最終盤に数的優位も1点が遠かったスタッド・ランスがブレストとゴールレスドロー【リーグ・アン】

2025.03.17 09:00 Mon
Getty Images
スタッド・ランスは16日、リーグ・アン第26節でブレストと対戦し0-0の引き分けに終わった。ランスのMF伊東純也は64分からプレー、FW中村敬斗、DF関根大輝はフル出場している。

リーグ戦14試合未勝利中の15位ランス(勝ち点22)が、9位ブレスト(勝ち点36)のホームに乗り込んだ一戦。ランスは[4-3-3]の布陣で3トップの左に中村、右サイドバックに関根をスタメンで起用した。

立ち上がりから一進一退の展開が続くなか、ランスは22分にチャンス。コネのパスを受けたディアコンがボックス右から侵入すると、カットインから左足を振り抜いたが、これはGKビゾットが正面でセーブ。
前半半ば以降は一進一退の展開が続き、互いになかなか決定機までボールを運ぶことができず。前半はゴールレスで終了した。

迎えた後半、ランスは53分にバイタルエリア手前でボールを受けた中村がペナルティアーク内まで切り込みシュート。しかし、このシュートはわずかに枠の上に外れた。
64分にディアコンを下げて伊東を投入したランスだが、その後も試合は膠着状態が続く。

91分にはドリブルでカウンターを仕掛け伊東へ危険なタックルを見舞ったハイダラはレッドカードで退場しし数的優位となったランスだったが、最後までゴールネットを揺らすことはできず。試合はゴールレスドローでタイムアップを迎えた。

ブレスト 0-0 スタッド・ランス

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南野先発のモナコがビエレスのハットトリックで伊東らとの日本人対決に完勝!残留争いのランスは泥沼の5連敗【リーグ・アン】

リーグ・アン第24節のモナコvsスタッド・ランスが2月28日に行われ、3-0でモナコが勝利した。モナコの南野拓実は74分までプレー、ランスの伊東純也は73分までプレー、中村敬斗、関根大輝はフル出場している。 前節のリール戦で惜敗した5位モナコ(勝ち点40)が、リーグ戦12試合勝利のない15位ランス(勝ち点22)をホームに迎えた一戦。モナコの南野は[4-4-2]の左MFで先発、一方ランスは伊東と中村を最前線に配した変則的な[4-3-1-2]の布陣を採用し、関根は右サイドバックも先発している。 モナコは開始早々にチャンスを創出する。1分、カイオ・エンヒキの左クロスからビエレスがヘディングシュートを放ったが、これは枠に左に外れる。さらに15分には、カイオ・エンヒキの右CKをファーサイドのアル・ムスラティが頭で合わせたが、シュートはGKディウフがわずかに触れてゴール左に逸れた。 前半半ば以降も主導権を握るモナコは、34分に南野からのパスを左サイドで受けたカイオ・エンヒキがゴールへ向かうクロスを供給すると、ゴール前に抜け出したビエレスが右足ボレーでゴールネットを揺らした。 先制したモナコはその5分後にも決定機を迎える。39分、ボックス左でボールを受けたアクリウシェがゴール前へロブパスを送ると、これに反応したビエレスがワントラップからゴール右へシュートを流し込んだ。 連続ゴールでリードを広げたモナコは、43分にもボックス左から侵入したエンボロのクロスをビエレスが合わせたが、これはわずかに枠の左に外れた。 2-0で前半を終えたモナコは、後半立ち上がりの51分に追加点を奪う。ボックス右深くまで侵入したアクリウシェの折り返しが相手DFに当たると、ボックス中央右のエンボロがダイレクトシュート。これはGKディウフに弾かれたが、こぼれ球をビエレスが押し込み、ハットトリックを達成。 3点を追う展開となったランスは61分、テウマのロングフィードから左サイドを抜け出した伊東がマイナスに折り返すと、ボックス手前でボールを受けた中村がボックス内に切り込みシュート。しかし、これはGKマイェッキが正面で弾いた。 その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指すなか、モナコは86分に敵陣でのパスカットからアクリウシェがショートカウンターを仕掛けると、ボックス内まで持ち込みシュート。しかし、相手DFにディフレクトしたボールはGKディウフが難なくキャッチした。 結局、試合はビエレスのハットトリックでモナコが完勝。一方のランスは5連敗となった。 モナコ 3-0 スタッド・ランス 【モナコ】 ミカ・ビエレス(前34) ミカ・ビエレス(前39) ミカ・ビエレス(後6) 2025.03.01 07:25 Sat
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2週間のジャパンツアーを行うスタッド・ランス、費用は「ヤスダ・グループ」が全額負担!? 3年25.6億円のスポンサー契約も

