今は嵐の前の静けさだけど…/原ゆみこのマドリッド
2025.02.15 00:30 Sat
「これじゃバルサ祭りだわ」そんな風に私が嘆いていたのは木曜日、前日にコパ・デル・レイ準決勝のカードが決まったため、アトレティコの先の予定を見ていた時のことでした。いやあ、リーガ前節でも引き分けたばかりだった、ファンの心臓に悪いマドリーダービー祭りこそ、お隣さんの相手がレアル・ソシエダに決まって避けられたんですけどね。バルサvsアトレティコ戦1stレグは2月25日、2ndレグは4月2日と離れているものの、シメオネ監督のチームは3月16日の週末にもリーガで彼らをメトロポリターノに迎えるって、3月は各国代表戦のparon(パロン/リーガの停止期間)もあることを考えると、ほぼ隔週でバルサ戦がある?
いえ、昨年の12月にはモンジュックでセルロートが後半ロスタイム6分に勝ち越しゴールを挙げ、1-2の土壇場逆転勝ちをしたのはまだ、記憶に新しいんですけどね。といっても、シメオネ監督がバルサとのアウェイゲームで白星を挙げたのは就任以来、それが初めてで、準決勝1stレグでリピートできるかどうかは怪しいところ。救いは2ndレグをメトロポリターノでプレーできることですが、え?コパの狭間に当たる3月4、5日と11、12日に開催されるCL16強対決がマドリーダービーになる可能性も今では一層、大きくなったんじゃないかって?
まさにその通りで、そうなると2月末から4月の頭まで、アトレティコは延々と強敵と戦い続けることになりますからね。この2週間こそ、レアル・マドリーがCL16強対決を懸けたプレーオフでマンチェスター・シティと死闘を繰り広げているのを高見の見物で済んでいる彼らですが、もしかしたら、その先が恐ろしくハードになりそうなのはかなり、怖いですよね。
まあ、そんなことはともかく、そのCL16強マドリーダービー実現に向けて、お隣さんが一歩前進した火曜の試合がどんなだったか、お話ししていくことにすると。昨今、毎年のようにマンチェスター・シティと対戦していたマドリーだったんですが、Decimoquinta(デシモキンタ/15回目のCL優勝のこと)を達成した昨季は準々決勝2ndレグをPK戦で制して突破。とはいえ、エティハド・スタジアムでは未だに普通に勝ったことがなかったため、ええ、しかも現在、負傷者多発でDF4人のラインがかつて誰も想像したことのないメンバーになっていましたからね。
この日は先日のマドリーダービーで右SBを務めたルーカス・バスケスもハムストリングのケガでおらず、MFのバルベルデが代行。CBコンビはカンテラーノのアセンシオと本職ボランチのチュアメニ、左SBのメンディだけがDFのレギュラーという、「Los cuatro de atrás nunca habían jugado juntos, y nunca ni siquiera habían entrenado juntos/ロス・クアトロ・デ・アトラス・ヌンカ・アビアン・フガードー・フントス、イ・ヌンカ・ニ・シキエラ・アビアン・エントレナードー・フントス(後ろの4人は一度も一緒にプレーしたことがない。練習すらしことがなかった)」(アンチェロッティ監督)という急造カルテットだったため、マドリーファンは心配していたかもしれないんですが、これが意外と大丈夫だったんです。
それが、正確にはわからなくても、挑発されたと感じた当人が序盤からハッスルし、エリア内に突っ込んで、GKエデルソンに倒されながら、オフサイドでPKを取ってもらないなんてことがあった後、19分にはハーランドに先制点を奪われてしまったから、さあ大変!そう、この時はグリーリッシュが入れた浮き球をグヴァルディオルが胸で落とし、そのボールをハーランドが近距離シュートで決めたんですが、とにかくVAR(ビデオ審判)によるオフサイドチェックが長くってねえ。その間、試合開始の45分前に入って、かろうじてカウンターの席を私が確保できた近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)で観戦するファンもジリジリしながら待っていたんですが、結果は凶と出ることに。
