今季のコパは長くなりそう…/原ゆみこのマドリッド
2025.01.18 23:30 Sat
「月曜の抽選はドキドキだわ」そんな風に私が先を慮っていたのは金曜日、今週ミッドウィークのコパ・デル・レイ16強対決が終わり、準々決勝進出の8チームが決まった翌朝のことでした。いやあ、今季のコパはマドリッド勢にとって、異例の事態で、ええ、実際、1部5チーム体制になったのも久々なんですけどね。その上、全員が16強まで生き残り、意外にもダービーがなかったこのラウンドも木曜に1部対決でレアル・ソシエダに負けてしまったラージョを除き、4チームが突破。準々決勝参加組の半数がマドリッド勢という、凄まじいことになったんですよ。
同時にとうとう2部以下のチームが全滅し、準々決勝の4試合は全て1部チーム同士の対決となったんですが、レアル・マドリー、アトレティコ、ヘタフェ、レガネスがそれぞれ、外様のバルサ、バレンシア、オサスナ、レアル・ソシエダと上手く組み合わさるとはとても思えませんしね。2月4~6日のカードでは1つ、もしくは2つのマドリーダービーが生まれそうな気がするんですが、はあ。兄弟分ダービーなら、兄貴分があっさり勝ち上がりそうですが、本家ダービー、弟分ダービーとなると、まったく予想がつかず。何にせよ、これだけ残っていれば、マドリッドでスタジアム観戦できる試合がありそうなのは嬉しいことなんですが…。
そんなことはともかく、コパ16強対決フルハウス出場のマドリッド勢の試合がどうだったかもお伝えしていかないと。スタートは水曜で、うーん、おそらくお隣さん同士のヘタフェファンとレガネスファンはダブらないと思われたんですかね。午後7時半の同時開催にされてしまったんですが、形はそれぞれながら、両チーム共、かなり苦労して準々決勝の切符を掴むことに。そう、16チーム中、最弱のRFEF2部(実質4部)のポンテベドラと当たった前者は開始からたった2分でアルバロ・ロドリゲスがエリア外からのシュートを決めて先制したものの、41分にエクトルへ打撃を見舞い、一発レッド退場。チームを危機に陥れたのもその彼だったとは!
要は後半丸々、1人少ない状況で1点差を守らないといけなくなったヘタフェは、若いペテルとコバをアレックス・ソラとカルレス・ペレスの中堅に代え、「un ejercicio de supervivencia/ウン・エヘルシオ・デ・スペルビベンシア(サバイバル演習)」(ボルダラス監督)に挑むことになったんですけどね。3つもカテゴリーが下のチームにポゼッションがたったの17%という、耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍ぶ状況ではあったものの、幸い相手の危険なシュートもゴールバーに当たってくれたり、GKレタチェクがparadon(パラドン/スーパーセーブ)してくれたおかげで、何とか逃げ切ることに成功(最終結果0-1)。
後半ロスタイム2分にはディエゴ・リコが2枚目のイエローカードをもらい、2人目の退場処分となった時など、私も頭を抱えてしまったものでしたが、延長戦をしなくて済んだのも良かったですしね。彼らにとって、2018-19シーズン以来となる準々決勝が行われるのは2月になってからとあって、1月残りはリーガに集中できるため、この間に少しでも降格圏から離れてほしいところかと。ただ、今週末土曜午後9時(日本時間翌午前5時)からのコリセウムでのバルサ戦は、相手がスペイン・スーパーカップ決勝でレアル・マドリーに2-5で大勝して戴冠。水曜のコパでもベティスを5-1で退けて、また調子に乗り始めたようなため、あまり期待はしない方がいいかもしれません。
そう、交代出場したラバが31分にペナルティを受けると、そのPKをミゲール・デ・ラ・フエンテが決めて同点に。41分にはファン・クルスのラストパスから、ディエゴ・ガルシアが3点目を挙げて、こちらも延長戦なしで勝ち上がってしまったから、ビックリしたの何のって。いえまあ、この試合もポゼッションはアルメリアの方が上で、シュートも多かったんですけどね。ボルハ・ヒメネス監督も「Hemos tenido esa capacidad de supervivencia que tiene este equipo siempre/エモス・テニードー・エサ・カパシダッド・デ・スペルビベンシア・ケ・ティエネ・エステ・エキポ・シエンプレ(このチームがいつも持っているサバイバル能力がウチにはあった)」と認めていたように、火事場の馬鹿力を示すことができたのは見事だったかと。
ただ、レガネスも週末土曜のリーガでは苦労することは火を見るよりも明らかで、ええ、午後4時15分(日本時間翌午前0時15分)にブタルケに迎えるのは現在、栄えある首位の兄貴分、アトレティコですからね。それも同日午後9時半からのコパ、2部2位のエルチェとの試合では、ここまでのビック(地方リーグ/実質6部)戦、カセレーニョ(RFEF2部)戦、マルベジャ(RFEF1部/実質3部)戦とはまったく違い、最初から最後まで、格の違いを見せつけてくれたとなれば…。
そう、連戦続きのため、先週末のオサスナ戦から、9人の選手をローテーションしたアトレティコだったんですが、前半8分にはジョレンテのクロスが誰にも触れられず、エリア内にいたセルロートの前に落ち、そのシュートで早くも先制点をゲット。更に29分にはサムエル・リノがディアビに倒され、PKを獲得すると、それもセルロートが決めて、スコアは0-2に。シメオネ監督に控え選手扱いされている、そのノルウェイ人大型FWは太ももを痛め、後半頭からモリーナと交代したんですが、もう5分にはエルチェのニコが2枚目のイエローカードをもらって退場。となれば、まさに「El partido ya se fue del todo/エル・パルティードー・ジャー・セ・フエ・デル・トードー(試合はもう完全に終わった)」(シメオネ監督)ってもんですよ。
それでも17分にはリケルメがエリア外からgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)を決め、「今季はいい目が出ていなかったから、me lo dedico a mí/メ・ロ・デディコ・ア・ミー(自分に捧げたよ)」と、これまであまりチームに貢献できていなかった鬱憤を晴らしたり、30分にはお約束違えず、真打も登場。途中出場したフリアン・アルバレスが、デ・パウルのクロスを敵GKが弾いたボールに誰より早く詰めて、止めの4点目を入れてくれたからですが、この0-4の完全勝利でとうとう、クラブ記録を再更新して15連勝に到達したとなれば、もう彼らが負ける姿など、想像できない?
