サウジアラビアは遠い…/原ゆみこのマドリッド
2025.01.11 22:00 Sat
「今年も決勝はクラシコなのね」そんな風に私がちょっとマンネリに感じていたのは金曜日、スペイン・スーパーカップ準決勝で大方の予想通り、リーガのビッグ2が快勝。日曜午後8時(日本時間翌午前4時)にキング・アブドッゥラーでタイトルを懸けて戦うのが、バルサとレアル・マドリーに決まった翌朝のことでした。いやあ、例年のことではありますが、どんなにひいきのチームでもサウジアラビアまでスペインから応援に行くファンは極々少数。おかげで火曜のアスレティックvsバルサの準決勝など、スタンドに空席がかなりあったぐらいなんですけどね。
それでも翌日は地元のマドリーファンで大入りとなり、いえ、選手の家族中心のマジョルカ応援団など、100人にも満たない小グループだったせいもあったか、奥様方の中にはアラブ人男性に囲まれて、セクハラ被害に遭った気の毒な人もいたようなんですけどね。昨今は4チームでの大会になったとはいえ、現地の人の望むのはクラシコ(伝統の一戦)オンリー。2023年は3-1でバルサが優勝、昨年は4-1でマドリーが優勝と結果が拮抗しているだけに、いよいよ今年は雌雄を決する対戦になるはずですが、どうにもきな臭さが漂っているのはやっぱり、例の件があるせいで…。
そう、実は昨年中からバルサのダニ・オルモとパウ・ビクトルの選手登録が、クラブがサラリーキャップを満たす金策をしてリーガに認められない限り、12月末で抹消に。その後、新たに今季の登録はできないという問題は一応、報道は追ってはいたものの、私にしてみれば、ヨソ様の話ですからね。結局、年末までに解決せず、リーガにもサッカー協会にも見放され、バルサは登録選手でなくなった2人を年明け最初のコパ・デル・レイ32強対決でも使えなかったんですが、何とダメ元で連れて行ったジェッダに上訴していたCSD(スポーツ上級委員会)のウルトラCが届くとは!
アスレティックとの準決勝が始まる数時間前、リーガの登録抹消にCautelarisima(カルテラリシマ/ウルトラ一時停止命令)が下され、うーん、さすがにその試合に2人は出場しなかったんですけどね。バルベルデ監督のチームに前半17分のガビのゴール、そして後半7分、12月にレガネスに負けた試合で負ったケガから回復したジャマルの一発で、相手のゴールが2度もオフサイドで認められなかったのもあり、バルサは0-2で勝利。決勝ではオルモもパウ・ビクトルも胸を張ってプレーできるとなれば、リーガの全てのクラブから喧々囂々の非難を浴びていたのも当然だった?
それも実際、CSDが結論を出すまでの3カ月間、有効となる停止命令を出した理由というのも怪しげで、リーガと協会の協約に一貫性が不足。2人をスペイン・スーパーカップで使えないせいで、バルサが負ければ、先々、クラブW杯の参加資格に影響したり、更にはオルモがプレーできないと、スペイン代表にも害が及ぶといった、ほとんど世間が納得できないものでしたからね。扱いが不公平という抗議が各所から湧くのもさもありなんですが、これで最後はやっぱり、オルモは今季残りの登録ができないとなったら、当人も貴重な1月の移籍機会を逃すことになるのではないかと。
といっても前半の彼らがパッとしなかったのは別にそのせいではなく、ええ、マドリーがスロースターターなのはよくあることですからね。むしろ、昨年もオサスナを率いてこの大会に出場し、準決勝でバルサに負けたアラサーテ監督が、折しも先日は今季のコパ32強対決でもう敗退。それだけにこの一戦に全精力を投入せざるを得なくなったせいもあり、しっかり守られてしまったため、0-0で折り返すことに。
おまけに後半9分にはチュアメニがケガして、急遽、アセンシオとCBを代わるというアクシデントもあったマドリーですが、大丈夫。とうとう18分には突破口を開き、うーん、ビニシウスの折り返しをヘッドしたロドリゴはゴールバーに弾かれてしまったんですけどね。更にこぼれ球を撃ったエムバペもGKグライフにparadon(パラドン/スーパーセーブ)されてしまったものの、最後はベリンガムが決めて、前線4人総動員で先制点を挙げることに成功します。