ただ、シティもあまり運に恵まれておらず、30分にはグリーリッシュが負傷して、早々とフォーデンと交代したんですけどね。とにかく撃つには撃っていたマドリーながら、ビニシウスのシュートがゴールバーに当たってしまったりと、前半のうちには追いつくことができず。挙句の果てには、クルトワがparadon(パラドン/スーパーセーブ)でフォーデンを止めるなんてこともあったため、ハーフタイムにはアンチェロッティ監督がスタメンの選手たち、とりわけ守備に協力的でなかった前線の4人を、「Si en cinco minutos, no hacéis lo que se dice, llegarán los cambios/シー・エン・シンコ・ミヌートス、ノー・アセイス・ロ・ケ・セ・ディセ、ジェガラン・ロス・カンビオス(5分以内に言われたことができてなかったら、交代だ)」と脅したところ…。
その効果があったんでしょうかね。後半頭にもアカンジがルイスと代わったシティは再開早々、ハーランドがシュートをゴールバーに当てて、ヒヤリとさせられたりしたものの、15分には待望の同点ゴールが入ったんですよ。そう、FKが敵の壁に当たって戻って来たのをセバージョスがエリア内に送り、エムバペがアクロバティックなtigera(ティヘラ/シザースシュート)で決めたんですが、いやあ、彼、あんな特異な体勢からゴールが入れられるのに、普通のシュートをよく外しているのは一体、何故?
これで1-1となり、まあ、引分けならば、来週水曜のサンティアゴ・ベルナベウでの2ndレグでどうにでもなると思ったんですが、うーん、もしかしてUEFAのVARはリーガより厳しいんでしょうか。何と32分、先日はマドリーダービーでバリオスの足首を踏みながら、レッドカードを免れたセバージョスがフォーデンをエリアのライン上で倒し、ペナルティを取られてしまうとは!当然ながら、ハーランドがしっかりゴールに変え、2-1で再びリードされてるって、困ったもんじゃないですか。
え、根性のremontada(レモンターダ/逆転劇)が売りのマドリーなんだから、そのまま負けたって、2ndレグで引っくり返すのに全然、問題ないんじゃないかって?まあ、そうですが、今季はシティ自体が負の連鎖に陥っているようでねえ。あとでグァルディオラ監督も「Tras el 2-1, pasó lo que ha pasado muchas veces esta temporada. Lo regalamos/トラス・エル・ドス・ウノ、パソ・ロ・ケ・ア・パサードー・ムーチャス・ベセス・エスタ・テンポラーダ。ロ・レガラモス(2-1になった後、今季何度も起こっていることが起きた。ウチがプレゼントしてしまった)」と言っていたんですが、だからって、その逆転ドラマを最後の最後まで取っておく辺りはいかにもマドリーらしかったかと。
そう、PKが決まった直後にセバージョスはモドリッチと交代となり、更にはロドリゴがブライムと代わっても、しばし変化は見られなかったんですけどね。いよいよ残り5分を切った41分、ビニシウスのシュートはエデルソンに弾かれたものの、こぼれたボールをブライムが撃ち込んで、マドリーは同点をゲット。ロスタイムに入ると、ええ、アンチェロッティ監督もイーブンで2ndレグを始められれば、満足だったんでしょう。エムバペをフラン・ガルシアにして、守備固めに入ったんですが、まさにその1分後のことでした。マドリーのレモンターダが完成したのは。
いえ、敵陣でボールを奪ったビニシウスが、エデルソンが飛び出してくる前で放ったvaselina(バセリーナ/ループシュート)は枠を外れていたんですけどね。そこにベリンガムが脱兎のように駆けつけ、コースを変えてゴールに入れてしまったから、ビックリしたの何のって。だってえ、90分プレーした後であのダッシュ力ですよ。やっぱり一流選手は体力も込みで一流なんだと再確認させられた私でしたが、もちろん、このゴールに店内のファンたちが狂喜乱舞していたのは言うまでもありませんって。
ちなみに2-3で勝った後のアンチェロッティ監督は、今更ながら土壇場のゴール力には驚いてはいなかったものの、「No pensaba que en este momento el equipo pudiese tener un sacrificio así/ノー・ペンサバ・ケ・エン・エステ・モメントー・エル・エキポ・プディエセ・テネール・ウン・サクリフィシオ・アシー(この瞬間にチームにあんな献身的なプレーができるとは思わなかった)」と、後半は選手たちが真剣に守っていたことを評価。要はビニシウス、エムバペ、ロドリゴ、ベリンガムがいれば、ほっといても点は入るため、失点を防ぐ方が大事ってことでしょうが、となると、来週の2ndレグにリュディガーとアラバが戻って来られそうなのは大きいかと。
