今季のコパは長くなりそう…/原ゆみこのマドリッド
2025.01.18 23:30 Sat
「月曜の抽選はドキドキだわ」そんな風に私が先を慮っていたのは金曜日、今週ミッドウィークのコパ・デル・レイ16強対決が終わり、準々決勝進出の8チームが決まった翌朝のことでした。いやあ、今季のコパはマドリッド勢にとって、異例の事態で、ええ、実際、1部5チーム体制になったのも久々なんですけどね。その上、全員が16強まで生き残り、意外にもダービーがなかったこのラウンドも木曜に1部対決でレアル・ソシエダに負けてしまったラージョを除き、4チームが突破。準々決勝参加組の半数がマドリッド勢という、凄まじいことになったんですよ。
同時にとうとう2部以下のチームが全滅し、準々決勝の4試合は全て1部チーム同士の対決となったんですが、レアル・マドリー、アトレティコ、ヘタフェ、レガネスがそれぞれ、外様のバルサ、バレンシア、オサスナ、レアル・ソシエダと上手く組み合わさるとはとても思えませんしね。2月4~6日のカードでは1つ、もしくは2つのマドリーダービーが生まれそうな気がするんですが、はあ。兄弟分ダービーなら、兄貴分があっさり勝ち上がりそうですが、本家ダービー、弟分ダービーとなると、まったく予想がつかず。何にせよ、これだけ残っていれば、マドリッドでスタジアム観戦できる試合がありそうなのは嬉しいことなんですが…。
そんなことはともかく、コパ16強対決フルハウス出場のマドリッド勢の試合がどうだったかもお伝えしていかないと。スタートは水曜で、うーん、おそらくお隣さん同士のヘタフェファンとレガネスファンはダブらないと思われたんですかね。午後7時半の同時開催にされてしまったんですが、形はそれぞれながら、両チーム共、かなり苦労して準々決勝の切符を掴むことに。そう、16チーム中、最弱のRFEF2部(実質4部)のポンテベドラと当たった前者は開始からたった2分でアルバロ・ロドリゲスがエリア外からのシュートを決めて先制したものの、41分にエクトルへ打撃を見舞い、一発レッド退場。チームを危機に陥れたのもその彼だったとは!
要は後半丸々、1人少ない状況で1点差を守らないといけなくなったヘタフェは、若いペテルとコバをアレックス・ソラとカルレス・ペレスの中堅に代え、「un ejercicio de supervivencia/ウン・エヘルシオ・デ・スペルビベンシア(サバイバル演習)」(ボルダラス監督)に挑むことになったんですけどね。3つもカテゴリーが下のチームにポゼッションがたったの17%という、耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍ぶ状況ではあったものの、幸い相手の危険なシュートもゴールバーに当たってくれたり、GKレタチェクがparadon(パラドン/スーパーセーブ)してくれたおかげで、何とか逃げ切ることに成功(最終結果0-1)。
後半ロスタイム2分にはディエゴ・リコが2枚目のイエローカードをもらい、2人目の退場処分となった時など、私も頭を抱えてしまったものでしたが、延長戦をしなくて済んだのも良かったですしね。彼らにとって、2018-19シーズン以来となる準々決勝が行われるのは2月になってからとあって、1月残りはリーガに集中できるため、この間に少しでも降格圏から離れてほしいところかと。ただ、今週末土曜午後9時(日本時間翌午前5時)からのコリセウムでのバルサ戦は、相手がスペイン・スーパーカップ決勝でレアル・マドリーに2-5で大勝して戴冠。水曜のコパでもベティスを5-1で退けて、また調子に乗り始めたようなため、あまり期待はしない方がいいかもしれません。
そう、交代出場したラバが31分にペナルティを受けると、そのPKをミゲール・デ・ラ・フエンテが決めて同点に。41分にはファン・クルスのラストパスから、ディエゴ・ガルシアが3点目を挙げて、こちらも延長戦なしで勝ち上がってしまったから、ビックリしたの何のって。いえまあ、この試合もポゼッションはアルメリアの方が上で、シュートも多かったんですけどね。ボルハ・ヒメネス監督も「Hemos tenido esa capacidad de supervivencia que tiene este equipo siempre/エモス・テニードー・エサ・カパシダッド・デ・スペルビベンシア・ケ・ティエネ・エステ・エキポ・シエンプレ(このチームがいつも持っているサバイバル能力がウチにはあった)」と認めていたように、火事場の馬鹿力を示すことができたのは見事だったかと。