ただその後はなかなか追加点が取れず、ええ、マジョルカも浅野拓磨選手を始め、サム・コスタ、ロベルト・ナバーロの3人を一気に投入し、決して勝負を捨てませんでしたしね。アブドン・プラッツも入った終盤は少々ハラハラさせられたんですが、そんな中、ベリンガムのゴールの直後、「Te vas a casa, te vas a casa/テ・バス・ア・カサ(お前らは家に帰る)」と嘲ったりもして、残り3分にはでマッフェオと一気触発になっていたビニシウスをブライムに代えたのは、アンチェロッティ監督の大英断だった?というのもロスタイム3分にはそのブライムのシュートをバリエントがカットし損ねて、オウンゴールにしてくれたからで、これで2-0としたマドリーはほぼ、勝利を確実なものに。
さすがにそれにはマジョルカも力が抜けたか、50分にはルーカス・バスケスのクロスをロドリゴがゴール前からvolea(ボレア/ボレーシュート)で決めて、とうとうスコアが3-0となったから、もう安心です。うーん、その直後、ベリンガムがマッフェオに何か言ったことから、両チームのtangana(タンガナ/小競り合い)が始まり、そのまま試合はうやむやのまま終了に。加えてマッフェオに「Tira para allá, que eres muy malo/ティラパラアジャー、ケエrス・ムイ・マロ(そこで倒れてればいい。超下手くそ)」と言い返した、怖い物知らずのカンテラーノ(RMカスティージャの選手)、アセンシオがマジョルカの選手に囲まれてしまうなんてこともあったんですが、いやいや、サウジアラビアくんだりまで行って、喧嘩してどうする?
最後はマッフェオを宥めながら、ロッカールームに戻ったアンチェロッティ監督によると、「Estaban un poco calientes con lo que ha pasado en el partido/エスタバン・ウン・ポコ・カリエンテス・コン・ロ・ケ・ア・パサードー・エン・エル・パルティードー(試合であったことのせいでちょっと皆、熱くなっていた)」そうなんですけどね。マドリーが試合にケリをつけるのに時間がかかったのには、スペインでの真冬の試合と違い、現地が暑かったせいでの疲れも挙げていましたが、そうなるとやっぱり、決勝まで中1日多いバルサが有利かも。昨年10月のリーガ・クラシコでは、まさに絶好調期だった相手に0-4とホームで惨敗していたマドリーですが、ここ2カ月でかなり状況の変わった現在、果たしてスペイン・スーパーカップでリベンジ優勝はできるのでしょうか。
え、それで他のマドリッド勢はこの週末、何があるのかって?もちろん、スペイン・スーパーカップに関係ない16チームにはシーズン前半戦最後となるリーガ19節があって、早くも金曜には弟分のラージョがセルタをエスタディオ・バジェカスに迎えることに。こちらは勝ち点2差で12位と11位の対決ということで、かなり競った戦いが展開されそうですが、どちらもコパでも生き残っているとあって、ええ、早くも来週には16強対決がミッドウィークにありますからね。
木曜にラージョがレアル・ソシエダとサン・セバスティアン(スペイン北部のビーチリゾート都市)で対戦となる脇で、セルタも同日、こちらはサンティアゴ・ベルナベウで”Pasillo de campeones/パシージョ・デ・カンペオネス(チャンピオンの花道)”を作って、スペイン・スーパーカップ王者を迎える破目になりかねず。その辺はともかく、ヒラルデス監督も年明けから連戦続きの相手の消耗度に付け込みたいところでしょうが、生憎、永遠のエース、イアゴ・アスパスが32強対決のラシン・サンタンデール戦で足に肉離れを起こし、1カ月の休場になってしまったのは痛かったかと。
何にせよ、どちらもリーガの降格圏からは距離があるため、この1週間はコパ準々決勝進出を目指して、選手たちの時間配分に気を使わないといけないんですが、逆にコパでは早くも年内の2回戦で敗退。今はリーガ一択になっている相手と対するのが、土曜にエスパニョール戦となるレガネスなんですよ。いえまあ、今季4年ぶりに1部再昇格した彼らの優先目標は残留であって、コパ16強対決まで進んだのはちょっとしたご褒美みたいなもの。よって来週水曜、2部首位のアルメリアに負けても全然、気にすることはないんですけどね。