ただ、その前、土曜午後4時15分(日本時間翌午前0時15分)から、エル・サダルでプレーするオサスナ戦はわからないんですけどね。辛いのは今、リーガの方もマドリーは首位とはいえ、2位のアトレティコ、3位のバルサが勝ち点1差で続いているため、まったく気が抜けないことで、何せ、ライバル2チームはCL16強対決に直接進出。今週来週はミッドウィークフリーと、体力十分で週末の試合に挑めるため、マドリーも躓いてはいられないんですよ。
そうそう、今節はマドリーを援護射撃できるかもしれない弟分がいて、それは月曜午後9時(日本時間翌午前5時)にモンジュイックに乗り込むラージョ。いやまあ、このところ、コパ準々決勝でバレンシアに0-5、前節もセビージャに1-4とまたgoleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)基調に戻ってしまったバルサだけに、ここ9試合連続無敗とクラブ最長記録を打ち立てているイニゴ・ペレス監督のチームでも難しいかもしれないんですけどね。その上、メンタル系の疾患で2カ月半程、休んでいたRdT(ラウール・デ・トマス)が練習再開したという知らせはあったものの、実戦復帰はまだ先のことですし、前節のバジャドリー戦ではカメージョが中足骨を骨折。
丁度、オサスナのブライアン・サラゴサが同じケガを12月にして、復帰したのが最近ですから、カメージョも同じく、回復には2カ月ぐらいかかりそうですが、せめてもの慰みは出場停止だったエヌテカが戻って来ること。ええ、彼と前節に決勝ゴールを挙げたアルバロ・ガルシアは今週、どちらも2026年までの契約延長をして、きっと張り切っているはずですからね。最近、来季のコンフェレンスリーグ出場圏の6位に定着したラージョは後続と勝ち点4差ありますし、バルサに勝てなくても、せめて引き分けてくれれば、喜ぶのはもう1つの兄貴分も一緒かと。
そのアトレティコは日月火と3連休を取って、グリーズマンとコケがスーパーボウルを見にアメリカまで行ったり、フリアン・アルバレスは彼女とベネチアでロマンチックな休日を過ごすなど、皆、しっかりリフレッシュができたようですが、まあ土曜午後6時30分(日本時間翌午前2時30分)からのセルタ戦はメトロポリターノ開催ですからね。今度はダービーで出場停止だったル・ノルマンも戻り、お隣さんと対照的にケガ人がまったくいない彼らですし、ホームのファンの前でまた強いところを見せてくれるかと思いますが、こればっかりはねえ。
一方、一部残留の戦いをしている弟分たちでは、ヘタフェが金曜試合でジローナと対戦。前節、アラベスに勝って、降格圏との差を勝ち点5に広げたボルダラス監督のチームですが、実は彼ら、今年になってからのリーガのアウェイ戦で3連勝中なんですよ。ホームでは引き分けて、5試合無敗と好調なんですが、何せ、相手のジローナもCLに敗退して、今週は休養十分ですからね。ルイス・ミジャ以外、負傷者がおらず、ベルナト(ビジャレアルと契約解消)、テラツ(ビジャレアルからレンタル)、ファンミ(ベティスからレンタル)も加わって、選手層がやや厚くなった効用をモンテリビでも見せられるといいのですが。
そしてそのお隣さんのレガネスは土曜にブタルケでアラベス戦なんですが、こちらは先日、コパ準々決勝で兄貴分のマドリーに土壇場敗退した後、前節のバレンシア戦でも負けて、少々ショックが尾を引いている感も。おまけにその試合では入団したてだったバリシッチ(トラブゾンスポルからレンタル)がデビュー早々、ヒザの靭帯を断裂し、今季絶望になるという悲劇も発生。今は降格圏から1つ上の17位とはいえ、18位のバレンシア、19位のアラベスとこちらも勝ち点1ずつ差という、かなり切羽詰まった状態ですしね。そんな時こそ、初心に帰って、12月からバルサ、アトレティコ、アスレティックを零封した鉄壁の守備力を取り戻し、勝利に繋げてもらえたらと思いますが、果たしてどうなるんでしょうね。
いえ、昨年の12月にはモンジュックでセルロートが後半ロスタイム6分に勝ち越しゴールを挙げ、1-2の土壇場逆転勝ちをしたのはまだ、記憶に新しいんですけどね。といっても、シメオネ監督がバルサとのアウェイゲームで白星を挙げたのは就任以来、それが初めてで、準決勝1stレグでリピートできるかどうかは怪しいところ。救いは2ndレグをメトロポリターノでプレーできることですが、え?コパの狭間に当たる3月4、5日と11、12日に開催されるCL16強対決がマドリーダービーになる可能性も今では一層、大きくなったんじゃないかって?
