをセルヒオ・ゴメスへと、この試合の得点選手が下がってからの27分、その日、左SBとしてプレーしたカマビンガのサイドから侵入したマリンがエリア内奥から撃ったシュートがアラバの足に当たり、オウンゴールになってしまったから、ビックリしたの何のって。これでまた同点となったため、アンチェロッティ監督もルーカス・バスケスをモドリッチに代えて、ゲームをコントロールしようとしたんですが、35分、今度は久保選手が同じサイドからエリア内に入り、オジャルサバルへ折り返しのパスを供給。そのシュートが再びアラバに当たってオウンゴールとなった日にはもう、当人も泣くに泣けないとはまさにこのこと?
そう、これでとうとう総合スコアが2-3となり、この準決勝で初めてソシエダがリードしたんですが、だってえ、残り時間はあと10分ちょっとだったんですよ。ソシエダのキャプテン、オジャルサバルも「ves que está cerca y que lo tienes en tu mano... pero ellos no perdonan/ベス・ケ・エスタ・セルカ・イ・ケ・ロ・ティエネス・エン・トゥ・マノ…ペロ・エジョス・ノー・ペルドナン(勝利は近くて、自分たちの手中にあると思ったけど…彼らは許さない)」と言っていたように、何とそこからマドリーの反撃が始まったんです!
まさにそれは脊髄反射のようなもので、リードされてほんの2分後、ついさっきまではアンチェロッティ監督に「守らないと交代だ」と脅されていたビニシウスがドリブルで駆け上がり、エリア内左奥からゴール前にラストパス。それをベリンガムが撃ちこんで、総合スコアを同点に戻すと、41分にはCKからチュアメニがヘッドを決めて、再逆転してるって、レモンターダの鬼もここに極まれり。ただ、このマドリーがCKをもらったプレーにはちょっと曰くがあって、エムバペのオフサイドが見逃されたため、後から、「El Madrid no necesita este tipo de ayudas porque es muy grande/エル・マドリッド・ノー・ネセシータ・エステ・ティポ・デ・アジュダス・ポルケ・エス・ムイ・グランデ(マドリーはとても偉大なチームなんだから、ああいうヘルプは必要ない)」(イマノル監督)という批判もあったりもしたんですが、大丈夫。
この時はソシエダも根性を見せ、何とロスタイム2分にはカマビンガが久保選手を倒したファールによる、サイドからのFKをセルヒオ・ゴメスが蹴ったところ、オジャルサバスがこちらも頭でこの試合の4点目をゲット。結局、総合スコア4-4で延長戦に入ったんですが…やっぱり、根性比べだったら、マドリーの方が上なんでしょうかね。カマビンガ、アラバが退き、フラン・ガルシア、リュディガーが入った延長戦前半から、ソシエダはラミロなどが時間稼ぎして、PK戦狙いが見受けられたのと対照的に、いやまあ、先日はCL16強対決アトレティコ戦2ndレグをPK戦で勝ったマドリーですから、今度は運命の女神が微笑まないかもしれない心配もあった?
すると延長戦後半12分、ブライムと共に最後にピッチに入ったギュレルが蹴ったCKから、リュディガーがヘッドで決めて、総合スコア5-4でマドリーが決勝進出をモノにしてしまうんですから、ホントに恐ろしい。アンチェロッティ監督も「Nunca nos rendimos, sobre todo en casa, con la afición/ヌンカ・ノス・レディモス、ソブレ・トードー・エン・カサ、コン・ラ・アフィシオン(ウチは決して降参しない。とにかくホームでは、このファンたちの前では)」と言っていたんですが、まったくこんな姿を目の当たりにしては、私もただただ、脱帽するしかなかったかと。
ただ、決勝の相手となるバルサは今季、リーガ前半戦で0-4、スペイン・スーパーカップ決勝でも2-5と大量点でマドリーに2連勝しているため、ええ、カルトゥーハの半分はマドリーファンが埋めるにしても、ベルナベウではありませんからね。その頃までは相当、守備力を改善しておいた方がいいように思えますが、まあそれは先の話。今は水曜のメトロポリターノでバルサが決勝への切符を手に入れた試合に触れることにすると…。
いやもう、モンジュイックでの1stレグで土壇場に追いついて、4-4と引き分けたのは本当にこのアトレティコだったんでしょうか。その後、CL16強対決が始まると、1stレグでお隣さんに2-1で負けて集中できず、その間のリーガでは弟分のヘタフェに逆転負け。2nsレグがあの通り、ショックの残るPK戦負けだったのがそれに追い打ちをかけ、続くリーガのバルサ戦でも2-4の逆転負けを喰らった彼らは先週末もアウェイのエスパニョール戦で引分けと、もう完全に尾羽打ち枯らしていましたからね。前半はまったくバルサに歯が立たず、ジャマルを追って右往左往していたはずなのに、27分には当のジャマルからスルーパスを出され、フェラン・トーレスに先制点を奪われているんですから、まったく世話ないっちゃありませんって。
ただ、後半の彼らは心を入れ替え、あのクラブ史最長となった15連勝期には神のような効果があった3人一斉交代でリフレッシュ。ジュリアーノ、アスピリクエタ、レイニウドがセルロート、ガラン、ラングレに代わったところ、攻めていくようになったんですけどね。序盤にはグリーズマンやセルロートのシュートが続いたんですが、それが入らないのが、この負の流れにドップリつかったアトレティコ。24分にはとうとう、セルロートがゴールを挙げてもオフサイドで認められず、フリック監督に守りを固められたこともあり、そのまま0-1で負けて、総合スコア4-5で敗退しちゃいましたっけ。
