ローテしても勝てるのは凄いけど…/原ゆみこのマドリッド
2025.02.08 19:00 Sat
「だからって、トップチームに行ける訳じゃないのよね」そんな風に私が達観していたのは木曜日、前日夜のブタルケで英雄になったレアル・マドリーのカンテラーノ(下部組織の選手)、ゴンサロが誰かに似ていることに気がついた時のことでした。いやあ、コパ・デル・レイ準々決勝開催の今週は火水とマドリッドの兄弟分ダービーが続き、連日帰りが午前様に。午前1時までメトロがあるメトロポリターノはともかく、レガネスのホームはマドリッド南部の郊外にあるため、終電を逃したらどうしようと心配しながら、試合を見ていたところ、まさにその危険な延長戦入りを回避してくれたのが、後半ロスタイムにゴールを挙げた、その20才のFWだったんですけどね。
それでふと思い出したのが、2年前の本家マドリーダービーで1-1に追いつくゴールを決め、アンチェロティ監督のチームに勝ち点1をもたらした当時18才のアルバロ・ロドリゲスで、ええ、その頃は監督も来季はトップチームに昇格予定と言っていたんですけどね。実際はそんなことにはまったくならず、2023-24シーズンはRMカスティージャでの出番も減って、とうとう昨夏には弟分のヘタフェにレンタル修行で出ることに。
そのアルバロが火曜のアトレティコとのコパ・ダービーのピッチにいなかったのは16強対決でレッドカードをもらい、出場停止だったせいですが、今の様子を見る限り、この夏、マドリーから帰還を望まれるかも微妙ですしね。中にはカルバハル(レバークーゼン)やルーカス・バスケス(エスパニョール)、フラン・ガルシア(ラージョ)のように他チームで実力をつけてから、復帰を果たした例もなくはないんですが、大型補強の多いFWはかなり難易度が高いのも事実。それだけにゴンサロがマドリーのトップチームで花を咲かすことができるのかどうか、かなり疑問に思えてしまうんですが…。
まあ、そんなことはともかく、2つの兄弟分ダービーがどうだったか、お伝えしていくことにすると。火曜にヘタフェをメトロポリターノに迎えたアトレティコは、うーん、一応、リーガ前節のマジョルカ戦とは6人もスタメンを変えていたんですけどね。とはいえ、前線コンビはフリアン・アルバレスとグリーズマンでしたし、他の面々もGKムッソ以外、レギュラーと言って差し支えない選手を並べ、コパへの意欲をガッツリ見せていたんですが、それと対照的だったのが弟分の方。
例のアルバロに加え、ディエゴ・リコ、コバも出場停止、ルイス・ミジャも回復していなかったとはいえ、主力のアランバリとジェネがベンチだった上、前日の冬の移籍市場クローズ間際に移籍が決まったベルナトとテラツ(どちらもシーズン前半はビジャレアルでプレー)がいきなりスタメン入りしているんですから、凄いじゃないですか。リーガ前節のセビージャ戦でまったく同じデビューを果たしたファンミ(ベティスからレンタル)こそ、ええ、彼はFWですからね。新しいチームメートとの連携ができなくてもそれ程、害はなかったものの、左SBとボランチがそれでは前半8分にはもう、ネンザが治ってサプライズスタメン復帰となったガランのクロスをジュリアーノにヘッドで決められていても仕方なかった?
おかげで3-0という余裕のスコアで折り返したアトレティコだったんですが、うーん、この日は珍しく、ヘタフェファンもかなり大勢詰めかけていましたからね。「Nuestra plantilla es limitada en cuanto a efectivos/ヌエストラ・プランティージャ・エス・リミターダ・エン・クアントー・ア・エフェクティーボス(ウチは使える選手が限られていて)、プレー時間過多になっている者もいる」と、ローテーションを正当化していたボルダラス監督も一矢ぐらいは報いたいと思ったんでしょうね。後半頭から、マジョラル、カルロス・ペレス、そしてファンミのアタッカー3人を一斉に投入したんですが、再開早々の4分にはガランのラストパスから、ジュリアーノが3本目のゴールを決めて、出鼻をくじかれることに。
いえまあ、こちらはガランのオフサイドがあって、スコアには上がらず、シメオネ監督の三男はハットトリックを逃してしまったんですけどね。どちらにしろ、これだけ点差があれば、アトレティコも主力選手の温存ができるってもので、16分にはフリアン、ジュリアーノ、ガランをコレア、ギャラガー、アスピリクエタに代えると、28分にはグリーズマンもセルロートと交代。そこまで行っても1点も返せなかったため、ボルダラス監督の方はカンテラーノのイスマとルカを入れて、イグレシアスとアルデレテを休ませていましたが、ゆったりモードに移行しながらも、アトレティコは控え選手までがゴール欲を忘れてなかったんです!