まさにその通りで、そうなると2月末から4月の頭まで、アトレティコは延々と強敵と戦い続けることになりますからね。この2週間こそ、レアル・マドリーがCL16強対決を懸けたプレーオフでマンチェスター・シティと死闘を繰り広げているのを高見の見物で済んでいる彼らですが、もしかしたら、その先が恐ろしくハードになりそうなのはかなり、怖いですよね。
この日は先日のマドリーダービーで右SBを務めたルーカス・バスケスもハムストリングのケガでおらず、MFのバルベルデが代行。CBコンビはカンテラーノのアセンシオと本職ボランチのチュアメニ、左SBのメンディだけがDFのレギュラーという、「Los cuatro de atrás nunca habían jugado juntos, y nunca ni siquiera habían entrenado juntos/ロス・クアトロ・デ・アトラス・ヌンカ・アビアン・フガードー・フントス、イ・ヌンカ・ニ・シキエラ・アビアン・エントレナードー・フントス(後ろの4人は一度も一緒にプレーしたことがない。練習すらしことがなかった)」(アンチェロッティ監督)という急造カルテットだったため、マドリーファンは心配していたかもしれないんですが、これが意外と大丈夫だったんです。
いえまあ、キックオフ前にCLアンセムが鳴る時には、シティの応援団がバロンドールをもらうロドリゴの写真に「Stop Crying Your Heart Out/心から泣くのは止めて」という、オアシスの歌のタイトルを添えた大幕を用意。GKクルトワなど、「ボクは見たけど、no sé si Vini entiende bien el inglés para saber lo que era/ノー・セ・シ・ビニ・エンティエンデ・ビエン・エル・イングレス・パラ・サベール・ロ・ケ・エラ(何のことかわかるぐらい、ビニが英語をよく理解しているかは知らないよ)」なんて、失礼なことを言っていたんですけどね。
それが、正確にはわからなくても、挑発されたと感じた当人が序盤からハッスルし、エリア内に突っ込んで、GKエデルソンに倒されながら、オフサイドでPKを取ってもらないなんてことがあった後、19分にはハーランドに先制点を奪われてしまったから、さあ大変!そう、この時はグリーリッシュが入れた浮き球をグヴァルディオルが胸で落とし、そのボールをハーランドが近距離シュートで決めたんですが、とにかくVAR(ビデオ審判)によるオフサイドチェックが長くってねえ。その間、試合開始の45分前に入って、かろうじてカウンターの席を私が確保できた近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)で観戦するファンもジリジリしながら待っていたんですが、結果は凶と出ることに。
ただ、シティもあまり運に恵まれておらず、30分にはグリーリッシュが負傷して、早々とフォーデンと交代したんですけどね。とにかく撃つには撃っていたマドリーながら、ビニシウスのシュートがゴールバーに当たってしまったりと、前半のうちには追いつくことができず。挙句の果てには、クルトワがparadon(パラドン/スーパーセーブ)でフォーデンを止めるなんてこともあったため、ハーフタイムにはアンチェロッティ監督がスタメンの選手たち、とりわけ守備に協力的でなかった前線の4人を、「Si en cinco minutos, no hacéis lo que se dice, llegarán los cambios/シー・エン・シンコ・ミヌートス、ノー・アセイス・ロ・ケ・セ・ディセ、ジェガラン・ロス・カンビオス(5分以内に言われたことができてなかったら、交代だ)」と脅したところ…。
その効果があったんでしょうかね。後半頭にもアカンジがルイスと代わったシティは再開早々、ハーランドがシュートをゴールバーに当てて、ヒヤリとさせられたりしたものの、15分には待望の同点ゴールが入ったんですよ。そう、FKが敵の壁に当たって戻って来たのをセバージョスがエリア内に送り、エムバペがアクロバティックなtigera(ティヘラ/シザースシュート)で決めたんですが、いやあ、彼、あんな特異な体勢からゴールが入れられるのに、普通のシュートをよく外しているのは一体、何故?