いやあ、これにはヒメネスなど試合後、「Disculparnos por esos momentos en los que no supimos estar a la altura/ディスクルパモス・ポル・エソス・モメントス・エン・ロス・ケ・ノー・スピモス・エスタル・ア・ラ・アルトゥーラ(自分たちがその高みにいられなかった時間を謝りたい)」と、ここ3試合のホームゲームで毎回、発煙筒を焚いて大勢のファンがチームバスをお出迎えしながら、結果を残せなかったことを詫びていた程なんですけどね。シメオネ監督に言わせると、「前半は良くなかったが、謝る程のことではない。Estamos compitiendo bien en Champions, en Liga y en Copa/エスタモス・コンピティエンドー・ビエン・エン・チャンピオンズ、エン・ラ・リーガ・イ・エン・コパ(ウチはCL、リーガ、コパでよく競っている)」ですからねえ。
それでCL16強対決敗退、リーガは首位と勝ち点差9の3位、コパ準決勝敗退と、海のものとも山のものとも知れないシーズン後のクラブW杯を除いて、今季優勝できる可能性が4月の頭で全て消えてしまったとなれば、一体、この先、ファンは何を楽しみに生きていけばいい?正直、私など、コパ準決勝でアスレティックに、CL準々決勝でもドルトムントに負けた後、選手たちが一足先のバケーション入り。ズルズル後退が続き、終わってみれば、ジローナに定番の3位の座を奪われていた昨季のデジャブが蘇ってくるんですが…ただただ、日曜午後4時15分からのセビージャではまた、アウェイ弱者に逆戻りしていないことを祈るしかありません。
そしてマドリッドの弟分チームたちの週末の予定もさらっと告げておくと、今回は平日試合が2つあって、金曜には7位で勝ち点40に到達したラージョがエスタディオ・バジェカスでエスパニョールと対戦。コパ決勝カードがCL出場圏の上位チーム同士となったため、今の順位で来季はおそらくコンフェレンスリーグへ行けるはずですが、6位ベティスと勝ち点7離れているこの位置は、セルタ、マジョルカも同じ勝ち点で並ぶ激戦区ですからね。イニゴ・ペレス監督のチームには前節アラベスに勝って、5試合ぶりに白星を掴んだことに油断せず、更なる積み上げを期待したいかと。
一方、月曜試合ではレガネスがブタルケにオサスナを迎えるんですが、何せ彼らはここ数週、降格圏18位が定位置化していますからね。今はまだ、1つ上のアラベスと同じ勝ち点、その上のエスパニョールとも勝ち点2差だけと比較的、脱出は容易なんですが、19位のラス・パルマスもたったの1差に迫っているのは微妙なところ。どちらにしろ、前節ではベルナベウで兄貴分を3-2と苦しめた反骨精神を維持して、ここ7試合白星のない相手に勝つしか、状況を変える方法はないんじゃないでしょうか。
その中間、降格圏までは勝ち点9、ヨーロッパの大会出場圏までは勝ち点4と、比較的居心地のいい12位にいるヘタフェは日曜にアトレティコがプレーした後、こちらもアウェイでのバジャドリー戦で、ええ、相手は19位と勝ち点11差のダントツ最下位ですからね。前節はビジャレアルに負け、残留セーフゾーン到達に足踏みしてしまったボルダラス監督のチームには、今回は出場停止だったウチェとレンタル条項で出場に大金を払う必要があったテラツが戻って来るのもあって、白星獲得のいいチャンスになりそうな。そういえば、水曜のメトロポリターノでは控えGKのレタチェクがアトレティコのマフラーを巻いてスタンドにいるのを目撃されたなんて話もあったんですが、その彼相手にコパ準々決勝で5得点したのももう、遠い昔の思い出となりましたね。
それに加えて、ベルギー代表のネーションズリーグ準々決勝ウクライナ戦2ndレグのアップ中にヒザの半月板に違和感を覚え、出場せずに帰還。以降、ずっとバルデベバス(バラハス空港の近く)でリハビリを続けていたクルトワの回復が予定より遅れているため、この土曜午後4時15分(日本時間午後11時15分)、ベルナベウ3連戦の最後となるバレンシア戦にはカンテラーノ(RMカスティージャの選手)の第3GK、19才のフラン・ゴンサレスが出ないといけないという、凄いことになっていたから。
いえ、ソシエダとの激戦の後、アンチェロッティ監督も「Somos un equipo que tiene poco equilibrio, pero que tiene mucho en ataque/ソモス・ウン・エキポ・ケ・ティエネ・ポコ・エキリブリオ、ペロ・ケ・ティエネ・ムーチョ・エン・アタケ(ウチはバランスに欠けているチームだが、攻撃力がとても高い)」と言っていたんですけどね。いくら、コルベラン監督になってから、リーガ12試合で勝ち点19を稼ぎ、いつの間にか、降格圏も脱出。ここ4試合黒星なしで15位につけているバレンシアとはいえ、goleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)癖は所持していませんからね。勝ち点3差で首位のバルサから離される訳にはいかないものの、まだリーガは取られたら、取り返せで何とかなりそうな感も。
そんなことはともかく、このミッドウィークのコパ準決勝2ndレグの結末をお話していかないと。それが何と、先にプレーしたマドリーvsソシエダ戦がとんでもない試合で、うーん、1カ月前のレアル・アレナでの1stレグではエンドリックのゴールでマドリーが0-1と先勝。僅差の割に世間からは、決勝進出チームは決まったものと見なされていたんですが、そのせいもあったんですかね。この日、アンチェロッティ監督がローテでスタメンからエムバペとリュディガーを外したところ、それが惨事を引き起こすとは!