そう、33分にはコレアがエリア前からシュートを決めて、スーパーサブの面目を示すと、デ・パウルがリケルメに代わった後の41分にはセルロートにアシストして、とうとう5-0になってしまったから、ビックリしたの何のって。いやあ、確かにヘタフェは元々、アトレティコに弱くて、ボルダラス監督など、これまで1度もシメオネ監督に勝ったことがないぐらいだったとはいえ、リーガの対戦では今季前半は1-0の僅差勝利。その前はメトロポリターノで2引分けとかなり拮抗していましたからね。
こんなgoleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)になるとは予想せず、というか、そこまで弟分をいじめなくてもいいのにと思ってしまったぐらいだったんですが、まあ、こればっかりはねえ。おかげでファンも強気になって、「Que se enteren los vikingos, quién manda en la capital/ケ・セ・エンテレン・ロス・ビキンゴス、キエン・マンダ・エン・ラ・カピタル(首都を牛耳るのが誰か、バイキング/マドリディスタたちが知るように)」と歌って、ダービー前の景気づけをしていましたし、何より、フリアンとグリーズマン以外の選手がゴールを挙げて、いい気分になれたのは良かったかと。
そして水曜の夜はまた完全防寒してブタルケに向かった私だったんですが、こちらはマドリーの方が強制ローテーション状態でねえ。別に出場停止選手がいる訳ではなかったものの、負傷者多発で、前節エスパニョール戦で3週間の太もも肉離れとなったリュディガーを始め、レッドカードにならなかったロメロのタックルのせいでエムバペは打撲、ベリンガムもお休みに。そこへいよいよ先発復帰予定だったアラバまでが練習中にケガをしてしまうという不幸の連鎖が起こり、CB2人がカンテラーノのアセンシオとハコボだったのは仕方ないんですけどね。ルーカス・バスケスも痛みを抱えていたため、右SBもバルベルデとメンディ以外、トップチームの本職がいない守備陣を見た時は、シーズン前半戦で0-3と負けていたレガネスでも行けるんじゃないかと思ったのは私だけではない?
それが前半18分にはアタッカーのレギュラーで唯一、先発したロドリゴが送ったパスに誰より早く駆けつけたモドリッチに決められてしまってねえ。続いて25分にもブライムのパスがタピアに当たり、丁度いいコースに来ていたエンドリックが押し込んで、早くも2点リードされているって、バルサとアトレティコを1-0で下し、サン・マメスでアスレティックとスコアレスドローした、あの堅守はどこに行った?まあ、それにはコパのお祭りムードも影響していたのかもしれませんが、ミゲール・デ・ラ・フエンテやラバがベンチスタートだった中、意地を見せたレガネスの選手が1人いたんですよ。
それはファン・クルスで早いうちから撃っていたのも彼だったんですが、39分にはそのシュートがエリア内でハコボの手に当たり、レガネスがPKをゲット!ええ、先日のラージョとのリーガ弟分ダービーでは後半ロスタイムにミゲールが1度ならず、やり直しを命じられた2本目までGKバタジャに弾かれ、同点のチャンスをフイにしたばかりだった彼らなんですが、大丈夫。ミゲールがベンチから見守る中、ファン・クルスがしっかりGKルニンを破ってくれたため、試合は1-2となって、ブタルケのファンも後半に望みを繋ぐことができるように。
実際、プレー時間配分でロドリゴがビニシウスに代わった後半、14分にはファン・クルスが撃ったシュートがメンディに当たり、レガネスは2-2の同点に追いつけましたしね。もちろん、スタンドも行け行けのムードになって、その後はラバやミゲールもピッチに入ったホームチームが優勢に見えたものですが…出ちゃったんですよ、マドリーの土壇場の強さが。そう、すでに誰もが延長戦入りを見据えていた後半ロスタイム3分、もうトップチームのアタッカーはいないため、エンドリックに代わって入っていたゴンサロがまさか、ブライムのクロスからヘッドで勝ち越し点を決めるとは一体、誰が予想した?
いえ、RMカスティージャ(RFEF1部/実質3部)で今季19得点、先週末もアルヘシラス戦で4ゴールを挙げていたゴンサロによると、これは「Hablé con Brahim una jugada de antes y le dije que la colgase, que iba a estar en el área/アブレ・コン・ブライム・ウナ・フガダ・デ・アンテス・イ・レ・ディヘ・ケ・ラ・コルガセ、ケ・イバ・ア・エスタル・エン・エル・アレア(1つ前のプレーでブライムと話して、ボールを上げてくれ、自分はエリアにいるからと言った)」という、打ち合わせ済みの連携だったようなんですけどね。おかげで2-3の勝利で準決勝進出が決まり、その上、「Evitamos una prórroga que hubiera costado más recuperar/エビタモス・ウナ・プロロガ・ケ・ウビエラ・コスタードー・マス・レクペラル(回復するのがより大変になる延長戦を避けることができた)」(アンチェロティ監督)となれば、もう心置きなく土曜午後9時(日本時間翌午前5時)にアトレティコをサンティアゴ・ベルナベウに迎えられる?