これで1-1となり、まあ、引分けならば、来週水曜のサンティアゴ・ベルナベウでの2ndレグでどうにでもなると思ったんですが、うーん、もしかしてUEFAのVARはリーガより厳しいんでしょうか。何と32分、先日はマドリーダービーでバリオスの足首を踏みながら、レッドカードを免れたセバージョスがフォーデンをエリアのライン上で倒し、ペナルティを取られてしまうとは!当然ながら、ハーランドがしっかりゴールに変え、2-1で再びリードされてるって、困ったもんじゃないですか。
え、根性のremontada(レモンターダ/逆転劇)が売りのマドリーなんだから、そのまま負けたって、2ndレグで引っくり返すのに全然、問題ないんじゃないかって?まあ、そうですが、今季はシティ自体が負の連鎖に陥っているようでねえ。あとでグァルディオラ監督も「Tras el 2-1, pasó lo que ha pasado muchas veces esta temporada. Lo regalamos/トラス・エル・ドス・ウノ、パソ・ロ・ケ・ア・パサードー・ムーチャス・ベセス・エスタ・テンポラーダ。ロ・レガラモス(2-1になった後、今季何度も起こっていることが起きた。ウチがプレゼントしてしまった)」と言っていたんですが、だからって、その逆転ドラマを最後の最後まで取っておく辺りはいかにもマドリーらしかったかと。
そう、PKが決まった直後にセバージョスはモドリッチと交代となり、更にはロドリゴがブライムと代わっても、しばし変化は見られなかったんですけどね。いよいよ残り5分を切った41分、ビニシウスのシュートはエデルソンに弾かれたものの、こぼれたボールをブライムが撃ち込んで、マドリーは同点をゲット。ロスタイムに入ると、ええ、アンチェロッティ監督もイーブンで2ndレグを始められれば、満足だったんでしょう。エムバペをフラン・ガルシアにして、守備固めに入ったんですが、まさにその1分後のことでした。マドリーのレモンターダが完成したのは。
いえ、敵陣でボールを奪ったビニシウスが、エデルソンが飛び出してくる前で放ったvaselina(バセリーナ/ループシュート)は枠を外れていたんですけどね。そこにベリンガムが脱兎のように駆けつけ、コースを変えてゴールに入れてしまったから、ビックリしたの何のって。だってえ、90分プレーした後であのダッシュ力ですよ。やっぱり一流選手は体力も込みで一流なんだと再確認させられた私でしたが、もちろん、このゴールに店内のファンたちが狂喜乱舞していたのは言うまでもありませんって。
ちなみに2-3で勝った後のアンチェロッティ監督は、今更ながら土壇場のゴール力には驚いてはいなかったものの、「No pensaba que en este momento el equipo pudiese tener un sacrificio así/ノー・ペンサバ・ケ・エン・エステ・モメントー・エル・エキポ・プディエセ・テネール・ウン・サクリフィシオ・アシー(この瞬間にチームにあんな献身的なプレーができるとは思わなかった)」と、後半は選手たちが真剣に守っていたことを評価。要はビニシウス、エムバペ、ロドリゴ、ベリンガムがいれば、ほっといても点は入るため、失点を防ぐ方が大事ってことでしょうが、となると、来週の2ndレグにリュディガーとアラバが戻って来られそうなのは大きいかと。
ただ、その前、土曜午後4時15分(日本時間翌午前0時15分)から、エル・サダルでプレーするオサスナ戦はわからないんですけどね。辛いのは今、リーガの方もマドリーは首位とはいえ、2位のアトレティコ、3位のバルサが勝ち点1差で続いているため、まったく気が抜けないことで、何せ、ライバル2チームはCL16強対決に直接進出。今週来週はミッドウィークフリーと、体力十分で週末の試合に挑めるため、マドリーも躓いてはいられないんですよ。