いえ、開始早々から、まずは総合スコアをイーブンにしようと、やる気満々だったソシエダが前半16分、マリンが頭で流したボールをベレネチェアが追い、ルーニンの股間を抜くシュートであっという間に同点にされた後、30分にはビニシウスが自陣から放ったボールに激走。GKレミロの目前でvaselina(バセリーナ/ループシュート)を放ち、この大会最多となる5得点目で再び、マドリーにリードをもたらしてくれたエンドリックは当たりだったんですけどね。
ちなみにこのゴールについては、当人から、「カスティージャで練習していた時、ボクが失敗するのを見て、ラウール監督に『Eh, tienes que mirar mis vídeos, que yo la picaba muy bien/エー、ティエネス・ケ・ミラール・ミス・ビデオス、ケ・ジョ・ラ・ピカバ・ムイ・ビエン(私のビデオを見ないといけないよ。とても上手くボールを突いていたからね)』と言われた」という逸話も披露されていたんですが、それより問題だったのは後半30分少し前から始まった怒涛の展開。前半終了間際には久保建英選手がエリア内ギリギリでビニシウスに倒されながら、主審にスルーされたり、後半頭にはベリンガムがレミロに顔をはたかれながらも、やはりペナルティにならなかった後、いよいよ20分にはマドリーはエンドリクをエムバペに交代。
ソシエダもバレネチェアをセルヒオ・ゴメスへと、この試合の得点選手が下がってからの27分、その日、左SBとしてプレーしたカマビンガのサイドから侵入したマリンがエリア内奥から撃ったシュートがアラバの足に当たり、オウンゴールになってしまったから、ビックリしたの何のって。これでまた同点となったため、アンチェロッティ監督もルーカス・バスケスをモドリッチに代えて、ゲームをコントロールしようとしたんですが、35分、今度は久保選手が同じサイドからエリア内に入り、オジャルサバルへ折り返しのパスを供給。そのシュートが再びアラバに当たってオウンゴールとなった日にはもう、当人も泣くに泣けないとはまさにこのこと?
そう、これでとうとう総合スコアが2-3となり、この準決勝で初めてソシエダがリードしたんですが、だってえ、残り時間はあと10分ちょっとだったんですよ。ソシエダのキャプテン、オジャルサバルも「ves que está cerca y que lo tienes en tu mano... pero ellos no perdonan/ベス・ケ・エスタ・セルカ・イ・ケ・ロ・ティエネス・エン・トゥ・マノ…ペロ・エジョス・ノー・ペルドナン(勝利は近くて、自分たちの手中にあると思ったけど…彼らは許さない)」と言っていたように、何とそこからマドリーの反撃が始まったんです!
まさにそれは脊髄反射のようなもので、リードされてほんの2分後、ついさっきまではアンチェロッティ監督に「守らないと交代だ」と脅されていたビニシウスがドリブルで駆け上がり、エリア内左奥からゴール前にラストパス。それをベリンガムが撃ちこんで、総合スコアを同点に戻すと、41分にはCKからチュアメニがヘッドを決めて、再逆転してるって、レモンターダの鬼もここに極まれり。ただ、このマドリーがCKをもらったプレーにはちょっと曰くがあって、エムバペのオフサイドが見逃されたため、後から、「El Madrid no necesita este tipo de ayudas porque es muy grande/エル・マドリッド・ノー・ネセシータ・エステ・ティポ・デ・アジュダス・ポルケ・エス・ムイ・グランデ(マドリーはとても偉大なチームなんだから、ああいうヘルプは必要ない)」(イマノル監督)という批判もあったりもしたんですが、大丈夫。
この時はソシエダも根性を見せ、何とロスタイム2分にはカマビンガが久保選手を倒したファールによる、サイドからのFKをセルヒオ・ゴメスが蹴ったところ、オジャルサバスがこちらも頭でこの試合の4点目をゲット。結局、総合スコア4-4で延長戦に入ったんですが…やっぱり、根性比べだったら、マドリーの方が上なんでしょうかね。カマビンガ、アラバが退き、フラン・ガルシア、リュディガーが入った延長戦前半から、ソシエダはラミロなどが時間稼ぎして、PK戦狙いが見受けられたのと対照的に、いやまあ、先日はCL16強対決アトレティコ戦2ndレグをPK戦で勝ったマドリーですから、今度は運命の女神が微笑まないかもしれない心配もあった?