ただ、レガネスも週末土曜のリーガでは苦労することは火を見るよりも明らかで、ええ、午後4時15分(日本時間翌午前0時15分)にブタルケに迎えるのは現在、栄えある首位の兄貴分、アトレティコですからね。それも同日午後9時半からのコパ、2部2位のエルチェとの試合では、ここまでのビック(地方リーグ/実質6部)戦、カセレーニョ(RFEF2部)戦、マルベジャ(RFEF1部/実質3部)戦とはまったく違い、最初から最後まで、格の違いを見せつけてくれたとなれば…。
そう、連戦続きのため、先週末のオサスナ戦から、9人の選手をローテーションしたアトレティコだったんですが、前半8分にはジョレンテのクロスが誰にも触れられず、エリア内にいたセルロートの前に落ち、そのシュートで早くも先制点をゲット。更に29分にはサムエル・リノがディアビに倒され、PKを獲得すると、それもセルロートが決めて、スコアは0-2に。シメオネ監督に控え選手扱いされている、そのノルウェイ人大型FWは太ももを痛め、後半頭からモリーナと交代したんですが、もう5分にはエルチェのニコが2枚目のイエローカードをもらって退場。となれば、まさに「El partido ya se fue del todo/エル・パルティードー・ジャー・セ・フエ・デル・トードー(試合はもう完全に終わった)」(シメオネ監督)ってもんですよ。
それでも17分にはリケルメがエリア外からgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)を決め、「今季はいい目が出ていなかったから、me lo dedico a mí/メ・ロ・デディコ・ア・ミー(自分に捧げたよ)」と、これまであまりチームに貢献できていなかった鬱憤を晴らしたり、30分にはお約束違えず、真打も登場。途中出場したフリアン・アルバレスが、デ・パウルのクロスを敵GKが弾いたボールに誰より早く詰めて、止めの4点目を入れてくれたからですが、この0-4の完全勝利でとうとう、クラブ記録を再更新して15連勝に到達したとなれば、もう彼らが負ける姿など、想像できない?
まあ、アルメリア同様、エルチェも1部昇格の戦いに早いところ、集中したいっていうのもあったかもしれないんですけどね。それでもかなり格下のビック戦やカセレーニョ戦でなかなか点が取れず、レギュラー3人一斉投入で後半35分過ぎに何とか、勝利を手に入れていた11月から比べると、ええ、今回はグリーズマンやバリオス、ジュリアーノ、ガランらをまったく出さずに体力温存させることができましたしね。こうなると、ますます土曜の兄弟分ダービーは弟分に不利に見えてくるんですが、まったく予想もしないところでずっこけることがあるのもアトレティコ。まだ1月ですし、セルロートも全治10日間となってしまったため、ここは慎重に行かないと。
一方、木曜組となった残り2チームの方はまず、レアル・アレナでラージョがキックオフ。それが試合前は先週末のリーガ戦から、金曜試合だったラージョは中5日、月曜試合だったソシエダは中2日と休養日に大きな差があったのが物議を醸していたカードだったんですが、そのハンデが逆に相手の反骨精神を燃え上がらせたようでねえ。この段階でもコパ用布陣で挑んだイニゴ・ペレス監督のチームを序盤から圧倒すると、前半23分には久保建英選手がバリウを振り切り、エリア内左奥からゴール前にキラーパス。突っ込んで来たオジャルサバルが決めて、あっさり先制されてしまいます。
おまけに前半ロスタイムに入ってすぐにも、今度はオラサガスティにエリア外からのロングシュートを撃ち込まれ、2点差にされて、いえ、ハーフタイム入り直前にはトレホがスベルディアに倒されて得たPKを自ら沈めて、一矢は報いていたんですけどね。後半になっても、ラージョは反撃の糸口が掴めず、16分のバレネチェアのゴールこそ、オフサイドで命拾いしたものの、32分にはエスピーノが2枚目のイエローカードで退場したのが運の尽き。そのファールによるFKをセルヒオ・ゴメスが蹴ったところ、ボールが誰も触らずにゴールに入り、最後は3-1で敗退してしまいましたっけ。