そうそう、今節はマドリーを援護射撃できるかもしれない弟分がいて、それは月曜午後9時(日本時間翌午前5時)にモンジュイックに乗り込むラージョ。いやまあ、このところ、コパ準々決勝でバレンシアに0-5、前節もセビージャに1-4とまたgoleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)基調に戻ってしまったバルサだけに、ここ9試合連続無敗とクラブ最長記録を打ち立てているイニゴ・ペレス監督のチームでも難しいかもしれないんですけどね。その上、メンタル系の疾患で2カ月半程、休んでいたRdT(ラウール・デ・トマス)が練習再開したという知らせはあったものの、実戦復帰はまだ先のことですし、前節のバジャドリー戦ではカメージョが中足骨を骨折。
丁度、オサスナのブライアン・サラゴサが同じケガを12月にして、復帰したのが最近ですから、カメージョも同じく、回復には2カ月ぐらいかかりそうですが、せめてもの慰みは出場停止だったエヌテカが戻って来ること。ええ、彼と前節に決勝ゴールを挙げたアルバロ・ガルシアは今週、どちらも2026年までの契約延長をして、きっと張り切っているはずですからね。最近、来季のコンフェレンスリーグ出場圏の6位に定着したラージョは後続と勝ち点4差ありますし、バルサに勝てなくても、せめて引き分けてくれれば、喜ぶのはもう1つの兄貴分も一緒かと。
そのアトレティコは日月火と3連休を取って、グリーズマンとコケがスーパーボウルを見にアメリカまで行ったり、フリアン・アルバレスは彼女とベネチアでロマンチックな休日を過ごすなど、皆、しっかりリフレッシュができたようですが、まあ土曜午後6時30分(日本時間翌午前2時30分)からのセルタ戦はメトロポリターノ開催ですからね。今度はダービーで出場停止だったル・ノルマンも戻り、お隣さんと対照的にケガ人がまったくいない彼らですし、ホームのファンの前でまた強いところを見せてくれるかと思いますが、こればっかりはねえ。
一方、一部残留の戦いをしている弟分たちでは、ヘタフェが金曜試合でジローナと対戦。前節、アラベスに勝って、降格圏との差を勝ち点5に広げたボルダラス監督のチームですが、実は彼ら、今年になってからのリーガのアウェイ戦で3連勝中なんですよ。ホームでは引き分けて、5試合無敗と好調なんですが、何せ、相手のジローナもCLに敗退して、今週は休養十分ですからね。ルイス・ミジャ以外、負傷者がおらず、ベルナト(ビジャレアルと契約解消)、テラツ(ビジャレアルからレンタル)、ファンミ(ベティスからレンタル)も加わって、選手層がやや厚くなった効用をモンテリビでも見せられるといいのですが。
そしてそのお隣さんのレガネスは土曜にブタルケでアラベス戦なんですが、こちらは先日、コパ準々決勝で兄貴分のマドリーに土壇場敗退した後、前節のバレンシア戦でも負けて、少々ショックが尾を引いている感も。おまけにその試合では入団したてだったバリシッチ(トラブゾンスポルからレンタル)がデビュー早々、ヒザの靭帯を断裂し、今季絶望になるという悲劇も発生。今は降格圏から1つ上の17位とはいえ、18位のバレンシア、19位のアラベスとこちらも勝ち点1ずつ差という、かなり切羽詰まった状態ですしね。そんな時こそ、初心に帰って、12月からバルサ、アトレティコ、アスレティックを零封した鉄壁の守備力を取り戻し、勝利に繋げてもらえたらと思いますが、果たしてどうなるんでしょうね。
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「ごめんなさい」アーセナルに連敗、レアルMFベリンガムが沈黙を破る「マドリーは必ず戻ってくる」
レアル・マドリーのイングランド代表MFジュード・ベリンガムが、チャンピオンズリーグ(CL)からの敗退を受けてコメントした。 16日、CL準々決勝2ndレグでマドリーはホームにアーセナルを迎えた。 1stレグはアウェイで3-0と惨敗を喫したマドリー。ベリンガムは母国クラブを相手に試合前は自信を口にしていたが、試合は1-2で敗戦。連敗に終わり、CL連覇の夢はベスト8で潰えることとなった。 母国クラブに屈辱の連敗。イングランド代表のチームメイトでもあるブカヨ・サカにゴールを許し、1stレグではデクラン・ライスに2つのFKを決められるなど目の前で活躍を見せられることに。2ndレグでサカのPKの際には近寄って何かを話しかけ、試合中はライスと揉めるなど気持ちを見せていたが、結果には繋がらなかった。 ベリンガムは試合から一夜明けて自身のインスタグラムを更新。ファンへの謝罪と共に、残りシーズンでの巻き返しを誓った。 