リーグ・アンのクラブは新シーズンの放映権問題を抱え、クラブの財政に大きな影響を与えることとなる。一方で、スポンサーの影響により、その損失の影響を受けないクラブもあるようだ。 フランス『レキップ』によれば、そのクラブの1つがスタッド・ランス。日本代表MF伊東純也、MF中村敬斗が所属するランスは、今夏ジャパンツアーを実施。Jリーグの4クラブと対戦する。 ランスは今シーズンの放映権問題により、年間で900万ユーロ(約15億4000万円)の収入が減少するという。ただ、移籍市場での収入やプーマとのサプライヤー契約などで、多くの収入を手にしている。 その中で、大きな役割を占めているというのが「ヤスダ・グループ」だ。2024-25シーズンからランスのメインスポンサーになり、2027年までの3年間の契約を締結。3年間で1500万ユーロ(約25億6500万円)がクラブに入るという。 マーケティング、教育サービス、そしてエンターテインメント事業を手がけているという「ヤスダ・グループ」は、2023-24シーズンには日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダのメインスポンサーにもなっており、サッカー界に進出し始めている。 そん中で今夏のジャパンツアーを行うランスだが、どうやらその費用は全て「ヤスダ・グループ」が負担するという。およそ2週間になるツアーには、選手やスタッフなど64人が来日。移動費に加えて宿泊費を考えれば巨額の費用がかかるが、全て「ヤスダ・グループ」が負担するという。 クラブのジャン=ピエール・カイヨ会長はジャパンツアーについて、「我々のチームには伊東純也と中村敬斗がおり、日本のユニフォームスポンサーもいたので、この機会は自然と訪れた」とコメント。我々は「熱意を持って、この契約を掴んだ」と、クラブとしてもチャンスと捉えて臨むという。 ジャパンツアーでは、24日にジュビロ磐田と対戦すると、27日に清水エスパルス、31日にFC町田ゼルビア、8月3日にヴィッセル神戸と対戦する。日本でも人気のある伊東と中村のグッズを含めて、多くの利益を得られることも見込まれており、このジャパンツアーには大きな期待が寄せられているという。 2024.07.22 21:40 Mon
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「痺れるな」「ピンポイントクロスたまらん」関根大輝が移籍後初アシスト、中村敬斗がドンピシャヘッド!日本人ライン開通「優勝してくれ」

フランスで日本人ホットラインが開通した。 25日、クープ・ドゥ・フランスの準々決勝が行われ、スタッド・ランスはアウェイでアンジェと対戦した。 試合には日本代表MF伊東純也、FW中村敬斗、DF関根大輝が揃って先発出場。中村は1トップに入り、伊東と関根は右サイドで縦関係となった。 試合は互いにゴールを奪えないまま時間ばかりが経過。すると79分、日本人ホットラインが開通する。 右サイドでフリーになっていた関根にパスが出ると、コントロールした関根はボックス右からクロス。ニアで待っていた伊東を越えたボールをボックス中央でで中村がヘッド。完璧なゴールとなった。 ファンは「良いクロスに良いヘッド」、「関根おめでとう」、「ピンポイントクロスたまらん」、「痺れるな」、「仲が良い」、「中村の奪い合いじゃん」、「優勝してくれ」とクロス、ヘッド共に称賛している。 中村は今季のカップ戦で初ゴール。リーグ戦では22試合で8ゴール1アシストを記録しており、シーズン9点目となった。 なお、試合は後半アディショナルタイムに追いつかれる展開に。PK戦にもつれた試合は、中村、伊東も成功。4-5でランスが勝利を収めた。 <span class="paragraph-title">【動画】関根大輝が移籍後初アシスト!中村敬斗が合わせてゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="n8tKJjFefZs";var video_start = 153;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.02.26 14:10 Wed

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