まあ、アルメリア同様、エルチェも1部昇格の戦いに早いところ、集中したいっていうのもあったかもしれないんですけどね。それでもかなり格下のビック戦やカセレーニョ戦でなかなか点が取れず、レギュラー3人一斉投入で後半35分過ぎに何とか、勝利を手に入れていた11月から比べると、ええ、今回はグリーズマンやバリオス、ジュリアーノ、ガランらをまったく出さずに体力温存させることができましたしね。こうなると、ますます土曜の兄弟分ダービーは弟分に不利に見えてくるんですが、まったく予想もしないところでずっこけることがあるのもアトレティコ。まだ1月ですし、セルロートも全治10日間となってしまったため、ここは慎重に行かないと。
一方、木曜組となった残り2チームの方はまず、レアル・アレナでラージョがキックオフ。それが試合前は先週末のリーガ戦から、金曜試合だったラージョは中5日、月曜試合だったソシエダは中2日と休養日に大きな差があったのが物議を醸していたカードだったんですが、そのハンデが逆に相手の反骨精神を燃え上がらせたようでねえ。この段階でもコパ用布陣で挑んだイニゴ・ペレス監督のチームを序盤から圧倒すると、前半23分には久保建英選手がバリウを振り切り、エリア内左奥からゴール前にキラーパス。突っ込んで来たオジャルサバルが決めて、あっさり先制されてしまいます。
おまけに前半ロスタイムに入ってすぐにも、今度はオラサガスティにエリア外からのロングシュートを撃ち込まれ、2点差にされて、いえ、ハーフタイム入り直前にはトレホがスベルディアに倒されて得たPKを自ら沈めて、一矢は報いていたんですけどね。後半になっても、ラージョは反撃の糸口が掴めず、16分のバレネチェアのゴールこそ、オフサイドで命拾いしたものの、32分にはエスピーノが2枚目のイエローカードで退場したのが運の尽き。そのファールによるFKをセルヒオ・ゴメスが蹴ったところ、ボールが誰も触らずにゴールに入り、最後は3-1で敗退してしまいましたっけ。
おかげでこの先はリーガに専念。晴れて、来季のヨーロッパの大会出場圏7位以上を目指すこともできることになったラージョなんですが、この日曜のリーガの相手は同日同時刻、サン・マメスで近隣の宿敵、昨季のコパ王者アスレティックを2-3で破り、準々決勝進出で意気上がるオサスナでねえ。2年前はマドリーに負けたものの、未だに記憶に新しい決勝が近づいてきたことで、ビセンテ・モレノ監督のチームが浮かれていてくれればいいですが、そうでないと、月曜にはハメス・ロドリゲスのレオン(メキシコ)移籍が発表。代わりの補強選手がまだ到着していない今の彼らには、エル・サダルはちょっと難しいスタジアムな気がしないでもないかと。
そして木曜午後9時半からは極寒の中、といってもサンティアゴ・ベルナベウ内は暖房があってそれ程でもなかったんですが、マドリーが今年初めてのホームゲームでセルタ戦をプレー。ええ、何せ、日曜にはサルジアラビアで大敗して帰ってきた彼らですからね。その試合で戦犯と目されたチュアメニなど、スタメンアナウンスの時から、大きなpito(ピト/ブーイング)を浴びていて、ちょっと気の毒だった程。それでもCBだったクラシコは違い、本職のボランチをさせてもらえた当人が怯むことなく、積極的なプレーでスタンドを徐々に黙らせることに成功したのは立派だったかと。
といってもチーム自体が改善した訳ではなく、最初のゴールが決まるには前半37分まで待たないといけなかったんですが、それがどうにも後味が悪いものでねえ。そう、セルタのスウェドベルクがGKルニンに倒されながら、主審はペナルティを宣告せず。そのままプレーは続き、最後はエムバペのシュートが決まって終わったとなれば、セルタ勢がVAR(ビデオ審判)判定を求めて、猛抗議したのも当然だった?