なかなかハメス・ロドリゲスの退団が決まらないラージョとは違い、この木曜には期待した働きがまったくできなかったFWハラーとのレンタル契約を解消。ドルトムントにお引き取り願って、新たなゴール源を探しているボルハ・ヒメネス監督のチームですが、当面はオスカル・ロドリゲスも出場停止が続きますしね。今はミゲール・デ・ラ・フエンテやディエゴ・ガルシアらが1部での新境地を切り開いてくれることに期待するしかないかと。
そして残りの2チームは日曜のデーゲームとなり、まずはヘタフェがラス・パルマスと対戦するんですが、いいんだか悪いんだか、ボルダラス監督のチームは大きなジレンマに陥ってしまってねえ。というのも金曜のコパ16強抽選で最弱、唯一のRFEF2部(実質4部)のポンテベドラと当たってしまったからで、これは余裕で勝たないと恥ずかしい?ただ幸い、私も勘違いしたんですが、今季は新バージョンCLのおかげで、1月最後の2週間はコパは開催されず。CL出場チームだけがリーグフェーズの最終2節をミッドウィークにプレーするため、とりあえずは日程的には大丈夫なんですが、ヘタフェは降格圏まで勝ち点1という断崖絶壁にいる身ですからね。
となると、余分な大会はさっさとなくして、リーガに専念するべきなんですが、何にしても早めにゴール日照りを補うFWを獲らないことには始まらないかと。コパ32強対決グラナダ(2部)戦で決勝ゴールを挙げたボルハ・マジョラルの状態もまだ要注意ですし、候補に挙がっていたサディク(レアル・ソシエダ)も年明けにはバレンシアにレンタル移籍。もしや出戻りしてくれるのではないかと期待されたエネス・ウナル(ボーンマス)もこの木曜に再度のヒザの靭帯断裂に見舞われたとなれば、簡単には決まらなさそうですが、ファンのためにも近日中に朗報が入ってほしいものです。
続いて日曜午後4時15分(日本時間翌午前0時15分)から、メトロポリターノにオサスナを迎えるのがアトレティコで、そう、この試合はマドリーがバレンシアに順延試合で勝ったせいで、失った首位の座を取り戻す大チャンスであるだけでなく、クラブ史上最長の14連勝達成も懸かっている大事な一戦。ただまあ、先週末のコパ32強マルベジャ(RFEF1部/実質1部)戦以来、試合がなかったため、その準備もマハダオンダ(マドリッド近郊)でゆったり進められていたんですが、どうやらバルサとの年内最終戦で負傷したヒメネスの復帰はまだ先になるよう。
それ以外、昨季のアキレス腱断裂から、まだ通常モードに復帰できず、冬の移籍市場での放出も噂されているレマルを除き、負傷者はいないシメオネ監督のチームですから、別に支障はないんですが、コパ16強対決でも彼らはいい目が出てねえ。というのも来週水曜は残ったもう1つの2部チーム、エルチェとの対戦になったばかりでなく、やはりコパ生き残り組のオサスナはアスレティックと相まみえることに。近隣のライバル意識もあって、後者が熱い闘いになるのは目に見えているため、その分、リーガが疎かになる可能性もあるかと思いますが、この先4週間は週2試合ペースが続くアトレティコ。このクリスマス休暇で蓄えたエネルギーを今こそ、存分に発揮してくれるといいのですが…。
それでも翌日は地元のマドリーファンで大入りとなり、いえ、選手の家族中心のマジョルカ応援団など、100人にも満たない小グループだったせいもあったか、奥様方の中にはアラブ人男性に囲まれて、セクハラ被害に遭った気の毒な人もいたようなんですけどね。昨今は4チームでの大会になったとはいえ、現地の人の望むのはクラシコ(伝統の一戦)オンリー。2023年は3-1でバルサが優勝、昨年は4-1でマドリーが優勝と結果が拮抗しているだけに、いよいよ今年は雌雄を決する対戦になるはずですが、どうにもきな臭さが漂っているのはやっぱり、例の件があるせいで…。
そう、実は昨年中からバルサのダニ・オルモとパウ・ビクトルの選手登録が、クラブがサラリーキャップを満たす金策をしてリーガに認められない限り、12月末で抹消に。その後、新たに今季の登録はできないという問題は一応、報道は追ってはいたものの、私にしてみれば、ヨソ様の話ですからね。結局、年末までに解決せず、リーガにもサッカー協会にも見放され、バルサは登録選手でなくなった2人を年明け最初のコパ・デル・レイ32強対決でも使えなかったんですが、何とダメ元で連れて行ったジェッダに上訴していたCSD(スポーツ上級委員会)のウルトラCが届くとは!