といってもエムバペやベリンガム、そしてカマビンガは戻って来るとはいえ、勝ち点1差のお隣さん相手に首位を守らないといけない試合でも、CB問題はまったく解決していないんですけどね。対してアトレティコは出場停止のル・ノルマン以外、体調不良でコパをお休みしたバリオスも含め、全選手が出場可能。たとえ、先日は最低得点差で負けたとはいえ、基本的に攻撃力はレガネスの数倍あるシメオネ監督のチームだけに、たとえ、アセンシオ&ハコボがアセンンシオ&チュアメニに代わっても、かなり怪しい気がしますが、さて。来週はCL16強対決出場プレーオフのマンチェスター・シティ戦1stレグも控えているとなると、早くもマドリーに正念場がやって来たという感じでしょうか。
そして弟分たちのこの週末の予定も伝えておくと、リーガ23節はまたラージョが金曜試合に当たって、エスタディオ・バジェカスで最下位のバジャドリーと対戦。誰もこの冬の市場で新顔が来なかったイニゴ・ペレス監督のチームと違い、さすがに残留ゾーンと勝ち点8差にもなると、フロントも考えたんでしょうね。DF中心にこの市場で4人程、補強している相手なんですが、そんなすぐに効果が出るのかというのもありますし、ラージョは前節の勝利でいよいよ、コンフェレンスリーグ出場圏の6位に上昇と現在は好調期。とはいえ、7位のジローナとはたった勝ち点1しか離れていないため、下位チームにはしっかり勝っていかないと。
一方、コパがなくなって、ようやくリーガでの残留の戦いに専念できるようになったヘタフェとレガネスはどちらも日曜にアウェイゲームで、前者はアラベス戦。ええ、こちらも相手は18位の降格圏にいるんですが、14位でもボルダラス監督のチームとは勝ち点3差しかありませんからね。それこそ、コパで温存された選手たちが頑張って、白星をつかめるといいのですが、全てはゴールが入るか入らないか次第かと。サラリーキャップ内に補強選手2人の余裕を作るため、市場最終日にレンタルに出されたアレニャと早くも再会というのもちょっと皮肉かもしれません。
その横でレガネスはバレンシアをメスタジャに訪ねるんですが、こちらも19位の降格圏チームが相手というのはなかなか珍しい偶然もあったもの。更に兄貴分を前に善戦したボルハ・ヒメネス監督のチームと真逆で、向こうは2節前にモンジュイックで7-1の大敗をしたバルサに、木曜のコパでも0-5と叩きのめされる悲惨な目にあったばかりなんですよ。まさにコパ敗退で味わった悔しい思いを晴らすには最適な試合になりそうですが、実際のところ、降格圏と勝ち点2差しかないレガネスもそれ程、余裕がある訳じゃありませんからね。中日も1日多いですし、バレンシアのショック状態をしっかり利用できるといいのですが。
それでふと思い出したのが、2年前の本家マドリーダービーで1-1に追いつくゴールを決め、アンチェロティ監督のチームに勝ち点1をもたらした当時18才のアルバロ・ロドリゲスで、ええ、その頃は監督も来季はトップチームに昇格予定と言っていたんですけどね。実際はそんなことにはまったくならず、2023-24シーズンはRMカスティージャでの出番も減って、とうとう昨夏には弟分のヘタフェにレンタル修行で出ることに。
そのアルバロが火曜のアトレティコとのコパ・ダービーのピッチにいなかったのは16強対決でレッドカードをもらい、出場停止だったせいですが、今の様子を見る限り、この夏、マドリーから帰還を望まれるかも微妙ですしね。中にはカルバハル(レバークーゼン)やルーカス・バスケス(エスパニョール)、フラン・ガルシア(ラージョ)のように他チームで実力をつけてから、復帰を果たした例もなくはないんですが、大型補強の多いFWはかなり難易度が高いのも事実。それだけにゴンサロがマドリーのトップチームで花を咲かすことができるのかどうか、かなり疑問に思えてしまうんですが…。
例のアルバロに加え、ディエゴ・リコ、コバも出場停止、ルイス・ミジャも回復していなかったとはいえ、主力のアランバリとジェネがベンチだった上、前日の冬の移籍市場クローズ間際に移籍が決まったベルナトとテラツ(どちらもシーズン前半はビジャレアルでプレー)がいきなりスタメン入りしているんですから、凄いじゃないですか。リーガ前節のセビージャ戦でまったく同じデビューを果たしたファンミ(ベティスからレンタル)こそ、ええ、彼はFWですからね。新しいチームメートとの連携ができなくてもそれ程、害はなかったものの、左SBとボランチがそれでは前半8分にはもう、ネンザが治ってサプライズスタメン復帰となったガランのクロスをジュリアーノにヘッドで決められていても仕方なかった?
実際、ヘタフェも運がなくて、何せこの日のアトレティコは、後でシメオネ監督も「Hicimos un partido con una intensidad alta y buscando lo que queríamos, que era pasar/イシモス・ウン・パルティードー・コン・ウナ・インテンシダッド・アルタ・イ・ブスカンドー・ロ・ケ・ケリアモス、ケ・エラ・パサール(強度の高いプレーをした試合で、ウチのしたいこと、突破することを追求した)」と言っていたように、滅多にない程、攻撃に意欲的でねえ。フリアンとグリーズマンはシュートに失敗していたものの、またしても17分にはフリアンのパスをデ・パウルがワンタッチで繋ぎ、ジュリアーノがdoblete(ドブレテ/1試合2得点のこと)を達成。更には42分にもサムエル・リノがフリアンからボールをもらい、ファン・イグレシアスを切り返してから、落ち着いて3点目を挙げているって、もしやとうとう、彼もゴール力を会得した?