おかげでこの先はリーガに専念。晴れて、来季のヨーロッパの大会出場圏7位以上を目指すこともできることになったラージョなんですが、この日曜のリーガの相手は同日同時刻、サン・マメスで近隣の宿敵、昨季のコパ王者アスレティックを2-3で破り、準々決勝進出で意気上がるオサスナでねえ。2年前はマドリーに負けたものの、未だに記憶に新しい決勝が近づいてきたことで、ビセンテ・モレノ監督のチームが浮かれていてくれればいいですが、そうでないと、月曜にはハメス・ロドリゲスのレオン(メキシコ)移籍が発表。代わりの補強選手がまだ到着していない今の彼らには、エル・サダルはちょっと難しいスタジアムな気がしないでもないかと。
そして木曜午後9時半からは極寒の中、といってもサンティアゴ・ベルナベウ内は暖房があってそれ程でもなかったんですが、マドリーが今年初めてのホームゲームでセルタ戦をプレー。ええ、何せ、日曜にはサルジアラビアで大敗して帰ってきた彼らですからね。その試合で戦犯と目されたチュアメニなど、スタメンアナウンスの時から、大きなpito(ピト/ブーイング)を浴びていて、ちょっと気の毒だった程。それでもCBだったクラシコは違い、本職のボランチをさせてもらえた当人が怯むことなく、積極的なプレーでスタンドを徐々に黙らせることに成功したのは立派だったかと。
といってもチーム自体が改善した訳ではなく、最初のゴールが決まるには前半37分まで待たないといけなかったんですが、それがどうにも後味が悪いものでねえ。そう、セルタのスウェドベルクがGKルニンに倒されながら、主審はペナルティを宣告せず。そのままプレーは続き、最後はエムバペのシュートが決まって終わったとなれば、セルタ勢がVAR(ビデオ審判)判定を求めて、猛抗議したのも当然だった?
理由もはっきりしないまま、そのままエムバペのゴールはスコアに挙がり、1-0でハーフタイムに入ったマドリーだったんですが、早くも後半3分にはブライムのアシストでビニシウスが2点目をゲット。イアゴ・アスパスとアルフォンを負傷で欠くセルタの攻撃がパッとしなかったこともあり、勝負はこれでついたかに見えたんでしょうか。アンチェロッティ監督も25分過ぎには最初の選手交代を開始して、ギュレルとカマビンガを入れることに。でも、そのギュレルのゴールがオフサイドで認められなかったにも関わらず、エムバペとモドリッチを下げてしまったのはちょっと早計だったか、だってえ、38分にはカマビンガがバックパスを敵のドゥランに送り、そこからバンバに決められて、1点差にされてしまったんですよ。
おまけにロスタイム1分には、それまで場内から何度も喝采を浴びていたカンテラーノ(RMカスティージャの選手)のCBアセンシオがバンバをエリア内で倒してPKを献上。やはりまだ経験が足りないところを暴露して、マルコス・アロンソのゴールで2-2の同点にされてしまったとなれば、更に帰りの遅れる延長戦入りに溜息してしまったのは私だけではなかった?それが、延長戦前半は何もなかったものの、ビニシウスがロドリゴと代わった後半、マドリーのゴール力がついに爆発するんですから、油断ならないったらありゃしない。
それもこれまであまり出番のなかったエンドリックが3分、ペナルティエリアぎりぎりから放ったシュートを決めると、7分にはバルベルデも得意のミドルをネットに突き刺し、更に14分にもまた、CKからエンドリックがtaconazo(タコナソ/ヒールキック)で自身2点目を決めてるんですよお。それってもしや、この18才のブラジル人FWもマドリーの土壇場に強い特異体質をたった半年で修得したってこと?おかげで最後は5-2の大勝となったんですが、一躍ヒーローとなった当人はあくまで謙虚さを崩さず。
ええ、独演会となったミックスゾーンでも「監督はボクを良くするためじゃなく、チームを良くするためにやっている。Sólo tengo que trabajar/ソロ・テンゴ・ケ・トラバハル(自分は努力するだけだ)」と、プレー時間が少ないことにもまったく文句を言わず、一層の精進を誓っていましたからね。実際、1年早く加入した19才のギュレルが使われるようになったのもリーガ優勝が決まってからでしたし、コパの準々決勝、更にはCLリーグフェーズで16強対決直接進出に失敗した場合のプレーオフなど、試合は沢山あるマドリーですから、ここは辛抱強く出番を待つはかりかと。