すると延長戦後半12分、ブライムと共に最後にピッチに入ったギュレルが蹴ったCKから、リュディガーがヘッドで決めて、総合スコア5-4でマドリーが決勝進出をモノにしてしまうんですから、ホントに恐ろしい。アンチェロッティ監督も「Nunca nos rendimos, sobre todo en casa, con la afición/ヌンカ・ノス・レディモス、ソブレ・トードー・エン・カサ、コン・ラ・アフィシオン(ウチは決して降参しない。とにかくホームでは、このファンたちの前では)」と言っていたんですが、まったくこんな姿を目の当たりにしては、私もただただ、脱帽するしかなかったかと。
ただ、決勝の相手となるバルサは今季、リーガ前半戦で0-4、スペイン・スーパーカップ決勝でも2-5と大量点でマドリーに2連勝しているため、ええ、カルトゥーハの半分はマドリーファンが埋めるにしても、ベルナベウではありませんからね。その頃までは相当、守備力を改善しておいた方がいいように思えますが、まあそれは先の話。今は水曜のメトロポリターノでバルサが決勝への切符を手に入れた試合に触れることにすると…。
いやもう、モンジュイックでの1stレグで土壇場に追いついて、4-4と引き分けたのは本当にこのアトレティコだったんでしょうか。その後、CL16強対決が始まると、1stレグでお隣さんに2-1で負けて集中できず、その間のリーガでは弟分のヘタフェに逆転負け。2nsレグがあの通り、ショックの残るPK戦負けだったのがそれに追い打ちをかけ、続くリーガのバルサ戦でも2-4の逆転負けを喰らった彼らは先週末もアウェイのエスパニョール戦で引分けと、もう完全に尾羽打ち枯らしていましたからね。前半はまったくバルサに歯が立たず、ジャマルを追って右往左往していたはずなのに、27分には当のジャマルからスルーパスを出され、フェラン・トーレスに先制点を奪われているんですから、まったく世話ないっちゃありませんって。
ただ、後半の彼らは心を入れ替え、あのクラブ史最長となった15連勝期には神のような効果があった3人一斉交代でリフレッシュ。ジュリアーノ、アスピリクエタ、レイニウドがセルロート、ガラン、ラングレに代わったところ、攻めていくようになったんですけどね。序盤にはグリーズマンやセルロートのシュートが続いたんですが、それが入らないのが、この負の流れにドップリつかったアトレティコ。24分にはとうとう、セルロートがゴールを挙げてもオフサイドで認められず、フリック監督に守りを固められたこともあり、そのまま0-1で負けて、総合スコア4-5で敗退しちゃいましたっけ。
いやあ、これにはヒメネスなど試合後、「Disculparnos por esos momentos en los que no supimos estar a la altura/ディスクルパモス・ポル・エソス・モメントス・エン・ロス・ケ・ノー・スピモス・エスタル・ア・ラ・アルトゥーラ(自分たちがその高みにいられなかった時間を謝りたい)」と、ここ3試合のホームゲームで毎回、発煙筒を焚いて大勢のファンがチームバスをお出迎えしながら、結果を残せなかったことを詫びていた程なんですけどね。シメオネ監督に言わせると、「前半は良くなかったが、謝る程のことではない。Estamos compitiendo bien en Champions, en Liga y en Copa/エスタモス・コンピティエンドー・ビエン・エン・チャンピオンズ、エン・ラ・リーガ・イ・エン・コパ(ウチはCL、リーガ、コパでよく競っている)」ですからねえ。
それでCL16強対決敗退、リーガは首位と勝ち点差9の3位、コパ準決勝敗退と、海のものとも山のものとも知れないシーズン後のクラブW杯を除いて、今季優勝できる可能性が4月の頭で全て消えてしまったとなれば、一体、この先、ファンは何を楽しみに生きていけばいい?正直、私など、コパ準決勝でアスレティックに、CL準々決勝でもドルトムントに負けた後、選手たちが一足先のバケーション入り。ズルズル後退が続き、終わってみれば、ジローナに定番の3位の座を奪われていた昨季のデジャブが蘇ってくるんですが…ただただ、日曜午後4時15分からのセビージャではまた、アウェイ弱者に逆戻りしていないことを祈るしかありません。
そしてマドリッドの弟分チームたちの週末の予定もさらっと告げておくと、今回は平日試合が2つあって、金曜には7位で勝ち点40に到達したラージョがエスタディオ・バジェカスでエスパニョールと対戦。コパ決勝カードがCL出場圏の上位チーム同士となったため、今の順位で来季はおそらくコンフェレンスリーグへ行けるはずですが、6位ベティスと勝ち点7離れているこの位置は、セルタ、マジョルカも同じ勝ち点で並ぶ激戦区ですからね。イニゴ・ペレス監督のチームには前節アラベスに勝って、5試合ぶりに白星を掴んだことに油断せず、更なる積み上げを期待したいかと。