理由もはっきりしないまま、そのままエムバペのゴールはスコアに挙がり、1-0でハーフタイムに入ったマドリーだったんですが、早くも後半3分にはブライムのアシストでビニシウスが2点目をゲット。イアゴ・アスパスとアルフォンを負傷で欠くセルタの攻撃がパッとしなかったこともあり、勝負はこれでついたかに見えたんでしょうか。アンチェロッティ監督も25分過ぎには最初の選手交代を開始して、ギュレルとカマビンガを入れることに。でも、そのギュレルのゴールがオフサイドで認められなかったにも関わらず、エムバペとモドリッチを下げてしまったのはちょっと早計だったか、だってえ、38分にはカマビンガがバックパスを敵のドゥランに送り、そこからバンバに決められて、1点差にされてしまったんですよ。
おまけにロスタイム1分には、それまで場内から何度も喝采を浴びていたカンテラーノ(RMカスティージャの選手)のCBアセンシオがバンバをエリア内で倒してPKを献上。やはりまだ経験が足りないところを暴露して、マルコス・アロンソのゴールで2-2の同点にされてしまったとなれば、更に帰りの遅れる延長戦入りに溜息してしまったのは私だけではなかった?それが、延長戦前半は何もなかったものの、ビニシウスがロドリゴと代わった後半、マドリーのゴール力がついに爆発するんですから、油断ならないったらありゃしない。
それもこれまであまり出番のなかったエンドリックが3分、ペナルティエリアぎりぎりから放ったシュートを決めると、7分にはバルベルデも得意のミドルをネットに突き刺し、更に14分にもまた、CKからエンドリックがtaconazo(タコナソ/ヒールキック)で自身2点目を決めてるんですよお。それってもしや、この18才のブラジル人FWもマドリーの土壇場に強い特異体質をたった半年で修得したってこと?おかげで最後は5-2の大勝となったんですが、一躍ヒーローとなった当人はあくまで謙虚さを崩さず。
ええ、独演会となったミックスゾーンでも「監督はボクを良くするためじゃなく、チームを良くするためにやっている。Sólo tengo que trabajar/ソロ・テンゴ・ケ・トラバハル(自分は努力するだけだ)」と、プレー時間が少ないことにもまったく文句を言わず、一層の精進を誓っていましたからね。実際、1年早く加入した19才のギュレルが使われるようになったのもリーガ優勝が決まってからでしたし、コパの準々決勝、更にはCLリーグフェーズで16強対決直接進出に失敗した場合のプレーオフなど、試合は沢山あるマドリーですから、ここは辛抱強く出番を待つはかりかと。
そんなマドリーのこの週末は日曜午後4時15分(日本時間翌午前0時15分)から、再びサンティアゴ・ベルナベウでのラル・パルマス戦となるんですが、ええ、相手はすでにコパを敗退していて、休養十分なチームですからね。セルタ戦でカマビンガが太ももをケガして、全治3週間となってしまい、その先には来週水曜、必勝のCLザルツブルク戦も控えているとあって、またしてもアンチェロッティ監督のローテーションに注目が集まりそうですが、ヒザの靭帯断裂で1年以上のリハビリをしていたアラバがとうとう、戻って来れそうなのは有難いですよね。
同時にとうとう2部以下のチームが全滅し、準々決勝の4試合は全て1部チーム同士の対決となったんですが、レアル・マドリー、アトレティコ、ヘタフェ、レガネスがそれぞれ、外様のバルサ、バレンシア、オサスナ、レアル・ソシエダと上手く組み合わさるとはとても思えませんしね。2月4~6日のカードでは1つ、もしくは2つのマドリーダービーが生まれそうな気がするんですが、はあ。兄弟分ダービーなら、兄貴分があっさり勝ち上がりそうですが、本家ダービー、弟分ダービーとなると、まったく予想がつかず。何にせよ、これだけ残っていれば、マドリッドでスタジアム観戦できる試合がありそうなのは嬉しいことなんですが…。
そんなことはともかく、コパ16強対決フルハウス出場のマドリッド勢の試合がどうだったかもお伝えしていかないと。スタートは水曜で、うーん、おそらくお隣さん同士のヘタフェファンとレガネスファンはダブらないと思われたんですかね。午後7時半の同時開催にされてしまったんですが、形はそれぞれながら、両チーム共、かなり苦労して準々決勝の切符を掴むことに。そう、16チーム中、最弱のRFEF2部(実質4部)のポンテベドラと当たった前者は開始からたった2分でアルバロ・ロドリゲスがエリア外からのシュートを決めて先制したものの、41分にエクトルへ打撃を見舞い、一発レッド退場。チームを危機に陥れたのもその彼だったとは!
後半ロスタイム2分にはディエゴ・リコが2枚目のイエローカードをもらい、2人目の退場処分となった時など、私も頭を抱えてしまったものでしたが、延長戦をしなくて済んだのも良かったですしね。彼らにとって、2018-19シーズン以来となる準々決勝が行われるのは2月になってからとあって、1月残りはリーガに集中できるため、この間に少しでも降格圏から離れてほしいところかと。ただ、今週末土曜午後9時(日本時間翌午前5時)からのコリセウムでのバルサ戦は、相手がスペイン・スーパーカップ決勝でレアル・マドリーに2-5で大勝して戴冠。水曜のコパでもベティスを5-1で退けて、また調子に乗り始めたようなため、あまり期待はしない方がいいかもしれません。
一方、2部首位のアルメリアと対戦したレガネスは、いやあ、やっぱり今季1部に再昇格した彼らだけに、昨季2部降格したばかりの相手とはそれ程、実力差がなかったんですかね。前半33分にはアルティミラのゴールで先制しながら、38分にはルイス・スアレスが同点弾、後半7分にもラサロに決められて逆転されてしまったから、さあ大変!今季の大目標がリーガの1部残留である彼らだけにもう、ここで諦めても仕方ないかと思えたんですが、あったんですよ。レガネスにも1部チームのプライドが。
そう、交代出場したラバが31分にペナルティを受けると、そのPKをミゲール・デ・ラ・フエンテが決めて同点に。41分にはファン・クルスのラストパスから、ディエゴ・ガルシアが3点目を挙げて、こちらも延長戦なしで勝ち上がってしまったから、ビックリしたの何のって。いえまあ、この試合もポゼッションはアルメリアの方が上で、シュートも多かったんですけどね。ボルハ・ヒメネス監督も「Hemos tenido esa capacidad de supervivencia que tiene este equipo siempre/エモス・テニードー・エサ・カパシダッド・デ・スペルビベンシア・ケ・ティエネ・エステ・エキポ・シエンプレ(このチームがいつも持っているサバイバル能力がウチにはあった)」と認めていたように、火事場の馬鹿力を示すことができたのは見事だったかと。
ただ、レガネスも週末土曜のリーガでは苦労することは火を見るよりも明らかで、ええ、午後4時15分(日本時間翌午前0時15分)にブタルケに迎えるのは現在、栄えある首位の兄貴分、アトレティコですからね。それも同日午後9時半からのコパ、2部2位のエルチェとの試合では、ここまでのビック(地方リーグ/実質6部)戦、カセレーニョ(RFEF2部)戦、マルベジャ(RFEF1部/実質3部)戦とはまったく違い、最初から最後まで、格の違いを見せつけてくれたとなれば…。
そう、連戦続きのため、先週末のオサスナ戦から、9人の選手をローテーションしたアトレティコだったんですが、前半8分にはジョレンテのクロスが誰にも触れられず、エリア内にいたセルロートの前に落ち、そのシュートで早くも先制点をゲット。更に29分にはサムエル・リノがディアビに倒され、PKを獲得すると、それもセルロートが決めて、スコアは0-2に。シメオネ監督に控え選手扱いされている、そのノルウェイ人大型FWは太ももを痛め、後半頭からモリーナと交代したんですが、もう5分にはエルチェのニコが2枚目のイエローカードをもらって退場。となれば、まさに「El partido ya se fue del todo/エル・パルティードー・ジャー・セ・フエ・デル・トードー(試合はもう完全に終わった)」(シメオネ監督)ってもんですよ。
それでも17分にはリケルメがエリア外からgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)を決め、「今季はいい目が出ていなかったから、me lo dedico a mí/メ・ロ・デディコ・ア・ミー(自分に捧げたよ)」と、これまであまりチームに貢献できていなかった鬱憤を晴らしたり、30分にはお約束違えず、真打も登場。途中出場したフリアン・アルバレスが、デ・パウルのクロスを敵GKが弾いたボールに誰より早く詰めて、止めの4点目を入れてくれたからですが、この0-4の完全勝利でとうとう、クラブ記録を再更新して15連勝に到達したとなれば、もう彼らが負ける姿など、想像できない?