そんなマドリーのこの週末は日曜午後4時15分(日本時間翌午前0時15分)から、再びサンティアゴ・ベルナベウでのラル・パルマス戦となるんですが、ええ、相手はすでにコパを敗退していて、休養十分なチームですからね。セルタ戦でカマビンガが太ももをケガして、全治3週間となってしまい、その先には来週水曜、必勝のCLザルツブルク戦も控えているとあって、またしてもアンチェロッティ監督のローテーションに注目が集まりそうですが、ヒザの靭帯断裂で1年以上のリハビリをしていたアラバがとうとう、戻って来れそうなのは有難いですよね。
同時にとうとう2部以下のチームが全滅し、準々決勝の4試合は全て1部チーム同士の対決となったんですが、レアル・マドリー、アトレティコ、ヘタフェ、レガネスがそれぞれ、外様のバルサ、バレンシア、オサスナ、レアル・ソシエダと上手く組み合わさるとはとても思えませんしね。2月4~6日のカードでは1つ、もしくは2つのマドリーダービーが生まれそうな気がするんですが、はあ。兄弟分ダービーなら、兄貴分があっさり勝ち上がりそうですが、本家ダービー、弟分ダービーとなると、まったく予想がつかず。何にせよ、これだけ残っていれば、マドリッドでスタジアム観戦できる試合がありそうなのは嬉しいことなんですが…。
そんなことはともかく、コパ16強対決フルハウス出場のマドリッド勢の試合がどうだったかもお伝えしていかないと。スタートは水曜で、うーん、おそらくお隣さん同士のヘタフェファンとレガネスファンはダブらないと思われたんですかね。午後7時半の同時開催にされてしまったんですが、形はそれぞれながら、両チーム共、かなり苦労して準々決勝の切符を掴むことに。そう、16チーム中、最弱のRFEF2部(実質4部)のポンテベドラと当たった前者は開始からたった2分でアルバロ・ロドリゲスがエリア外からのシュートを決めて先制したものの、41分にエクトルへ打撃を見舞い、一発レッド退場。チームを危機に陥れたのもその彼だったとは!
後半ロスタイム2分にはディエゴ・リコが2枚目のイエローカードをもらい、2人目の退場処分となった時など、私も頭を抱えてしまったものでしたが、延長戦をしなくて済んだのも良かったですしね。彼らにとって、2018-19シーズン以来となる準々決勝が行われるのは2月になってからとあって、1月残りはリーガに集中できるため、この間に少しでも降格圏から離れてほしいところかと。ただ、今週末土曜午後9時(日本時間翌午前5時)からのコリセウムでのバルサ戦は、相手がスペイン・スーパーカップ決勝でレアル・マドリーに2-5で大勝して戴冠。水曜のコパでもベティスを5-1で退けて、また調子に乗り始めたようなため、あまり期待はしない方がいいかもしれません。
一方、2部首位のアルメリアと対戦したレガネスは、いやあ、やっぱり今季1部に再昇格した彼らだけに、昨季2部降格したばかりの相手とはそれ程、実力差がなかったんですかね。前半33分にはアルティミラのゴールで先制しながら、38分にはルイス・スアレスが同点弾、後半7分にもラサロに決められて逆転されてしまったから、さあ大変!今季の大目標がリーガの1部残留である彼らだけにもう、ここで諦めても仕方ないかと思えたんですが、あったんですよ。レガネスにも1部チームのプライドが。
そう、交代出場したラバが31分にペナルティを受けると、そのPKをミゲール・デ・ラ・フエンテが決めて同点に。41分にはファン・クルスのラストパスから、ディエゴ・ガルシアが3点目を挙げて、こちらも延長戦なしで勝ち上がってしまったから、ビックリしたの何のって。いえまあ、この試合もポゼッションはアルメリアの方が上で、シュートも多かったんですけどね。ボルハ・ヒメネス監督も「Hemos tenido esa capacidad de supervivencia que tiene este equipo siempre/エモス・テニードー・エサ・カパシダッド・デ・スペルビベンシア・ケ・ティエネ・エステ・エキポ・シエンプレ(このチームがいつも持っているサバイバル能力がウチにはあった)」と認めていたように、火事場の馬鹿力を示すことができたのは見事だったかと。