それも実際、CSDが結論を出すまでの3カ月間、有効となる停止命令を出した理由というのも怪しげで、リーガと協会の協約に一貫性が不足。2人をスペイン・スーパーカップで使えないせいで、バルサが負ければ、先々、クラブW杯の参加資格に影響したり、更にはオルモがプレーできないと、スペイン代表にも害が及ぶといった、ほとんど世間が納得できないものでしたからね。扱いが不公平という抗議が各所から湧くのもさもありなんですが、これで最後はやっぱり、オルモは今季残りの登録ができないとなったら、当人も貴重な1月の移籍機会を逃すことになるのではないかと。
まあ、そんなことはともかく、木曜のマドリーの準決勝がどうだったかをお伝えしてくことにすると。実はリーガの公平性に関してはこちらも少々、不透明なところがあって、年明け最初に行われたマドリーの順延分、バレンシア戦でレッドカードをもらったビニシウスが2試合連続退場だったにも関わらず、出場停止処分はたったの2試合だけ。さすがにこれは甘いんじゃないかという意見はあったものの、おかげでスペイン・スーパーカップには影響しなかったんですが、アンチェロッティ監督のチームはマジョルカ戦の当日、モドリッチが風邪でお休みという逆境に見舞われることに。
といっても前半の彼らがパッとしなかったのは別にそのせいではなく、ええ、マドリーがスロースターターなのはよくあることですからね。むしろ、昨年もオサスナを率いてこの大会に出場し、準決勝でバルサに負けたアラサーテ監督が、折しも先日は今季のコパ32強対決でもう敗退。それだけにこの一戦に全精力を投入せざるを得なくなったせいもあり、しっかり守られてしまったため、0-0で折り返すことに。
おまけに後半9分にはチュアメニがケガして、急遽、アセンシオとCBを代わるというアクシデントもあったマドリーですが、大丈夫。とうとう18分には突破口を開き、うーん、ビニシウスの折り返しをヘッドしたロドリゴはゴールバーに弾かれてしまったんですけどね。更にこぼれ球を撃ったエムバペもGKグライフにparadon(パラドン/スーパーセーブ)されてしまったものの、最後はベリンガムが決めて、前線4人総動員で先制点を挙げることに成功します。
ただその後はなかなか追加点が取れず、ええ、マジョルカも浅野拓磨選手を始め、サム・コスタ、ロベルト・ナバーロの3人を一気に投入し、決して勝負を捨てませんでしたしね。アブドン・プラッツも入った終盤は少々ハラハラさせられたんですが、そんな中、ベリンガムのゴールの直後、「Te vas a casa, te vas a casa/テ・バス・ア・カサ(お前らは家に帰る)」と嘲ったりもして、残り3分にはでマッフェオと一気触発になっていたビニシウスをブライムに代えたのは、アンチェロッティ監督の大英断だった?というのもロスタイム3分にはそのブライムのシュートをバリエントがカットし損ねて、オウンゴールにしてくれたからで、これで2-0としたマドリーはほぼ、勝利を確実なものに。
さすがにそれにはマジョルカも力が抜けたか、50分にはルーカス・バスケスのクロスをロドリゴがゴール前からvolea(ボレア/ボレーシュート)で決めて、とうとうスコアが3-0となったから、もう安心です。うーん、その直後、ベリンガムがマッフェオに何か言ったことから、両チームのtangana(タンガナ/小競り合い)が始まり、そのまま試合はうやむやのまま終了に。加えてマッフェオに「Tira para allá, que eres muy malo/ティラパラアジャー、ケエrス・ムイ・マロ(そこで倒れてればいい。超下手くそ)」と言い返した、怖い物知らずのカンテラーノ(RMカスティージャの選手)、アセンシオがマジョルカの選手に囲まれてしまうなんてこともあったんですが、いやいや、サウジアラビアくんだりまで行って、喧嘩してどうする?