まあ、アルメリア同様、エルチェも1部昇格の戦いに早いところ、集中したいっていうのもあったかもしれないんですけどね。それでもかなり格下のビック戦やカセレーニョ戦でなかなか点が取れず、レギュラー3人一斉投入で後半35分過ぎに何とか、勝利を手に入れていた11月から比べると、ええ、今回はグリーズマンやバリオス、ジュリアーノ、ガランらをまったく出さずに体力温存させることができましたしね。こうなると、ますます土曜の兄弟分ダービーは弟分に不利に見えてくるんですが、まったく予想もしないところでずっこけることがあるのもアトレティコ。まだ1月ですし、セルロートも全治10日間となってしまったため、ここは慎重に行かないと。
一方、木曜組となった残り2チームの方はまず、レアル・アレナでラージョがキックオフ。それが試合前は先週末のリーガ戦から、金曜試合だったラージョは中5日、月曜試合だったソシエダは中2日と休養日に大きな差があったのが物議を醸していたカードだったんですが、そのハンデが逆に相手の反骨精神を燃え上がらせたようでねえ。この段階でもコパ用布陣で挑んだイニゴ・ペレス監督のチームを序盤から圧倒すると、前半23分には久保建英選手がバリウを振り切り、エリア内左奥からゴール前にキラーパス。突っ込んで来たオジャルサバルが決めて、あっさり先制されてしまいます。
おまけに前半ロスタイムに入ってすぐにも、今度はオラサガスティにエリア外からのロングシュートを撃ち込まれ、2点差にされて、いえ、ハーフタイム入り直前にはトレホがスベルディアに倒されて得たPKを自ら沈めて、一矢は報いていたんですけどね。後半になっても、ラージョは反撃の糸口が掴めず、16分のバレネチェアのゴールこそ、オフサイドで命拾いしたものの、32分にはエスピーノが2枚目のイエローカードで退場したのが運の尽き。そのファールによるFKをセルヒオ・ゴメスが蹴ったところ、ボールが誰も触らずにゴールに入り、最後は3-1で敗退してしまいましたっけ。
おかげでこの先はリーガに専念。晴れて、来季のヨーロッパの大会出場圏7位以上を目指すこともできることになったラージョなんですが、この日曜のリーガの相手は同日同時刻、サン・マメスで近隣の宿敵、昨季のコパ王者アスレティックを2-3で破り、準々決勝進出で意気上がるオサスナでねえ。2年前はマドリーに負けたものの、未だに記憶に新しい決勝が近づいてきたことで、ビセンテ・モレノ監督のチームが浮かれていてくれればいいですが、そうでないと、月曜にはハメス・ロドリゲスのレオン(メキシコ)移籍が発表。代わりの補強選手がまだ到着していない今の彼らには、エル・サダルはちょっと難しいスタジアムな気がしないでもないかと。
そして木曜午後9時半からは極寒の中、といってもサンティアゴ・ベルナベウ内は暖房があってそれ程でもなかったんですが、マドリーが今年初めてのホームゲームでセルタ戦をプレー。ええ、何せ、日曜にはサルジアラビアで大敗して帰ってきた彼らですからね。その試合で戦犯と目されたチュアメニなど、スタメンアナウンスの時から、大きなpito(ピト/ブーイング)を浴びていて、ちょっと気の毒だった程。それでもCBだったクラシコは違い、本職のボランチをさせてもらえた当人が怯むことなく、積極的なプレーでスタンドを徐々に黙らせることに成功したのは立派だったかと。
といってもチーム自体が改善した訳ではなく、最初のゴールが決まるには前半37分まで待たないといけなかったんですが、それがどうにも後味が悪いものでねえ。そう、セルタのスウェドベルクがGKルニンに倒されながら、主審はペナルティを宣告せず。そのままプレーは続き、最後はエムバペのシュートが決まって終わったとなれば、セルタ勢がVAR(ビデオ審判)判定を求めて、猛抗議したのも当然だった?