ただ、レガネスも週末土曜のリーガでは苦労することは火を見るよりも明らかで、ええ、午後4時15分(日本時間翌午前0時15分)にブタルケに迎えるのは現在、栄えある首位の兄貴分、アトレティコですからね。それも同日午後9時半からのコパ、2部2位のエルチェとの試合では、ここまでのビック(地方リーグ/実質6部)戦、カセレーニョ(RFEF2部)戦、マルベジャ(RFEF1部/実質3部)戦とはまったく違い、最初から最後まで、格の違いを見せつけてくれたとなれば…。
そう、連戦続きのため、先週末のオサスナ戦から、9人の選手をローテーションしたアトレティコだったんですが、前半8分にはジョレンテのクロスが誰にも触れられず、エリア内にいたセルロートの前に落ち、そのシュートで早くも先制点をゲット。更に29分にはサムエル・リノがディアビに倒され、PKを獲得すると、それもセルロートが決めて、スコアは0-2に。シメオネ監督に控え選手扱いされている、そのノルウェイ人大型FWは太ももを痛め、後半頭からモリーナと交代したんですが、もう5分にはエルチェのニコが2枚目のイエローカードをもらって退場。となれば、まさに「El partido ya se fue del todo/エル・パルティードー・ジャー・セ・フエ・デル・トードー(試合はもう完全に終わった)」(シメオネ監督)ってもんですよ。
それでも17分にはリケルメがエリア外からgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)を決め、「今季はいい目が出ていなかったから、me lo dedico a mí/メ・ロ・デディコ・ア・ミー(自分に捧げたよ)」と、これまであまりチームに貢献できていなかった鬱憤を晴らしたり、30分にはお約束違えず、真打も登場。途中出場したフリアン・アルバレスが、デ・パウルのクロスを敵GKが弾いたボールに誰より早く詰めて、止めの4点目を入れてくれたからですが、この0-4の完全勝利でとうとう、クラブ記録を再更新して15連勝に到達したとなれば、もう彼らが負ける姿など、想像できない?
まあ、アルメリア同様、エルチェも1部昇格の戦いに早いところ、集中したいっていうのもあったかもしれないんですけどね。それでもかなり格下のビック戦やカセレーニョ戦でなかなか点が取れず、レギュラー3人一斉投入で後半35分過ぎに何とか、勝利を手に入れていた11月から比べると、ええ、今回はグリーズマンやバリオス、ジュリアーノ、ガランらをまったく出さずに体力温存させることができましたしね。こうなると、ますます土曜の兄弟分ダービーは弟分に不利に見えてくるんですが、まったく予想もしないところでずっこけることがあるのもアトレティコ。まだ1月ですし、セルロートも全治10日間となってしまったため、ここは慎重に行かないと。
一方、木曜組となった残り2チームの方はまず、レアル・アレナでラージョがキックオフ。それが試合前は先週末のリーガ戦から、金曜試合だったラージョは中5日、月曜試合だったソシエダは中2日と休養日に大きな差があったのが物議を醸していたカードだったんですが、そのハンデが逆に相手の反骨精神を燃え上がらせたようでねえ。この段階でもコパ用布陣で挑んだイニゴ・ペレス監督のチームを序盤から圧倒すると、前半23分には久保建英選手がバリウを振り切り、エリア内左奥からゴール前にキラーパス。突っ込んで来たオジャルサバルが決めて、あっさり先制されてしまいます。
おまけに前半ロスタイムに入ってすぐにも、今度はオラサガスティにエリア外からのロングシュートを撃ち込まれ、2点差にされて、いえ、ハーフタイム入り直前にはトレホがスベルディアに倒されて得たPKを自ら沈めて、一矢は報いていたんですけどね。後半になっても、ラージョは反撃の糸口が掴めず、16分のバレネチェアのゴールこそ、オフサイドで命拾いしたものの、32分にはエスピーノが2枚目のイエローカードで退場したのが運の尽き。そのファールによるFKをセルヒオ・ゴメスが蹴ったところ、ボールが誰も触らずにゴールに入り、最後は3-1で敗退してしまいましたっけ。