最後はマッフェオを宥めながら、ロッカールームに戻ったアンチェロッティ監督によると、「Estaban un poco calientes con lo que ha pasado en el partido/エスタバン・ウン・ポコ・カリエンテス・コン・ロ・ケ・ア・パサードー・エン・エル・パルティードー(試合であったことのせいでちょっと皆、熱くなっていた)」そうなんですけどね。マドリーが試合にケリをつけるのに時間がかかったのには、スペインでの真冬の試合と違い、現地が暑かったせいでの疲れも挙げていましたが、そうなるとやっぱり、決勝まで中1日多いバルサが有利かも。昨年10月のリーガ・クラシコでは、まさに絶好調期だった相手に0-4とホームで惨敗していたマドリーですが、ここ2カ月でかなり状況の変わった現在、果たしてスペイン・スーパーカップでリベンジ優勝はできるのでしょうか。
え、それで他のマドリッド勢はこの週末、何があるのかって?もちろん、スペイン・スーパーカップに関係ない16チームにはシーズン前半戦最後となるリーガ19節があって、早くも金曜には弟分のラージョがセルタをエスタディオ・バジェカスに迎えることに。こちらは勝ち点2差で12位と11位の対決ということで、かなり競った戦いが展開されそうですが、どちらもコパでも生き残っているとあって、ええ、早くも来週には16強対決がミッドウィークにありますからね。
木曜にラージョがレアル・ソシエダとサン・セバスティアン(スペイン北部のビーチリゾート都市)で対戦となる脇で、セルタも同日、こちらはサンティアゴ・ベルナベウで”Pasillo de campeones/パシージョ・デ・カンペオネス(チャンピオンの花道)”を作って、スペイン・スーパーカップ王者を迎える破目になりかねず。その辺はともかく、ヒラルデス監督も年明けから連戦続きの相手の消耗度に付け込みたいところでしょうが、生憎、永遠のエース、イアゴ・アスパスが32強対決のラシン・サンタンデール戦で足に肉離れを起こし、1カ月の休場になってしまったのは痛かったかと。
何にせよ、どちらもリーガの降格圏からは距離があるため、この1週間はコパ準々決勝進出を目指して、選手たちの時間配分に気を使わないといけないんですが、逆にコパでは早くも年内の2回戦で敗退。今はリーガ一択になっている相手と対するのが、土曜にエスパニョール戦となるレガネスなんですよ。いえまあ、今季4年ぶりに1部再昇格した彼らの優先目標は残留であって、コパ16強対決まで進んだのはちょっとしたご褒美みたいなもの。よって来週水曜、2部首位のアルメリアに負けても全然、気にすることはないんですけどね。
なかなかハメス・ロドリゲスの退団が決まらないラージョとは違い、この木曜には期待した働きがまったくできなかったFWハラーとのレンタル契約を解消。ドルトムントにお引き取り願って、新たなゴール源を探しているボルハ・ヒメネス監督のチームですが、当面はオスカル・ロドリゲスも出場停止が続きますしね。今はミゲール・デ・ラ・フエンテやディエゴ・ガルシアらが1部での新境地を切り開いてくれることに期待するしかないかと。
そして残りの2チームは日曜のデーゲームとなり、まずはヘタフェがラス・パルマスと対戦するんですが、いいんだか悪いんだか、ボルダラス監督のチームは大きなジレンマに陥ってしまってねえ。というのも金曜のコパ16強抽選で最弱、唯一のRFEF2部(実質4部)のポンテベドラと当たってしまったからで、これは余裕で勝たないと恥ずかしい?ただ幸い、私も勘違いしたんですが、今季は新バージョンCLのおかげで、1月最後の2週間はコパは開催されず。CL出場チームだけがリーグフェーズの最終2節をミッドウィークにプレーするため、とりあえずは日程的には大丈夫なんですが、ヘタフェは降格圏まで勝ち点1という断崖絶壁にいる身ですからね。