おかげで3-0という余裕のスコアで折り返したアトレティコだったんですが、うーん、この日は珍しく、ヘタフェファンもかなり大勢詰めかけていましたからね。「Nuestra plantilla es limitada en cuanto a efectivos/ヌエストラ・プランティージャ・エス・リミターダ・エン・クアントー・ア・エフェクティーボス(ウチは使える選手が限られていて)、プレー時間過多になっている者もいる」と、ローテーションを正当化していたボルダラス監督も一矢ぐらいは報いたいと思ったんでしょうね。後半頭から、マジョラル、カルロス・ペレス、そしてファンミのアタッカー3人を一斉に投入したんですが、再開早々の4分にはガランのラストパスから、ジュリアーノが3本目のゴールを決めて、出鼻をくじかれることに。
いえまあ、こちらはガランのオフサイドがあって、スコアには上がらず、シメオネ監督の三男はハットトリックを逃してしまったんですけどね。どちらにしろ、これだけ点差があれば、アトレティコも主力選手の温存ができるってもので、16分にはフリアン、ジュリアーノ、ガランをコレア、ギャラガー、アスピリクエタに代えると、28分にはグリーズマンもセルロートと交代。そこまで行っても1点も返せなかったため、ボルダラス監督の方はカンテラーノのイスマとルカを入れて、イグレシアスとアルデレテを休ませていましたが、ゆったりモードに移行しながらも、アトレティコは控え選手までがゴール欲を忘れてなかったんです!
そう、33分にはコレアがエリア前からシュートを決めて、スーパーサブの面目を示すと、デ・パウルがリケルメに代わった後の41分にはセルロートにアシストして、とうとう5-0になってしまったから、ビックリしたの何のって。いやあ、確かにヘタフェは元々、アトレティコに弱くて、ボルダラス監督など、これまで1度もシメオネ監督に勝ったことがないぐらいだったとはいえ、リーガの対戦では今季前半は1-0の僅差勝利。その前はメトロポリターノで2引分けとかなり拮抗していましたからね。
こんなgoleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)になるとは予想せず、というか、そこまで弟分をいじめなくてもいいのにと思ってしまったぐらいだったんですが、まあ、こればっかりはねえ。おかげでファンも強気になって、「Que se enteren los vikingos, quién manda en la capital/ケ・セ・エンテレン・ロス・ビキンゴス、キエン・マンダ・エン・ラ・カピタル(首都を牛耳るのが誰か、バイキング/マドリディスタたちが知るように)」と歌って、ダービー前の景気づけをしていましたし、何より、フリアンとグリーズマン以外の選手がゴールを挙げて、いい気分になれたのは良かったかと。
そして水曜の夜はまた完全防寒してブタルケに向かった私だったんですが、こちらはマドリーの方が強制ローテーション状態でねえ。別に出場停止選手がいる訳ではなかったものの、負傷者多発で、前節エスパニョール戦で3週間の太もも肉離れとなったリュディガーを始め、レッドカードにならなかったロメロのタックルのせいでエムバペは打撲、ベリンガムもお休みに。そこへいよいよ先発復帰予定だったアラバまでが練習中にケガをしてしまうという不幸の連鎖が起こり、CB2人がカンテラーノのアセンシオとハコボだったのは仕方ないんですけどね。ルーカス・バスケスも痛みを抱えていたため、右SBもバルベルデとメンディ以外、トップチームの本職がいない守備陣を見た時は、シーズン前半戦で0-3と負けていたレガネスでも行けるんじゃないかと思ったのは私だけではない?
それが前半18分にはアタッカーのレギュラーで唯一、先発したロドリゴが送ったパスに誰より早く駆けつけたモドリッチに決められてしまってねえ。続いて25分にもブライムのパスがタピアに当たり、丁度いいコースに来ていたエンドリックが押し込んで、早くも2点リードされているって、バルサとアトレティコを1-0で下し、サン・マメスでアスレティックとスコアレスドローした、あの堅守はどこに行った?まあ、それにはコパのお祭りムードも影響していたのかもしれませんが、ミゲール・デ・ラ・フエンテやラバがベンチスタートだった中、意地を見せたレガネスの選手が1人いたんですよ。
それはファン・クルスで早いうちから撃っていたのも彼だったんですが、39分にはそのシュートがエリア内でハコボの手に当たり、レガネスがPKをゲット!ええ、先日のラージョとのリーガ弟分ダービーでは後半ロスタイムにミゲールが1度ならず、やり直しを命じられた2本目までGKバタジャに弾かれ、同点のチャンスをフイにしたばかりだった彼らなんですが、大丈夫。ミゲールがベンチから見守る中、ファン・クルスがしっかりGKルニンを破ってくれたため、試合は1-2となって、ブタルケのファンも後半に望みを繋ぐことができるように。
実際、プレー時間配分でロドリゴがビニシウスに代わった後半、14分にはファン・クルスが撃ったシュートがメンディに当たり、レガネスは2-2の同点に追いつけましたしね。もちろん、スタンドも行け行けのムードになって、その後はラバやミゲールもピッチに入ったホームチームが優勢に見えたものですが…出ちゃったんですよ、マドリーの土壇場の強さが。そう、すでに誰もが延長戦入りを見据えていた後半ロスタイム3分、もうトップチームのアタッカーはいないため、エンドリックに代わって入っていたゴンサロがまさか、ブライムのクロスからヘッドで勝ち越し点を決めるとは一体、誰が予想した?