おかげでこの先はリーガに専念。晴れて、来季のヨーロッパの大会出場圏7位以上を目指すこともできることになったラージョなんですが、この日曜のリーガの相手は同日同時刻、サン・マメスで近隣の宿敵、昨季のコパ王者アスレティックを2-3で破り、準々決勝進出で意気上がるオサスナでねえ。2年前はマドリーに負けたものの、未だに記憶に新しい決勝が近づいてきたことで、ビセンテ・モレノ監督のチームが浮かれていてくれればいいですが、そうでないと、月曜にはハメス・ロドリゲスのレオン(メキシコ)移籍が発表。代わりの補強選手がまだ到着していない今の彼らには、エル・サダルはちょっと難しいスタジアムな気がしないでもないかと。
そして木曜午後9時半からは極寒の中、といってもサンティアゴ・ベルナベウ内は暖房があってそれ程でもなかったんですが、マドリーが今年初めてのホームゲームでセルタ戦をプレー。ええ、何せ、日曜にはサルジアラビアで大敗して帰ってきた彼らですからね。その試合で戦犯と目されたチュアメニなど、スタメンアナウンスの時から、大きなpito(ピト/ブーイング)を浴びていて、ちょっと気の毒だった程。それでもCBだったクラシコは違い、本職のボランチをさせてもらえた当人が怯むことなく、積極的なプレーでスタンドを徐々に黙らせることに成功したのは立派だったかと。
といってもチーム自体が改善した訳ではなく、最初のゴールが決まるには前半37分まで待たないといけなかったんですが、それがどうにも後味が悪いものでねえ。そう、セルタのスウェドベルクがGKルニンに倒されながら、主審はペナルティを宣告せず。そのままプレーは続き、最後はエムバペのシュートが決まって終わったとなれば、セルタ勢がVAR(ビデオ審判)判定を求めて、猛抗議したのも当然だった?
理由もはっきりしないまま、そのままエムバペのゴールはスコアに挙がり、1-0でハーフタイムに入ったマドリーだったんですが、早くも後半3分にはブライムのアシストでビニシウスが2点目をゲット。イアゴ・アスパスとアルフォンを負傷で欠くセルタの攻撃がパッとしなかったこともあり、勝負はこれでついたかに見えたんでしょうか。アンチェロッティ監督も25分過ぎには最初の選手交代を開始して、ギュレルとカマビンガを入れることに。でも、そのギュレルのゴールがオフサイドで認められなかったにも関わらず、エムバペとモドリッチを下げてしまったのはちょっと早計だったか、だってえ、38分にはカマビンガがバックパスを敵のドゥランに送り、そこからバンバに決められて、1点差にされてしまったんですよ。
おまけにロスタイム1分には、それまで場内から何度も喝采を浴びていたカンテラーノ(RMカスティージャの選手)のCBアセンシオがバンバをエリア内で倒してPKを献上。やはりまだ経験が足りないところを暴露して、マルコス・アロンソのゴールで2-2の同点にされてしまったとなれば、更に帰りの遅れる延長戦入りに溜息してしまったのは私だけではなかった?それが、延長戦前半は何もなかったものの、ビニシウスがロドリゴと代わった後半、マドリーのゴール力がついに爆発するんですから、油断ならないったらありゃしない。
それもこれまであまり出番のなかったエンドリックが3分、ペナルティエリアぎりぎりから放ったシュートを決めると、7分にはバルベルデも得意のミドルをネットに突き刺し、更に14分にもまた、CKからエンドリックがtaconazo(タコナソ/ヒールキック)で自身2点目を決めてるんですよお。それってもしや、この18才のブラジル人FWもマドリーの土壇場に強い特異体質をたった半年で修得したってこと?おかげで最後は5-2の大勝となったんですが、一躍ヒーローとなった当人はあくまで謙虚さを崩さず。
ええ、独演会となったミックスゾーンでも「監督はボクを良くするためじゃなく、チームを良くするためにやっている。Sólo tengo que trabajar/ソロ・テンゴ・ケ・トラバハル(自分は努力するだけだ)」と、プレー時間が少ないことにもまったく文句を言わず、一層の精進を誓っていましたからね。実際、1年早く加入した19才のギュレルが使われるようになったのもリーガ優勝が決まってからでしたし、コパの準々決勝、更にはCLリーグフェーズで16強対決直接進出に失敗した場合のプレーオフなど、試合は沢山あるマドリーですから、ここは辛抱強く出番を待つはかりかと。