となると、余分な大会はさっさとなくして、リーガに専念するべきなんですが、何にしても早めにゴール日照りを補うFWを獲らないことには始まらないかと。コパ32強対決グラナダ(2部)戦で決勝ゴールを挙げたボルハ・マジョラルの状態もまだ要注意ですし、候補に挙がっていたサディク(レアル・ソシエダ)も年明けにはバレンシアにレンタル移籍。もしや出戻りしてくれるのではないかと期待されたエネス・ウナル(ボーンマス)もこの木曜に再度のヒザの靭帯断裂に見舞われたとなれば、簡単には決まらなさそうですが、ファンのためにも近日中に朗報が入ってほしいものです。
続いて日曜午後4時15分(日本時間翌午前0時15分)から、メトロポリターノにオサスナを迎えるのがアトレティコで、そう、この試合はマドリーがバレンシアに順延試合で勝ったせいで、失った首位の座を取り戻す大チャンスであるだけでなく、クラブ史上最長の14連勝達成も懸かっている大事な一戦。ただまあ、先週末のコパ32強マルベジャ(RFEF1部/実質1部)戦以来、試合がなかったため、その準備もマハダオンダ(マドリッド近郊)でゆったり進められていたんですが、どうやらバルサとの年内最終戦で負傷したヒメネスの復帰はまだ先になるよう。
それ以外、昨季のアキレス腱断裂から、まだ通常モードに復帰できず、冬の移籍市場での放出も噂されているレマルを除き、負傷者はいないシメオネ監督のチームですから、別に支障はないんですが、コパ16強対決でも彼らはいい目が出てねえ。というのも来週水曜は残ったもう1つの2部チーム、エルチェとの対戦になったばかりでなく、やはりコパ生き残り組のオサスナはアスレティックと相まみえることに。近隣のライバル意識もあって、後者が熱い闘いになるのは目に見えているため、その分、リーガが疎かになる可能性もあるかと思いますが、この先4週間は週2試合ペースが続くアトレティコ。このクリスマス休暇で蓄えたエネルギーを今こそ、存分に発揮してくれるといいのですが…。
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元ガーナ代表MFマイケル・エッシェンが、レアル・マドリー移籍の経緯を明かした。スペイン『アス』が伝えている。 2005年から2014年の間、チェルシーで活躍したエッシェン。2012-2013シーズンには、当時チェルシー加入時の恩師であったジョゼ・モウリーニョ監督が率いていたレアル・マドリーへ1年間のレンタル移籍で加入していた。 <div style="margin:0 auto; min-width:300px; " id="cws_ad"><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJiUm1zTmlFUyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div> エッシェンは、南アフリカ人スポーツジャーナリスト、キャロル・シャバララ氏と、インスタグラムのライブ配信を通してのインタビューに応えると、この移籍が決定するまでの経緯を回顧。移籍市場最終日のわずか数時間で移籍が決まったと明かし、映画のようなドタバタ移籍劇について語った。 <span class="paragraph-title">◆知らない番号から突然の電話…</span> 「(2012年8月31日)私はUEFAスーパーカップを戦うためにチェルシーのチームとモナコにいた。その時見覚えのない番号から電話があったんだ」 「私は出たくなかったが、その日私と同じ部屋にいた従兄弟が電話に出るよう言ってきたんだ」 「電話が鳴り続けたので、電話に出た。『もしもし?』と言った瞬間に相手からも、『もしもし?』と聞こえた。すぐに誰が電話をしてきたか分かって、従兄弟に『ジョゼ・モウリーニョからだ』と教えたよ」 「彼は『アーセナルに移籍するそうじゃないか』と言ってきたので、そんなことないと伝えたよ。