一方、月曜試合ではレガネスがブタルケにオサスナを迎えるんですが、何せ彼らはここ数週、降格圏18位が定位置化していますからね。今はまだ、1つ上のアラベスと同じ勝ち点、その上のエスパニョールとも勝ち点2差だけと比較的、脱出は容易なんですが、19位のラス・パルマスもたったの1差に迫っているのは微妙なところ。どちらにしろ、前節ではベルナベウで兄貴分を3-2と苦しめた反骨精神を維持して、ここ7試合白星のない相手に勝つしか、状況を変える方法はないんじゃないでしょうか。
その中間、降格圏までは勝ち点9、ヨーロッパの大会出場圏までは勝ち点4と、比較的居心地のいい12位にいるヘタフェは日曜にアトレティコがプレーした後、こちらもアウェイでのバジャドリー戦で、ええ、相手は19位と勝ち点11差のダントツ最下位ですからね。前節はビジャレアルに負け、残留セーフゾーン到達に足踏みしてしまったボルダラス監督のチームには、今回は出場停止だったウチェとレンタル条項で出場に大金を払う必要があったテラツが戻って来るのもあって、白星獲得のいいチャンスになりそうな。そういえば、水曜のメトロポリターノでは控えGKのレタチェクがアトレティコのマフラーを巻いてスタンドにいるのを目撃されたなんて話もあったんですが、その彼相手にコパ準々決勝で5得点したのももう、遠い昔の思い出となりましたね。
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かつてレアル・マドリーではそのルックスとプレースタイルから貴公子としても愛されたホセ・マリア・グティエレス氏が、自身のキャリアについて語った。スペイン『エル・パイス』が伝えた。 “グティ”の愛称でも親しまれ、マドリーの生え抜きとしてプレー。ファーストチームでは14シーズンを過ごすと、ベシクタシュへと移籍し、2011年11月に現役を引退していた。 引退後は指導者としてのキャリアを歩むと、古巣のマドリーの下部組織でキャリアを積んでいた。U-19にあたるフベニールAで監督を務めていた中、突如とし退団。その後、ベシクタシュのアシスタントコーチに就任すると、2019-20シーズンはアルメリアで監督を務めていた。 現在はフリーのグティ氏だが、監督としてのキャリアを続けていきたい考えを持っているようだ。 『エル・パイス』のインタビューでは、レアル・マドリーを出た後について「別の世界だよ。レアル・マドリーにいるときは、バブルの中にいるような感じだ。そして去った後は、サッカーの現実であっても、元選手の日常生活の現実でもないことに気がつく」とコメント。選手としても指導者としても長らくマドリーで過ごしたグティ氏にとっては、難しい環境もあったようだ。 順調にマドリーで指導者のキャリアを積んでいたグティ氏だが、突如辞任。マドリーを去ったことについて後悔しているかと聞かれると「いや、適切な時期だった。私はフベニールAに2年間いた。1年目はとても良かったが、2年目はあまり良くなかった。もっと大きな挑戦が必要だった」とコメント。「チームは私にカスティージャを任せてくれなかったので、私は去った。レアル・マドリーとカスティージャのベンチは埋まっていたので去ったんだ」と語り、自身がステップアップできないと感じたとのこと。「そこから、自分のキャリアを前進させ続けたいと思った。もし、私がフベニールAにもう1年いたとしたら、一歩後退していただろう」と、マドリーを去ったことは間違いではなかったと語った。 そのグティ氏だが、自身が去った後、現役時代に共にカンテラ、ファーストチームで過ごしたラウール・ゴンサレス氏がカスティージャの監督に就任していた。そのことについては「決して知られていないことだろう。解雇があるから起こることだ。ソラーリはファーストチームに昇格し、カスティージャの監督をラウールに譲った」と語り、そのことが起こった理由は別にあるとコメントした。 「でも、ロペテギがうまくやってそこにいたとしたら、ソラーリはカスティージャにあと2年間いただろう」とコメント。「僕は何をしたか?少年たちを教えるのにあと2年間いたのか?人生において、いつだって自分にとって最善だと思うところに行かなければならない」と語り、その時を待つことができなかったと明かしている。 一方で、マドリーを去ったことで復帰へのドアが閉まったかという質問には「そうだね。今はそう思うよ。私側ではなく、マドリー側のがね」と語り、自身ではなくクラブ側がもう受け入れることはないと考えているようだ。 監督としてのホセ・マリア・グティエレスについて、監督を探しているクラブへ勧める点としては「私は自分の仕事と真摯に取り組むことだけを約束する。選手としていかに才能があったは分かっているけど、彼らがそのグティを見ているのだとしたら、私にとっては不利かもしれない」と語り、「サッカーは固定観念にとらわれ、抜け出すことは難しい。人生を変えようとしても、違うことをしようとしてもね」と、指導者としては現役時代のプレーのような華やかなイメージを持たないでもらいたいと考えているようだ。 2021.02.03 20:34 Wed3