そんなマドリーのこの週末は日曜午後4時15分(日本時間翌午前0時15分)から、再びサンティアゴ・ベルナベウでのラル・パルマス戦となるんですが、ええ、相手はすでにコパを敗退していて、休養十分なチームですからね。セルタ戦でカマビンガが太ももをケガして、全治3週間となってしまい、その先には来週水曜、必勝のCLザルツブルク戦も控えているとあって、またしてもアンチェロッティ監督のローテーションに注目が集まりそうですが、ヒザの靭帯断裂で1年以上のリハビリをしていたアラバがとうとう、戻って来れそうなのは有難いですよね。
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レアル・マドリーのベルギー代表FWエデン・アザールにまつわる驚きのデータが判明した。スペイン『マルカ』が伝えている。 2019年夏に夢だと公言していたマドリー移籍を実現させたアザール。しかし、開幕前のケガをきっかけに調子を崩すと、その後も戦線離脱が重なり、ここまで公式戦19試合に出場して1ゴールと期待外れな結果にとどまっている。 <div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " id="cws_ad"><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJWNEUyaTFGZiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div> しかし、アザールのケガの原因は自身だけではないのかもしれない。アザールは今シーズンここまでマドリーでラ・リーガ14試合に出場し1008分プレーしているが、その中で、44回ものファールを受けている。これは23分に1回はファウルを受けている計算だ。 その最たる例が、ラ・リーガではなかったものの、昨年のチャンピオンズリーグ(CL)グループステージのパリ・サンジェルマン(PSG)戦で代表のチームメイトであるDFトーマス・ムニエから受けたファールだろう。アザールはこのタックルで負傷し、右足の腓骨を骨折していた。 今月のエイバル戦でようやく完全復帰したアザールだが、その試合でもちょうどケガを負っていた足首を相手選手に蹴られて倒れるなど、再三のファウルに苦しんでいた。 これには、アザールのプレースタイルも関係しており、ボールと足をほとんど離さずにドリブルすることが可能なアザールのテクニックが、返って相手ディフェンダーからの被ファウル数を増やしてしまっているようだ。 また、アザールが得意とするプレーの1つである左サイドからのカットインは、分かっていても止められないプレーであり、ディフェンダーとしてはファウルでしか止められない場面もある。 前所属のチェルシーではケガも少なく、目立った長期離脱もなかっただけに、気になるところだ。 2020.06.30 21:00 Tue3
チチャリートがユナイテッドとレアルの違いを明かす「文化が違った」
“チチャリート”ことメキシコ代表FWハビエル・エルナンデスが、マンチェスター・ユナイテッドとレアル・マドリーでプレーする上での相違点について語った。イギリス『マンチェスター・イブニング・ニュース』が伝えている。 <div id="cws_ad"><a href="https://web.ultra-soccer.jp/movie/view?movie_id=274&from=cws_news">【動画】ドイツのマエストロ!トニ・クロース、レアルでのベストプレー集</a></div> 2010年に母国のグアダラハラからユナイテッドへ移籍したチチャリート。ゴール前での抜群の得点能力を発揮し、ユナイテッドで過ごした5年間で公式戦157試合に出場し59ゴールを記録。2度のリーグタイトル獲得に貢献するなど、サポータの心を掴んでいだ。 <div id="cws_ad"><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJVVjRoeUpoVCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> しかし、ユナイテッドでのキャリアの終盤には徐々に出場機会を減らし、マドリーへレンタル移籍。マドリーでも、1シーズンで9ゴールを記録するに留まり、大きなインパクトを残せないまま、翌シーズン、レバークーゼンへ売却されていた。 