「どちらの試合でも、クラブの期待に応えられなかった。マドリディスタの皆さん、ごめんなさい」 「この夜、そしてこの大会が皆さんにとってどれほど大きな意味を持つか、僕たちは理解している」 「今シーズンもチームを救うチャンスはまだあるけど、それはチームとして団結することでしか実現できない。レアル・マドリーは、必ず戻ってくる」 <span class="paragraph-title">【写真】CLで連敗し敗退…ベリンガムがファンに謝罪</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/DIjBzB0iast/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/DIjBzB0iast/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/DIjBzB0iast/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Jude Bellingham(@judebellingham)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2025.04.17 22:45 Thu2
場外でもアーセナルとレアルが勃発か!? ソシエダMFスビメンディはレアルを最優先と報道
アーセナルが今夏の移籍市場で獲得を目指しているとされているレアル・ソシエダのスペイン代表MFマルティン・スビメンディ(26)だが、思いは別のクラブにあるという。 ソシエダの下部組織出身のスビメンディは、2020年9月にファーストチームに昇格。これまで公式戦通算230試合に出場し10ゴール9アシストを記録していた。 今シーズンも主軸としてプレーし、公式戦42試合で2ゴール2アシストを記録。類稀なるゲームメイク力を発揮し、ソシエダの中盤を支えている。 昨夏はリバプールが獲得に動いた中、本人は移籍に前向きという報道もあった中で残留。一方で、アーセナルが本格的に獲得に乗り出しており、今夏の補強の最優先事項とも言われていた。 そんな中フランス『Foot Mercato』の記者でもあるサンティ・アウナ氏によると、スビメンディの移籍の優先はアーセナルではなく、レアル・マドリーだという。 チャンピオンズリーグ(CL)の連覇に失敗し、ラ・リーガではバルセロナに次ぐ2位、コパ・デル・レイでも決勝でバルセロナと対戦することとなり、無冠に終わる可能性もあるマドリーは、選手の入れ替えについて検討しているとされている。 中盤の補強にも動いており、スビメンディに対しても強い関心を持っている中、直接プランを伝えているともされている。 CLではアーセナルの前に悔しい思いをしたマドリー。移籍市場では勝ち目があるかもしれない。 2025.04.18 23:30 Fri3
アーセナルが偉大な記録を樹立、ベルナベウでレアルに連勝した初のイングランドクラブに…19年ぶりのCL決勝進出なるか
2009年以来となるチャンピオンズリーグ(CL)ベスト4に勝ち進んだアーセナルだが、偉大な記録を樹立していた。イギリス『スカイ』が伝えた。 16日に行われたCL準々決勝2ndレグでレアル・マドリーとアウェイで対戦したアーセナル。ホームでの1stレグでは3-0で快勝を収めていた中、アウェイでは開始早々に得たPKのチャンスをブカヨ・サカが失敗。その後、今度はマドリーにPKのチャンスが訪れたがVARチェックの結果取り消された。 後半、サカがネットを揺らしてアーセナルが先制すると、ミスを突いたヴィニシウス・ジュニオールが同点ゴール。ただ、アーセナルは後半アディショナルタイムにロングカウンターからガブリエウ・マルティネッリがネットを揺らし、1-2で勝利を収め、王者マドリーを敗退に追い込んだ。 アーセナルとマドリーが対戦するのは、アーセナルが唯一決勝まで進出した2005-06シーズンのラウンド16以来となったが、アーセナルは19年前もサンティアゴ・ベルナベウで勝利していたため、アウェイで連勝したこととなる。 サンティアゴ・ベルナベウでマドリー相手に連勝したイングランドチームはこれまでおらず、なんとこの連勝はイングランドのクラブ史上初の快挙となった。 