勝っても懸念の種は尽きない…/原ゆみこのマドリッド
「たった3日で雰囲気がガラッと変わったら、そっちの方が怖いよね」そんな風に私が訝っていたのは月曜日。レバンテ戦でミソギは済んだため、ベルナベウのファンはCLモナコ戦でレアル・マドリーを応援してくれるはずという楽観論をスポーツ紙で読んだ時のことでした。 スペイン・スーパーカップ(スーペルコパ)決勝でバルサに負けた後、シャビ・アロンソ監督がサプライズ退任。RMカスティージャから昇格したアルバロ・アルベロア監督の初陣となったコパ・デル・レイのラウンド16では、2部のアルバセテに敗退という最悪な結果が出たせいで、土曜日のホームゲームでは予想通り、スタジアム内にファンのpito(ピト/ブーイング)がこだましていたんですけどね。 それでも後半にマドリーがリードすると、徐々にスタンドは沈静化。最後までしつこくピーピーされていたのは、アロンソ監督体制崩壊の元凶とされているヴィニシウスだけでした。ただ、監督交代により、マドリーのプレーが劇的に良くなった訳ではないですからね。となると、フォンド・スール(南側ゴール裏)に陣取る応援団以外の一般のファンが、そう簡単に怒りを忘れるようには思えないんですが……。でもモナコ戦のキックオフ直後から、goleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)が始まれば、その限りではなし? ちなみに土曜の試合がどんなだったかというと──、あそこまで徹底したブーイング攻勢にお目にかかるのは本当に久々でした。試合前のアップに選手たちが出て来た途端から始まったんですよ。スタンドにファンが増えるにつれ、そのボリュームも上がる一方で、スタメン紹介で360度スクリーンにベリンガムとヴィニシウスが現れるとテンションはマックスに。当然、選手入場時もブーイングの嵐で、試合が動きだせば、ヴィニシウスがボールを持つ度に集中砲火。過去にはブラジル人のロナウドやクリスチアーノ・ロナウドなんかもブーイングされていたのを目撃はしていたんですけどね。その激しさときたら、とてもじゃないけど比べようがありませんって。 おかげで前半はマドリーの選手たちも委縮してしまったか、得点することはできず。ただ、レバンテの決定力のなさにも助けられて0-0で終わって、幸いだったぐらいなんですけどね。もちろん、ロッカールームに引き上げる時も盛大なブーイングを浴びたマドリーは、後半頭から、カマヴィンガとゴンサロをギュレルとマスタントゥオノに交代。それだけでなく、アルベロア監督の「Teníamos que darle una mayor velocidad a la circulación de balón/テニアモス・ケ・ダールレ・ウナ・マジョール・ベロシダッド・ア・ラ・シルクラシオン・デ・バロン(ウチはボール回しの速度を上げる必要があった)」という指導も良かったんでしょうか。 コパのアルバセテ戦から続いていた『トロトロモード』から少しマシになったかもと思っていれば、56分にはギュレルのスルーパスを追ったエムバペがエリア内でデラに倒され、PKをゲット。まだまだヒザの状態が良くないのですが、それでもこのPKを決めて、マドリーに先制点をもたらしてくれました。これでもう今季30得点って、シーズンはやっと折り返したばかりですからね。1年目の昨季に記録した44得点を大幅に上回る、60得点ぐらいは軽くいっちゃう? これでようやくレバンテの守備の壁に穴を開けたマドリーは65分にも、ギュレルが完璧なCKをエリア内に送り、アセンシオのヘッドで2点目をゲット。リュディガーのケガ、ハイセンの不調により守備の要として頼りにされるようになってきたカンテラーノ(RMカスティージャ出身の選手)はコパで鼻中骨を骨折し、この日はフェイスガード着用でプレーしていたんですが、どうやら頭を使うのに支障はなかったよう。 結局、その後は追加点が入らず、試合は2-0で終わったんですが、おかげで選手たちもそれ以上のブーイングは受けずにピッチで勝利を祝えることに。一番の被害者だったヴィニシウスなど、真っ先に姿を消していましたしね。ぶっちゃけ、私など、モナコ戦では彼を出さなければ、マドリーはもっと平穏にプレーできるんじゃないかと思ったものでしたが、アルベロア監督の意見は真逆でねえ。「Voy a trabajar por mejorar a Vinicius/ボイ・ア・トラバハール・ポル・メホラル・ア・ビニシウス(ビニシウスをより良くするために働く)。彼にはできるだけ多くのボールを渡すよう、チームメートに頼むつもりだ」そうですが、いやあ。 