理由もはっきりしないまま、そのままエムバペのゴールはスコアに挙がり、1-0でハーフタイムに入ったマドリーだったんですが、早くも後半3分にはブライムのアシストでビニシウスが2点目をゲット。イアゴ・アスパスとアルフォンを負傷で欠くセルタの攻撃がパッとしなかったこともあり、勝負はこれでついたかに見えたんでしょうか。アンチェロッティ監督も25分過ぎには最初の選手交代を開始して、ギュレルとカマビンガを入れることに。でも、そのギュレルのゴールがオフサイドで認められなかったにも関わらず、エムバペとモドリッチを下げてしまったのはちょっと早計だったか、だってえ、38分にはカマビンガがバックパスを敵のドゥランに送り、そこからバンバに決められて、1点差にされてしまったんですよ。
おまけにロスタイム1分には、それまで場内から何度も喝采を浴びていたカンテラーノ(RMカスティージャの選手)のCBアセンシオがバンバをエリア内で倒してPKを献上。やはりまだ経験が足りないところを暴露して、マルコス・アロンソのゴールで2-2の同点にされてしまったとなれば、更に帰りの遅れる延長戦入りに溜息してしまったのは私だけではなかった?それが、延長戦前半は何もなかったものの、ビニシウスがロドリゴと代わった後半、マドリーのゴール力がついに爆発するんですから、油断ならないったらありゃしない。
それもこれまであまり出番のなかったエンドリックが3分、ペナルティエリアぎりぎりから放ったシュートを決めると、7分にはバルベルデも得意のミドルをネットに突き刺し、更に14分にもまた、CKからエンドリックがtaconazo(タコナソ/ヒールキック)で自身2点目を決めてるんですよお。それってもしや、この18才のブラジル人FWもマドリーの土壇場に強い特異体質をたった半年で修得したってこと?おかげで最後は5-2の大勝となったんですが、一躍ヒーローとなった当人はあくまで謙虚さを崩さず。
ええ、独演会となったミックスゾーンでも「監督はボクを良くするためじゃなく、チームを良くするためにやっている。Sólo tengo que trabajar/ソロ・テンゴ・ケ・トラバハル(自分は努力するだけだ)」と、プレー時間が少ないことにもまったく文句を言わず、一層の精進を誓っていましたからね。実際、1年早く加入した19才のギュレルが使われるようになったのもリーガ優勝が決まってからでしたし、コパの準々決勝、更にはCLリーグフェーズで16強対決直接進出に失敗した場合のプレーオフなど、試合は沢山あるマドリーですから、ここは辛抱強く出番を待つはかりかと。
そんなマドリーのこの週末は日曜午後4時15分(日本時間翌午前0時15分)から、再びサンティアゴ・ベルナベウでのラル・パルマス戦となるんですが、ええ、相手はすでにコパを敗退していて、休養十分なチームですからね。セルタ戦でカマビンガが太ももをケガして、全治3週間となってしまい、その先には来週水曜、必勝のCLザルツブルク戦も控えているとあって、またしてもアンチェロッティ監督のローテーションに注目が集まりそうですが、ヒザの靭帯断裂で1年以上のリハビリをしていたアラバがとうとう、戻って来れそうなのは有難いですよね。
レアル・マドリーの関連記事
コパ・デル・レイの関連記事
|
|
レアル・マドリーの人気記事ランキング
1
ヴィニシウスにトラブル…クラブ買収巡る問題で2年間の出場停止求める訴え起こされる
レアル・マドリーのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが、国際サッカー連盟(FIFA)の倫理規定違反で2年間の出場停止処分を科される可能性が浮上している。 昨年はバロンドールこそ逃したもののFIFAザ・ベストを受賞し、チャンピオンズリーグとラ・リーガの2冠に貢献したヴィニシウス。今シーズンは昨シーズンほどのインパクトこそ残せていないが、公式戦20ゴール14アシストと十分なスタッツを残し、マドリーの主軸として活躍。直近では2030年までの新契約締結で合意に至ったとの報道も出ていた。 そんななか、イタリア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』などの報道によれば、現在フットボール界屈指のスーパースターには父親と代理人とともに経営する『ALL Agenciamento Esportivo』社のサッカークラブ買収に関する問題で、FIFAから調査を受けているという。 『ALL』はポルトガルのFCアルベルカと、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)のアスレティック・クラブを買収した。 後者のアスレティック・クラブに関しては16.5%の株式を保有するブラジル企業『ティベリス・ホールディング・ド・ブラジル』が、クラブのセリエB昇格を受けて、株式過半数を取得する優先購入権を行使する計画を立てていた。 しかし、実際に株式はヴィニシウスと関係のある『ALL』に直接売却され、サンパウロ商事裁判所は調査のため取引を停止。 だが、捜査が行われている間に『ALL』がクラブの運営権を握ったことに激怒した『ティベリス』は4月7日、FIFA倫理委員会の調査委員会に申し立てを行い、ヴィニシウスに対して2年間の出場停止処分を要求した。 『ティベリス』の訴えによると、これはFIFA倫理規定第20条およびスペインサッカー連盟(RFEF)スポーツ正義規定第22条に違反するとして国際訴訟を起こすことを決定。これらの規定はいずれも、利益相反の明らかなリスクがある場合に、現役サッカー選手がプロサッカークラブを直接的または間接的に所有することを禁じている。 懸念されるのは、選手オーナーにとって有利な個人契約、スポーツの試合結果への影響。さらに、異例の形で他の選手を引きつける可能性、税務上の不正行為に至るまで、多岐にわたるという。実際、アスレティック・クラブとアルベルカの間ではここにきて選手移籍の動きもある。 この訴えはFIFAに審査される予定であり、出場停止処分に至らない可能性もあるが、『ティベリス』は2年間の出場停止処分を求めており、この訴えが全面的に認められた場合、ヴィニシウスの選手生命に関わる事態となる。 ただ、現状の見立てでは両者間での和解を目指しつつ、ヴィニシウス側に処分が下ったとしても、罰金といったより軽微な処分にとどまる可能性が高いようだ。 2025.04.23 20:51 Wed2