いえ、RMカスティージャ(RFEF1部/実質3部)で今季19得点、先週末もアルヘシラス戦で4ゴールを挙げていたゴンサロによると、これは「Hablé con Brahim una jugada de antes y le dije que la colgase, que iba a estar en el área/アブレ・コン・ブライム・ウナ・フガダ・デ・アンテス・イ・レ・ディヘ・ケ・ラ・コルガセ、ケ・イバ・ア・エスタル・エン・エル・アレア(1つ前のプレーでブライムと話して、ボールを上げてくれ、自分はエリアにいるからと言った)」という、打ち合わせ済みの連携だったようなんですけどね。おかげで2-3の勝利で準決勝進出が決まり、その上、「Evitamos una prórroga que hubiera costado más recuperar/エビタモス・ウナ・プロロガ・ケ・ウビエラ・コスタードー・マス・レクペラル(回復するのがより大変になる延長戦を避けることができた)」(アンチェロティ監督)となれば、もう心置きなく土曜午後9時(日本時間翌午前5時)にアトレティコをサンティアゴ・ベルナベウに迎えられる?
といってもエムバペやベリンガム、そしてカマビンガは戻って来るとはいえ、勝ち点1差のお隣さん相手に首位を守らないといけない試合でも、CB問題はまったく解決していないんですけどね。対してアトレティコは出場停止のル・ノルマン以外、体調不良でコパをお休みしたバリオスも含め、全選手が出場可能。たとえ、先日は最低得点差で負けたとはいえ、基本的に攻撃力はレガネスの数倍あるシメオネ監督のチームだけに、たとえ、アセンシオ&ハコボがアセンンシオ&チュアメニに代わっても、かなり怪しい気がしますが、さて。来週はCL16強対決出場プレーオフのマンチェスター・シティ戦1stレグも控えているとなると、早くもマドリーに正念場がやって来たという感じでしょうか。
そして弟分たちのこの週末の予定も伝えておくと、リーガ23節はまたラージョが金曜試合に当たって、エスタディオ・バジェカスで最下位のバジャドリーと対戦。誰もこの冬の市場で新顔が来なかったイニゴ・ペレス監督のチームと違い、さすがに残留ゾーンと勝ち点8差にもなると、フロントも考えたんでしょうね。DF中心にこの市場で4人程、補強している相手なんですが、そんなすぐに効果が出るのかというのもありますし、ラージョは前節の勝利でいよいよ、コンフェレンスリーグ出場圏の6位に上昇と現在は好調期。とはいえ、7位のジローナとはたった勝ち点1しか離れていないため、下位チームにはしっかり勝っていかないと。
一方、コパがなくなって、ようやくリーガでの残留の戦いに専念できるようになったヘタフェとレガネスはどちらも日曜にアウェイゲームで、前者はアラベス戦。ええ、こちらも相手は18位の降格圏にいるんですが、14位でもボルダラス監督のチームとは勝ち点3差しかありませんからね。それこそ、コパで温存された選手たちが頑張って、白星をつかめるといいのですが、全てはゴールが入るか入らないか次第かと。サラリーキャップ内に補強選手2人の余裕を作るため、市場最終日にレンタルに出されたアレニャと早くも再会というのもちょっと皮肉かもしれません。
その横でレガネスはバレンシアをメスタジャに訪ねるんですが、こちらも19位の降格圏チームが相手というのはなかなか珍しい偶然もあったもの。更に兄貴分を前に善戦したボルハ・ヒメネス監督のチームと真逆で、向こうは2節前にモンジュイックで7-1の大敗をしたバルサに、木曜のコパでも0-5と叩きのめされる悲惨な目にあったばかりなんですよ。まさにコパ敗退で味わった悔しい思いを晴らすには最適な試合になりそうですが、実際のところ、降格圏と勝ち点2差しかないレガネスもそれ程、余裕がある訳じゃありませんからね。中日も1日多いですし、バレンシアのショック状態をしっかり利用できるといいのですが。
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一番信用ならないチームは…/原ゆみこのマドリッド
「やっと平常モードに戻ったわね」そんな風に私が懐かしさを覚えていたのは月曜日。レアル・マドリーがリスボンに到着する映像をお昼のニュースで見た時のことでした。ここ2週間、スペインサッカー界のミッドウィークはコパ・デル・レイ開催だったため、マドリッド勢で試合があったのはアトレティコだけでした。対照的に16強対決でアルバセテ(2部)に敗退したお隣さんは平日中、みっちりバルデベバス(バラハス空港の近く)の練習場でトレーニングに明け暮れていたんですが、それだとやっぱり、話題があまりなくて……。 ようやく今週になって、火曜日午後9時(日本時間翌午前5時)にベンフィカとのCLノックアウトステージプレーオフ1stレグがやって来たため、週2試合ペースに戻ったんですが、怖いのは来週水曜日にベルナベウで開催される2ndレグで万が一、敗退するようだと、マドリーの今季はもうリーガだけ、シーズン終了まで週1試合ペースが続くことになります。 1月28日のCLリーグフェーズ最終節でそのマドリーに4-2で勝利。しかも後半アディショナルタイムの全員攻撃でGKトゥルビンが決めたヘッドのおかげで、プレーオフ出場圏の末席に滑り込めたベンフィカのモウリーニョ監督は、「Me gustaría mucho eliminar al Madrid, y que Arbeloa gane la Liga/メ・グスタリア・ムーチョ・エリミナール・アル・マドリッド、イ・ケ・アルベロア・ガネ・ラ・リーガ(私はマドリーを敗退させたい。