というのもバルサ戦でゴールを挙げるまで、14試合程、無得点が続いていた彼ですからね。ただ、火曜午後9時(日本時間翌午前5時)からのモナコ戦には、アフリカネーションズカップの決勝でPKを失敗したブライムがまだ戻ってきていないだけでなく、ロドリゴもまだケガが治っておらず。ヴィニシウスはチームに必要なんですが、それだと心配なのは場内からのブーイングかと。試合前日会見で話したエムバペなど、「El madridismo está enfadado, pero está con nosotros/エル・マドリディスモ・エスタ・エンファダード、ペロ・エスタ・コン・ノソトロス(マドリーファンは怒っているけど、ボクらと一緒にいる)」と言っていたものの、それもチームが勝ってくれればこそですからね。 一応、相手はリーグ1で4連敗中の9位、CLリーグフェーズも18位と、マドリー優位には見えるものの、ロドリゴ以外にもリュディガー、ミリトン、メンディ、トレントが負傷中、さらにはカレラスも出場停止と、この試合も出られない選手は少なくないし。エムバペが復活したのが何よりとはいえ、果たしてアルベロア監督はモナコにも勝って、ベルナベウを平常状態に戻すことができるのでしょうか。 そして翌日曜日はマドリッド勢の残り3チームの出番だったんですが、連続時間帯開催にされてしまったため、私はコリセウムをパスして、1カ月以上ぶりにメトロポリターノに帰ってくるアトレティコのアラベス戦を見に行くことに。 このところ5試合白星がない弟分のヘタフェも心配ではあったんですけどね。結果的に午後2時からのヘタフェvsバレンシアの決着がついたのは84分、ウグリニッチのスルーパスから、ガジャがvaselina(バセリーナ/ループシュート)で決めたゴールで、惜しくも0-1と負けてしまったんですが、梯子観戦の場合、その頃は私もとうに午後4時15分キックオフのメトロポリターノに移動すべく、スタジアムを出ていたはず。どっちにしろ自分の目で見ることはできなかったかと。 まあ、これで6試合勝っていないことになったボルダラス監督のチームに関しては、先週金曜日から、とうとう緊急補強が始まって、最初に決まったFWサトリアーノ(オリンピック・リヨンからレンタル)は早速バレンシア戦のスタメンに入っていましたし、ボッセリ(リーベル・プレートから移籍)、ザイド・ロメロ(クラブ・ブルージュからレンタル)の2人のCBも次の試合は来週月曜日のジローナ戦とあって、チームに馴染む時間はありますからね。今のところ、降格圏まで勝ち点差2の16位に留まっているため、この先の巻き返しを期待するばかりでしょうか。 その一方で、だんだん雲行きが怪しくなってきたのが、もう1つの弟分のラージョで、アトレティコ戦のすぐ後、午後6時30分からのアウェイゲームでセルタと対戦したんですが、私が近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)にたどり着いた時には40分にカレイラ、54分にはパチャのペナルティでブライアン・サラゴサにPKを決められて、2-0と負けていてねえ。しかもTVで最初に見たシーンが、VAR(ビデオ審判)のモニターチェックでスウェドベリにタックルしたメンディのカードがイエローからレッドに変わり、退場させられるところなんですから、まったくどうしたものか。 結局、人数が少なった後の79分にもハビ・ルエダにゴールを決められて、ラージョは3-0で完敗。せっかくアラベスに負けてコパの重荷がなくなり、カンファレンスリーグ・ラウンド16がやって来る3月まで、リーガに専念して順位を上げる計画がこうも早く頓挫してしまうとは。イニゴ・ペレス監督のチームは降格圏まで勝ち点3差とはいえ、順位は13位と弟分仲間よりは幾分、マシなんですけどね。土曜のエスタディオ・バジェカスでのオサスナ戦で立て直しができるといいんですが、こちらは補強もまだカルロス・マルティン(アトレティコからレンタル)だけと、ほとんど進んでいないのが心配です。 それでホーム・スウィート・ホームに戻って来たアトレティコは思う存分、内弁慶ぶりを見せつけてくれたのかって? いやあ、彼らのシュート精度の不足は相変わらず続いていて、6試合ノーゴールのフリアン・アルバレスなど、オンダ・マドリッド(ローカルラジオ局)の解説に最近、生まれたお子さんの夜泣きのせいで、眠れていないんじゃないかと言われていた程でねえ。そうはいってもシュートが決まらないのは彼だけでなく、前半アディショナルタイムにはまさに呪われているとしか思えない光景が出現。 フリアンからのラストパスをゴール前でもらったアルマダがシュートを2度続けて、敵DFに跳ね返された後、続いたバリオス、ジュリアーノもブロックされてしまったんですよお。これには場内のファンも頭を抱えるしかなかったんですが、48分、ようやく当たりが出ることに。