アーセナルからは何の連絡もなかったからね」 「そしたら彼が『アーセナルには行かずに俺のところへ来い』と言ったんだ。彼にどこのことか聞いたら、『レアル・マドリー』と言った。私は彼に準備はできてると言ったよ」 <span class="paragraph-title">◆試合前のドタバタ劇</span> 「あれは移籍市場最終日のことで、ジョゼは私の代理人の電話番号を聞いてきた。私はスーパーカップの試合中に抜け出すことになっても行く準備はできてると伝えた」 「ラサナ・ディアラがロシアに移籍する予定で、彼の移籍が成立したら私の移籍の手順を進めると教えてくれた。私は『分かった、部屋でリラックスして待ってるよ』と答えた」 「彼は、数時間待ってくれ、そしたらかけ直すと言っていた」 「数時間して私の代理人に何が起きたか話した。マドリーへの移籍についてジョゼと話したこと、彼の番号を教えたことを伝えた。彼はマドリーは戻ってくるから落ち着けと言っていた」 「ラス(ラサナ・ディアラ)のロシアへの移籍が決まったから、私たちは計画を変更しなきゃならなかった。チームは(スーパーカップの)アトレティコ戦に向けてホテルを出る寸前だったからね。マドリーの代理人は私の代理人と一緒にいて、私はスタジアムに行くためにもうバスに乗っていたんだ。私もスタジアムに行く予定だったが、代理人がホテルに戻ってこいと言ってきた。FAXを送らなきゃいけなかったらしい。だから私は運転手にバスを止めてくれと狂ったように叫ばなければならなかった」 <span class="paragraph-title">◆「バスを止めてくれ!」</span> 「チームメイトはみんな私を見て『ミケルどうした?』って感じだった。彼らに私はバスから降りなきゃいけないと伝えて『またね』と言った」 「そんなこんなでパスが止まって、私はホテルに戻って代理人を待っていた。それから彼が来てFAXを何枚か送ったんだ。ありがたいことに全ての処理が時間内に間に合ったよ。それから私は少なくともスパイクを取りに行かなきゃいけないからスタジアムに行ってくると代理人に伝えた」 「スタジアムに着いたころにはもう試合は終わっていた。私がピッチにいたチームメイトに加わったが、何人かは既に私の移籍について知っていた。他のチームメイトは何があったのか聞いてきたので、彼らに移籍することを伝えなきゃならなかった。レアルへの移籍の話が来てホテルに戻って書類を書く必要があったと説明したよ。だからスパイクを取りにいくついでにみんなにさよならを言わなきゃならなかった」 「表彰式の後、みんなでロッカールームに戻った時、みんなにちゃんとしたお別れを言った。スパイクとすね当てだけ持って、ロマン・アブラモビッチを含めみんなに挨拶した。アブラモビッチは幸運を祈ってくれた。その後私はホテルに戻り、次の日にはマドリー行きの飛行機に乗っていた」 「私はスパイクとすね当てと、ジーンズとシャツ一枚、それからチェルシーのジャージだけ持ってマドリーへ行ったんだ。空港に着くとジョゼが待っていてくれた。挨拶を済ますと、病院でメディカルを受けて、次の日にはトレーニングに参加したよ」 激動の移籍最終日の出来事を明かしたエッシェン。移籍したマドリーでは主力として公式戦35試合に出場し2ゴール1アシストを記録した。 2020.05.19 11:15 Tue3
代表戦で衝突のアルダ・ギュレルとソボスライがSNSで場外戦…出場時間揶揄に対してマドリーMFが痛烈な返し