「ドアは閉まっている」無職のグティ、かつて育ったレアル復帰の可能性なし
かつてレアル・マドリーではそのルックスとプレースタイルから貴公子としても愛されたホセ・マリア・グティエレス氏が、自身のキャリアについて語った。スペイン『エル・パイス』が伝えた。 “グティ”の愛称でも親しまれ、マドリーの生え抜きとしてプレー。ファーストチームでは14シーズンを過ごすと、ベシクタシュへと移籍し、2011年11月に現役を引退していた。 引退後は指導者としてのキャリアを歩むと、古巣のマドリーの下部組織でキャリアを積んでいた。U-19にあたるフベニールAで監督を務めていた中、突如とし退団。その後、ベシクタシュのアシスタントコーチに就任すると、2019-20シーズンはアルメリアで監督を務めていた。 現在はフリーのグティ氏だが、監督としてのキャリアを続けていきたい考えを持っているようだ。 『エル・パイス』のインタビューでは、レアル・マドリーを出た後について「別の世界だよ。レアル・マドリーにいるときは、バブルの中にいるような感じだ。そして去った後は、サッカーの現実であっても、元選手の日常生活の現実でもないことに気がつく」とコメント。選手としても指導者としても長らくマドリーで過ごしたグティ氏にとっては、難しい環境もあったようだ。 順調にマドリーで指導者のキャリアを積んでいたグティ氏だが、突如辞任。マドリーを去ったことについて後悔しているかと聞かれると「いや、適切な時期だった。私はフベニールAに2年間いた。1年目はとても良かったが、2年目はあまり良くなかった。もっと大きな挑戦が必要だった」とコメント。「チームは私にカスティージャを任せてくれなかったので、私は去った。レアル・マドリーとカスティージャのベンチは埋まっていたので去ったんだ」と語り、自身がステップアップできないと感じたとのこと。「そこから、自分のキャリアを前進させ続けたいと思った。もし、私がフベニールAにもう1年いたとしたら、一歩後退していただろう」と、マドリーを去ったことは間違いではなかったと語った。 そのグティ氏だが、自身が去った後、現役時代に共にカンテラ、ファーストチームで過ごしたラウール・ゴンサレス氏がカスティージャの監督に就任していた。そのことについては「決して知られていないことだろう。解雇があるから起こることだ。ソラーリはファーストチームに昇格し、カスティージャの監督をラウールに譲った」と語り、そのことが起こった理由は別にあるとコメントした。 「でも、ロペテギがうまくやってそこにいたとしたら、ソラーリはカスティージャにあと2年間いただろう」とコメント。「僕は何をしたか?少年たちを教えるのにあと2年間いたのか?人生において、いつだって自分にとって最善だと思うところに行かなければならない」と語り、その時を待つことができなかったと明かしている。 一方で、マドリーを去ったことで復帰へのドアが閉まったかという質問には「そうだね。今はそう思うよ。私側ではなく、マドリー側のがね」と語り、自身ではなくクラブ側がもう受け入れることはないと考えているようだ。 監督としてのホセ・マリア・グティエレスについて、監督を探しているクラブへ勧める点としては「私は自分の仕事と真摯に取り組むことだけを約束する。選手としていかに才能があったは分かっているけど、彼らがそのグティを見ているのだとしたら、私にとっては不利かもしれない」と語り、「サッカーは固定観念にとらわれ、抜け出すことは難しい。人生を変えようとしても、違うことをしようとしてもね」と、指導者としては現役時代のプレーのような華やかなイメージを持たないでもらいたいと考えているようだ。 2021.02.03 20:34 Wed3
勝っても懸念の種は尽きない…/原ゆみこのマドリッド
「たった3日で雰囲気がガラッと変わったら、そっちの方が怖いよね」そんな風に私が訝っていたのは月曜日。レバンテ戦でミソギは済んだため、ベルナベウのファンはCLモナコ戦でレアル・マドリーを応援してくれるはずという楽観論をスポーツ紙で読んだ時のことでした。 スペイン・スーパーカップ(スーペルコパ)決勝でバルサに負けた後、シャビ・アロンソ監督がサプライズ退任。RMカスティージャから昇格したアルバロ・アルベロア監督の初陣となったコパ・デル・レイのラウンド16では、2部のアルバセテに敗退という最悪な結果が出たせいで、土曜日のホームゲームでは予想通り、スタジアム内にファンのpito(ピト/ブーイング)がこだましていたんですけどね。 それでも後半にマドリーがリードすると、徐々にスタンドは沈静化。最後までしつこくピーピーされていたのは、アロンソ監督体制崩壊の元凶とされているヴィニシウスだけでした。ただ、監督交代により、マドリーのプレーが劇的に良くなった訳ではないですからね。となると、フォンド・スール(南側ゴール裏)に陣取る応援団以外の一般のファンが、そう簡単に怒りを忘れるようには思えないんですが……。でもモナコ戦のキックオフ直後から、goleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)が始まれば、その限りではなし? ちなみに土曜の試合がどんなだったかというと──、あそこまで徹底したブーイング攻勢にお目にかかるのは本当に久々でした。試合前のアップに選手たちが出て来た途端から始まったんですよ。スタンドにファンが増えるにつれ、そのボリュームも上がる一方で、スタメン紹介で360度スクリーンにベリンガムとヴィニシウスが現れるとテンションはマックスに。当然、選手入場時もブーイングの嵐で、試合が動きだせば、ヴィニシウスがボールを持つ度に集中砲火。過去にはブラジル人のロナウドやクリスチアーノ・ロナウドなんかもブーイングされていたのを目撃はしていたんですけどね。その激しさときたら、とてもじゃないけど比べようがありませんって。 