ユナイテッドのレジェンドであるリオ・ファーディナンド氏のYouTubeに出演したチチャリートは、マンチェスターの街とマドリッドの街での生活について振り返り、マドリッドではより大きなプレッシャーを感じたと明かした。 「文化が大きく違ったと思う」 「どちらかのクラブが優れているとかそういうことではなくて、客観的な事実として、イングランドでの生活は、より落ち着いていて、より親密だ」 「スペインやポルトガルではもっとラテン的なんだ。文化の違いだ。よりオープンな環境で、多くのことに曝される」 「ユナイテッド時代は、外出中に、本当の意味でのこのクラブの大きさについて実感することはなかった。そんなに多くのファンと外で会わないし、マスコミも、ニュースの流出も少ない。だから、マンチェスターの街でたくさん外出しても大丈夫だった。リスペクトしてくれるんだ」 「スペインでも、リスペクトはしてくれるが、人々はより僕の母国の人たちに近くて、僕から何かを欲しがるし、写真を撮りたがるし、触ってこようとしてくる」 2020.06.01 12:30 Mon4
レアル退団の理由は「マドリーと競争したくなかった」…ベンゼマが引退後のプランも語る「フロレンティーノの近くに居たい」
レアル・マドリーのレジェンドでもあり、現在はサウジアラビアのアル・イテハドでプレーする元フランス代表FWカリム・ベンゼマが、サウジアラビアの日々などを語った。 リヨンで育ったベンゼマは2005年7月にファーストチームに昇格。2009年7月に21歳でマドリーに完全移籍した。 ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)ら、数多くの世界的なスター選手たちとプレーしたベンゼマは、公式戦648試合で354ゴール165アシストを記録。ラ・リーガ、チャンピオンズリーグ、コパ・デル・レイなど全てのタイトルを獲得したほか、バロンドールも受賞。2023年夏にサウジアラビアへと移籍した。 アル・イテハドではここまで公式戦51試合で31ゴール15アシストを記録。キャプテンとしてチームを牽引している中、『Los Amigos de Edu』という番組でエドゥ・アギーレ氏との対談に出演した。 現在サウジ・プロ・リーグでプレーするベンゼマ。サウジアラビアでの生活については「ここは気持ちが良いし、落ち着いている。マドリードとは同じではないが、ここでも常に勝たなければならない。毎年レベルが上がり、その資格が必要になる」とコメント。「僕がマドリードに来た時も、人々が僕を愛してくれていることにいつだって気がついていた。僕たちにはとても優秀なチームと監督がいる」と、アル・イテハドでの充実ぶりを語った。 サウジ・プロ・リーグは近年ヨーロッパから数多くの選手が加入しており、ワールドクラスの選手が集まるリーグとなっている。 また、サウジアラビア国民もサッカーに熱心であり、アジアの大会などが多く開催。そのため、マドリー時代と自身の生活は大きく変わっていないとした。 「僕の日常生活はマドリードと似ている。朝起きて、自宅のジムでトレーニングし、午後はチームと一緒にトレーニングしている」 「夜はディナーに出掛けたり、ビーチに行ったりすることもある。ただ、ここでも通りを歩くことはできない。人々はサッカーに夢中だ。僕は今でもマドリードにいた時と同じように、自分自身を大切にしている」 改めてマドリーを去った理由についても聞かれたベンゼマは、全てを成し遂げたからだと説明。また、ヨーロッパの他のクラブでマドリーと争いたくなかったと理由を語った。 「僕は全てを成し遂げた。少年としてスタートし、男として終えた。全てのタイトルとバロンドールを獲得したので、良い形で去りたかった」 「次の年にどのような成績を収めたかは誰にも分からない。僕にとって、レアル・マドリーは世界最高のクラブであり、PSGやシティなど、マドリーと張り合える他のチームで競争はしたくなかった」 多くの成功を手にしたベンゼマも37歳。キャリアの終わりに向かっている中、引退後についても語り、自身をマドリーにつ的たフロレンティーノ・ペレス会長の近くに居たいと語った。 「監督になることについてはよく分からない。選手になることよりも難しいと思う。サッカーの近くにいたい。引退したらフロレンティーノの近くに居たいね」 2025.03.03 18:30 Mon5