そしてアルベロアはリーガ優勝するように)」と言っていたんですけどね。 でもCL早期敗敗退となると、アルベロア監督の来季続投が怪しくなってきて……。当人は試合前日記者会見で否定していたんですけどね。あと1年ベンフィカと契約がありながら、違約金を払わず退団できる条項が付いているため、モウリーニョ監督がマドリーに戻って来る可能性もあるなんて話も出て来たりするんですが、それは勘弁。グアルディオラ監督時代のバルサとのあんな刺々しい雰囲気はもう味わいたくないですって。 ちなみにマドリーのこの試合の欠場者はリハビリ中のミリトン、ベリンガム、そして前回のダ・ルス訪問で退場処分を受けたロドリゴとアセンシオ。それでも土曜日のリーガでリュディガー、トレントが先発復帰、カルバハルも途中出場したため、バルベルデが右SBから中盤に戻る今回はきっと、あんなザル守備にはならないと思いますが……。 CLはちょっと脇に置いておくことにして、先に週末にあったリーガ24節のマドリッド勢がどうだったか、お伝えしていくことにすると。先陣を切ったのは前節、ようやく8試合ぶりに白星を挙げた弟分のヘタフェで、コリセウムに上位のビジャレアルを迎えたんですが、やっぱり勝利は選手たちの自信になるんですかね。この日は前半終盤にベイガにエリア内で倒されてサトリアーノがPKを獲得すると、アランバリが決めて先制。53分にも冬の市場で一緒に来たFWの同僚、もう2得点しているルイス・バスケス(アンデルレヒトから移籍))に遅れをとっていたサトリアーノ(同オリンピック・リヨン)が、ファン・イグレシアスのクロスをヘッドで決め、ヘタフェを2点リードに導くと、反撃を75分のミカウターゼの一発だけに抑えて、2-1で勝っているんですから、嬉しいじゃないですか。 これには直近のセルタ戦でスコアレスドローだった時は、pito(ピト/ブーイング)まで聞こえるようになっていたコリセウムのファンも大満足したはずですが、ヘタフェに来るレベルですし、新しいFWたちは決してゴール量産タイプではないんですけどね。ボルダラス監督によると、「Son chicos que venían de tener pocos minutos en sus equipos y poco protagonismo/ソン・チコス・ケ・ベニアン・デ・テネール・ポコス・ミヌートス・エン・スス・エキポス・イ・ポコ・プロタゴニスモ(前のチームではプレー時間も、主役を張る機会もあまりなかった選手たち)だが、やる気は満々だ」そうで、それってゴール不足で苦しんいたヘタフェは補強に成功したと言っていい? おかげで順位も11位という安全圏を維持した彼らだったんですけど、まだ降格圏との差は勝ち点5ですからね。ホーム連戦となる日曜日のセビージャ戦でもこの調子を続けて、早いところ、残留目安の勝ち点40以上に到達してもらいたいところ。 そして土曜日の夜にはベルナベウに行ったんですが、ようやく暴風雨季が去ったのか、いつ以来でしょうかね、傘を持たずに外出できたのは。それだけでも気が楽だったんですが、この日のマドリーは相手にも恵まれました。ミッドウィークフリーだった彼らと違い、レアル・ソシエダは水曜日にコパ準決勝1stレグをアスレティックとプレーしていて、サン・マメスでの激戦を0ー1で制したものの、やはり疲労が溜まっている選手がいたんですね。マテラッツオ監督はその試合から、5人のスタメンをローテーション。 マドリーの方はエムバペが意表を突いて、ベンチスタートとなったんですが、ゴンサロは彼がピッチにいないとゴールを入れますね。開始5分にはもう、先発復帰したトレントのラストパスをカンテラーノ(RMカスティージャ出身の選手)が流し込んで、先制しているんですから、偉いじゃないですか。でもねえ、そのリードは長続きせず、20分にはハイセンがソレルのパスを追ったエレーラをエリア内で倒し、ペナルティを取られてしまったから、さあ大変。 おかげでオジャルサバルのPKで同点になった後、この日は静かだったスタンドからハイセンにブーイングが飛んでいたんですが、大丈夫。というのもその4分後にはもう、ソシエダがペナルティ返しをしてきたから。アランブルがヴィニシウスをエリア内左奥で倒して、その当人がPKを決めると、25分には再びマドリーがリード。すると31分にもカマヴィンガ、カレラスと繋いだボールを右SBから解放されたバルベルデが撃ち込んで、アディショナルタイムのゴンサロのゴール前からのシュートは外れてしまったものの、3ー1でハーフタイムに入ったとなれば、もう大船に乗った気でいていい? そして後半も再び、アランブルがヴィニシウスをエリア内で倒し、48分にはキッカーもリピートで4点目が入ったため、アルベロア監督は膝に問題のあるエムバペを「para que en Lisboa empiece desde el principio/パラ・ケ・エン・リスボア・エンピエセ・デスデ・エル・プリンシピオ(リスボンで先発できるように)」温存。さらに60分にはトレントをカルバハルに、リュディガーをアラバにと負傷から戻って来た選手の足慣らしをさせたり、バルベルデ、カマヴィンガ、チュアメニと中盤の鍵になる選手たちにもお休みを与えることができましたからね。 おまけにこの4ー1勝利のおかげで、リーガ8連勝としたマドリーは、月曜日にバルサがジローナに2ー1のビックリ敗戦をしたため、とうとう勝ち点差2とつけて首位に立つことに。