おかげで前半はマドリーの選手たちも委縮してしまったか、得点することはできず。ただ、レバンテの決定力のなさにも助けられて0-0で終わって、幸いだったぐらいなんですけどね。もちろん、ロッカールームに引き上げる時も盛大なブーイングを浴びたマドリーは、後半頭から、カマヴィンガとゴンサロをギュレルとマスタントゥオノに交代。それだけでなく、アルベロア監督の「Teníamos que darle una mayor velocidad a la circulación de balón/テニアモス・ケ・ダールレ・ウナ・マジョール・ベロシダッド・ア・ラ・シルクラシオン・デ・バロン(ウチはボール回しの速度を上げる必要があった)」という指導も良かったんでしょうか。 コパのアルバセテ戦から続いていた『トロトロモード』から少しマシになったかもと思っていれば、56分にはギュレルのスルーパスを追ったエムバペがエリア内でデラに倒され、PKをゲット。まだまだヒザの状態が良くないのですが、それでもこのPKを決めて、マドリーに先制点をもたらしてくれました。これでもう今季30得点って、シーズンはやっと折り返したばかりですからね。1年目の昨季に記録した44得点を大幅に上回る、60得点ぐらいは軽くいっちゃう? これでようやくレバンテの守備の壁に穴を開けたマドリーは65分にも、ギュレルが完璧なCKをエリア内に送り、アセンシオのヘッドで2点目をゲット。リュディガーのケガ、ハイセンの不調により守備の要として頼りにされるようになってきたカンテラーノ(RMカスティージャ出身の選手)はコパで鼻中骨を骨折し、この日はフェイスガード着用でプレーしていたんですが、どうやら頭を使うのに支障はなかったよう。 結局、その後は追加点が入らず、試合は2-0で終わったんですが、おかげで選手たちもそれ以上のブーイングは受けずにピッチで勝利を祝えることに。一番の被害者だったヴィニシウスなど、真っ先に姿を消していましたしね。ぶっちゃけ、私など、モナコ戦では彼を出さなければ、マドリーはもっと平穏にプレーできるんじゃないかと思ったものでしたが、アルベロア監督の意見は真逆でねえ。「Voy a trabajar por mejorar a Vinicius/ボイ・ア・トラバハール・ポル・メホラル・ア・ビニシウス(ビニシウスをより良くするために働く)。彼にはできるだけ多くのボールを渡すよう、チームメートに頼むつもりだ」そうですが、いやあ。 というのもバルサ戦でゴールを挙げるまで、14試合程、無得点が続いていた彼ですからね。ただ、火曜午後9時(日本時間翌午前5時)からのモナコ戦には、アフリカネーションズカップの決勝でPKを失敗したブライムがまだ戻ってきていないだけでなく、ロドリゴもまだケガが治っておらず。ヴィニシウスはチームに必要なんですが、それだと心配なのは場内からのブーイングかと。試合前日会見で話したエムバペなど、「El madridismo está enfadado, pero está con nosotros/エル・マドリディスモ・エスタ・エンファダード、ペロ・エスタ・コン・ノソトロス(マドリーファンは怒っているけど、ボクらと一緒にいる)」と言っていたものの、それもチームが勝ってくれればこそですからね。 一応、相手はリーグ1で4連敗中の9位、CLリーグフェーズも18位と、マドリー優位には見えるものの、ロドリゴ以外にもリュディガー、ミリトン、メンディ、トレントが負傷中、さらにはカレラスも出場停止と、この試合も出られない選手は少なくないし。エムバペが復活したのが何よりとはいえ、果たしてアルベロア監督はモナコにも勝って、ベルナベウを平常状態に戻すことができるのでしょうか。 そして翌日曜日はマドリッド勢の残り3チームの出番だったんですが、連続時間帯開催にされてしまったため、私はコリセウムをパスして、1カ月以上ぶりにメトロポリターノに帰ってくるアトレティコのアラベス戦を見に行くことに。 このところ5試合白星がない弟分のヘタフェも心配ではあったんですけどね。結果的に午後2時からのヘタフェvsバレンシアの決着がついたのは84分、ウグリニッチのスルーパスから、ガジャがvaselina(バセリーナ/ループシュート)で決めたゴールで、惜しくも0-1と負けてしまったんですが、梯子観戦の場合、その頃は私もとうに午後4時15分キックオフのメトロポリターノに移動すべく、スタジアムを出ていたはず。どっちにしろ自分の目で見ることはできなかったかと。 まあ、これで6試合勝っていないことになったボルダラス監督のチームに関しては、先週金曜日から、とうとう緊急補強が始まって、最初に決まったFWサトリアーノ(オリンピック・リヨンからレンタル)は早速バレンシア戦のスタメンに入っていましたし、ボッセリ(リーベル・プレートから移籍)、ザイド・ロメロ(クラブ・ブルージュからレンタル)の2人のCBも次の試合は来週月曜日のジローナ戦とあって、チームに馴染む時間はありますからね。今のところ、降格圏まで勝ち点差2の16位に留まっているため、この先の巻き返しを期待するばかりでしょうか。 その一方で、だんだん雲行きが怪しくなってきたのが、もう1つの弟分のラージョで、アトレティコ戦のすぐ後、午後6時30分からのアウェイゲームでセルタと対戦したんですが、私が近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)にたどり着いた時には40分にカレイラ、54分にはパチャのペナルティでブライアン・サラゴサにPKを決められて、2-0と負けていてねえ。しかもTVで最初に見たシーンが、VAR(ビデオ審判)のモニターチェックでスウェドベリにタックルしたメンディのカードがイエローからレッドに変わり、退場させられるところなんですから、まったくどうしたものか。 結局、人数が少なった後の79分にもハビ・ルエダにゴールを決められて、ラージョは3-0で完敗。せっかくアラベスに負けてコパの重荷がなくなり、カンファレンスリーグ・ラウンド16がやって来る3月まで、リーガに専念して順位を上げる計画がこうも早く頓挫してしまうとは。