レアル・マドリーのトルコ代表MFアルダ・ギュレルとリバプールのハンガリー代表MFドミニク・ソボスライがSNS上で場外戦を繰り広げている。 両国は今回のインターナショナルマッチウィークに行われたUEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25・リーグA/B昇降格プレーオフで激突。 トルコホームの1stレグをトルコが3-1で先勝していたなか、ハンガリーホームで行われた23日の2ndレグもトルコが3-0で快勝。2戦合計6-1の完勝でリーグA昇格を決めていた。 同試合ではチーム2点目を挙げたギュレルが1年前のフレンドリーマッチでも衝突が伝えられ、今回の再戦でもバチバチとやり合っていたソボスライに激しく詰め寄られた際に「黙れ」のジェスチャーを行い、小競り合いとなっていた。 ここまでであれば、試合中によくある揉め事として流されるはずだったが、試合後も怒りが収まらないハンガリー代表のキャプテンはハンガリー『Nemzeti Sport』がインスタグラムに投稿した当該のやり取りを収めた写真に対して、「1088」とのコメントを残した。 この数字はカルロ・アンチェロッティ監督の下、ポジション争いで苦戦するギュレルのマドリーでの今シーズンのプレータイムを揶揄したものとされ、物議を醸していた。 これに対して血気盛んな20歳MFも黙っておらず、自身のインスタグラムのストーリーズで反撃。「この男は冗談だ。6ゴールで黙るには十分じゃないのか?」とのキャプションとともに同じ画像とトルコの3-0のスコアを写した画像を投稿。 さらに、画像をよく確認すると、ハンガリーのスコアの下に「ソボスライ 1インスタグラムコメント」と細かな加工も加えられており、痛烈に煽り返した。 ここに至る両選手の衝突の経緯はわからず、外野がとやかく言うべきではないが、ひとまず互いに冷静さを取り戻し、今後は場外戦ではなく改めてピッチの上で白黒つけたいところか。 2025.03.25 06:30 Tue4
ベンフィカがアルゼンチンの新たな逸材確保! バルサ&マドリーも関心示した小兵アタッカー
ベンフィカがアルゼンチンの新たな逸材の確保に成功したようだ。スペイン『スポルト』が報じている。 名門ベレス・サルスフィエルドでプレーするアルゼンチン人FWジャンルカ・プレスティアーニ(17)は、アルゼンチン国内で将来を嘱望される小兵のアタッカーだ。 現時点で166cmと体格には恵まれていないものの、卓越したアジリティとフットサルで培った圧倒的なボールスキルを駆使したドリブルを最大の特長とする右利きのアタッカーは、10代前半から将来を嘱望される若手として認知されてきた。 そして、昨年5月に行われたコパ・リベルタドーレスのエストゥディアンテス戦で16歳でのファーストチームデビューを果たすと、左右のウイングを主戦場にベレスではここまで公式戦39試合に出場し、3ゴール1アシストを記録。また、U-17アルゼンチン代表としても6試合に出場していた。 戦術理解度やメンタル面のコントロール、当たり負けしないフィジカル作りと、同年代の多くの逸材と同様の改善点を残すが、密集地帯、オープンスペースに関わらず、キレだけでなく駆け引きでも優位に立てるドリブル、パンチ力のあるシュートはすぐにでも通用するはずだ。 その逸材に対してはバルセロナとレアル・マドリーなど錚々たるヨーロッパのビッグクラブが関心を示していたが、同じく早い段階から獲得への動きを見せていたベンフィカ行きがほぼ確実となっているようだ。 ベレスのファビアン・ベルランガ会長は、「ベンフィカからオファーがあり、もちろん我々はそれを分析している。我々はプレーヤーの売却をやめるつもりはない。なぜなら資金が必要だからだ」と、同選手のベンフィカ行きの可能性を認めた。 さらに、プレスティアーニが1月31日生まれということもあり、加入時期は今冬になるとの見通しを語っている。 「現時点で未成年であるため、彼はその日まで移籍できないが、(ベンフィカと)事前の合意がある。得た資金でチームのニーズを満たさなければならない」 なお、ベンフィカは800万ユーロ(約13億円)でプレスティアーニの85%の権利を買い取るオファーによって合意を取り付けた模様だ。 2023.11.18 06:00 Sat5