まさに「Hemos hecho una gran semana de entrenamientos y se ha reflejado en el campo/エモス・エッチョー・ウナ・グラン・セマーナ・デ・エントレナミエントー・イ・セ・ア・レフレハードー・エン・エル・カンポ(ウチは素晴らしい練習の1週間を過ごし、それがピッチに反映された)」感じでしたが、さて。今はこれがベンフィカにリベンジするのにも有効なことを祈るばかりでしょうか。 そして日曜日はラージョとアトレティコの兄弟分ダービー。快晴の中、明るい時間にブタルケに行けたのはラッキーだったんですけどね。エスタディオ・バジェカスでなく、2部の弟分レガネスのホームでの開催になったのは、1節前のオビエド戦が芝を貼り替えたばかりのピッチが悪天候のせいで使いものにならず、当日延期となった後、ラ・リーガがギリギリまで待ってくれず。アトレティコ戦もバジェカスでは開催不可とされ、ブタルケを借りることになったからなんですが、これもひどい話で、アボナードー(年間指定席保有者)は土曜日限定で、スタジアムよりメトロ1号線でもっと南に行ったところにある練習場まで、チケットを引き取りに行かないといけなくてねえ。 元々、ダービーはハイリスクな試合とされ、チケットの当日販売もなく、ブカネーロス(ラージョのウルトラ集団)を始めとする大勢のファンはお昼にバジェカス地区でデモをして、試合に行かないことを選択。よってブタルケのスタンドは半分ぐらい空だったんですが、前日はやっぱり芝がボロボロの練習場でセッションができず、ヘタフェの練習場でやったという不遇なイニゴ・ペレス監督のチームはこの逆境を見事に克服したんですよ。 木曜日のメトロポリターノでは、コパ準決勝1stレグでバルサを4ー0とコテンパンにのしたアトレティコが別人だったから、もうどうしていいものか。そう、元凶はこのところ、働くのは平日だけに決めたらしいシメオネ監督がスタメンを9人もローテーションしてきたことだったんですが、でも選手たちも選手たちですよね。いくらアトレティコファンの姿がスタンドにほぼ皆無だったとしても、バルサを前にした日の喰らいついていくプレーがまったく見られず。 それどころか、前半39分にはあれだけジャマルを抑えていたルッジェーリがラティウにかわされ、エリア中央へのラストパスを許すと、フラン・ペレスがラージョの先制点をゲット。さらに45分にもレングレのパスミスでボールを奪われると、ラティウが3人もいたアトレティコ選手の間にボールを通し、イシのシュートはGKオブラクがparadon(パラドン/スーパーセーブ)してくれたものの、こぼれ球に誰も詰めず、バレンティンに押し込まれているって、一体、どこまで呆けている? 2ー0で後半が始まると、もう56分には3人一斉交代となり、ええ、ピッチにはフリアン・アルバレスが入り、その7分後にはルックマンとジョレンテも出て、早くも交代枠を使い果たしていたんですけどね。3人もFWがいながら、GKバタジャの手を煩わすのがニコ・ゴンサレスぐらいではねえ。おまけに30分にはショートのCKから、ラージョの3人一斉交代で入ったアルバロ・ガルシアにクロスを上げられて、メンディのヘッドで3点目を入れられているって、もうこの世のものとは思えませんって。 3ー0で勝ったラージョはおかげでマジョルカを越えて17位に上がり、3週間ぶりに降格圏から脱出。スタジアム&練習場難民となりながらも、「Los problemas nos unen mucho más, nos motivan/ロス・プロブレマス・ノス・ウネン・ムーチョ・マス、ノス・モティバン(問題があるとより団結が強まるし、モチベーションにもなる)」(イシ)と選手たちが根性を見せて、リーガ3連敗から立ち直れたのは喜ばしいですよ。でも情けないのは兄貴分の方で、とうとうオブラクからは、「Parece que LaLiga se ha tirado/パレセ・ケ・ラ・リーガ・セ・ア・ティラードー(リーガを投げ出したように見える)」というコメントが出てくることに。 いえ、シメオネ監督は「オブラクの言葉には同意しない。El equipo no elige partidos, el equipo jugó mal・エル・エキポ・ノー・エリヘ・パルティードス、エル・エキポ・フゴ・マル(チームは試合を選んではいない。悪いプレーをしただけ)」と反論していたんですけどね。訊きたいのは、コパでは準々決勝ベティス戦、バルサ戦と2試合で9得点もしながら、リーガはレバンテ、ベティス、ラージョ戦すべて無得点で1分け2敗。どうしてそこまでプレーに落差があるのかなんですが、やっぱりそれってやる気の問題では? ここまで態度があからさまだと、水曜日午後9時からのクラブ・ブルージュとのCL16強対決進出プレーオフ1stレグでは、本気の方のアトレティコを見せてくれるはずですけどね。ただ、この相手には2022-23シーズンのCLグループリーグのアウェイで負け、ホームでも引き分けて、最後は4位敗退した黒歴史がありますし、リーグフェーズ2節ではバルサと3-3で引き分けている点は要注意。 それにしたって、もしここでCLが終わり、その間、16強対決直接出場のバルサは週1試合になるため、コパ準決勝2ndレグでまさかの大逆転敗退が絶対ないとも言えず。「Cuando nosotros jugamos al 99 nunca nos dio/クアンドー・ノソトロス・フガモス・アル・ノベンタイヌエベ・ヌンカ・ノス・ディオ(ボクらが99%でプレーして結果が出たためしがない)」(ヒメネス)試合をその頃までリーガで続けて、来季CL出場圏からも落ちていたら、もう目も当てられないってこと、シメオネ監督も選手も考えないんでしょうかね。 2026.02.19 10:43 Thu3