アーセナルは2008-09シーズンのCL以来となる準決勝進出。クラブ史上3度目のベスト4となったが、2度目の決勝進出はなるだろうか。なお、2005-06シーズンの決勝ではバルセロナと対戦して敗れており、共に決勝に進出すれば19年ぶりのリベンジの場が整うこととなる。 <span class="paragraph-title">【動画】マルティネッリが決勝ゴール!アーセナルがアウェイでもレアルを撃破!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="LRaUTx3jaw8";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.04.17 21:30 Thu4
「最後の力だった」土壇場で勝利に導いたマルティネッリ、王者撃破し目指すは悲願のCL制覇も「地に足をつけて努力を続けていく」
アーセナルのブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリが、レアル・マドリー戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 16日、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグでマドリーとアウェイで対戦。ホームで3-0と勝利していた中でのアウェイゲーム。すると試合早々にPKを獲得したが、ブカヨ・サカのPKは失敗。嫌なムードが流れると、今度はマドリーにPKが与えられるが、VARチェックで取り消された。 ゴールレスで迎えた後半にスコアが動くことに。65分にミケル・メリーノのスルーパスに反応したサカが決めて先制。4点リードとなると、ヴィニシウス・ジュニオールに1点を返されるもその後は粘りの戦いに。このまま引き分けに終わると思われたが、後半アディショナルタイムのロングカウンターでマルティネッリがゴール。1-2で勝利をもぎ取り、準決勝進出を果たした。 試合後、勝利に導いたマルティネッリが試合を振り返り、最後の力を振り絞ってのゴールだったと語り、勝利を喜んだ。 「あれは最後の力だったんだ。メリーノが僕に気がついてボールを蹴ってくれるように、ただ、ひたすら背後に回り込んで祈った。彼が素晴らしいパスを出してくれて、僕は抜け出すことができた。だから落ち着いて、ゴールにボールを入れることだけに集中した。本当に嬉しい」 「凄く興奮しているよ。ベルナベウでレアル・マドリー相手にこういう強い相手に勝てるのは本当嬉しい。本当に嬉しいんだ。エミレーツ・スタジアムでもここでも、僕たちはこの結果に値したと思う」 「自分たちの実力もチームもわかっている。だからこのチーム、このファミリーは、この勝利に値する。この勝利は永遠に僕たちの心の中に残るだろう」 また、後押ししてくれたファンにも感謝。残りの戦いもしっかりと戦い、悲願のCL制覇へ突き進むと意気込みを語った。 「ここでのパフォーマンス、そしてエミレーツ・スタジアムでみんながパフォーマンスによど込んでくれているのを見るのは本当に嬉しい。今シーズン、みんなは本当に素晴らしいプレーをしてくれているので、試合後にみんなに感謝の気持ちを伝えに行けることは本当に嬉しい。みんなを喜ばせるために、僕たちは全力を尽くすだけだ」 「全力を尽くし、これからも努力を続ける。チャンピオンズリーグ準決勝進出は全ての選手にとっての夢だ。だから、本当に嬉しい。ただ、まだ何も達成できていないことを自覚しているので、地に足をつけて努力を続けていく」 「僕たちは自信を持っている。自分たちの実力も、チームのことも理解している。そして目標に向かって邁進していく」 <span class="paragraph-title">【動画】マルティネッリが決勝ゴール!アーセナルがアウェイでもレアルを撃破!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="LRaUTx3jaw8";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.04.17 10:55 Thu5