直前のチャンスを決められなかったセルロートが、今度はバリオスが上げたクロスをフリーでヘッド。これがGKシベラを破ってくれたから、ようやくメトロポリターノも久々のゴールを祝うことができました。その後の彼らは省エネモードに入ってしまったようでね。 最初の3人一斉交代ではジュリアーノ、アルマダ、そしてフリアンをコケ、バエナ、グリーズマンにしたシメオネ監督だったんですが、その後、カルドーソをル・ノルマンに、終盤にはセルロートをモリーナにしたせいで、選手たちが虎の子の1点を守るだけでいいと思い込んでしまった疑いもあるんですけどね。でもだからって、最後はアラベスに攻め立てられて終わるなんてこと、あっていい? それも苦手のCK守備で2度もボジェにヘッドを撃たれ、狙いが外れてくれたから良かったものの、これじゃあ、スタンドからブーイングが聞こえてきたのもムリはなかったかと。 幸い相手には枠内シュートが1本もなかったこともあり、そのまま1-0で逃げ切ることができたアトレティコでしたが、ちょっと振り返ってみると、今年になってからの4試合、彼らは全て1得点留まり。相手がコパのデポルティボ(2部)やこの日のアラベスのように攻撃力がなければ勝てても、スペイン・スーパーカップ準決勝のダービーではお隣さんに2点を取られて負け、年明け試合のレアル・ソシエダ戦でも1-1に追いつかれてドローでしたからね。とりわけ、水曜午後9時にはトップ8入りが懸かったCLガラタサライ戦が苦手のアウェイでやって来るとあって、正直、シュート70本撃って、たった4得点だけという非効率さには不安を覚えるばかりなんですが、こればっかりはねえ。 ただ、日曜日の最後の時間帯にはマドリッドの兄貴分たちに朗報があって、何と首位のバルサがアノエタでレアル・ソシエダに2-1と負け、2位のマドリーとは勝ち点1差に、3位のビジャレアルと同じ勝ち点で並ぶ4位のアトレティコとは8差になったんですよ。それでもリーガで這い上がるのは、シメオネ監督のチームにとって、気の遠くなるような道のりなんですけどね。月曜日の抽選で2月のコパ準々決勝もカルトゥーハでのベティス戦となったため、かなり難易度が上がった気がしますし、とにかく今は冬の市場でガラン(オサスナに移籍)、カルロス・マルティン(ラージョにレンタル)、ギャラガー(トッテナムに移籍)、ラスパドリ(同アタランタ)と4人も減った戦力を早く補充して、1日でも早くフリアンがゴールを取り戻してくれることを願うしかありません。 2026.01.21 17:00 Wed4
名手ファン・デル・ファールトの長男ダミアンがアヤックスと長期契約…世代別オランダ代表に名を連ねる18歳
アヤックスがラファエル・ファン・デル・ファールト氏の長男と長期契約を結んだ。 絶大なタレント性でサッカーファンを魅了した左足の名手、元オランダ代表MFファン・デル・ファールト氏。アヤックスやハンブルガーSV、レアル・マドリー、トッテナム等で活躍した。 その長男は、元日本代表FW高原直泰氏とともにプレーしたハンブルガー時代に生まれた、ダミアン・ファン・デル・ファールト(18)。 少年時代は父親の移籍に伴い、ドイツ、デンマーク等で生活し、2023年にアヤックスのU-18チームへ入団。昨夏U-19チームに昇格し、世代別のオランダ代表にも名を連ねている。 父の古巣でもあるアヤックスとはU-19昇格と同時に新契約を締結も、7日、新たに2029年6月までの契約延長にサイン。近い将来のトップチーム昇格が念頭にあるのは間違いないだろう。 アヤックスのフットボール・ダイレクター(FD)を務めるマリジン・ボイカー氏いわく、ダミアンは父ラファエルと同じく攻撃的MFで、より守備にも協力的な現代型のフットボーラー。 「彼との契約延長を嬉しく思う。ダイナミックな攻撃的MFで、ボックス内への侵入も多い。何より優れたキック精度とテクニックがあり、エネルギッシュなプレッシングも魅力的だ」 「次のステップはヨング・アヤックス(オランダ2部/セカンドチーム)に上がること。今後数年間でさらなる成長があると確信しているよ」 <span class="paragraph-title">【写真/2枚目】ファン・デル・ファールト親子</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="hu" dir="ltr">It’s a ‘Van der Vaart’ thing <br><br>Damián 2029 </p>— AFC Ajax (@AFCAjax) <a href="https://twitter.com/AFCAjax/status/1876698684404207889?ref_src=twsrc%5Etfw">January 7, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.01.08 14:20 Wed5