21世紀の出場試合数ランキング発表! 首位は1145試合のC・ロナウド、トップ10に日本人選手がランクイン
IFFHS(国際サッカー歴史統計連盟)が、21世紀で最もプレーした選手のランキングを発表。トップ10には日本人選手もランクインした。 様々な統計を行うIFFHS。2022年までのデータを集計し、21世紀に入ってからのプレーした試合数をもとにランキングを作成した。 対象となるのは、各国のリーグ戦やカップ戦、国際カップ戦、代表チームの試合も含まれ、全ての公式戦が対象になっている。 今回の統計では1000試合以上プレーした選手が3人に増加。首位は昨年と変わらず、サウジアラビアへ活躍の場を移したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)となり、1145試合を記録した。 2022年に1000試合を突破したのは、ブラジル代表DFダニエウ・アウベス(UNAMプーマス)とアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)。アウベスは1033試合、メッシは1003試合となった。メッシはカタール・ワールドカップ(W杯)での試合で1000試合を超えたことになる。 そんな中、8位には日本人がランクイン。941試合に出場したMF遠藤保仁(ジュビロ磐田)だ。遠藤はガンバ大阪と磐田、そして日本代表での試合が21世紀に含まれている。なお、アジア人でも唯一となり、900試合以上を達成しているのも12名となっている。 ◆21世紀の出場試合数ランキング 合計(国内リーグ/国内カップ/国際カップ/代表) 1位:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル) 1145試合(651/93/205/196) 2位:ダニエウ・アウベス(ブラジル) 1033試合(620/115/172/126) 3位:リオネル・メッシ(アルゼンチン) 1003試合(559/102/170/172) 4位:イケル・カシージャス(スペイン) 974試合(585/57/171/161) 5位:ジョアン・モウティーニョ(ポルトガル) 958試合(563/107/142/146) 6位:ズラタン・イブラヒモビッチ(スウェーデン) 948試合(603/72/152/121) 7位:ルカ・モドリッチ(クロアチア) 947試合(569/69/146/162) 8位:遠藤保仁(日本) 941試合(606/117/66/152) 9位:チャビ・エルナンデス(スペイン) 937試合(536/95/174/132) 10位:セルヒオ・ラモス(スペイン) 935試合(534/70/151/180) 11位:アンドレス・イニエスタ(スペイン) 933試合(552/98/152/131) 12位:ロジェリオ・セニ(ブラジル) 904試合(675/71/149/9) 2023.01.12 12:45 Thu4
「左ヒザがもう十分だと言ったらもう従うしかなかった」 ヴァランが明かす31歳で現役退いた背景
元フランス代表のラファエル・ヴァラン氏が現役引退の決断理由に“左ヒザの限界”を挙げた。 レアル・マドリー時代に数々のメジャータイトルを総なめにし、フランス代表としても2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)優勝に貢献したヴァラン氏。2021年夏から2年をマンチェスター・ユナイテッドで過ごし、今季からコモ入りした。 だが、セスク・ファブレガス監督率いるセリエA昇格組で新たなキャリアを紡ごうと8月のデビュー戦、コッパ・イタリアのサンプドリア戦に先発しながら23分で負傷交代すると、セリエAの登録メンバー外に。そのまま現役を退く決断に至った。 31歳の若さで現役キャリアの幕を下ろした格好だが、やはりケガがその決め手になってしまったようだ。フランス『レキップ』で「左ヒザがもう十分だと言ったら、もう従わざるをえなかった」と話す。イギリス『ミラー』が報じる。 「20歳のときから、右ヒザの上にもダモクレスの剣(古代ギリシャの故事のひとつ)をぶら下げてプレーしてきたんだ。右ヒザは強くなったものの、動きが悪くなって、左ヒザがパワーと押し込みのすべてを担った。片ヒザでどうやって11年プレーしたか? 多大な頑張りや犠牲、ケア、そして新しいバランスを管理する術を学んだよ」 「心理的に、ピッチに入ったら、ほかの選手にも、自分にも片ヒザしかないとは言えなかった。実際、ヒザだけを見たら、心配されるだろう。ケガをしたりするかも知れないのはわかりきったことだったけど、僕らは誰もがリスクを抱えて生きているんだ。剣闘士のように命をかけてプレーしているわけじゃないけど、身体的な問題を抱えてプレーしている。それが僕らだ。幼い頃からタフガイだ。生涯ずっと痛みを抱えながらプレーしているんだ」 また、「『両足があればすごいことになる』と自分に言い聞かせるときもあった。全てを軽く受け止めてきたけど、その問題を抱えるからこそ、自分の技をマスターしたんだ」と振り返り、こう続ける。 「もう何年もタックルをしていない。デュエルでインパクトを与える上で適切なタイミングを待つんだ。いつ止まるか、加速するか、先に走り出すかをね。このヒザがなければ、これほど自分のポジションをマスターできなかっただろうね。卓越した身体能力を持つ若い選手を見ると、ポジション管理と同じくらいのエネルギーを注げばモンスターになれると思う」 2024.10.17 13:05 Thu5