イニゴ・ペレス監督のチームは降格圏まで勝ち点3差とはいえ、順位は13位と弟分仲間よりは幾分、マシなんですけどね。土曜のエスタディオ・バジェカスでのオサスナ戦で立て直しができるといいんですが、こちらは補強もまだカルロス・マルティン(アトレティコからレンタル)だけと、ほとんど進んでいないのが心配です。 それでホーム・スウィート・ホームに戻って来たアトレティコは思う存分、内弁慶ぶりを見せつけてくれたのかって? いやあ、彼らのシュート精度の不足は相変わらず続いていて、6試合ノーゴールのフリアン・アルバレスなど、オンダ・マドリッド(ローカルラジオ局)の解説に最近、生まれたお子さんの夜泣きのせいで、眠れていないんじゃないかと言われていた程でねえ。そうはいってもシュートが決まらないのは彼だけでなく、前半アディショナルタイムにはまさに呪われているとしか思えない光景が出現。 フリアンからのラストパスをゴール前でもらったアルマダがシュートを2度続けて、敵DFに跳ね返された後、続いたバリオス、ジュリアーノもブロックされてしまったんですよお。これには場内のファンも頭を抱えるしかなかったんですが、48分、ようやく当たりが出ることに。直前のチャンスを決められなかったセルロートが、今度はバリオスが上げたクロスをフリーでヘッド。これがGKシベラを破ってくれたから、ようやくメトロポリターノも久々のゴールを祝うことができました。その後の彼らは省エネモードに入ってしまったようでね。 最初の3人一斉交代ではジュリアーノ、アルマダ、そしてフリアンをコケ、バエナ、グリーズマンにしたシメオネ監督だったんですが、その後、カルドーソをル・ノルマンに、終盤にはセルロートをモリーナにしたせいで、選手たちが虎の子の1点を守るだけでいいと思い込んでしまった疑いもあるんですけどね。でもだからって、最後はアラベスに攻め立てられて終わるなんてこと、あっていい? それも苦手のCK守備で2度もボジェにヘッドを撃たれ、狙いが外れてくれたから良かったものの、これじゃあ、スタンドからブーイングが聞こえてきたのもムリはなかったかと。 幸い相手には枠内シュートが1本もなかったこともあり、そのまま1-0で逃げ切ることができたアトレティコでしたが、ちょっと振り返ってみると、今年になってからの4試合、彼らは全て1得点留まり。相手がコパのデポルティボ(2部)やこの日のアラベスのように攻撃力がなければ勝てても、スペイン・スーパーカップ準決勝のダービーではお隣さんに2点を取られて負け、年明け試合のレアル・ソシエダ戦でも1-1に追いつかれてドローでしたからね。とりわけ、水曜午後9時にはトップ8入りが懸かったCLガラタサライ戦が苦手のアウェイでやって来るとあって、正直、シュート70本撃って、たった4得点だけという非効率さには不安を覚えるばかりなんですが、こればっかりはねえ。 ただ、日曜日の最後の時間帯にはマドリッドの兄貴分たちに朗報があって、何と首位のバルサがアノエタでレアル・ソシエダに2-1と負け、2位のマドリーとは勝ち点1差に、3位のビジャレアルと同じ勝ち点で並ぶ4位のアトレティコとは8差になったんですよ。それでもリーガで這い上がるのは、シメオネ監督のチームにとって、気の遠くなるような道のりなんですけどね。月曜日の抽選で2月のコパ準々決勝もカルトゥーハでのベティス戦となったため、かなり難易度が上がった気がしますし、とにかく今は冬の市場でガラン(オサスナに移籍)、カルロス・マルティン(ラージョにレンタル)、ギャラガー(トッテナムに移籍)、ラスパドリ(同アタランタ)と4人も減った戦力を早く補充して、1日でも早くフリアンがゴールを取り戻してくれることを願うしかありません。 2026.01.21 17:00 Wed4
名手ファン・デル・ファールトの長男ダミアンがアヤックスと長期契約…世代別オランダ代表に名を連ねる18歳
アヤックスがラファエル・ファン・デル・ファールト氏の長男と長期契約を結んだ。 絶大なタレント性でサッカーファンを魅了した左足の名手、元オランダ代表MFファン・デル・ファールト氏。アヤックスやハンブルガーSV、レアル・マドリー、トッテナム等で活躍した。 その長男は、元日本代表FW高原直泰氏とともにプレーしたハンブルガー時代に生まれた、ダミアン・ファン・デル・ファールト(18)。 少年時代は父親の移籍に伴い、ドイツ、デンマーク等で生活し、2023年にアヤックスのU-18チームへ入団。昨夏U-19チームに昇格し、世代別のオランダ代表にも名を連ねている。 父の古巣でもあるアヤックスとはU-19昇格と同時に新契約を締結も、7日、新たに2029年6月までの契約延長にサイン。近い将来のトップチーム昇格が念頭にあるのは間違いないだろう。 アヤックスのフットボール・ダイレクター(FD)を務めるマリジン・ボイカー氏いわく、ダミアンは父ラファエルと同じく攻撃的MFで、より守備にも協力的な現代型のフットボーラー。 「彼との契約延長を嬉しく思う。ダイナミックな攻撃的MFで、ボックス内への侵入も多い。何より優れたキック精度とテクニックがあり、エネルギッシュなプレッシングも魅力的だ」 「次のステップはヨング・アヤックス(オランダ2部/セカンドチーム)に上がること。今後数年間でさらなる成長があると確信しているよ」 <span class="paragraph-title">【写真/2枚目】ファン・デル・ファールト親子</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="hu" dir="ltr">It’s a ‘Van der Vaart’ thing <br><br>Damián 2029 </p>— AFC Ajax (@AFCAjax) <a href="https://twitter.com/AFCAjax/status/1876698684404207889?ref_src=twsrc%5Etfw">January 7, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.01.08 14:20 Wed5
